0031名無しで叶える物語(家)2018/03/03(土) 10:37:17.05ID:McxSqY4O
善子「……」チラッ
ルビィの様子を一瞥しようとして、つい―――彼女の身体の一部分に視線が留まってしまった。
善子「(……。控えめだけど、きちんと膨らみがあって、可愛いバスト……)」ジッ…
ルビィ「……?」
ルビィ「――! きゃぁっ///」バッ
善子「うぁ゛っ!? ご、ゴメン!!」
ルビィ「よっちゃん自分は見ちゃダメって言っておいて……///」
善子「返す言葉が無いわ…」
ルビィ「……」ジー
善子「だからって、そんなガン見しないで……。メッチャ恥ずかしい……」
0032名無しで叶える物語(やわらか銀行)2018/03/03(土) 10:37:25.73ID:nyuirNqW
`¶cリ˘vˇ)|
0033名無しで叶える物語(家)2018/03/03(土) 10:37:44.14ID:McxSqY4O
ルビィ「――前から思っていたけど、よっちゃんのお胸って寄せて上げれば幾らでも大きく出来る形だから羨ましいなぁ」
善子「なっ……ななな!人が気にしていることを……!」
ルビィ「よっちゃんはいいよね。おっきく見せられるから」
ルビィ「ルビィはそもそも寄せられないし上げられないもん……!詰めるしかないんだもん……!」ブクブクブク…
善子「ヨハネだってこの大きさに満足なんてしてないんだからねっ!」
善子「何よ!高校生になっても全然おっきくなってくれないし……!お母さんはDあるのにぃ……!!」
善子母「くしゅんっ」
善子母「……?」
0034名無しで叶える物語(家)2018/03/03(土) 10:38:12.41ID:McxSqY4O
ルビィ「わー!いいなー!黒澤家はお母さんもお姉ちゃんもアレだから遺伝的な意味では絶望的だよぉ!!」
黒澤母「くしゅんっ」
ダイヤ「ふぁ……くしゅっ!」
「「……?」」
よしルビ「うっ、うううぅぅぅ……」
0035名無しで叶える物語(家)2018/03/03(土) 10:38:41.70ID:McxSqY4O
善子「……!!」キッ
善子「ねぇ、ルビィ」
ルビィ「…なぁに?」
善子「他人にマッサージして貰うと、大きくなるってよく言うわよね……」
ルビィ「待って」
善子「その、お互いに、ね……?」
ルビィ「むりむりむり恥ずかしすぎてしんじゃう」
善子「羞恥心が最大限に達している今、女性ホルモンの分泌も活性化されて凄まじい効果が得られるんじゃないかしら……!?」
ルビィ「よっちゃん大丈夫!?のぼせちゃってるよね!?ねぇ!!」
0036名無しで叶える物語(家)2018/03/03(土) 10:39:08.25ID:McxSqY4O
ルビィの言葉が遠く聞こえつつ、ゆっくりと彼女の胸に手を伸ばしていく。
その手を阻もうとした手をすり抜けたことで、ルビィの手もヨハネの胸に伸び―――
ルビィ「あ、あぁっ……!!」
善子「い、行くわよ……!!!」
―――
――
―
0037名無しで叶える物語(家)2018/03/03(土) 10:39:35.58ID:McxSqY4O
善子「……ハーッ!!!ハー!!!」
ルビィ「う、うううぅぅ……!!!」
善子「ごめんルビィヨハネどうかしてたわ!!もう二度としない!!///」
ルビィ「よっちゃんはシャワーでお水被って頭を冷やしなさい!///」
善子「御意!」シャワアアァァァ!!
善子「は〜〜〜……」
ルビィ「―――ぷっ」
善子「く、クフフ……」
よしルビ「「あははは!」」
善子「さて!頭濡らしたし髪洗おうっと!」
ルビィ「あ!ねぇねぇ!ルビィが髪の毛洗ってもいい?」
善子「あら素敵。美容師気分を味わえちゃいそうね」
ルビィ「ルビィもよっちゃんにしてもらいたいなぁ♡」
善子「いいわよ。それで、トリートメントもお互いに、ね♡」
ルビィ「うんっ♡」
0038名無しで叶える物語(家)2018/03/03(土) 10:40:05.11ID:McxSqY4O
◆スーパーアイドルタイム◆
ドライヤー コォォォォォ……
善子「よし、バッチリ」
ルビィ「よっちゃんありがと♡」
善子「ヨハネの方こそ、長めだから大変だったでしょ?」
ルビィ「楽しかった♡」
善子「フフ。あっそ♡」
トテトテ スタスタ
善子母「あ、2人とも随分と賑やかだったけど、温まれ―――たみたいね(笑)」
善子母「ハイ、冷たい飲み物入れてあげたからお部屋に持っていきなさい」
善子「お母さんありがと」
ルビィ「ありがとうございますっ」
善子母「どういたしまして」
善子「ルビィ行こっ!」
ルビィ「うんっ」
善子母「(何だかより一層打ち解けたって感じね)」
善子母「(見てるこっちが微笑ましくなっちゃう♡)」
0039名無しで叶える物語(家)2018/03/03(土) 10:40:31.84ID:McxSqY4O
===
善子「そう言えばパジャマ、とっても可愛いわね」
ルビィ「ホント?ありがとう嬉しい♡」
ルビィ「よっちゃんも今日のパジャマすごぉくオシャレだね!」
善子「ククク……限りなくネグリジェに近い漆黒のワンピースよ……!」
善子「ホントはね、一着くらい大胆なネグリジェ買いたいな〜って思っていたのだけど、ネットで注文しようとした所をお母さんに見つかっちゃってね」
善子「『流石にこれはダメっ!』って……!」
ルビィ「そっかぁ〜」
善子「何よ!お母さんだってエロいネグリジェ持ってるクセに!!自分だけズルい!!」
ルビィ「(よっちゃんのお母さん……///)」
0040名無しで叶える物語(家)2018/03/03(土) 10:40:56.35ID:McxSqY4O
===
ルビィ「それじゃDVD再生するねっ」
善子「えぇ!」
〜〜〜〜♪♪♪
ライブ映像が始まり、歓声と軽快なイントロが流れ始める。
続いてメンバーが飛び出して、ルビィの口からも熱い解説が飛び出し始めた。
0041名無しで叶える物語(家)2018/03/03(土) 10:41:22.09ID:McxSqY4O
ルビィ「このグループはね、何と言っても激しいダンスが特長なの!」
善子「確かにこの洗練された動き――!ヨハネの身体の一部に取り込みたい位ね!」
嗚呼―――。どうしよう。
ルビィ「こういう面白い構成の曲もあるんだよ」
善子「目まぐるしいテンポの変化に転調……」
善子「聞いていて楽しいけど、これを歌って踊るのは至難の業ね!」
ルビィ「ねっ!ねっ!すごいよね!」
楽しい……。
ルビィと過ごすこの時間が、楽しい……。
ルビィ「あ〜〜〜!!今の!今の表情!!すごい可愛い!!!」
善子「くっ!流石のヨハネも今のは心奪われかけたわ……!」
ルビィ「えへへ〜。可愛いなぁ〜〜〜♡♡♡」
善子「(隣に居るこの子も可愛い)」
この夜が、ずっと続けばいいのに―――。
0042名無しで叶える物語(家)2018/03/03(土) 10:41:50.88ID:McxSqY4O
◆儀式◆
善子「ふぅ、終わっちゃった」
ルビィ「は〜……」パチパチ
ルビィ「よぉし、次はこのグループ――」
善子「大丈夫?目が開いていないわよ」
ルビィ「だ、大丈夫だもん……」パチパチ シパシパ
ルビィ「今日は寝ないで朝までよっちゃんとお喋りするんだもん……!」
善子「ヨハネもそうしたい所だけど―――」
善子「明日って、お昼から練習あったわよね。ヨハネも今思い出したわ」
ルビィ「あ゛っ」
善子「ちょっと位の夜更かしはともかく、徹夜で練習参加は流石に皆から怒られちゃうわ」
ルビィ「うぅ……そうだね」
善子「だから、最後に――」
善子「ヨハネの魔術儀式を執り行って安らかな眠りに就きましょう」
0043名無しで叶える物語(家)2018/03/03(土) 10:42:17.34ID:McxSqY4O
ルビィ「儀式?」
善子「えぇ。2人の絆をより強固に、絶対的なものにするための儀式」
善子「今準備するわ」
バッ! トン… スッスッ…
善子「あとはロウソクを――あれっ」
善子「無い!?しまった切らしちゃってたー!」
ルビィ「あ〜……」
ルビィ「コンビニに買いに行く?置いてあるの多分お仏壇用だけど」
善子「何を言っているのダメよ!ド田舎だろうとこんな深夜に外を歩くなんて危険だわ!」
ルビィ「そ、そっか……(善い子の善子ちゃんだ)」
善子「む〜〜〜……」
ルビィ「……あっ。よっちゃん。このアロマキャンドル代わりにならないかな?」
善子「アロマキャンドルで黒魔術を行う堕天使がどこに居るのよぉ!!」
―――
――
―
0044名無しで叶える物語(家)2018/03/03(土) 10:42:51.65ID:McxSqY4O
照明を落としたヨハネの部屋の中央。
魔法陣を印した漆黒の織物と、その上に配置された十字架。
それを挟むように向かい合うヨハネとルビィ。
そしてそれを明るく照らすアロマキャンドル……。
ルビィ「とっても良い香りだねぇ……」トローン
善子「こんなリラックスした空気の黒魔術なんて有り得ない〜……!」
ルビィ「あはは。それで、この後は?」
善子「――そうね。ルビィ、手出して」
ルビィ「はぁい」
善子「手を握り合う」
ルビィ「うん」
善子「目を、閉じて……」
ルビィ「ん……」
善子「そして、自らが望む2人の未来を思い描くの……」
ルビィ「……」
0045名無しで叶える物語(家)2018/03/03(土) 10:43:15.79ID:McxSqY4O
ルビィ「よっちゃん」
善子「ん?」
ルビィ「そっち行ってもいい?」
善子「えぇ。キャンドルの炎に気を付けるのよ」
ルビィ「分かった」
トテトテ…
ストン…
コテン…
ルビィがヨハネの肩に頭を預けてきた―――。
ヨハネはそれを拒むことなく、受け入れる。
よしルビ「「…………」」
2人を夜の静寂が包む。
感じられるのは瞼の隙間から僅かに差し込むキャンドルの明かりと、
ルビィの、温かな体温だけ―――。
0046名無しで叶える物語(家)2018/03/03(土) 10:43:40.34ID:McxSqY4O
◆おやすみなさん◆
ルビィ「……」
善子「……」
ルビィ「…………くー」zzz
善子「――ハッ!?」
善子「ルビィ、寝ちゃダメ。布団で眠りましょう」トントン
ルビィ「ぅん……」⌒°( pω-)° ⌒
善子「まずはキャンドルの炎を消して――」フッ
ルビィ「くぅーzzz」
ルビィがその場に突っ伏して寝息を立て始めてしまう。
善子「あーコラコラ。あと2分だけ頑張って。今布団敷くから……!」
ルビィ「よっちゃ……るびぃ……も、ねむい……」
善子「ヨハネだって眠いわよ……」ウトウト
0047名無しで叶える物語(家)2018/03/03(土) 10:44:05.55ID:McxSqY4O
善子「……」
善子「(ダメだわ。布団敷くの、ダルい……)」
バサッ… ギシッ…
善子「ルビィ、こっちおいで」
ルビィ「ん……」トテトテ ゴロンチョ
ルビィ「……あれ?」
善子「ヨハネのベッドで一緒に――でいいわよね?」
ルビィ「……。うん♡」
0048名無しで叶える物語(家)2018/03/03(土) 10:44:31.02ID:McxSqY4O
善子「……ふわ。ヨハネも限界。お休みルビィ」
ルビィ「おやすみなさい。よっちゃん……」
よしルビ「「…………」」
0049名無しで叶える物語(家)2018/03/03(土) 10:44:55.42ID:McxSqY4O
ルビィ「よっちゃ……」
善子「……あに」
ルビィ「るびぃね。今日お泊まりできてほんとうによかった」
ルビィ「はじめて、よっちゃんのこと見たとき」
ルビィ「きれいだなぁ。スリムだなぁ。かっこいいなぁ。でも、すっごくかわいいなぁって思って」
ルビィ「おともだちになりたいなぁって思ったの」
善子「……ん」
0050名無しで叶える物語(家)2018/03/03(土) 10:45:21.19ID:McxSqY4O
ルビィ「それが、いっしょにスクールアイドルやれることになって」
ルビィ「まいにち練習がんばったり、いろんなところへ行ったり、あそんだり」
ルビィ「るびぃの知らないこと教えてくれたり、いっしょにおねえちゃんに怒られたり」
ルビィ「ライブして、すごくしあわせな景色を見られたり……してね」
ルビィ「高校であたらしくできたおともだちとこんなに楽しくすごせて」
ルビィ「とっても、とってもしあわせだよ……♡」
善子「……ん」
0051名無しで叶える物語(家)2018/03/03(土) 10:45:51.33ID:McxSqY4O
ルビィ「えへへ……♡」
ルビィ「よっちゃん」
ルビィ「ありがとう」
ルビィ「だぁいすき♡」
善子「……ん」
善子「うん……!」
ヨハネは、そぉっと―――でも、ほんの少しだけ力を込めて。
ルビィの言葉に答えるように、身体を抱き締めた。
0052名無しで叶える物語(家)2018/03/03(土) 10:46:38.83ID:McxSqY4O
善子「ルビィ」
ルビィ「……」
善子「……ルビィ?」
ルビィ「すぅ……すぅ……」
善子「……ふふっ」
抱き締めた拍子に腕枕をする形となってしまったので、眠りやすいように少しだけ位置を調整してあげる。
そしてそのまま、ルビィの寝顔を見つめる―――。
眺めているだけで、優しい気持ちになれるような、安心出来るような―――。
0053名無しで叶える物語(家)2018/03/03(土) 10:47:04.41ID:McxSqY4O
善子「(ありがとうも、だいすきも―――こっちの台詞なんだからね)」
善子「(見せてやりましょうよ。あなたと私、魔界最強の2人が生み出す強大な力を。この下らない下界の連中に)」
善子「(2人で全世界の生き物を魅了してリトルデーモンにしてしまうの♡ きっと面白いことになるわ♡)」
そんな可愛くて、愛しい寝顔を眺めて―――。
0054名無しで叶える物語(家)2018/03/03(土) 10:47:31.16ID:McxSqY4O
善子「(だから、そのためにも、今夜は――)」
善子「(あなたの総てをこの身に感じながら、眠らせてね……)」
善子「お休みなさいルビィ。また明日……♡」
ヨハネも幸せな夢の世界へ旅立ったの。
―終―
0055|c||σ.-σ||(家)2018/03/03(土) 10:49:46.95ID:McxSqY4O
0056名無しで叶える物語(茸)2018/03/03(土) 11:26:40.46ID:wFwjNWwB
|c||^.- ^||
0057名無しで叶える物語(やわらか銀行)2018/03/03(土) 12:12:35.35ID:nyuirNqW
投票しましたわ〜!
お疲れ様です
0059名無しで叶える物語(神都グランドカナン)2018/03/03(土) 13:34:11.31ID:eZRGDoNk
よしルビすこすこ
0060名無しで叶える物語(庭)2018/03/03(土) 13:35:22.53ID:EW+1IR7T
|c||^.- ^||
0061名無しで叶える物語(庭)2018/03/03(土) 13:39:15.67ID:19plmNEh
よしルビええね
0062名無しで叶える物語(プーアル茶)2018/03/03(土) 13:54:16.75ID:vSDWlwK9
よしまる豚なんて目じゃないな
0066名無しで叶える物語(やわらか銀行)2018/03/03(土) 18:23:28.27ID:A6c8eIOj
乙乙
よしルビ投票不可避
0068名無しで叶える物語(茸)2018/03/03(土) 19:43:29.04ID:7XyW0sH0
よしルビなのに無関係なダイヤの顔文字使う理由がわからん
自分で考えたものなら透きにせいやけど、ラ板であーだこーだで生まれた妖精を自分のように主張するのは気持ち悪いね
よしルビ書いてる家が元々居たから差別化のためにしてるんじゃねーの。ずっと前からそうしてるし
てかそんな野暮な突っ込みするのか
0071名無しで叶える物語(茸)2018/03/03(土) 19:56:41.28ID:L2WFc4AF
別によしルビは家専用でもないだろうにそんな気を使う必要もなければこれはそんな理由もない
乙
どうせいつものよしまる庭だろうし気にしたってしょうがないぞ
いつもの○○だろうがそうでなかろうが、言ってる意味は通じるやろ
妖精さんを自分のコテみたいに使うな
0075名無しで叶える物語(庭)2018/03/03(土) 22:08:41.31ID:EW+1IR7T
やっぱり単発なんですわよねぇ…
0076名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)2018/03/03(土) 22:53:39.81ID:Hn786Jlq
魅力的な話かどうかだけで他はどうでもいい
過去作とかもどうでもいい
0077名無しで叶える物語(家)2018/03/04(日) 08:52:54.02ID:T/WibJ+j
はー最高かよ投票してきた
ルビィちゃんに甘々な善子ちゃんいいぞ