ルビィ・善子「よしルビお泊まり大作戦!」
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◆迎撃準備◆
津島家
善子「えーっと、部屋の片付けはこんなものとして」
善子「アレとコレも用意したし―――一応ゲーム機も用意しておこうかしら」
善子「あ〜。でも、あの子ゲームやりたがるかな……」
善子「って!もうルビィ来ちゃう時間じゃない!」
善子「(あーもー。早く来て欲しいけど、もう少し準備する時間も欲しい……)」ソワソワ ブー ブー
善子「ん。噂をすれば、かしら―――」スマホッ
ルビィ『よっちゃん家の前着いたよっ』
善子「♪」
ヨハネ『了解。部屋番号はさっき伝えた通りよ。インターホン鳴らして頂戴』
ルビィ『は〜い』 ―――と言う訳で。
ハァイ、堕天使のヨハネよ。
お察しの通り今日はルビィがヨハネの城にやって来るの。
遊びに来ている訳ではないわ。今日は2人で一夜を共にする神聖な儀式を執り行うの!
む。お泊まりなんて子どもっぽい言い方はやめて!
堕天使とリトルデーモンの絆をさらに深めて、Aqoursの活動にも拍車を掛けて!
この世界に2人の存在をさらに広め知らしめる計画なんだから!
善子「(さぁ早く上がってきなさいルビィ……!)」
善子「(このヨハネが思いっ切りもてなしてあげるわ♪)」 ◆初めての領域◆
ルビィ「こんにちは。おじゃましま〜す」
善子「いらっしゃいルビィ!よく来たわね!」
ルビィ「えへへ。今日はお世話になります」
善子「えぇ!ヨハネの城を思い切り漫喫するといいわ!」
ルビィ「うんっ♪」
トテトテ スタスタ
ルビィ「あれ、そう言えばお家の人は?」
善子「お母さんは買い物。お父さんには出て行って貰ったわ」
ルビィ「えっ」
善子「フフッ、冗談よ。お父さんは出張。だからこそこの週末にあなたを呼んだ訳だし」
ルビィ「そっか。ありがとね……」
善子「んー?何のことかしら?」
ルビィ「えへへ。何でもないよ」
ルビィ「(よっちゃんは時々、ルビィにすごぉく優しいです♡)」
善子「―――さ、ここがヨハネの部屋よ。お入りなさい」
ルビィ「ほわあぁぁ〜〜〜♡」 ◆小悪魔ファッションショー◆
フフ。ルビィが目を輝かせてヨハネの部屋を見回してる♪
ルビィ「わぁ、わぁ〜〜!」
ルビィ「(メイク用品の並んだドレッサーに、大きなベッド……。あっ可愛い小悪魔インテリア発見♡)」
ルビィ「(それに何より―――!!)」
ルビィ「よっちゃん!これっ。これって!」
善子「クックックッ……!あなたが来訪するとあれば用意せざるを得ないでしょう……!」
そう言いながらヨハネは自慢の小悪魔ファッションが揃った衣装ラックから1つを取り出す。
善子「さぁ、まずは手始めにファッションショーの開幕よ!一緒に着ましょう!」
ルビィ「〜〜〜〜!!うんっ!!」
ルビィ「やったぁ♡ よっちゃんの小悪魔ファッション着ても良いなんて嬉しいなぁ♡♡」
善子「ヨハネもよ!コレぜーんぶあなたに着せちゃうんだから!覚悟しなさいよね!」
ルビィ「は〜い♡」 ===
善子「ふぅん……。やっぱりあなたには白が基調の方が似合うのかしらね」
ルビィ「そうかな。ルビィも真っ黒着てみたい」
善子「そうね。それじゃコレを着てみて」
ルビィ「ふわぁ……(胸元がパッカリ……大胆……///)」
スルスル… ファサッ…
ルビィ「どう、かな……」
善子「――っ! やだ……凄く良いじゃない……!」
善子「グンと大人らしさが醸し出されてセクシー&エロかわよ!何よ!あなたらしくもない!」
ルビィ「えー!ひどーい!」
善子「フフッ、褒め言葉よ。本当に良く似合ってる♪」
ルビィ「もぉ……///」 善子「ヘアスタイルも衣装に合わせて―――」シュルシュル サッサッ
善子「よし、シンプルにストレート。さ、写真撮るわよ!」
ルビィ「う、うん……///」
善子「恥ずかしがらないの。今日の大切な記録よ、記録」
ルビィ「えへへ。こんな大胆なお洋服着てるのお姉ちゃんにバレたら怒られちゃうなぁ」
善子「ずら丸にもバレたらヤバイわね。ヨハネ予定より早く地獄へ旅立つことになってしまうかも」
ルビィ「そんなのヤダから、この写真はルビィとよっちゃんだけの秘密ね……♡」
善子「フフッ、分かったわ♡」
―――
――
― よしルビ「はぁ〜〜〜♡♡」
全ての洋服を身に纏い、写真にも収めたヨハネとルビィは背中合わせで座り込む。
善子「た、楽しかった……♡」
ルビィ「ルビィも♡」
善子「ヨハネとルビィ。著しく体格差ある訳じゃ無いし、こういうこと絶対出来るって思っていたけど、ここまで堪能出来るなんて思わなかったわ」
ルビィ「普段着られないお洋服たくさん着られて新鮮だったよぉ。よっちゃんありがとう♡」
善子「ククク……礼には及ばないわ。しかし流石はヨハネのリトルデーモン。小悪魔ファッションもバッチリ似合っていたわ」
ルビィ「えへへ♡」 ルビィ「……」
ルビィ「なんだか―――。いつか、よっちゃんと2人で衣装を作って、2人で歌を歌う。そんなことしてみたくなってきちゃった」
善子「―――それ、いいわね。また皆でデュオトリオをやる機会があったら是非提案しましょうよ」
ルビィ「うんっ!!」
善子「約束よ♪」ユビキリ
ルビィ「やくそく♡」ゲンマン ◆お母さん◆
善子母「ただいま〜」ガチャ
善子「あ、お母さん帰ってきた」
ルビィ「――! ご挨拶しなくっちゃ!」スクッ シュバッ
善子「そんなに畏まらなくてもいいのに…」クスッ
ルビィ「こ、こんにちは初めましてお邪魔してます黒澤ルビィと言います今日はお世話になります!!」
善子母「あらこんにちは。いらっしゃい」
善子母「フフ、ルビィちゃん。善子からいつも話は聞いているわよ♪」
善子「ちょ」
ルビィ「そうなんですか??」
善子母「えぇ、ヨハネの可愛いリトルデーモンがね〜っていっつも話すんだから」
ルビィ「あ…えへ…へぇ〜……///」テレテレ
善子「にゃーーーい!!! お母さんは早く夕食作って!ヨハネお腹空いた!」
善子母「はいはい。今日の夕食は豪勢だから楽しみにしていてね♪」
ルビィ「わ、ありがとうございます。楽しみです……!」
善子「ほら……!もういいからヨハネの部屋に戻るわよぉ……!///」ムンズ
ルビィ「きゃ〜〜♡」ズリズリ
善子母「フフッ」
善子母「(こうしてお泊まりにも来てくれる友達が出来て本当に良かった…♡)」
善子母「――さて、美味しいお料理作ってあげましょうか!」 ◆優先事項◆
善子「――さて、夕食出来るまで何して時間潰しましょうか///」
ルビィ「よっちゃんほっぺた真っ赤〜♪」
善子「うるさーい!」
ルビィ「きゃー♡」
バサッ
善子「――あ、ごめん。鞄から何か……って」
ルビィ「あ〜……。それお姉ちゃんに無理矢理持たされたの」
善子「こんな時にまで学校の課題って……ダイヤってほーんと真面目!!堅物なんだから!!」
ルビィ「頑張ればお夕飯までに終わらせられるかもしれないけど……」
善子「えー。やるって言うの?」
ルビィ「やんないよ?」
善子「そうよねー!」
ルビィ「ねー!」
善子「よし!ちょっとだけTVゲームしましょう!あなたにも出来そうなもの選んでおいたから!」
ルビィ「本当!?ありがとう♡ ルビィがんばってみる♡」
よしルビ「「イエーイ!!」」
週明け―――。
そこには、ダイヤちゃんに正座をさせられお説教を喰らっているルビィちゃんと善子ちゃんの姿が!!
自業自得ずら……。 ◆お夕飯◆
善子母「2人とも、ちょっとお手伝いして貰ってもいいかしら?」ヒョコッ
ルビィ「あ!はいっ!お手伝いします!」
善子「はーい」
ルビィ「ふわぁぁ……。こんなにお料理たくさん……!」
善子「もぉ、張り切るといつもこうなんだから」
善子母「食べられる分だけ食べていいからね。明日にはお父さんも帰ってくるし♪」
善子「(そして決まってお父さんが残り物処理班となるのよね)」
ルビィ「ありがとうございます。テーブルに運びますね」
善子母「はい。お願いね」 ===
まるでコース料理のような沢山の品目がテーブル上に並ぶ今日の晩餐―――。
「「「いただきまーす」」」
ルビィ「んっ……!もぐ……!」
ルビィ「よっちゃんのお母さん、お料理とっても美味しいです!」
善子母「ありがとう。お口に合ったなら良かったわ♪」
善子母「善子もどう?美味しく出来てる?」
善子「いつもどーり」モグモグ
善子母「あら淡泊ね」
ルビィ「あはっ」ニコッ
善子「……」
善子「(何だろ。いつも通りの、お母さんの料理なのに―――)」
善子「(いつもより、美味しく感じる……)」
善子「(自宅で友達と食卓を囲むのって、妙な感じなのね…///)」 ===
よしルビ「「ごちそうさまでした」」
善子母「はい。食器も片付けてくれてありがとう。ルビィちゃん、後はのんびりしていいからね」
ルビィ「はい……♡」
善子「あなた……胃袋掴まれてない?」
ルビィ「あはっ♡ そうかも♡」
善子「あ、お母さん。お風呂は?」
善子母「もう、何でもかんでもお母さんにやらせないの。――今からお湯張るから食休みしていれば丁度良い頃合いになるんじゃないかしら」
善子「はーい。よろしくー」
善子母「コラー。善子〜〜???」
ルビィ「よ、よっちゃんっ…!」
善子「いーの!今日ヨハネはあなたをもてなすのに集中して手一杯なんだから!」
善子母「今日に限らず家のお手伝いなんていつもしてないでしょーが!」
善子「いーだ!ホラ、行くわよルビィ!」
ルビィ「わぁ!よっちゃんのお母さん!ご、ごめんなさいぃぃ!」
善子母「ルビィちゃんはいいのよ。気にしないでね〜」
バタバタ…
善子母「まったく……」
善子母「――全くもう」フフッ
善子母「(どんだけテンション上がっているのよ。善子ったら)」クスクス ◆友達とのお風呂、一緒に入るか?一緒に入らないのか?◆
善子「数十分もあればお風呂湧くし、のんびり食休みと行きましょうか」
ルビィ「うん」
善子「この後、何かしたいことはあるかしら?」
ルビィ「えっと……あのね。アイドルのライブDVDを持ってきたの……」
ルビィ「よっちゃんと一緒に、見たいなって……」
首をちょっとだけ傾げて上目遣いで尋ねてくるルビィ。あら可愛い。 善子「フフ。それじゃ決まりね」
ルビィ「はぁぁ〜……周りの目を気にしないで誰かと一緒にアイドルのお話したり、DVD見たりできるの……幸せぇ……♡」
善子「そう…」
善子「(時折話を聞く程度だけど、やっぱり色々厳しいのね黒澤家って……)」ナデナデ
ルビィ「んっ…///」
善子「今夜だけはあなたの大好きなアイドルのこと、沢山語らいましょう。付き合ってあげる」
ルビィ「よっちゃん……♡」
善子「それにヨハネもアイドル結構好き、だし……。もっと知りたいって言うか……///」
ルビィ「うんっ♡ ルビィもね、もっともっとよっちゃんとアイドルのお話ずっとしたかった」
善子「これは、今夜は眠れなさそうね♡」
ルビィ「絶対に寝ないもん!」
よしルビ「「えへへ♡」」 ===
ピョロリーン♪
善子「あ、お風呂沸いたわ」
善子「ヨハネは色々準備しておくから先に入ってらっしゃい」
ルビィ「いいの?」
善子「今日のあなたは客人であり、我が城のテリトリーに属す津島一族の一員よ!遠慮しないでいいんだから」
ルビィ「うん……分かった」
ルビィ「――んしょ。お着替え……」
善子「ヨハネは布団をっと―――。あ、敷いたら寝ちゃうかもしれないわね。ここに置いておくだけにしとこ」 ルビィ「……」
ルビィ「ねぇ、よっちゃん……」
善子「ん〜?」
ルビィ「今日のお泊まり会ってさ、ルビィとよっちゃんがもっと仲良しになるためのものなんだよね……」
善子「えぇ、そうね」
ルビィ「……ルビィね。よっちゃんともっともっと、仲良しになりたい」
ルビィ「だから、ね―――」
ルビィ「お風呂、一緒に入らない……?」
善子「っ……!?」 ルビィ「……」
善子「……」
善子「あ、いや。それはちょっと、恥ずい……って言うか……///」
ルビィ「……そっか。ゴメンネ」
善子「ぐ……ま、待って……」
ルビィ「……」
善子「(露天風呂とかは……何だか見られてる気分になってあんまり得意じゃないんだけど、ウチのお風呂な訳だし……)」
善子「(でも……)」
善子「(そもそも!同性の友達同士で一緒に家庭のお風呂って入るものなの!?ダメだわ!ヨハネ分かんない!!)」 ルビィ「……よっちゃん」
善子「っ!あ、ルビィ……あのね―――」
ルビィ「ちょっとだけ、長風呂してもいいかな?」
善子「え……」
ルビィ「ルビィ、待ってるから……」トテテ…
善子「あ、ちょ……!」
善子「(待ってるって……。え、ええええええ!!?)」 ―――
――
―
善子「……どうしよ」
善子「(ルビィの言う通り、今宵の儀式最大の目的は2人の絆及び親睦を深めること)」
善子「(その為の所謂、裸の付き合いってヤツ? 千歌とか果南が好きそう……)」
善子「(でも、やっぱり恥ずかしい。ヨハネの身体がルビィに見られちゃうのも、ルビィのことを見ちゃうのも……)」
善子「…………」
善子「(だけど―――)」
『……ルビィね。よっちゃんともっともっと、仲良しになりたい』
善子「〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」`¶cリ>□<ル /// ===
ルビィ「はふ……」チャプン…
ルビィ「よっちゃんのお家のお風呂も大きいなぁ……。気持ちいい……」
ガチャ…
ルビィ「―――っ!」
善子「る、ルビィ。入るわね……」
ルビィ「う、うんっ」
善子「あんまり、見ちゃダメなんだからね……」
ルビィ「は、はぁい…!」 ペタ、ペタ…
シャワァァァ… ザァァァ…
善子「もう頭とか洗った?」
ルビィ「身体だけ…」
善子「そう…」 コシコシ… ワシャワシャ…
ザパァ…
キュッ…
善子「入るわね」
ルビィ「うん…」 トプン…
よしルビ「「……」」
2人とも、視線が交わることはない。
交じり合わせるわせることが、出来ない……。 ルビィ「ごめんね。ルビィから言い出したのに」
善子「…いいのよ。ヨハネもルビィと同じ気持ちだから、来たの。それだけ」
ルビィ「うん…」
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