花丸「オラはハッカー3」
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ぎいぃいいぃいやぁ〜〜!!何するずらァー!!!
やめてずら!!!マルが何したって言うんずらぁー!!!!!!
痛いずらよぉー!!!!!!!
読書が出来なくなっちゃうずら・・・
ペンも握れなくなっちゃうずらよぉー!!
千歌ちゃーん!!!!助けるずらぁー!!!!!!!! 花丸「未来ずら〜」
善子「ふっふっふ。フォトショップを使えば...ギラン!」
ルビィ「ルビィの顔がでっかくなった!」
善子「画像加工は生配信者なら出来ないとね」
花丸「オラもやってみたけど、違和感あるずら」
ルビィ「ピギィ。ルビィの顔が四角に...」
善子「ったく。トリミング、ド下手?ほら、見てなさい」
花丸「ありがとう、善子ちゃん」
善子「ヨハネ!」
---
花丸「」カタカタッターン
花丸「データの破壊、成功ズラ」
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レポーター「本選出場を決定したチームは...こちら!」
デンッ!!!
モニター: 3位 PUSH FUN
モニター: 2位 ダブルマーメイド
モニター: 1位 マット・ミート・シープ
曜「あった...ダブルマーメイド、あったよ!」
千歌「や、やった。ラブライブに出れるんだ!」
曜「あはは、嘘みたい...」
千歌「嘘じゃない!」
千歌「やったんだ!私達、アキバドームに行けるんだ!」
ワーワー!!
男「...」 ---
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ガラッ
梨子「ただいまー」
花丸「ただいまって...オラの部屋ずら」
梨子「東京に戻ってたから、疲れたよぉ」ボスッ
花丸「ちょ。オラのベッド」
梨子「あ。小説増えてる。いいね、いいね」ガサゴソ
花丸「それ、オラまだ読んでない...」
梨子「花丸ちゃん、静岡で一番美味しいお茶ー」
ベシッ
花丸「やめるずら」
梨子「へへへ。はい」 ---
梨子「で、呼び出した要件は?」
花丸「梨子ちゃんに頼まれていた、事故にあった前任のPCの解読」
梨子「進捗あった?」
花丸「でなきゃ呼ばないよ。サルベージ完了したずら」スッ
梨子「HDDに入れてくれたのね。ありがとう」
花丸「暗号化も解除したから、全部見れるよ」
花丸「結構時間かかって、申し訳なかったずら」
梨子「警察の捜査データも入っているんだもの」
梨子「簡単にハックされてたら、困りもんよ」
花丸「...ハック...ね」
梨子「ん?」 梨子「何か気になる事でも?」
花丸「うん」
花丸「...どうやら、送ってくれた前任のPCなんだけど」
花丸「クラッキングを受けてたみたいなんだよね」
梨子「なんですって?」
花丸「サルベージに時間がかかったのが、それなんだけど..」
花丸「データ改ざんを試みた形跡が、9個のファイルに残ってて」
花丸「うち3個、復旧不可能で意味消失しちゃってたずら」
梨子「ふむ...」 花丸「ただ、警察案件のプロテクトは看破できなかったみたいで」
花丸「解析されたり、持ち出された形跡はなかったよ」
梨子「不幸中の幸いね」
花丸「ま、解析されてたら、逆に警察だとわかって...」
花丸「前任さんも、襲撃されずに済んだかもしれないけど」
梨子「...そうね」 梨子「何か怪しいデータは見つかった?」
花丸「復旧できたファイルの中には、ないね」
梨子「...そう」
花丸「おそらく、侵入したクラッカーは」
花丸「3個のファイルをクラッシュさせることが、目的だったんだと思う」
梨子「参ったわね...」 梨子「アクセスのログは?」
花丸「クラッカーが侵入したログが消された形跡はあったけど...」
梨子「...歯切れが悪いね?どうしたの?」
花丸「いや。今回のサルベージ、かなり危険だと認識してたから」
花丸「オフラインで行ったずら」
梨子「ふむ」
花丸「だから、アクセス解析は十分にできてないんだよね」
梨子「...下手にネットに繋がって、クラッカーにバレるのも危険だし」
梨子「懸命な判断だと思うわ」
花丸「...ごめんね」 ---
梨子「 ...じゃあ欲しいものは、既に闇の中ってわけね」
花丸「うーん。あ、でもちょっと怪しいと言われれば...」
花丸「ラブライブに関するデータに対して」
花丸「強いプロテクトと、クラッカーが壊そうとした形跡があったずら」 梨子「中身は?」
花丸「なんの変哲も無い、本選のスケジュールや会場のデータ」
花丸「ハックしないと手に入らないけど、そんなに重要じゃない」
梨子「なぜ強いプロテクトをが?」
花丸「さぁ?不明ずら」 梨子「なぜ強いプロテクトをが?」 → 梨子「なぜ強いプロテクトが?」 梨子「ラブライブか...うーん...」
花丸「まさか...知らない?」
梨子「公安の諜報員よ?女子高生の文化を調査してないと思って?」
花丸「テレビにも出てるし、流石にないか」
梨子「あと、うちのクラスにスクールアイドルいるし」
花丸「ダブルマーメイドだっけ?えっと、飛び込みの渡辺先輩と...」
梨子「高海さんよ。明日の本選にも出場するみたい」
花丸「へー。すごい。地方、勝ち抜いたんだ」 梨子「とりあえず、データ解析ありがとう」
梨子「wifi借りたいんだけど、いいかな」
花丸「ノートPC持ってきたんだね。ここで確認しちゃう?」
梨子「えぇ。ラブライブの裏を探るわ」
花丸「パスは、ヨハネ降臨ね」
梨子「korin?」
花丸「kourin」 ---
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梨子「...読めるデータに、不審な点はないね」カタカタ
花丸「だよね」カタカタ
梨子「ラブライブ関連も運営の金の流れを洗ってみたけど、真っ白」カタカタ
梨子「やっぱり、鍵となるのは意味消失したファイルよね」カタカタ
梨子「復旧は無理そう?」
花丸「今、トライしてるけど...無理だね」カタカタ
梨子「...そう」
梨子「ねぇ。このラブライブのデータ、古いけど。最新の、ある?」
花丸「それなら一応、昨日潜って取った。送ろうか?」
梨子「付き合わせたい」
花丸「オッケー」カタカタ ---
梨子「...うーん」
梨子「ざっと見てるけど」
梨子「予選を勝ち上がった子の名簿が、参加者欄に増えたぐらいか」
花丸「そうだね」
花丸「ん?来賓のところ。外務大臣が大会に来るんだ」
花丸「あと、外国の来賓も多いような...」
梨子「あぁ。テレビで見たんだけど」
梨子「ラブライブって、女子学生の活躍推進のサンプルモデルとして」
梨子「他国から、高く評価されているの」
花丸「へー」
梨子「女性教育の面で有名になるって、不思議よね」
花丸「スケールがでかいんだなぁ」 ---
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梨子「...だめだ。怪しい物が見つからない」
花丸「行き詰まってるね」
花丸「...そもそもラブライブだって、オラが怪しいと思っただけで」
花丸「前任が暗殺されかけた事件に繋がっているか、不明ずら」
梨子「そうね」
梨子「ヒントとなるのは、クラッシュしたファイルだろうけど...」
梨子「ラブライブが関係ないと決めつけるのはまだ早いわ」
花丸「うーん...」
梨子「花丸ちゃん。怪しいという直感ってすごく大事。信じましょう?」
花丸「...なんか、善子ちゃんみたい。今のセリフ」
梨子「よっちゃんは...まぁ、直感で動くよね」
花丸「直感というより、幻聴に導かれてるけどね」
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善子「ヴェっくし!」
善子(...何者かが...囁いている?) ---
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梨子「ふう。金、人、物...綺麗なもんね」カタカタ
花丸「ラブライブは一時期、学校との癒着も騒がれてたけど」
花丸「今は健全みたいだね」
梨子「そうね」
梨子「...もう夜も遅いし、今夜、泊まってもいい?」
花丸「ん?連休だし、構わんずら。夕飯も食べる?」
梨子「いいの?」
花丸「おばあちゃん、基本作りすぎるし。喜ぶと思うよ」
梨子「楽しみー」 ---
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花丸「電気消すよ」
梨子「うん」
花丸「おやすみなさん」
梨子「うん...」
パチッ 花丸「...」
梨子「...」
花丸「...」
梨子「...」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f) 梨子「...寝た?」
花丸「...うん」
梨子「嘘つき。眠い?」
花丸「...程々に」
梨子「私全然」
花丸「ふーん」 梨子「花丸ちゃんのベッドで寝ていい?」
花丸「はい?」
梨子「お邪魔しまーす」
花丸「そっちの、はい、じゃないずら」 梨子「...はぁ、花丸ちゃんあったかーい」
花丸「手、つめたすぎでしょ」
梨子「末端冷え性なんだよね」
花丸「年増は大変だなぁ」
ボカッ
梨子「ぶつよ」
花丸「もう、ぶってる」 ---
花丸「...梨子ちゃんと会って、だいぶ経ったね」
梨子「うん」
花丸「何件ぐらい一緒に解決したっけ?」
梨子「んー...初めて一緒に解決したヤクザの金本組から...」
梨子「食品偽装と麻薬売買、北条高校へのハッキング事件...」
花丸「懐かしいね」
梨子「ガイガー値の不正と、藤浪病院の臓器売買事件...」
梨子「あと、立て篭もりと...で全部かな?」
花丸「結構解決したなぁ...」
梨子「あと、ルビィちゃんの迷子事件も」
花丸「それ。一番大事」 梨子「警察に手を貸してるけど...副業の方は大丈夫?」
花丸「気にしてくれてるの?」
梨子「多少は...」
花丸「にしては、ガンガン依頼されてるような...」
梨子「ごめん...」 梨子「警察に手を貸してるけど...副業の方は大丈夫?」
花丸「気にしてくれてるの?」
梨子「多少は...」
花丸「にしては、ガンガン依頼されてるような...」
梨子「ごめん...」 花丸「警察との繋がりがバレて...クライアント数は減ったよ」
花丸「企業テロの片棒を担ぐような案件は、無くなった」
梨子「そっか...」
花丸「でも贔屓の情報屋が、上手くオラを売ってくれてるみたいで」
花丸「内部告発の下準備とか、不正データの探りとか」
花丸「最近は、正義のヒーローしてる」
梨子「かっこいいじゃない」
花丸「ふふ。気分は、悪くないずら」 梨子「...花丸ちゃん、ありがとうね」
花丸「何が?」
梨子「全部」
花丸「...何それ?」
梨子「いいじゃん」
花丸「...」 花丸「オラも...」
花丸「オラを誘ってくれて...ありがとう」
梨子「素直だね」
花丸「そんな気分なの」
梨子「...もう寝よっか」
花丸「うん」 ---
「ねぇ」
「ん?」
「今回も頑張ろうね」
「...うん」
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男A「お疲れ様です。機材の搬入に来ました」
警備「おぉ。ご苦労様。明日のライブのやつだね」
警備「荷物は...照明機材とアイドル達の小道具ね。チェックするよ」
男B「はい」 警備「ふむふむ...」
警備「女の子っていうのは分からんな...」
警備「こんな大量の粘土、何に使うんだろう」
男B「...ライブ中に工作するんですかね?」
警備「まぁいいよ。設置、大変だろうけど、頑張って」
男A「ありがとうございます」 ---
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花丸「今日はどうする?」シャカシャカ...
梨子「ラブライブ以外の怪しいファイルを精査するわ」シャカシャカ...
梨子「破壊されたファイルに、繋がる情報を探さないと...」ガラガラッペ
梨子「花丸ちゃんは?」
花丸「クラッシュファイルの復元は、諦めようと思うずら」
花丸「...でも、そうすると、手持ち無沙汰なんだよね」シャカシャカ...
梨子「宿題は?」
花丸「終わったよ」
梨子「えらーい。やる時間をあげようかと思ってた」
花丸「オラは子供か」 梨子「じゃあ、花丸ちゃんには、都度依頼するわ」
花丸「了解ずら」
梨子「...んー。でも、腑に落ちないのよね...」
花丸「何が?」
梨子「前任がラブライブのデータを持っていた理由よ」
梨子「私たちで入念に探ったのに、全く出てこない」
花丸「確かに」 梨子「大抵は金の流れから、捜査するのだけれど...」
梨子「それが綺麗なのに、何で情報を抜き取ったのかしら?」
花丸「ハッキングのきっかけねぇ...」
花丸「理由がないのに、ハッキングはしないし...」
花丸「理由があるのは誰...?」
梨子「うーん」
花丸「...っは!」
梨子「ん?」
花丸「わかったかもしれない!」ダッ!
梨子「ちょ、花丸ちゃん!?」 ---
花丸「...っ!」カタカタ
花丸「ない...!ない...!見当たらない...!」カタカタ
梨子「何を探しているの?」
花丸「前任のPC内に残っているはずの...」カタカタ
花丸「ラブライブにアクセスしたログずら」カタカタ
梨子「!」
花丸「前任がデータを持っていたということは」
花丸「ラブライブにアクセスしなきゃいけないのに...!」 梨子「クラッカーが、ラブライブへのアクセスログを消したんじゃ?」
花丸「確かにログは、巧妙に改ざんされているずら」
花丸「でも隠さなきゃいけない理由が、ラブライブには無い」
梨子「組織の潔白は、私たちが証明したものね」
梨子「...破壊された3個のファイルが、そこに存在していた可能性は?」
花丸「知ってしまった前任が、闇討ちされるような情報を」
花丸「何回もサーバーにダイブしているオラが、見逃すわけないずら」 花丸「可能性は1つずら」
花丸「何者かがラブライブへクラッキングしたデータを...」
花丸「前任が、抜き取ったって事ずら」
花丸「そして、その抜き取ったサーバーには恐らく...」
梨子「壊された3個のファイルが、存在していたというわけね」
花丸「アクセスログ的に、それが答えずら」 梨子「...私達は、ラブライブ側に裏があって」
梨子「それを前任は追っていた、と思っていたけど...」
花丸「それは間違い」
花丸「むしろ、犯罪者に狙われていたんだ」
梨子「...やばい計画だと思う?」
花丸「同業者のパソコンに潜る危険を犯して、証拠を隠滅」
花丸「さらに、殺そうともしたんだ」
花丸「やばやばのやば子ちゃんずら」 梨子「花丸ちゃん。運営に脅迫が来てないかチェック」
梨子「あと、暴力団や左翼団体から、犯行声明が出てないかも確認して」
花丸「了解。梨子ちゃんは?」
梨子「ラブライブの本選は、今日の17時から...」
梨子「私は東京で、本選中止の交渉。ダメでも、警護に当たるわ」
花丸「会場で犯行が起きるとは、限らないずら」
梨子「えぇ。でも、従ってみるわ...私の直感に」 ---
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ピッ
花丸『もしもし。今、大丈夫?』
梨子「えぇ。今、東京についた所。何かでた?」
花丸『ISISの東アジアセクトの宗教団体、ドリスの会に不審な動きが』
梨子「イスラム国か...」
花丸『うん。イスラム教のコーランを盾にする、本物の畜生ずら』
梨子「...話を続けて」 花丸『ドリスの会の記録によると...』
花丸『金本組傘下のゼネコン企業、能見土木から』
花丸『トンネル発破用をうたった、爆薬133.4キロを買い付けたみたい』
梨子「ダイナマイト?」
花丸『爆破レポートを見る限り、軍用。C4ずら』
花丸『時限式信管4個の購入履歴も見つけた。既に東京に送られている』
梨子「金本組め...国内テロに加担する気か?」 花丸『で、設置場所と思われる場所なんだけど...』
梨子「...会場のアキバドーム」
花丸『正解。下請けの藤川建設にクラッキングの痕跡を見つけた』
花丸『アキバドームのCADデータが盗られてる』
梨子「なるほど...脅迫や犯行声明の類は?」
花丸『見つからない。事が終わってから発表する、厄介なタイプずら』 花丸『ただ、朗報がある』
梨子「なに?」
花丸『CADという特殊なファイルに、クラッカーが慣れていなかったのか』
花丸『アクセスログをサルベージできた』
梨子「ふむ...」
花丸『相手がクラッカーな以上、足は付くけど...』
花丸『オラなら追えるずら』
梨子「オッケー。じゃ、全部盗んで」
花丸『...そういう指示。嫌いじゃないよ』 ---
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クラッカーA「侵入された...!?」カタカタ
クラッカーB「ウィルスだ。第7から一気に感染しているぞ」カタカタ
クラッカーA「くっそ!させるかよ!」カタカタ
クラッカーB「...感染速度が早い...手慣れだな」カタカタ
クラッカーB「第6、第9区画はもうダメだ。破棄する」カタカタ
クラッカーA「何もんだよ!正義面のアノニマスか!?」カタカタ クラッカーB「ウィルス解析。20種特定完了。ワクチンに対応させる」カタカタ
クラッカーB「だが、1種は不特定」カタカタ
クラッカーA「オリジナルだと?」カタカタ
クラッカーB「挙動観測に移行。類似ウィルスの特定。適時対応をさせる」カタカタ
クラッカーA「第3区画に防衛ラインを追加。第4区画にデコイを散布!」カタカタ
クラッカーB「これで、少しは時間が持つが...」 クラッカーA「...な、まずい!」
クラッカーA「第2区画に大量のアクセス!DDoSを受けている!」
クラッカーA「CPUがもう、持たないぞ!」
クラッカーB「IPを割って、本丸を直接来たか」
クラッカーB「解析サーバーを盗視されたら、終わりだ。隠蔽しろ」カタカタ
クラッカーA「無理だ...!解析サーバー...ダウン!スレーブも既に汚染されている!」カタカタ
クラッカーB「...ワクチン不活性化を確認。ウィルス、再増殖」 クラッカーA「畜生!もう、コマンドの受理すらままならない!」カタカタ
クラッカーB「まずいな。物理的にネットから遮断しよう」
クラッカーB「バックアップの準備は?」
クラッカーA「できている!第1区画を避難させるぞ!」カタカタ
クラッカーB「ん...?不特定1種の挙動確認完了。これは!おい、待て!」
---
花丸「...」カタカタッターン!
--- クラッカーA「...あ!」
クラッカーB「っち」
クラッカーB「...第一区画を踏み台に、バックアップデータを占領された」
クラッカーA「嘘だろ。アクセスをウィルスに偽装していたのか...?」
クラッカーB「探査ウィルスを確認。俺たちの場所も特定されただろう」
クラッカーA「なんてザマだよ!」 クラッカーA「警察だったら、もう終わりだ...!」
クラッカーB「こんな非合法な手を警察が使うか」
クラッカーB「軍の電子戦攻撃を受けたって方が、まだ説明がつく」
クラッカーA「リーダーに連絡するか?」
クラッカーB「汚染された回線は使うな。逆にチャンネルを閉じよう」
クラッカーB「そうすれば、向こうも異変に気がつく」
クラッカーA「くそ!倍返しだ!前と同じく、逆探知してハッカーを弾き殺す!」 ---
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梨子「解析班からデータが届いた、と連絡が来てるわ」
花丸『...良かったずら。あとはそっちの仕事だよ』
梨子「えぇ。爆弾の構成上、遠隔起爆装置は無いし...」
梨子「爆破時刻までに、爆弾処理班が無効化できると思うわ」
花丸『オラも読んでみたけど、比較的作りは簡単だったずら』
梨子「なんでわかるのよ...」
花丸『オラが軍事データに、ハッキングした事がないと思って?』
梨子「はぁ...」 梨子「ハッキングは、大丈夫だった?」
花丸『いい腕のクラッカーだったずら』
花丸『サーバーを破壊したから、安静にしているかと思ったら』
花丸『オラのウィルスを転用して、クラッキングを仕掛けてきたずら』
梨子「...大丈夫なの?」
花丸『データに影響はない』
梨子「そうじゃなくて...花丸ちゃんがよ」
花丸『うーん...踏み台として使った金本組のPCがやばいかな』
梨子「あっそう。心配して損しちゃった」 花丸『それより、説得は?』
梨子「なかなか、頭が硬いわ」
梨子「でも、爆弾が仕掛けてあると分かれば、重い腰もあげるでしょう」
花丸『...ダメだったら?』
梨子「決まってるじゃない」
梨子「公安らしく、脅すわ」
花丸『うーん。鬼悪魔梨子っぴーずら』 ---
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スタッフ「次、10番!リハーサルお願いしまーす!」
女の子「はーい!」
曜「...もうすぐ、最終リハーサルだけど、大丈夫?」
千歌「うぅ。お腹痛くなって来た...」
曜「あちゃー」
千歌「曜ちゃん、黒い鞄に黄色い瓶の薬があるから」
千歌「取ってきてくれるかなぁ?」
曜「かしこまり!」 ---
曜「薬ーっと。あれー?こっちのカバンかなぁ...」
曜「おや、粘土?...あと、デジタル時計?」
曜「うーん...」
曜「...あ!これ戦争ゲームで見たことある!」
曜「...じゃあ、これ、爆っ!」
ドスッ!
曜「う、うぅ...」
実行犯A「...」 ---
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実行犯A「控え室に設置してあった爆弾が、女にバレた」
リーダー「で...?」
実行犯B「女は地下に寝かせた」
実行犯B「爆弾は俺の指紋でストップさせ、一度回収した」
実行犯A「...もう一度同じ場所に設置するか?」
リーダー「いや、変えよう」 リーダー「昨日計算して、もう1箇所、設置できる場所を見つけた」
リーダー「そっちに仕掛けよう」
実行犯B「いいのか?先にクラッカー共に聞くべきでは」
リーダー「そのクラッカーと、今連絡がつかない」
実行犯A・B「!」 実行犯A「...計画は中止か?」
リーダー「警察に顔が割れたと仮定して...」
リーダー「仕掛けた他の3つの爆弾は、もう回収できない」
リーダー「その前に逮捕されるだろうし、解除されるだろう」
実行犯B「失敗か...」
リーダー「失敗はさせない」 リーダー「欲を言えば、テロの中で大臣に消えてほしかったが...」
リーダー「今回は、日本でもテロが起こせる、という事例を作る事が先決だ」
リーダー「ドームの爆破さえ出来れば、呼び水となり、模倣者が現れる」
リーダー「意志の共有こそが、俺達の成功だ」
リーダー「そして幸いにも、イレギュラーは俺達に味方した」
リーダー「...この場所だ。ここに爆弾を仕掛けろ」
実行犯A・B「了解」 ---
--
-
ザワザワ...ザワザワ....
トランシーバー『誘導班A、スタッフの誘導完了しました』
梨子「スタッフの中に実行犯が紛れている可能性が高い。探して」
トランシーバー『了解』
梨子「こちらもアイドル達の誘導が終わったわ」
梨子「点呼はまだだけど、処理班、爆弾の解除を始めて」
トランシーバー『処理班、了解』
梨子「ふぅ...」
千歌「あ、梨子ちゃんだ!」 梨子「え?あ...」
梨子(そうだ。参加してるんだった...)
千歌「なんか、機動隊みたいな格好だね?」
梨子「えっと、このラブライブの警備のバイトを応募して...」
千歌「タダで私達のライブ見ようとしたんだー。悪だねぇ」
梨子「あはは...」 千歌「でも、残念だよね。もしかすると中止になるんだって」
梨子「そうらしいね...」
千歌「機材トラブルらしいけど。リハの時は普通だったのになぁ」
梨子「うーん...」
梨子「あれ?曜ちゃんは?」
千歌「あ、それがね」
千歌「リハの時からいないんだ、曜ちゃん」
梨子「え?」 千歌「控え室にある薬を取ってくるようお願いしたら」
千歌「帰って来なかったんだよ」
梨子(控え室...爆弾が設置されている場所の一つ...)
千歌「どこ行ったんだろう...?」
トランシーバー『ジジ...』
トランシーバー『こちら、処理班D。対象を発見できず』
梨子「!」 千歌「あれ?何か、トラン...」
梨子「ち、千歌ちゃん!なんか本部に呼ばれちゃった!」
千歌「う、うん?」
梨子「千歌ちゃん、ここから動いちゃダメよ」
梨子「係員の言う事聞いてね!じゃ、また後で!」ダッ!
千歌「うん。バイバイなのだ...」 ---
梨子「話が途切れた。処理班D、周囲の詮索は?」
トランシーバー『している。だが、見当たらない』
梨子「A、B、C。爆弾は?」
トランシーバー『A班、計画書通り。ただいま解除中』
トランシーバー『B班、同じく』
トランシーバー『C班、同じく』
梨子(どういう事?他は計画通りなのに...) 梨子「処理班班長。爆弾が外に出た可能性は?」
トランシーバー『30キロを超えるC4を抱えてたら、目立つだろう』
トランシーバー『ジジ...こちら誘導班。話は聞いている。が、荷物を持った人は居ない』
梨子「やはり、別の場所に仕掛けられているか...」
梨子「処理班Dは継続して付近を詮索」
梨子「誘導班、解析班で手の空いているものは、ドーム内で爆弾を探して」
梨子「あと、不確定だけど、ドーム内に女の子が残されている可能性もある」
梨子「同時に捜索を。私も向かうわ!」
トランシーバー『『『了解』』』 ---
ピッピッピ
梨子「もしもし、花丸ちゃん!?」
花丸『中止は成功したのに、慌ただしいね。どうしたの?』
梨子「爆弾の一つが、計画書に書かれていた場所にない」
花丸『な!...持ち出されたっていうの?』
梨子「その可能性は低い」
花丸『じゃあ、別の場所に設置されたか...』
梨子「恐らく」 梨子「この爆弾って、無造作に仕掛けられてるんじゃなくて」
梨子「1個でドームを壊せるように、設置されてるのよね?」
花丸『うん。CADデータを元に3D物理演算エンジンでシミュレートしたけど』
花丸『支柱を折ることで、破壊は成功しているずら』
花丸『4個あるのは、いわば保険だね』
梨子「なら新しい設置場所も、ドームを壊せる場所の可能性が高い」 ---
梨子『花丸ちゃん...』
花丸「分かってる。設置場所を探すんだね」
花丸「消えたC4の大きさは計画書通り?」
梨子『えぇ。等分されてるから、およそ33.4キロ』
花丸「わかった。エンジンで演算して、すぐ場所を特定する」
梨子『お願いね。急いで!』
ッピ
花丸「さぁて、もう一回金本組のサーバーでパワー稼ぐかぁ」 ---
--
-
曜「うぅん...あいたた...首がぁー」
曜「なんで私、寝てて...あ、私、襲われたんだ」
曜「あと爆弾!みんなに、知らせなきゃ!」
曜「...ぐ!...足と手ににロープが巻かれて...」
曜「ど、ど、ど、どどうしよう...!」 ---
--
-
花丸『もしもし。大丈夫?』
梨子「大丈夫に...聞こえる?」ハァハァ...
花丸『ご、ごめん。でも、わかったずら。場所は1階の電気室』
梨子「支柱よりだいぶ離れているけど?」
花丸『うん。ここは他の設置場所のように、支柱は破壊できない』
花丸『けど、近くのガス管を破壊して、誘爆させることで...』
花丸『ドーム全体を同じ状況まで持っていける』 梨子「成功率は?」
花丸『84%』
梨子「ちょっと低いわね」
花丸『うん。ただ、消防署をハックして、火災装置に偽装信号を送ったけど』
花丸『スプリンクラーの作動が確認できなかった』
花丸『確度は高いずら』
梨子「なるほど、了解。電気室ね。近くにいるわ!確認する!」
花丸『部屋が広いから、誘導する。入ったら教えて』
梨子「えぇ、よろしく」 ---
花丸『...その突き当たりの配電盤ずら』
梨子「これね...あ、見つけた!」
梨子「...っ!」
花丸『よかった。あとは爆弾処理班を呼んで、解除ずら』
梨子「...」 梨子「...」
花丸『梨子ちゃん?』
梨子「だめだ...」
花丸『え?』
梨子「間に合わない。あと、17分で爆発しちゃう...」
花丸『!』 花丸『嘘!他の爆弾はまだあと45分は余裕があるはず!』
梨子「解除されるのを見越して、時間を早く設定したのかも...」
梨子「今から、処理班を呼んでも、解除できないわ」
花丸『まずいよ!梨子ちゃん、早く逃げるずら!』
梨子「それも...できない」
花丸『なんで!?』
梨子「...ドームの中に、渡辺さんが残っている」
花丸『そんな!』 花丸『嘘!他の爆弾はまだあと45分は余裕があるはず!』
梨子「解除されるのを見越して、時間を早く設定したのかも...」
梨子「今から、処理班を呼んでも、解除できないわ」
花丸『まずいよ!梨子ちゃん、早く逃げるずら!』
梨子「それも...できない」
花丸『なんで!?』
梨子「...ドームの中に、渡辺さんが残っている」
花丸『そんな!』 ---
花丸「くぅ!一旦冷静に!落ち着こう!」
梨子『...え?』
梨子『私は落ち着いてるけど?』
花丸「...へ?」
梨子『焦ってるのは、花丸ちゃんだけ』
花丸「...」
花丸「くふふふ...ははは」
花丸「相変わらず、強がりずら」
梨子『ふふふ』 ---
梨子「さ、やるわよ。花丸ちゃん」
梨子「全力でバックアップをお願い」
花丸「ビデオにして、こっちにも写して」
花丸「...ミスって別のコード切らないでよ?」
梨子「そっちこそ。間違えて死んだら、地獄で逮捕するから」 ---
--
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処理班員A「避難終わりました!」
処理班班長「これで全員だな。爆弾は凍結しておけ」
処理班員B「...あとは、桜内さんが対応している爆弾だけか」
処理班班長「解除自体は10分程度で終わるが...」
処理班班長「それもプロが行っての結果だ」
処理班員A「女の子を捜索していた班も、避難完了したそうです」
処理班員B「見つからなかったみたいですが...」
処理班班長「桜内...頼んだぞ...」 ---
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花丸「...蓋を開けて」
梨子『はい』カチャ
花丸「うん。マニュアル通りだね。その左の紫のコードをカット」カタカタ
梨子『オッケー』パチッ
花丸「ふぅ。これで、振動式圧力センサーとの連携は切れた」
花丸「あと何分?」
梨子『2分』
花丸「ギリギリだった。でも、あとは時限装置を切るだけ」
花丸「右下、赤い箱を開けて。センサーが切れたから、大丈夫ずら」
梨子『了解』 ---
梨子「...コードが2本あるわ。どっち?」
花丸『えっと...え、2本?』
梨子「えぇ。黄色と、緑」
花丸『そこは赤いコードだけのはず...!探して!』
梨子「いえ、見当たらないわ。ほら、ビデオをみて」
花丸『本当だ...ない...』 ---
花丸「こんなところに、トラップなんて!」カタカタ
花丸「2本のコードの繋がっている先、追える!?」
梨子『両方とも、一度、単三電池に繋がっているみたい』
花丸「ありえない。1本はタイマーと直結しているはず」
花丸「ソケット部分で隠蔽しているんだ!」
梨子『電池を外さないと、内部がどうなっているかわからないけど...』
花丸「ダメずら!これは電気の供給が切れたら爆発する...」
花丸「単純だけど、強力なブービートラップずら!」 ---
梨子「じゃあ、間違えた方を切ったら」
花丸『爆発...する』
梨子「ふぅ...ここまで来たのに...」
花丸『諦めちゃダメずら!待ってて、必ずヒントを見つけるずら!』
梨子「えぇ。お願い...」
梨子「...処理班。聞こえてる?」
トランシーバー『こちら、処理班。はい』
梨子「時限装置の解除のコード、何色だった?」
トランシーバー『...赤でした。2本はありませんでした』
梨子「そう...ありがとう」
トランシーバー『...ご武運を。通信アウト』
梨子「あと、1分30秒...」 ---
花丸(考えろ、考えろずら!)
花丸(本来なかった、即席のブービートラップ)
花丸(なのに、わざわざメジャーな赤や黒のコードじゃなく...)
花丸(黄色と緑にしたのはなぜずら!)
花丸(万が一の事を考えて、色をつけた?)
花丸(いや、この爆弾を犯罪者が、止めるつもりはない)
花丸(じゃあ、この色が示すのは...オラ達へのメッセージ!)
花丸(色の意味が分かれば!)カタカタ!
梨子「...花丸ちゃん?」
花丸「うっさい!今忙しい!」カタカタ
梨子「あと50秒を切ったわ」
花丸「あと50秒もあるんだよ!色の意味を考えて!」カタカタ
梨子「色の...意味?」
花丸「そう、なんでもいい!この配色にしたのには意味があるはず!」カタカタ
梨子「近くにあったコードを使ったんじゃ...」
花丸「じゃあ、なんで近くにあったのか考えてよ!」
梨子「...無理よ。そんなのわかりっこない」
花丸「諦めるな!思考をやめたら死ぬずら!」
梨子「そうね...でも、もう残り30秒」
梨子「...花丸ちゃん、私ね」
梨子「ここは、賭けてみようと思うの。直感って奴に」
花丸「バカな事言ってないで、考えろって言ってるずら!」
梨子「...落ち着いて。クールになるの」
梨子「ねぇ、花丸ちゃんどっちの色が好き?」 花丸「そんな質問、答えられない!」
梨子「...お願いよ。私の直感がこの質問をすべきだって言ってるの」
花丸「責任取れないよ!」
梨子「お願い。もう、私も...耐えられない...」
花丸「!」
梨子「怖いんだよ!花丸ちゃん!答えてよ!」
花丸「くぅ...!」
花丸「うわぁぁ!!黄色だよ!黄色が好きだよ!」
花丸「はぁ。はぁ」
梨子「...」
花丸「ちくしょう、ちくしょう...」ガンッ!
梨子「私もね、花丸ちゃんには黄色が似合うと思ってるんだ」
梨子「じゃあ、私が切るのは...」
花丸「梨子ちゃん!!待って!!」
梨子「...じゃあね。この数ヶ月、楽しかった」
花丸「梨子ちゃぁぁあん!!!」
パチッ...
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- 花丸「...」カタカタ...
花丸「...」カタカタッターン...
ガラッ
国木田祖母「おや、花丸。まだ寝巻きかい?」
花丸「...うん」
国木田祖母「今日は御墓参りに行くと、言ってたでしょ?」
花丸「うん...あ、もう、こんな時間ずら」
国木田祖母「お花、玄関に用意しておいたから、持って行きなさい」
花丸「...ありがとう。おばあちゃん」 ---
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ザッザッ...
花丸「...」
花丸「...梨子ちゃん」
梨子「...来てくれたんだ」
花丸「うん」
梨子「立派なお花ね」
花丸「おばあちゃんが用意してくれた」
花丸「手を合わせても、いいかな?」
梨子「是非。お願い」 花丸「...」
梨子「あの子も喜んでると思うわ...」
花丸「だと、いいな」
梨子「ごめんね...ずっと入院してるって嘘ついて」
花丸「いいずら。昏睡状態が1ヶ月を超えたあたりから」
花丸「なんとなく、気が付いてたずら」
梨子「そう...」 花丸「今回の事件...元はと言えば前任が...」
花丸「ラブライブの情報を守り通してくれたから、明るみになったずら」
梨子「...えぇ」
梨子「でなきゃ、今頃3万人の犠牲者が出ていた」
花丸「ヒーローだよ。本当の...」
花丸「犯人は捕まったの?」
梨子「もちろん。報道管制を敷いてるから、明るみになってないけど」
花丸「そっか」
梨子「日本でテロが起きようとしていた事実は消えたわ」
梨子「でも、前任が残した事。私達は忘れない」
花丸「うん...」 梨子「結局、正解のコードを切れたんだけど...」
梨子「花丸ちゃんの言ってた色の意味、分かった?」
花丸「さっぱりずら」
梨子「あらまぁ」
花丸「ただ、コーランの中で、緑って縁起がよくて」
花丸「それを断ち切る行為だ、っていうのに掛けたんだと思う」
梨子「ふーん」
梨子「花丸ちゃんが黄色が好き。の方が、私には説得力あるかな」
花丸「...なんだそれ」 花丸「そういえば、梨子ちゃん」
花丸「鞠莉ちゃんから聞いたけど、連休明けたら、転校するんだって?」
梨子「情報早いね」
梨子「そうよ。前任が追っていたものも、見つかったし」
梨子「小原とヤクザとの繋がりも見当たらなかった...」
梨子「私は新しい場所で、潜入調査をするわ」
花丸「そっか」 梨子「ねぇ、寂しい?」
花丸「別に」
梨子「素直じゃないよねー」
梨子「あの録画してたビデオ通話、また、流そうか?」
梨子「梨子ちゃぁぁぁんって?」
ベシッ
花丸「やめるずら」
梨子「へへへ。はい」 ---
花丸「元気そうでよかった。オラ、そろそろ行くずら」
梨子「そう...」
梨子「また色々依頼すると思うけど、よろしくね」
花丸「うん。比較的優先して処理してあげる」
梨子「ありがとう...」
梨子「ねぇ、花丸ちゃん」
花丸「ん?」
梨子「...また会えるよね?」
花丸「...ふ」
花丸「オラはハッカー」
花丸「梨子ちゃんがネットに繋がっている時、オラは側にいるよ」
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花丸「オラはハッカー3」 終わり 完結です。読んでいただきありがとうございました。
実在の人物や団体、阪神とは関係ありません。
また、スレ立て代行してくださったかた、ありがとうございました。 シリーズ全部読んでた
今回もおもしろかった ありがとう 続編あったんやね、気づかず2を飛ばしてしもうた
今からよんでくる、乙 墓参りで一瞬バットエンドかと思ったわw
シリーズ通して面白かったわ乙 >>3
これそこらじゅうで見るけど
どういう状況なの?
千歌ちゃんが近くにいるの? 全部見たけど全部面白かった
裏稼業に身を置いてはいるけど友達思いなキャラってほんと好き >>115
確かちかまるで果南たちをおちょくってたら、果南がブチ切れたみたいな感じだった気がする >>121
そういうことか
おちょくるなよ果南ちゃんをw 乙です
ルビィちゃん迷子事件とか気になるのもあるのできっとまた書いてくれると信じてます! 今回も面白かったよ
爆弾処理シーンでコナンの映画思い出したわ 乙
完結ちょっと寂しいけどめでたい
一ヶ月楽しませてもらったよ 本編は完結だけど番外編でルビィちゃん迷子事件を書いてくれるんですよね? コメント沢山ありがとうございます...!
初のSSで、シリーズ化と言う無謀を完結出来たのは、
皆さまのお陰だと思っています。
2話も、鞠莉が可哀想というコメントからヒントを貰い、
今回も、ラブライブ関係ない、と言うツッコミのお陰で書けました。
完結はしましたが・・・
またハッカー花丸ちゃんを書きたくなると思うので、
その時は、どうぞ、よろしくお願いいたします。 乙です
このシリーズ好きなのでぜひまた続編をお願いします ハッキングしてる中で「枝を付ける」って表現があって、攻殻でよく使われる(オリジナルなのかは知らん)表現だから元ネタと判断されたのかなと。プロットとかは作者オリジナルでしょう。ベースシナリオはまぁ犯罪ものに良くあるネタではあるが。
兎にも角にも面白かったから良いじゃないか。 >>51からの流れとかイノセンスだし、セリフも随所に攻殻入ってるでしょ
でも面白かったからいいと思います 淡々と進む中に緊張感を感じられるのがこのシリーズの好きなとこだわ
最後にスレタイ回収するのも良い演出だね 133.4 ÷ 4 = 33.35 ≒ 33.4
知らなかったわwww 自転車のサドルスレがこのスレの設定使ってて草生えたわ 見てきた。あんなん笑うやんwww
DQN花丸ハッカー もっと見たい --- --- ---
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花丸「オラはハッカー:千歌ちゃんは悪友」
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--- --- --- 深夜の悪ノリ
花丸「...ずら!」
千歌「かしこーい!」
ワイワイ ワイワイ!!
善子「...ふう」
善子「最近、あいつ、よく高海先輩とつるんでるね」
ルビィ「う、うん...」
ルビィ「で、でも、楽しそうだし、ルビィはいいと思うな」
善子「ま、桜内さんが転校してから...」
善子「露骨にテンション下がってたから、ちょっと安心してるわ」
ルビィ「そうだね!」ニコッ 曜「お、千歌ちゃん、また花丸ちゃんと...」
善子「わ、渡辺先輩!おはようございます!」
ルビィ「お、おはようございます!」
曜「うん。おはよー。かしこまらなくていいよー」
曜「てか、ごめんね。千歌ちゃんが君達の友達取っちゃって」
善子「いえいえ。いくらでも持ってってください。あのズラ丸は」
曜「あはは」 曜「でも、最近手の込んだイタズラを、あの二人がしてるみたいでさー...」
善子「花丸が...イタズラですか?」
曜「あれ?あんまり、そういう事しないタイプなの?花丸ちゃんって」
善子「私の知る限りでは、はい」
ルビィ「うゅ」
曜「あちゃー。じゃあ、千歌ちゃんが吹き込んでんだなぁ」
曜「まじで、そろそろストップしないと...」
曜「堪忍袋が切れそうな奴が、一人いるんだよねー」
ルビィ「そ、そんな...」 善子「誰なんですか?その、イタズラに迷惑してるのは?」
曜「んー。迷惑っていうか、気にくわないって感じなのかな?」
曜「ブチギレそうなのは....」
果南「わ・た・し・だ・よ」
ルビィ「ピギィ!」
善子「ひ、ひぇ!」 果南「曜。千歌を見張っとけって言ったよね?」
曜「あははは...」
ルビィ「ま、松浦さん...」
果南「お、ルビィじゃん。久しぶり」
ルビィ「うゅ...あの、そんなに花丸ちゃんに怒ってるんですか?」
果南「激おこだね」
ルビィ「ピギィ...」 ルビィ「で、でも、花丸ちゃんはそんなイタズラなんて...」
果南「いいや。するね」
果南「家庭科室の洗剤をぶちまけたのも」
果南「花壇に芋植えたのも、全部あいつらだね」
曜「でも、防犯カメラに映ってなかったんでしょ?」
果南「でも、あいつらなの!!」
善子「あはは...こえー...」
果南「ん?」
善子「むぐ....」 果南「鞠莉も、可愛げがあるから、ほっときなさいって言ってるけど...」
果南「甘すぎるね!」
果南「必ず、次こそは尻尾を捕まえてやる!」パキポキ...
善子「あの、花丸の奴、そんなに肉体系じゃないんで...」
善子「お手柔らかにしてやってくださいね...?」
ルビィ「うゅ...」
曜「ほーんと、平和だなぁ...」
曜「千歌ちゃんも、ロープで縛られる前にやめといたほうがいいのに〜」 --- --- ---
花丸「でね!次やろうと思うのは...,」
千歌「うんうん」
花丸「自転車の...ゴニョゴニョ...ずら!」
千歌「あはは!かしこーい!」
花丸「早速、駐輪禁止切符切られてる自転車に成敗ずら!」
千歌「オー!」
サドルに続く...
https://itest.5ch.net/fate/test/read.cgi/lovelive/1517754857
千歌ちゃんは悪友 終わり サドルスレからの、スレッドクロスオーバーへのレスポンスです。
ちょっと書き方似せてくれてて、嬉しかったです。
スレクロスはタブーとされてるけど...
>>3のような、DQN花丸の象徴のようなコメントが
スレッドの垣根を超えて、広がっているし...多少はね?
おやすみなさい 名称としてあるだけでラブライブはやはりオマケのようだったけどそれでもイイ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています