千歌「近未来ハッピーエンド」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
梨子「千歌ちゃん歌詞はできそう?」
千歌「うぅ…もうちょっと先じゃダメ?先にAZALEAとGuilty Kissの方から作曲してもらうとか」
曜「…」ボー
梨子「3曲同時に取り組んだ方がそれぞれの色を出せるかなって。それにそんなこと言ってたらあっという間に時間なくなっちゃうわよ?」
千歌「そうだよね…。今度こそ恋の歌にしようかなってのは決めてるんだけど、やっぱり経験がないとねぇ…。梨子ちゃんホントは東京で熱い大人の恋の経験あるんじゃないの?聞かせて!」
梨子「そんなのないって言ってるでしょう!無理に恋の歌にしなくてもいいから頑張ってね」 千歌「えぇ〜絶対曜ちゃんルビィちゃんとアツいアツゥ〜い恋の曲を歌いたいんだもん!ね!よーちゃん!…よーちゃん?」
曜「ん?そ、そうだよね!ヨーソロー!」
千歌「…ちゃんと話聞いてた?何かボーッとしてなかった?」
梨子「高飛び込みの練習そろそろじゃなかったかしら?行かなくて大丈夫?」
曜「ハッ!あ、ありがとう梨子ちゃん!それでは行ってくるであります!」タッタッ 千歌「頑張ってねー」
梨子「曜ちゃん大丈夫かしら…」
千歌「心配っちゃ心配だけど…。いざとなったら曜ちゃんのこと理解してる世界ランク暫定1位のこのチカにおまかせあれ!」
梨子「千歌ちゃんのこと疑うわけじゃないけど…、この前みたいなこともあるし」
千歌「それを言われると何にも言えません…。いざとなったら果南ちゃんとか鞠莉ちゃんもいるし!!」
梨子「それなら安心ね」 千歌「ひどーい!いいもんチカが解決してあげるんだもん!」
梨子「曜ちゃんのことはもちろん心配だけど歌詞も忘れないでね」
千歌「うっ、折角忘れられてたのに…。もしかしたら曜ちゃんの悩みを解決することが作詞にも…!」
梨子「はいはい。この後は新しく始まるユニットでの練習だしそこで考えてみたら?」
千歌「はーい…」 ――――――――――
放課後
ルビィ「こんにちは。千歌ちゃん、歌詞はできそう?」
千歌「う、またその話…。考えてはいるんだけど…」
ルビィ「あ、ごめんなさい。催促してるわけじゃなくて、何か少しでもお手伝いできたらと思って…。ルビィじゃ何の役にも立たないかもしれないけど…」
千歌「うぅ〜ルビィちゃんはいい子だねぇ。梨子ちゃんったらまるで借金の取り立て屋さんみたいに歌詞歌詞って」
ルビィ「そんなこと聞かれたら怒られるんじゃ…」
千歌「やっぱり恋の歌がいいよね!?」
ルビィ「恋の歌…。ちょっと恥ずかしいけど…。うん、賛成!」
千歌「とは言ったものの中身は全然思い浮かばないんだよねぇ…」 ルビィ「曜ちゃんには相談してみたの?」
千歌「いや、まだ…。あ、曜ちゃんと言えばなんだけど、最近ボーッとしてること多くない?」
ルビィ「分かります!この前も練習してたときお姉ちゃんに怒られてたし」
千歌「うーん、悩みごとでもあるんじゃないかなって梨子ちゃんと話してたんだけど」
ルビィ「悩みごと?ま、まさかそれこそ…恋、とか!?」
千歌「恋!?」
ルビィ「うん!Aqoursの誰かに恋しちゃって練習中もその人のことばっかり考えちゃってたりして!」
千歌「そうかぁ…。曜ちゃんが恋かぁ…」
ルビィ「ね、ねぇ!曜ちゃん誰のことが好きなのかな!?」 千歌「うーん、やっぱり梨子ちゃんかなぁ…。突然転入してきた美少女!一目惚れだったが、まさかそんなはずは…とその気持ちを心の奥底に…。しかし、いつまで経っても消えないときめき!ついに梨子ちゃんへの恋心を自覚して…!?」
ルビィ「きゃーっ!も、もしかしたら善子ちゃんなんてのもあるかも!一緒にバスで帰る曜ちゃん。いつもなんてないことをお話しながら可愛がっていたらいつしか頭から離れなくなり…。」
千歌「うーんそれもいいねぇ!あ、あとは鞠莉ちゃんとか! 甘い年上の魅力溢れる鞠莉ちゃん!悩みを解決してもらったときの感謝の気持ちはやがて…!」
ルビィ「甘酸っぱいです!」
千歌「はっ!?まさかのルビィちゃん!?少人数スクールアイドル大会に向けてユニットを組むことになった曜ちゃん!3人で練習していく内にルビィちゃんの可愛さのトリコに…!」
ルビィ「え、ルビィ!?ないない、ないです!」 千歌「はー、曜ちゃんが恋かぁ…。誰のことが好きでも叶うといいなぁ」
ルビィ「勢いで盛り上がっちゃったけど曜ちゃんの悩みが恋だと決まったわけじゃないような…」
千歌「そうだった…。でもでも、やっぱりそうだといいなぁ」
ルビィ「今まで曜ちゃんにそういう話ってなかったの?」
千歌「ないねぇ…。ちっちゃい頃はパパと結婚するんだー!!なんて言っちゃってたし」
ルビィ「うわ〜可愛い!」 曜「ヨーソロー!渡辺曜、ただいま参上であります!」ガチャ
千歌「ヨーソロー!」
ルビィ「こんにちは」
曜「盛り上がってみたいだけど何の話してたの?」
ルビィ「え!?えーっと…、そ、そう!曜ちゃんの小さい頃のお話!」
曜「私の?えへへ、ちょっと恥ずかしいね…」
千歌「ルビィちゃん…。隠すのはやめよう!ズバリよーちゃん!あなたは今恋をしていますね!」
曜「」ビクッ 千歌「え、よーちゃん…?」
ルビィ「まさか本当に…」
曜「そ、そんなわけないであります!千歌ちゃん作詞しないといけないんだよね!手伝うであります!」
千歌「あ、怪しい…!」
ルビィ「」ウンウン
曜「う…。あ!プールに忘れ物しちゃったから取りに行かなきゃ!遅くなるかもしれないから先に帰ってていいよ!」ダダダ ルビィ「曜ちゃん顔真っ赤だったね…」
千歌「あの反応はどう見ても恋…!明日く・わ・し・く!聞いてみなくちゃ!」
ルビィ「本当に恋ならあんまりからかうのは良くないんじゃ…。変なこと言って暴走させちゃって失恋…なんてことになっちゃったら大変だし…」
千歌「それもそうかも…。うーっ!もやもやするー!もし梨子ちゃんのことが好きだったらと思うと梨子ちゃんに話すのもできないし…」
ルビィ「ルビィも花丸ちゃんと善子ちゃんには内緒にしておかなきゃ…」 千歌「でも恋かぁ…。ルビィちゃんはしたことある?」
ルビィ「い、いや…。千歌ちゃんは?」
千歌「私も…。曜ちゃん今どんな気持ちなんだろう…」
ルビィ「ルビィなんかが好きな人できたらもうその人のことしか考えられなくなってパニックになっちゃいそう…」
千歌「私もしてみたいなぁ…。運命の恋…!神よ迷えるこの私のために運命の人を…!」
ルビィ「えへへ。きっと千歌ちゃんも素敵な恋ができるよ」
千歌「ってもうこんな時間!?また歌詞進まなかったよぉ。悪の取り立て人梨子ちゃんにどんな目に遭わされるか…」
ルビィ「ルビィもおしゃべりしてただけってバレたらお姉ちゃんに怒られるかも…」 ――――――――――
翌朝
ちかりこ「「おはよう。曜ちゃん」」
曜「おはヨーソロー!」
梨子「曜ちゃん、悩みは解決した?」
曜「な、悩み!?渡辺曜は未来に向かって全速前進!悩みなんてないであります!」アセアセ
千歌「うんうん、曜ちゃんならきっと自分で解決できるよ!チカ、曜ちゃんのこと信じてるから!頑張ってね!」
曜「ち、千歌ちゃん…?」
千歌「あ、でもでも、ナイスなアドバイスできるかもしれないから、チカだけにお相手さん教えてくれてもいいんだよ」コソコソ
曜「の、飲み物買ってくるであります!」ピュー 梨子「もう、千歌ちゃん。あまりからかっちゃダメよ」
千歌「え!?梨子ちゃん、曜ちゃんが恋してるって知ってたの?」
梨子「こ、恋!?私はただ…」
千歌「あーっ!やっちゃった…。ごめんね曜ちゃん…」
梨子「曜ちゃんそんなこと言ってたの?私にも言ってくれたら良かったのに…」
千歌「いや、チカとルビィちゃんの想像だけど」
梨子「なんだ、呆れた。もし本当にそうだったらなおさらからかっちゃダメじゃない」
千歌「はーい。次のユニット練楽しみだなぁ」
梨子「全然反省してない…」 ――――――――――
休み時間
曜「昨日は歌詞手伝えなくてごめんね。なんか方向性とか決まった?」
千歌「うぅ〜、昨日はルビィちゃんとおしゃべりしてるだけで終わっちゃった…」
曜「あははっ、でもそろそろ本気で考えなくちゃね」
千歌「いや、よーちゃんにはもっと大事なことがあるはず…!チカとルビィちゃんだけで何とかしてみせるよ!」
曜「またその話?悩みなんてないよー」 ――――――――――
夜
千歌(曜ちゃんが恋かぁ…。羨ましいけど…、やっぱりハラハラしちゃう…)
千歌(応援してるからね!)
千歌(えへへ。こんな気持ちになったの初めてかも)
――――――――――
曜「…」
曜「よしっ!」 ――――――――――
翌日放課後
千歌「さあ、よーちゃん!観念する時だよ!」
ルビィ「ち、千歌ちゃん…。やっぱり無理やり聞き出すなんてよくないよ…」
曜「ううん。いいのルビィちゃん。渡辺曜覚悟を決めたのであります!」
ちかルビ「「おお…!」」
曜「昨日千歌ちゃん聞いたよね。いつ告白するの?って」
千歌「うんうん!」
曜「それはズバリ今日!色んな事があってうじうじしすぎるのは良くないって思ったんだ!」
千歌「ええっ〜!」
ルビィ「曜ちゃん、かっこいい…」 曜「それでは行ってくるであります!」ダダダ
千歌「えっ!今!?おーい、お相手は?お相手は〜?」
ルビィ「行っちゃった…」
千歌「うぅ〜気になる〜」
ルビィ「ルビィ達やっぱり暴走させちゃったのかな…。相手の子もびっくりしちゃうんじゃ…」
千歌「うーん…。それは大丈夫じゃないかな」
ルビィ「え?」
千歌「ルビィちゃんも見たでしょ?あの曜ちゃんのキラキラした瞳。きっと想いは届くよ!」
ルビィ「…。うん!ぜったい、叶うといいね!」 千歌「さあ私達もやることやっちゃおう!曜ちゃんのことは…もう信じるしかないってことで!」
ルビィ「歌詞、だよね!」
千歌「うん。実はちょっと思い浮かんだのがあるんだ。今の私とルビィちゃんにしか書けないような」
ルビィ「千歌ちゃんと…私?」
千歌「そう!友達の初恋を応援する女の子の歌!」
ルビィ「わぁ…!素敵だね!やっぱり恋の歌とはちょっと違うかもだけど…」 千歌「えへへ!いーの!恋の歌はいつか私達が恋をした時、その時の気持ちを歌詞にすればいいんだよ!」
ルビィ「そうだねっ。あ、恋の歌は曜ちゃんに書いてもらう、なんてのはどうかな?」
千歌「おお〜!それもいいねぇ。うぅ、曜ちゃんが一足先にオトナになるのを実感しちゃう」
ルビィ「ルビィ達はまだまだコドモ!だね!」
千歌「じゃあ恋を知らないコドモな私達はオトナになりかけの曜ちゃんを応援しつつ、頑張ろー!」
ルビィ「おーっ!」 千歌「タイトルも考えて来たんだ!その名もズバリ…」 同じく近未来めっちゃ好き
この誕生秘話の設定もドンピシャで好きよ、おつ! 友達の恋を応援するって面白い歌詞だよね
近未来はルビィちゃん色濃くて好き 面白かったです 歌詞も曲も合いの手も(衣装も)好き
実際言うほど衣装ひどくないだろ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています