真姫「オカルト部と豆まき」
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オカルト研究部の小泉花陽です
前回までのあらすじは
ある日の放課後、凛ちゃんが街で見かけた真姫ちゃんに似たそっくりさん
それが騒動の始まりだったんです
それの正体はなんとドッペルゲンガー、真姫ちゃんの身に危険が!
花陽達は皆で真姫ちゃんを守ることに
そんな中、真姫ちゃんは皆を危険な目にあわせたくないからって諦めモードに
でも、皆で力を合わせて真姫ちゃんを助けることに成功したの!
けど、あのドッペルゲンガーが最後に言ってた何年後って言葉、それがずっと気がかりなのは、真姫ちゃんには内緒だよ? ♯5
希「お泊り合宿したい!」
真姫「合宿って夏にやったじゃない」
希「それは夏の話やん?今の季節は?」
真姫「...時系列が怪しいけど、冬?」
希「そう!時期は具体的には言わないけど!」
真姫「それで私にどうしろと?」
希「夏で使った以外の他の別荘とかあったりしないの?」
真姫「まぁ、あることはあるけど」
希「なら決まりやね!」 真姫「決まりってなんで勝手に決めるのよ」
希「部長命令だよ?」
真姫「部長って...部長らしいことなにもしてないじゃない」
希「いやいや、うち結構やってるよ?」
真姫「具体的には?」
希「まずは部員が4倍になった」
真姫「まぁ、元々は希一人だけだから、4倍って言っても3人入っただけどね」
真姫「それに半分お情けみたいなものじゃない」
希「ぐぬぬ.....」 希「合宿したいの!!合宿!!」ジタバタ
真姫「ちょっと、暴れないでよ」
希「真姫ちゃんの別荘で合宿っ!!」ジタバタ
真姫「...パンツが見えるわよ、そんなジタバタしてると」
希「!?」
真姫「全く、子供じゃないんだから」
希「........」
真姫「希?」
希「真姫ちゃんのすけべ...」
真姫「えー.....」 真姫「すけべって貴方が暴れるからでしょ」
希「うぅ......」もじもじ
真姫「今更、恥ずかしがってどうするのよ」
希「だってぇ....」
真姫「そもそも見えてないから」
希「...本当かなー?」
真姫「なんで信じないのよ」 希「じゃあ、うちのパンツを見たってことで、その罪滅ぼしで合宿決定やね」
真姫「だから見てないっての!!」
希「チャラにしてあげるね♪」
真姫「人の話を聞きなさい!」
希「合宿!お泊り合宿♪」
真姫「....なら、ちゃんと見せないよ」
希「え?」
真姫「じょ、冗談よ!!」
希「....すけべ」 希「ん〜、空気が美味しい」
真姫「そうね、寒いけど」
希「〜♪」
真姫「ご機嫌ね」
希「だって、友達の別荘お泊りなんてわくわくするやん?」
真姫「本当に子供なんだから」
希「でも、凛ちゃん....」
真姫「あれは自業自得よ」 希「まさか、このタイミングで追試になるなんて」
真姫「むしろ、希が追試にならなかったことの方が驚きなんだけど」
希「んー?それはうちのことを馬鹿って言いたいのかなー?」
真姫「あら、よくわかってるじゃない」
希「うち、先輩だよ!?」
真姫「試験前に二つも下の後輩に泣きついたのは誰かしら?」
希「っぐ....」
真姫「これじゃあ、どっちが先輩かわからないわね」
希「うちが先輩だって!!」 真姫「それに比べて花陽は優しいわよね、凛の付き添いで残るなんて」
希「どうせなら4人で来たかったよね」
真姫「そうね、でも...無理をしてお願いにしたのにキャンセルなんて言えないし」
希「二人っきりだね♪」
真姫「....はぁ.....」
希「なんで溜息!?」
真姫「花陽、残念だわ」
希「........」 真姫「さて、着いたわ」
希「......」
真姫「掃除はされてるらしいから、適当な部屋を使って」
希「.......」
真姫「希?」
希「........」ムスッ
真姫「なにむくれてんのよ」
希「別にぃ....」
真姫「いや、どうみてもむくれてるじゃない」 真姫「ふぅ....」ドサッ
真姫「さてと、来たのはいいけど...なにをするの?希」
希「ふーんだ....」
真姫「なんで拗ねてるのよ、貴方が来たいっていうから来たんでしょ?」
希「どうせ真姫ちゃんはうちとじゃ、楽しくないんでしょ?」
真姫「......ん?」
希「花陽ちゃんや凛ちゃんとかじゃないもんね!」
真姫「あー....そういうことね」
希「.......」
真姫「全く、めんどうなんだから」 希「どーせ...うちなんて...」いじいじ
真姫「もう...せっかく、この真姫ちゃんがわざわざ私の家の別荘に招待してあげたっていうのに」
希「別にうちじゃなくてもよかったんでしょ?」
真姫「そんなことは一言も言ってないでしょ?」
希「どうなんだか....」
真姫「本当に貴方、先輩よね?」
希「先輩は禁止...」
真姫「言ってることが滅茶苦茶ね」
希「うー....」 真姫「はぁ...機嫌を直しなさいよ」
希「.......」
真姫「...それとも私と二人は嫌?」
希「!そ、そんなことは!」
真姫「そう...まぁ、私もちょっと意地悪だったかもね...ちゃんと後で埋め合わせはするから」
希「埋め合わせ?」
真姫「えぇ、だから機嫌を直して?せっかくの合宿なんでしょ?」
希「うん...そうやね、ごめん、うちもわがままばっか言ってごめんね?」
真姫「別にいいわよ、いつものことだし」
希「え」 真姫「残念な夕飯だったわね」
希「二人共料理スキルがなかったの忘れてたね」
真姫「これじゃあ、凛のことを馬鹿にできないわね」
希「.........」
真姫「まぁ、これも思い出ってことで」
希「上手く濁したね」 真姫「そろそろいい時間ね」
希「時間?」
真姫「ちょっと散歩でもしましょう?」
希「こんな時間に?もう遅いよ?」
真姫「いいから、行くわよ」グイッ
希「わわっ!引っ張らないでよ!」 真姫「........」
希「真姫ちゃーん?どこに行くの?」
真姫「着けばわかるわ」
希「んー....わかった」
真姫「.........」
真姫「着いたわ」
希「わぁ....綺麗...」
真姫「この場所は私のお気に入りの場所なの」
希「いい...場所だね」 真姫「一応、天体観測が趣味なのよ、私」
希「ロマンチックな趣味やね」
真姫「ありがとう、この場所を教えたのは希が初めてよ」
希「本当?」
真姫「えぇ、ここは私だけの秘密の場所なのよ」
希「そんな場所をうちに簡単に教えてよかったの?」
真姫「埋め合わせはするって言ったでしょ?」
希「真姫ちゃん...」
真姫「今日が晴れてくれてよかったわ」
希「そうやね」 次からはもう少し書き溜めしてから始めます
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