璃奈「変なゲームを拾った」
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しずくの家
璃奈「こんなの見つけた…」スッ
かすみ「なんですこれ?」
璃奈「これ…ボードゲーム」
かすみ「ボードゲーム、っていうと…」
しずく「双六みたいなものかな」
璃奈「面白そう、と思って…」
かすみ「それじゃ三人でやってみましょう!」
かすみ(ふっふっふ、ボードゲームでもかすみんが一番だってこと、思い知らせてあげますよぉ)
しずく「どうかしたの、かすみ?」
かすみ「え、いやぁ何もないですよ、えへっ」 しずく「開けてみましょうか」
かすみ「サイコロを二つ転がして、出た目だけ駒を進めるって感じみたいですね」
しずく「動物の絵や葉っぱみたいな模様があるけど、そういうテーマのゲームなのでしょうか?」
璃奈「でも…マスに何も書いてない…」
かすみ「まあまあ、そこはきっと仕掛けがあるんですよっ」
しずく「順番は…じゃんけんで決めましょう」
かすみ「さーいしょは」
璃奈「ぐー」
しずく「じゃーんけん」
「「「ぽん!!」」」 しずく「私が一番ですね」
璃奈「二番」
かすみ「…かすみんが最後ですか、ま、いいですけどっ?」
しずく「では私から、サイコロを振ります」5
かたかたっ…
かすみ「おおっ、目が出たら駒が自動で動きました」
璃奈「磁石…?にしても不思議な仕掛け…」
しずく「真ん中の部分に文字…いえ、文章が浮かび上がってきました…」
かすみ「雰囲気ありますね〜」
『ジャングルで最も恐ろしい生き物。刺されれば命の保証はない』 プーン…
しずく「?…何の音でしょう」
璃奈「!!!」アワアワ
かすみ「どしました璃奈さん」
璃奈「う、うしろ」ユビサシ
蚊よちん「ぷ〜ん」
かすみ「わあああああああ!?!」 しずく「巨大な蚊…ですか?!」
蚊よちん「ぷ〜ん」
しずく「二人とも、かわして!」
かすみ「ひぇっ!」
ぐさっ!!!
しずく「わ、私のたんすが…!」
かすみ「刺さったら死んじゃうやつですよぉアレ!」
蚊よちん「ぬ、抜けない…ふんっ」スポッ 璃奈「今度は、こっちに来る…!」
かすみ「ふえええ…助けてぇ…」
しずく「…二人とも下がって!」E:ほうき
しずく「えいっ!」ブンッ
蚊よちん「ピャア!」
蚊よちん「だ、ダレカタスケテー」ぷーん
璃奈「…逃げた」
しずく「はぁぁ…怖かった…」フラッ
かすみ「し、死ぬかと思いましたよぉ」 璃奈「もしかして、このボードゲームの仕業……?」
かすみ「まさかぁ…だとしたら演出の域を超えてますって!」
しずく「…とりあえず、続けてみよう」
璃奈「うん…サイコロ振るよ」6
『すぐそばで腹を空かせた獣の気配がする。一回休み』
かすみ「獣…ってことは…」
がたがたがた!!!
かすみ「ぎゃああああ!!!」
璃奈「隣の部屋から…今度は何……?」 ばたん!
リ`・ワ・)「がおー!たべちゃうぞー!」
しずく「く、熊!熊です!」
かすみ「か、かすみんの人生…ここでお終いなんでしょうか…短い生涯でした…がくっ」
璃奈「気絶してる場合じゃない…」
リ#`・ワ・)「あんこ飽きたー!食べ物よこせー!」襖突き破り
しずく「あ!私の家で暴れないでください!」
かすみ「い、家が揺れてるぅ……」
璃奈「『腹を空かせた獣』…ってことは…」 璃奈「かすみ、パン、持ってない…?」
かすみ「へ?あ、ありますけど…」
しずく「璃奈、どうするつもりですか?」
璃奈「……やってみる」
璃奈「ほら…ご飯、だよ…」E:手作りコッペパン リ ^ワ^)「わぁ!それはもしやパン!?」
しずく「興味を示してます…!」
かすみ「って、こっちに近づけてどうするんですかぁ!?」
璃奈「このパン…欲しい…?」
リ ^ワ^)「え!くれるの?やった!」
璃奈「じゃあ…取ってこい…!」ぽーい
リ;・-・)「ああっ!穂乃果のパンっ!」
リ ・ヮ・)「待ってー!!」
のっしのっし… しずく「璃奈…さすがです」
璃奈「ん」ぶい
かすみ「これ…まだ続けるんですかぁ…?」
しずく「ここ、見てください」
『冒険者達に警告。一度始めれば終わらない、上がった時に「ジュマンジ」と唱えれば夢覚める』
しずく「注意書きの通りだとすれば、誰かが上がるまでこのゲームは終われません」
かすみ「うぅっ…どうしてこんなことにぃ……」 しずく「次はかすみの番ですよ。はい」
かすみ「むー…仕方ないですねっ…ほいっ」8
かすみ「やった!かすみんがトップ!」
璃奈「意外と立ち直り早い…」
『ジャングルの植物は成長が早い。故にいつも餌を欲している』 しずく「今まで通りにいけば、今度は植物かぁ…」
しゅるるるっ…
かすみ「つ、蔦が生えてきたぁ!?」
しずく「あぁっ、どんどん我が家が浸食されていく…」
しゅるるるっ!べしっ!
かすみ「あー!ボードが蔦に弾かれて…!」
璃奈「私…取ってくる…!」スッ
しずく「璃奈!私も行きますから無茶しないで!」
かすみ「え?お、置いてかないでぇー!」 璃奈「むぐぐ」
かすみ「いた…!蔦に絡みつかれて…今助けますよぉ」
ノcノ,,・o・,,ノレ「じゅら〜まるでジュラ紀ずら〜」しゅるしゅる
しずく「どうやらあの花の部分が本体のようです」
かすみ「やぁー璃奈ちゃんを離せー!」べしべし
ノcノ,,・o・,,ノレ「いたっ痛いずら、冗談は善子ちゃんずら」しゅるっ 璃奈「うぇっ」どさっ
かすみ「りなりー大丈夫だった?」
璃奈「ゲームは死守した」盤面で顔隠す
璃奈「それより璃奈ちゃんボードを…はやく」
しずく「あ、うん」
璃奈「よいしょ…これで大丈夫」
かすみ「とりあえず、安全な所で再開しましょうよ」
しずく「二人ともこっちに」 しずく「ここはまだ侵食を受けていないみたいです」
かすみ「本当に広い家ですね、広すぎません?」
璃奈「次…しずく」
しずく「はい」8
『レズハンターの魔の手からは逃げられない。二マス戻る』
しずく「ああ…戻されてしまいました」
かすみ「レズハンター…って何ですか?」
メノ^ノ。^リ「それは私よ」ぬぅ
璃奈「ひっ…!」 メノ^ノ。^リ「可愛い娘たちがよりどりみどりね」
しずく「に、逃げたほうがよさそう…」
かすみ「同意です、なんかこう本能的に危険を感じます!」
メノ^ノ。^リ「逃がさないわよ」
かすみ「ひぃ〜〜っ!?」
璃奈「かすみ早く、ダッシュ…!」
メノ^ノ。^リ「狩りのはじまりね…楽しませてちょうだい」 かすみ「どどどどうするんですかぁ?!」
しずく「まずは逃げて…そうだ、物置に隠れましょう」
璃奈「そして早くゲームを…進める……」
しずく「そうね。誰かが上がりさえすれば終わるんだから」
璃奈「あと次のマスのイベントで…何かあるかも…」
しずく「璃奈は一回休みだから…かすみお願い」
かすみ「ええい、どうにでもなれ〜!」6
『荒ぶる野生の群れはだれにも止められない。一回休み』 ドドドドドドド……
璃奈「じ…地震……?」
しずく「いえっ…これは……」
かすみ「動物の…群れ!?」
(・8・)「ちゅんちゅん!」
まきひょう「ツカマエチャウ!」
えりきつね「チカチカァ!」
にこうさぎ「にっこにっこにー!…って出番これだけ?!」
まきひょう「…しょうがないじゃない、友情出演なんだもの」
にこうさぎ「あんたたち…もうちょっと爪痕残したいとか思わないの!?」
えりきつね「獣だけに?」
にこうさぎ「違うわぁい!」
まきひょう「ハイハイ、ボケてないで行くわよにこちゃん」
えりきつね「ごめんなさい、お邪魔しました」
にこうさぎ「そ、そんなぁ〜…にごぉ〜…」 かすみ「…何だったんでしょう」
璃奈「さあ……」
メノ^ノ。^リ「ふふっ…見つけたわ!」
しずく「しまった…忘れていました…!」
メノ^ノ。^リ「ん?この凄まじいレズの残り香は…」
璃奈「さっき…動物たちが通っていったけど…」
メノ^ノ。^リ「ほう…ターゲット変更、追わなきゃ!」ダッシュ
しずく「あ、あれ…?」
璃奈「ひとまず危機は去った……?」 (・8・)「ちゅんちゅん」ばっさばっさ
かすみ「わぁかわいい鳥さんです!」
(・8・)「ごめんね♪かすみちゅん」ばっさばっさ
かすみ「あっ…えっ、ちょっとぉ!?」
しずく「ゲーム盤を持っていってしまいました……」
璃奈「あの鳥…妨害キャラだった…」
かすみ「そんなぁ……」
しずく「待って!それ返してくださいー!」 かすみ「ぜぇ…ぜぇ…」
璃奈「(>_<)」コーホー
しずく「何とか取り返せましたね…それでは、えい」6
『ジャングルをさまよう冒険家。サバイバルの知識を教えてくれるかも』
かすみ「また誰か出てくるんですか?!」 ドタドタ
海未「おや?私たちはジャングルの中にいたはずですが」
希「純和風のお家って感じやんね」
凛「スピリチュアルだにゃ」
希「ちょっと凛ちゃんウチの台詞とらんといて〜」
かすみ「…誰ですか?」
しずく「あの方々が冒険家、ということでしょうか」 凛「希隊長!あれを!」ユビサシ
希「どうした凛二等兵!」
凛「第一村人発見ですにゃ!」
希「でかした凛二等兵!」
璃奈「…こっちに気付いた…」 希「こんにちは〜(ねっとり」
しずく「こ、こんにちは」
希「君らここで何してたん?ん?」
しずく「というかここ私の家です」
かすみ「あのっ…皆さんはいったい…」
希「よくぞ聞いてくれたかすみん!」
凛「凛たちこそは世界中を旅してまわる命知らずの冒険野郎!」
希「そうその名も」
海未「リリホワ山岳部です」
のぞりん「えっ」
海未「えっ?」 希「ちょ…ちょっと待っててな〜」
しずく「あ、はい…」
凛「海未ちゃ〜ん打ち合わせと違うにゃ」
希「ウチらはリリホワ探検隊やん?」
海未「何を言ってるんです希!探検とは未開の大地に踏み込むこと。即ち!」
海未「山頂アタックです!」
希「いやその理屈はおかしいで海未ちゃん」
凛「限定的すぎるにゃ」 希「海未ちゃんステイ。ステイや」
凛「探検は山だけじゃないよ、ほら洞窟とか無人島とか」
海未「ほら二人とも!山が呼んでいますよ!」
凛「聞いてねえにゃ」
希「どないしよ」
海未「そういえば鎌倉には鎌倉アルプスと呼ばれる登山コースがありまして、まあ数々の名峰を制してきた私たちには軽いかもしれませんが」
海未「まずはウォーミングアップと行きましょう!」
希「あー引きずられる」ズルズル
凛「とほほ…もう登山はこりごりだーい」ズルズル
しずく「あ、あの!」
海未「はい?」
しずく「玄関、あっちです」
海未「ありがとうございます。では」
のぞりん「あ〜れ〜」 かすみ「…何を見せられてたんでしょう私たち」
璃奈「…芸人トリオ、みたいな?」
かすみ「っていうかしずくちゃんがトップじゃないですかぁ!負けられない!」
しずく「かすみは次一回休みだけどね」
かすみ「そんなっ!」
璃奈「次は…私…えい」5
『空は怒り、雲が泣く。ジャングルの天候は予測不能』 璃奈「…なんだか、危険な感じがする…」
ノξソ>ω<ハ6「ハーイ!シャイニー!!!」
ピカァァァァァァ…
璃奈「なに…この…日差し……?」
かすみ「熱い!室内なのに真夏のような暑さですっ!」
ノξソ´・ω・`ハ6「クラウディ…」
かすみ「あ、あれ?」
しずく「…収まった、のでしょうか」
璃奈「いや…これはむしろ…」
ノξソ;ω;ハ6「レイニー…」
ざああああああああああ……
かすみ「スコール!スコールですよぉ!」
璃奈「水位が…どんどん、上がってる…このままだと、溺れる…」
しずく「ひとまず逃げましょう!」 しずく「こちらに屋根裏への入り口が…んしょっと」
がたんっ
璃奈「もう水がこっちまで……」
しずく「早く上がって!」
璃奈「うん……」
しずく「はぁっ…はぁっ……無事ですか?」
璃奈「璃奈ちゃんボード…びしょびしょ……」
しずく「かすみはっ?!」
璃奈「水に…飲みこまれた……?」 かすみ(しずくちゃん璃奈ちゃんとはぐれちゃいました…)ゴポゴポ
かすみ(かすみん…ここで終わってしまうんでしょうか)ゴポゴポ
ぬらっ……
かすみ(水の中に何かいる…?)ゴポゴポ
∫∫( c||^ヮ^||「ハグしよっ」ハグッ
かすみ(ひぃあっ!?なに?なんなんですか!?)ジタバタ
∫∫( c||^ヮ^||「しいて言うならワニかなん?」
かすみ(あ゛ぁっ!?力強すぎマジで死んじゃいますう゛っ!!)ジタバタ
∫∫( c||^ヮ^||「あ、大人しくしてないとサバ折りにしちゃうよ」
かすみ「くぁwsでfrgthyじゅいこlp;」ゴポゴポ
∫∫( c||^ヮ^||「って聞こえてないか」 かすみ「ぜぇー…三途の川…見えましたよ……」げっそり
しずく「でもよかった、流されてなくって」
璃奈「うん…すごい水だった……」
かすみ「とんでもない糞ゲーですよ…さっさと終わらせちゃいましょぅ……」
しずく「では、私ですね」6
『足元の地面にご注意を』 しずく「今度はなんでしょうか…」
かすみ「具体的に言ってくれないとわかりませんよぉ」
璃奈「しずく、床が……!」
しずく「え?…きゃあっ!?」
ずぶずぶ……
かすみ「しずくちゃんの身体がどんどん床にめり込んでいくっ?!」
|c||^.-^||「おほほーっ!底なし沼担当の黒澤ダイヤですわっ!」 しずく「んんっ…はぁっ…下から引っ張られてるみたいっ…!」
かすみ「どうなってるんですかこの床!木製ですよね?!」
璃奈「捕まって、しずく…私たちが…支える…!」
しずく「ダメ…二人も引き込まれちゃう!」
かすみ「ちょっと…諦めるようなこと言わないでください!」
璃奈「今まで…一緒に頑張ってきた…だから」
かすみ「それにしずくちゃんがいないとゲームが終わりませんし!」
|c||^.-^||「んまーっ!美少女同士の友情…素晴らしいですわぁ……」 璃奈「しずく…もう腰まで飲み込まれて……」
かすみ「かすみんの腕ももう限界ですよー!」
しずく「…ゲームを続けましょう」
璃奈「でも……」
しずく「終わらせさえすれば、この状態からも解放される…たぶん」
かすみ「だったら完全に引きずり込まれる前にゲームで上がっちゃえってことですね…!」
しずく「はい…!璃奈、お願いします」 璃奈「璃奈ちゃんのラック…見てて…えい」9
『足元を悪魔が這いまわる。警戒を怠るな』
かすみ「ジャングルに悪魔って……」
しずく「かすみ、危ない……!」
かすみ「へっ?ぎゃあああああああ!!」
`¶cリ゚ヮ゚)|「くっくっく…クーックックック…ヨハネ、降臨!!」蜘蛛ーん
`¶cリ゚ヮ゚)|「黒魔術といえば蜘蛛よね!…蜘蛛よね?」 かすみ「クモって…おっきすぎません!?」
しずく「最初の蚊だってすごく大きかったし…そういうものなのかも」
かすみ「適応力高いですね…」
`¶cリ゚ヮ゚)|「クックック…小娘ども闇の力を見せてやるわ!」
ぴょ〜ん
かすみ「飛んだ?!」
璃奈「まるでワイヤーに釣られてるみたい……」
かさかさかさ!
しずく「なんて素早い動き!」
璃奈「リモコンで動かしてるみたい……」
`¶cリ゚ヮ゚)|「ちょっとそこの顔隠してるヤツうるさいわよ!」 璃奈「とりあえず、私がこいつを引き受ける……えいっ」E:ほうき
`¶cリ゚ヮ゚)|「んなっ!」
璃奈「えいえいっ」べちべち
`¶cリ;ヮ;)|「やめて!ガチで叩くのは!」
しずく「璃奈が頑張ってる今のうちに!」
かすみ「うん、かすみんに任せて!」9
『大地の奥深くに眠りし古代の怪獣が呼び起こされる』 カタカタ……
しずく「……振動?」
`¶cリ゚ヮ゚)|「あなたたち…やってしまったわね…」
かさかさかさ……
璃奈「クモが…逃げた…?」 がたがたがたん!
かすみ「うわわわわわっ、揺れてるぅっ!?」
しずく「地震です!皆さん物陰に隠れて!」
璃奈「でも、しずくも…危ない…!」
しずく「私のことは気にしないで!」
みしみしっ!ぱらぱらぱら…
かすみ「お家がどんどん崩れてますぅ!?」 めきめきめきっ……どーんっ!!!!
普通怪獣「ぐおーーーーーっ!!」
しずく「か、怪獣っ!?」
璃奈「あれが…地震の原因……」
かすみ「デカいですけど…なんかパッとしませんね」
普通怪獣「ひ、酷い!そんな言い方しなくてもいいのだ!」 璃奈「……はっ…!」
しずく「璃奈?どうかしたの…?」
璃奈「今なら…床が崩れるタイミングを狙って…しずくを引き上げられる…」
かすみ「なるほど、いいアイデアです」
璃奈「しずく、捕まって……」
かすみ「かすみんたちが引き揚げます!」 璃奈・かすみ「せーのっ!」
しずく「んんんーっ!」
かすみ「はぁっ…はぁっ…なんとか成功しましたね…」
璃奈「よかった…」
しずく「次は私の番だね」
璃奈「しずくが一番ゴールに近い……」
かすみ「そうですよ!しずくちゃんがいい目を出してゴールすれば……」
しずく「あれっ…ゲームは?」
璃奈「ここに……無い?」
メノ^ノ。^リ「探し物はこれかしら?」ぬっ メノ^ノ。^リ「ふふっ、伝説の普通怪獣の声を聞いて駆け付けたの」
かすみ「なんてタイミングで戻ってくるんですか……!」
メノ^ノ。^リ「この辺りの可愛い女の子はあらかた食い尽くしたわ。あとはアナタたちだけ…」
メノ^ノ。^リ「このゲームが欲しければ…あなた達の身体を差し出しなさい」
しずく「そんなことできるわけありません!」
かすみ「力ずくでも奪い返しますよ!」
メノ^ノ。^リ「させないわ」ギラッ
かすみ「ふやああぁぁっ////!?!」びくびくっ 璃奈「かすみ……?」
しずく「大丈夫っ?」
かすみ「なんかっ…力がはいらない……////」
メノ^ノ。^リ「ふふっ、私くらいのレズになると視線を合わせるだけで相手をイかせることができるの」
璃奈「だったら…私なら…目線が合うことはない…」
メノ^ノ。^リ「何ですって…?…顔を覆うとはやるわね、でも…」
璃奈「うぅ……寒気…?」
メノ^ノ。^リ「私の間合いに入ったことを後悔するのね」シュンッ 璃奈(一瞬で真正面に…!?)
メノ^ノ。^リ「イきなさい」
璃奈「んっ……耐えて…みせる…!」
かすみ「捕まえました…璃奈ちゃん、今のうちにゲームを!」がしっ
メノ^ノ。^リ「いつの間に背後に?!」
かすみ「ふふん、かすみんを見くびると痛い目に遭いますよ!」
璃奈「うん…しずく、お願い…!」ポーイ
メノ^ノ。^リ「ああっゲームが!」 しずく「かすみ、璃奈…あなた達の犠牲は無駄にしない!」
カランカラン…
かすみ「やった!上がりです!」
璃奈「私たちの…勝ち……!」
メノ^ノ。^リ「お…おのれぇーっ!!!」
かすみ「しずくちゃん!」
璃奈「あの言葉を…!」
しずく「はい…『ジュマンジ』!!!」
メノ^ノ。^リ「ぐわああああああーっ!もっと女の子と遊びたかったのにー!!」
ぎゅいいいいいいいいいいんんっ……
こうして、ジュマンジから呼び出されたモノたちはすべてゲームの中に帰っていった…。
めちゃくちゃに破壊された桜坂邸も元通りになっていた…。
――――――――――――― かすみ「…っていうことがあったんですっ」
果林「へえ、面白いわね」
歩夢「頭ン中までかすかすだから夢でも見てたんじゃないの〜?w」
かすみ「なっ……かすみんはウソついてません!」
璃奈「うん…璃奈もしずくも一緒だった……!」プンプン
歩夢「じゃあ集団催眠かなぁ〜?w」
愛「はぁ…歩夢のやつまたおかしくなってるよ」ヤレヤレ
彼方「歩夢ちゃん何か変なものでも食べたの〜?」
エマ「そうなの?拾い食いはだめだよ?」 せつ菜「それにしても、ジュマンジですか」
しずく「せつ菜ちゃん知ってるんですか?」
せつ菜「はい、といっても創作の中でですが。元々原作はアメリカの絵本で、ロビン・ウィリアムズ主演で映画化もされているんですよ。似た世界設定を共有した作品に『ザスーラ』というのもあってこちらは宇宙が舞台になっているんです。
でも私たちが生まれるよりちょっと前の作品ですから、一年生の三人が知っているというのは少し不思議ですね。あ、でも昨年アメリカで続編が制作されて今年日本でも公開されるようですから、そのことをどこかで聞いていた、という可能性もありますね」
しずく「は、はぁ…なるほど」
歩夢「またギーク女の無駄知識が炸裂してやがるよ、けっ」スパー
せつ菜「…歩夢、なにか言いましたか?」
愛「あーっせつ菜冗談だって怒らないで。ほら歩夢も落ち着きなよ、梅干し食べる?」
歩夢「いらねーよ!っつか前から言ってるけどいちいちババくせーんだよパツキン!」
愛「な…い、言ったなー!」
しずく「せ、先輩方…落ち着いて……」 <ギャー!ブッ○シテヤルー!オサエテ!ヒェー!?
エマ「ふふっ、下級生は元気いっぱいだね」
果林「はぁ…もうちょっと落ち着きがあってもいいと思うけれど…」
エマ「あ、クッキー焼いてきたんだ。果林ちゃん一緒に食べよっ」
果林「あら、じゃあ紅茶でも淹れてティータイムといきましょうか」
エマ「わぁ…それいいねっ」
果林「彼方の分は…いらないかしら」
エマ「一応、準備しておいてあげよう?」
果林「もう…しょうがないわね」
彼方「ふぁぁ……Zzz……」 ⌒°( ・ω・)°⌒終わルビィ!
(*・ᴗ・*)ゞ終わヨーソロー! 上にも書きましたがジュマンジの新作が春に公開されると聞いて突発的に書きました。出勤に間に合って良かった…
虹ヶ咲SSももっと流行れ 小気味よいテンポの良さ
映画のイベントも大体詰め込んでて懐かしかった 虹ヶ咲のSS初めて見た、まだ性格も定まってないから難しいだろうに乙でした ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています