梨子「手が、かじかむ…」
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梨子「凍えそうなぐらい寒いな…」
梨子「手が、かじかむ…」
梨子「手袋落としちゃった…失敗したな」
千歌「あれ?梨子ちゃん、どうしてこんなに朝早く学校に?」
梨子「千歌ちゃんこそ!どうしたの?いつもは寝ぼすけさんなのに」
千歌「むー。たまには千歌だって早起きしますー!」 千歌「歌詞が思い浮ばなくて…」
梨子「ふむ」
千歌「朝、誰もいない学校に行ったら思い浮んだりするかな〜って思って」
梨子「突拍子も無いわね」
梨子「それで歌詞思い浮んだ?」
千歌「…」
梨子「思い浮んでないんでしょ?」
千歌「…はい」
梨子「しょうがないわね…」 千歌「梨子ちゃんはどうして朝早く?」
梨子「たまたま早起きしたから早く学校行ってみようかなって思って」
千歌「何だか似たもの同士だね」
梨子「千歌ちゃんみたいに詞を考えるために出歩いてたわけじゃないわよ?」
千歌「えー!梨子ちゃんのいじわるー」 千歌「そうだ!ピアノで何か弾いてくれない?そしたら思い浮ぶかも」
梨子「ええー?今から?」
千歌「お願〜い。梨子ちゃんのピアノを聴いたらきっと良い歌詞が思い浮ぶから〜」
梨子「…もう!仕方ないなー」
千歌「やった!」 音楽室
梨子「っ!」
千歌「どうしたの?」
梨子「手が、かじかんでて…」
千歌「大丈夫?」
梨子「今の状態だとピアノ上手く弾けないかも…」
千歌「梨子ちゃん」ギュッ
梨子「え!」 千歌っちの背中に手を突っ込めば良いんじゃないかな? 千歌「うわぁ!梨子ちゃんの手すっごく冷たい!」
梨子「ど、どうしたの千歌ちゃん!?急に私の手を握って///」
千歌「こうしたら暖かいでしょ?」
梨子「う、うん///」
千歌「私が梨子ちゃんの手を温めるよ」
梨子(千歌ちゃんの手、暖かい…) 梨子「ありがとう千歌ちゃん///」
千歌「もう大丈夫?手、寒くない?」
梨子「うん///」
梨子(むしろ、熱いぐらい…)
梨子「それじゃあピアノ弾くね…」 ・
・
・
梨子「♪」
千歌「パチパチパチパチ」
千歌「二人だけの教室で梨子ちゃんのピアノを聴くなんて…何だかロマンチックだね」
梨子「そうだね…前にもこんな事あったっけ」
千歌「あれは夏の夜という今とは真逆だったけど」
梨子「ふふっ。確かに」 千歌 「大丈夫?おっぱい揉む?」
あると思います..... 梨子「それで歌詞思い浮んだ?」
千歌「…」
梨子「…思い浮ばなかったのね」
千歌「はい…ごめんなさい」
梨子「もう、仕方ないわねー」 夜
ダイヤ「はい!それじゃあ今日の練習はこれで終わりにしましょう」
「はーい」「みんなお疲れ様ー」「お疲れデース」
果南「夜は寒いので暖かい格好で帰る事!」
「はーい」 梨子「やっぱり夜は寒いな…」
千歌「朝より寒いかもね」
千歌「梨子ちゃん、手袋は?」
梨子「今日来る時に落しちゃったの」
千歌「あらまー」
梨子「通学途中、携帯を取り出そうとした時に溝に落しちゃって」
千歌「それは災難だったね…」 千歌「それじゃあ千歌の手袋を片方使うと良いよ!」
梨子「そんなの千歌ちゃんに悪いわ。片手が寒くなるでしょ?」
千歌「だいじょーぶ!」ギュッ
梨子「え///」
千歌「片手は梨子ちゃんと手を繋ぐ。これで寒くないよ」
梨子「…うん」 梨子(千歌ちゃんと手を繋ぎ)
梨子(冬の星の下を歩く)
梨子(それはとても素敵な時間でした…) 千歌「こうして梨子ちゃんと手を繋いでいると心まで暖かくなってる気がする」
梨子「ほんとだね」
千歌「何だか歌詞も思い浮んできそう」
梨子「本当?」
千歌「うん。とっても綺麗な歌詞になりそう!」
梨子「それじゃあ私も綺麗な曲を作らないとね」
終わり 短いけど、これで終わりです
読んでくれた方、ありがとうございました 細かいけど千歌ちゃんと梨子ちゃんは一緒に学校行くから早く登校する日は連絡すると思われ
よかったよ乙 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています