千歌「漢字クイズしよーよ、梨子ちゃん!」
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ーーー千歌の部屋
梨子「……漢字クイズ?」
千歌「そうだよ! 漢字クーイズっ!」
曜「梨子ちゃん、漢字は得意?」
梨子「苦手ってわけでもないし、得意ってわけでもないから……普通、かな?」
千歌「なら、ちょうどいーじゃん!」
曜「漢字のお勉強がてら、漢字クイズしようよ!」 梨子「んー、まあ、お勉強するのは、悪いことじゃないから……」
千歌「でしょでしょー?」
曜「だからやろうよ、ねっ?」
梨子「……わかった、やろうかな、漢字クイズ」フフッ
ようちか「うおっしゃー!」ガッツポ
梨子「そんなガッツポーズするほど、喜ばなくていいんじゃない?」 ガサガサ
千歌「実はねぇ……」
ゴトンッ
千歌「こんなことがあろーかと、漢字クイズの問題、もう用意してあるんだー!」
梨子「用意周到だね」
曜「『ヤマトの真田さん』ばりの用意周到っぷりだよ、千歌ちゃん!」
千歌「ていうか、曜ちゃんは知ってて当然じゃん、この問題一緒に考えたんだから」
曜「まあね」
ようちか「あはははっ!」 梨子「千歌ちゃんと曜ちゃんで、クイズの問題考えたの?」
曜「その通りでありまーすっ!」
千歌「曜ちゃんが問題考えて、チカの達筆で漢字書いたんだよ!」
梨子「へぇ……そうなの……」
曜「どうしたの、なんか不安そうだね」
梨子「……ちょっと、ね……。嫌な予感が少し……」 曜「嫌な予感なんて、ひどいなあ梨子ちゃん!」プンスコ
千歌「ちゃんとした漢字クイズに決まってんじゃん!」
梨子「んー……不安だ……」
千歌「……わかった、そんなに悩むなら、この漢字クイズに全問正解したら、ご褒美あげよう!」
梨子「……ご褒美?」 千歌「そー、ご褒美! ……全問正解したら、チカがハーゲンダッツを奢ってあげるのだ!」
曜「おー、千歌ちゃん太っ腹ー!」
千歌「曜ちゃんも奢るんだよ」
曜「はっ? 何それ聞いてない」
千歌「当然でしょー? チカと曜ちゃんで問題出すんだから、梨子ちゃんが全問正解した暁には、二人でハーゲンダッツ奢らなきゃ」
曜「むぅ……しょうがないなあ。わかったよ、私もハーゲンダッツ奢ってあげる!」
千歌「何味でもいーよ!」 梨子「……味は何でもいいんだけど。けど、二人に奢ってもらえる、っていうなら……頑張れるかな?」
千歌「そうこなくっちゃ! でも、もし全問正解できなかったら……」
梨子「できなかったら……?」
千歌「罰ゲームをやってもらうのだ……」ニヤリ
梨子「……罰ゲーム?」 千歌「そうっ! 罰ゲーム!」
曜「まあ、豪華景品があるなら、罰ゲームがあって然るべきだよねー」
千歌「何かを得るためには何かを犠牲にしなくちゃ、いけないのだ……」
曜「……それちょっと、ニュアンス違わない?」
千歌「ふいんきだけで言ってみたよ」フハハ
梨子「うぅん……罰ゲーム……」 曜「やろうよ、梨子ちゃーん。全問正解すればいいんだよー?」
梨子「……その罰ゲームって、例えば……お笑い芸人さんのモノマネとか、変なダンスだったりしない?」
千歌「しないしない」
曜「何言ってんの。梨子ちゃんに罰ゲームとはいえ、そんなお下品なことさせるわけないじゃん」
梨子「……なんだか、遠い昔にやったことがあるような……」
ようちか「気のせい、気のせい!」 梨子「ちなみに、罰ゲームって……何?」
千歌「お笑い芸人のモノマネでも、変なダンスでもないよ。……うちのカラオケで、歌を歌ってもらいます」
梨子「……カラオケ?」
千歌「そう、カラオケ! 有名なアイドルソングを、歌ってもらうの!」
曜「よく梨子ちゃん言ってるよね。『歌はあんまり得意じゃなくって。Aqoursの為にも、もっと練習しなくっちゃ』って」
梨子「……まあ、確かによく言ってるね。主に読み込み中に……」
千歌「だったら、練習しよーよ、歌歌ってさー」 梨子「アイドルソングを歌うのなら……まあ、梨子もスクールアイドルだから……」
曜「スクールアイドルだし、いいよね?」
梨子「……うん、わかりましたっ! 漢字クイズ、受けて立ちます!」
曜「オッケー、そうこなくっちゃねぇ!」
千歌「よーしっ、それじゃあ、漢字クイズスタートなのだぁ!」 曜「それでは、第一問! デデンッ!」
梨子「……効果音も自分でつけるんだ」
千歌「最初だから、簡単な問題だよ!」
バンッ
千歌「このフリップに書かれた漢字は、なんて読むのでしょーか?」
鰯
梨子「もしかして、魚の名前の漢字クイズ?」 千歌「そうっ! 魚の名前の漢字クイズ!」
曜「梨子ちゃんも、内浦に引っ越してきたからには、魚の名前の漢字くらい、わからないとね」
梨子「んー……」
曜「……おやおや、梨子ちゃん。早速わからないのかな?」ニヤニヤ
梨子「ううん、違うの。その逆。すぐにわかっちゃった」フフッ 曜「ほう、それじゃあ正解をどうぞ!」
梨子「正解は……『いわし』」
曜「ファイナルアンサー?」
梨子「……ファイナル、アンサー」
曜「……」
曜「正解っ!」
千歌「流石に溜めなかったね、曜ちゃん」
曜「まあ、まだ最初だしね」 千歌「魚編に、弱い、って書いて『いわし』」
曜「名前はとっても貧相だけど、栄養がたくさん詰まった魚なんだよね」
千歌「うん。なんでも『海のお米』って呼ばれるくらい、栄養価が豊富らしいよ」
梨子「それは知らなかった。初耳だよ」
曜「愛知県の名古屋港水族館では、何万匹の鰯が群れで泳ぐ『マイワシのトルネード』が観れるんだって」
梨子「へぇ、それはきっと壮観なんだろうなあ……」
千歌「三津シーでもやってほしいよね」
曜「三津シーの規模では無理だよ。せいぜい鰯十数匹泳がせるのが限界だよ」 梨子ちゃんに罰ゲームさせるシリーズ読んだことあるけど同じ人かな? 曜「続いて、第二問!デデンッ!」
千歌「このフリップに書かれた漢字は、なんて読むのでしょーか?」
鯖
梨子「魚編に、青……」
千歌「これもまだ簡単な方だよねー」
曜「読んで字のごとくだしね」 梨子「ふふっ、わかりましたっ」
曜「では、それじゃあ正解をどうぞ!」
梨子「正解は……『さば』」
曜「ファイナルアンサー?」
梨子「ファイナル、アンサー」
曜「……」
曜「正解っ!」
千歌「これもまだ溜めない!」
曜「簡単な問題だしね」 千歌「魚編に、青い、って書いて『さば』」
曜「青魚の代表みたいな魚だしね」
千歌「どうでもいいけど、フランス語の『サヴァ』って、どういう意味か知ってる?」
梨子「確か……挨拶みたいな意味だったような……」
千歌「その通り、『やぁ!』って気軽に挨拶する意味らしいよ」
曜「じゃあ、もしフランス人が鯖を見て『サヴァ』『サヴァ』って言ってたら……鯖に挨拶してるのかな?」
千歌「普通に『サバ』『サバ』って名前言ってるだけじゃない?」 曜「続いて、第三問! デデンッ!」
千歌「このフリップに書かれた漢字は、なんて読むのでしょーか?」
鰹
梨子「魚編に、堅い……」
曜「ほーんのちょっと、難しくなるよー?」
梨子「梨子ちゃん、わっかるかなー?」 梨子「んー、なんだったかなあ……」
千歌「おやおや、わかんないー?」
梨子「ちょっと、出てこないかなあ……」
千歌「それでは、ヒントを出してあげましょー!」
梨子「あ、ヒントくれるんだ……」
曜「今から再現するやり取りに、ヒントが隠されてるから、よく考えて、ピンと来てね?」 千歌「それじゃあ、ヒント出しまーす」
曜「『ガラガラガラ』」
曜「『おーい、磯野ー! 野球しようぜー!』」
千歌「『おう、中島ー!』」
ようちか「……はいっ」
梨子「い、今のがヒント……?」
千歌「比較的わかりやすいヒントだと思うなー」
梨子「最初の『ガラガラガラ』って効果音は何……?」
曜「玄関開ける効果音だよ」 梨子「うーん、イソノ、ナカジマ……?」
曜「考えてますなあ……」
千歌「沼津にも深い関わりのある、国民的アニメのよくあるシーンなのにね……」
梨子「イソノ、ナカジマ……磯野、中島……!」
千歌「おっ、どうやらわかったみたいだね」 曜「それじゃあ正解をどうぞ!」
梨子「答えは……『かつお』」
曜「ファイナルアンサー?」
梨子「ファイナル、アンサー……」
曜「……」ジーッ
千歌「おお、ここでちょっと溜めてきた、みのさんみたいだ!」 曜「……」ジーッ
梨子「……」ドキドキ
曜「……」ムスーッ
梨子「……えっ、違うの?」
曜「……」ムスーッ
曜「……正解っ!」ニヤァ
梨子「もお、紛らわしいよぉ……!」
千歌「でもみのさん、ってこんな感じだからね」 千歌「魚編に、堅い、って書いて『かつお』」
曜「なんで堅い魚って書いて『かつお』って読むか知ってる?」
梨子「うーん……鰹節の原料だから? ほら、鰹節って堅いから……」
曜「違うよ。色々通説はあるみたいだけど、古事記や万葉集に『堅魚(かたうお)』って表記があったんだけど、それが変化して『かつお』になったんだって」
梨子「そうなんだ。曜ちゃん詳しいね」
曜「いやあ、それほどでも……///」
千歌「やほおー検索で調べてそのまんま教えただけじゃん」 曜「続いて、第四問! デデンッ!」
千歌「このフリップに書かれた漢字は、なんて読むでしょーか?」
鱸
梨子「……一気にレベルアップしたみたいね……」
千歌「確かにさっきよりかは難易度上がったねー」 梨子「なんて読むの、これ……」
千歌「まあ、ちょっと今回の文字は形容しがたいよね」
曜「この問題にも、ヒントはあるよ!」
梨子「……それじゃあ、ヒントください!」
曜「オッケー。それじゃあヒント出しまーす」
千歌「これから出すヒントはね、この問題の漢字と同じ読みの漢字を持つ人たちの名前なんだけど……」
曜「名前だけ出すから、そこから連想してね」 一朗
平
郁洋
誠也
梨子「……これ全部、男の人の名前?」
曜「そうだね」
梨子「……この人たちの名前に、何か共通点ってある?」
千歌「うん、全員プロ野球の選手!」
曜「二人は元だけどね」
梨子「そんなの連想できないよぉ! だって梨子、プロ野球知らないもん……」 千歌「しょうがないなあ……。じゃあ、別のヒント。今度は芸能人で同じ読みの漢字の人たちね」
福
紗里奈
雅之
愛奈
曜「おお、これは大ヒントだよ!」
千歌「これでわからないなら、もうダメだね、梨子ちゃん」
梨子「……最後の人の名前、どこかで見たことあるような……」 梨子「芸能人で、福……芸能人で……あっ、わかった!」
曜「それじゃあ正解をどうぞ!」
梨子「『すずき』! 『鈴木福』くんの『すずき』!」
曜「ファイナルアンサー?」
梨子「ファイナル、アンサー!」
曜「……せぇかーい!」ニヤァ
千歌「芸能人の名前でわかるあたり、梨子ちゃんもなんだかんだミーハーだねぇ」 千歌「『鱸』と書いて、『すずき』と読みます」
曜「ヒントの人たちはみんな、苗字が『鈴木(すずき)』さんなんだよねぇ」
千歌「イチローこと『鈴木一朗』に、今をときめくカープの四番『鈴木誠也』」
曜「マルモリダンスが懐かしい『鈴木福』くんに、ラッツ&スターの『鈴木雅之』」
梨子「……他の人たちは説明しないの?」
千歌「他の人たちは大丈夫でしょ」
曜「特に芸能人の最後の人はね」 曜「さて、いよいよ最後の問題だよ、梨子ちゃん」
千歌「これを正解したら、ハーゲンダッツが待ってるよ……」フフッ
梨子「……ここまで来たら、絶対正解してみせますっ!」
千歌「その意気やよし! では最終問題!」 曜「続いて第五問! デデデデンッ!」
千歌「このフリップに書かれた漢字は、なんて読むのでしょーか?」
バンッ
梨子「えっ……魚編に無?」
曜「さあ、お答えください!」 梨子「魚編に、無……んー、なんて読むの……」
千歌「ちなみにこれ、ノーヒントだからね」
梨子「えっ、ノーヒントなの?」
千歌「そりゃあ、最終問題だしね」
曜「最後にハードルをガツンと上げていくスタイルだね」
千歌「そーでないと、クイズ的に面白くないからね」 梨子「魚編に無、魚編に無……魚編に、無……」
曜「うわごとのようにブツブツ言ってる」クスクス
千歌「制限時間迫ってるよー、梨子ちゃーん?」ニヤニヤ
梨子「ええっ、制限時間なんてあったの!?」
千歌「今、決めました」
梨子「そんなの、ずるいよぉ……!」
曜「でも、どうせ答えが浮かばないんでしょ? それなら当てずっぽうでも、言っちゃいなよ」
梨子「……確かに出てこないけど……」 梨子「……わかったよ、当てずっぽうだけど、正解言うね?」
千歌「どーぞ、どーぞ」
曜「それじゃあ正解をどうぞ!」
梨子「答えは……『めだか』……?」
曜「ほほー、そりゃまたどうして」
梨子「『めだか』の体ってほとんど身が無いから……」
千歌「ほほーん、なるほどねぇ……」ニヤニヤ 曜「……ファイナルアンサー……?」
梨子「……ファイナル、アンサー……」
曜「……」ジーッ
梨子「……」ゴクリ
曜「……」ジロジローッ
梨子「……」ドキドキ
曜「……」ニヤッ
梨子「……」パアッ 曜「……ざーんねーん!」ニヤーリ
梨子「」ガーン 千歌「残念だったね、梨子ちゃん」ニヤニヤ
梨子「そんなぁ……」ガックシ
曜「四問正解まででドロップアウトしておけば、ガリガリくんは奢ってもらえたのにね……」
千歌「曜ちゃん、このクイズそんなルールないから」
曜「おっと、失礼失礼」テヘペロ
梨子「……正解は、なんて読むの?」 曜「よしっ、それじゃあ、正解発表ね」
千歌「魚編に無、って書いて正解は……」
ようちか「……『まぐろ』と読みます」
梨子「……ん? ちょっと待って二人とも」 曜「おやおや梨子ちゃん、物言いですか? 」
梨子「『まぐろ』って……確かこう書くんじゃないの?」
カキカキ
鮪
梨子「魚編に有る、って書いて『まぐろ』でしょ……?」
曜「……それじゃあ、千歌ちゃん解説を」 千歌「魚編の隣の漢字が、『無い』……」
千歌「漢字が、『無い』……」
千歌「かんじが、『ない』……」
千歌「かんじ、『ない』……」
千歌「かんじない……」
千歌「感じない」
千歌「感じないと言えば……『まぐろ』」
千歌「つまりそういうことなのだ」 梨子「……感じない? 感じないから……まぐろ……?」
曜「……千歌ちゃん、梨子ちゃんいまいちピンときてないみたい」
千歌「梨子ちゃん、わかんない?」
梨子「えっと……どういうことなの?」 曜「ほら……感じなくて、喘がず固まったままになっちゃう人のことを……『まぐろ』って言うでしょ?」
梨子「……何に感じないの……?」
千歌「えー、それチカの口から言わせるのー///」
曜「梨子ちゃんスケベだなあー///」
梨子「……?」 千歌「梨子ちゃん、耳貸して?」
梨子「うん……」
千歌「……」ゴニョゴニョ
梨子「……」 梨子「……!? え、え、え……エッチのときって……///」カオマッカッカノカー
ようちか「いぇーい、梨子ちゃん顔真っ赤っかー!」 梨子「そ、そんなの知らないよ……え、エッチのときに、か、か、感じない人のこと……『まぐろ』だなんて……///」
千歌「まあ、でも知っとかないと、社会に出たとき苦労するよ?」
曜「もしかしたら、猥談をする機会があるかもしれないしね」
梨子「そ、そ、そんな話……絶対しないもん! え、エッチな……エッチな話なんて!」
千歌「ていうか梨子ちゃん、エッチ言い過ぎ」
曜「エッチスケッチ桜内ー!」
梨子「い、つけないでよぉ……! そんなあだ名!」 梨子「だいたい、魚の名前の漢字クイズなのに……最後、全然関係ないじゃない……!」
千歌「『まぐろ』の語源は冷凍マグロから来てるらしいから、要素はあるよね」
梨子「でも……でもぉ……!」
曜「梨子ちゃん……もっと頭を捻らないと……」
千歌「とんちを効かせないとね。それこそ、イワシ食べてさ……DNA補給して頭を柔らかくしないと」
曜「千歌ちゃん、DNAじゃなくてDHAね」
千歌「あぁ、そうだっけ」
ようちか「ふははは……」 千歌「と、言うわけで……」
ようちか「梨子ちゃん、罰ゲーム!」ビシッ
梨子「そんなの、そんなのって、ないよぉ……」グスッ 曜「まあまあ、梨子ちゃん。今回罰ゲームは、歌を歌うことなんだよ?」
千歌「そうそう。お笑い芸人のモノマネとか、そんなんじゃないんだからさ……」
梨子「……はめられた、はめられたんだ私……」
千歌「それじゃあ、十千万の大広間に移動しよーっ!」 ーーー十千万 大広間
千歌「実はさ……大広間のカラオケ、新しいのに替わったんだよね」ニヤリ
曜「すごーい、これカラオケ屋さんと同じやつだ!」
千歌「前まで、本で曲をいちいち探してたのを、これからはデンモクで曲が簡単検索できるのだ!」
曜「奮発したねぇ、千歌ちゃん!」
梨子「……どうでもいいよ、そんなの……」ムスッ 曜「梨子ちゃん。ここは腹くくってさ、カラオケしようよ」
千歌「うんうん。罰ゲームとは言っても、歌歌うだけなんだから、難易度は低いよ?」
梨子「……わかりました。……念を押すけど、変な曲じゃないよね?」
千歌「最初にも言ったけど、歌ってもらうのは、有名なアイドルソングだよ」
梨子「……どれだけ有名なの?」
千歌「お父さんもお母さんもみんな知ってるレベル!」
曜「うちのお父さんだって知ってるよ」
千歌「思春期の女の子の悩みを歌いあげた……1980年代の名曲だよ?」 梨子「……みんなが知ってるレベルの曲なら、変な曲ってことはない、か……」
曜「だからさ、歌の練習程度のノリで歌っちゃおうよ!」
梨子「うん……。わかったけど……そのかわり、一回だけだよ?」
千歌「そうこなくっちゃ!」 千歌「じゃあ、早速デンモクで曲を送信するねー」
ポチポチッ
千歌「送信完了!」
曜「じゃあ、この曜ちゃんが曲紹介しちゃうよ!」
千歌「『どうでもいい情報を教えてくれる、80年代の歌番組の曲紹介』風にお願いね!」
曜「了解!」ケイレイッ 曜「……」ペコリッ
曜「……桜内梨子ちゃんの最近の悩みは、『おでこにできたニキビをうっかり潰してしまったこと』だそうです!」
梨子「ちょ、ちょっとそれ内緒にして、って言ったのにぃ!」
曜「それでは、今週第一位! 『おニャン子クラブ』で……」
曜「『セーラー服を脱がさないで』」
梨子「えっ、なにその曲名」 https://youtu.be/VSp48Y-Xioo
〜〜♪
梨子「せ、セーラー服をぉ……脱がさないで……///」
梨子「今は……ダメよ我慢なさってぇ……///」
梨子「セーラー服をぉ……ぬ、脱がさないで///」
梨子「い、嫌よダメよ、こ、こんなところじゃ……///」 梨子「女の子はいつでもー……///」
梨子「MI……MI・DO・SHI……MA……///」
梨子「お勉強……してるのよ///」
梨子「あ、AH……毎日ぃ……///」 梨子「と、友達より早く……///」
梨子「え、え、エッチをしたいけどぉ///」
梨子「き、キスから先にす、進めないぃ……///」
梨子「臆病すぎるのぉ……///」 梨子「しゅ、週刊誌み、みたいな……///」
梨子「え、えっ、エッチをしたいけどぉ///」
梨子「す、すべてあげてしまうのは……///」
梨子「もったいないからぁ……///」
梨子「あ、あげぇ……ないっ///」
梨子「……」/// パチパチ パチパチ
曜「……すごい曲だね、これ」
千歌「隠喩とか暗喩とかそっちのけだもんね。これほどストレートな歌詞もそうそうないよ」
曜「火の玉ストレートレベルだけどね」
梨子「……うぅ、うぅぅ……///」カオマッカッカ 千歌「梨子ちゃん、とっても良かったよ」グッ
曜「顔真っ赤にして、たどたどしく歌うのがね……とってもウブな感じでね」グッ
梨子「なんなの、あの曲! か、歌詞がエッチすぎる……!」カオマッカッカ
千歌「でもあれ、すっごく流行った曲なんだって」
曜「あんなのが流行るんだから、80年代って、大らかだねぇ……」 梨子「もおっ、私帰る……!」プイッ
千歌「待って待って梨子ちゃん、一言、一言だけいい?」
梨子「……何なの?」
千歌「MI・MI・DO・SHI・MA」ニヤリ
梨子「……!?」カオマッカッカノカー
梨子「……千歌ちゃんも曜ちゃんも……みんなバカぁ……っ!」
ピューンッ 千歌「あーあ、行っちゃった」
曜「……梨子ちゃんからバカ頂きました」
千歌「はい、ごちそうさまでございます」パチン
曜「お粗末様でございます」パチン
千歌「……っていうかさ、梨子ちゃんって、ハメがいがあるというかさ……」
曜「見事にはまってくれるよね、こっちの仕掛けた罠にね」
千歌「罰ゲームも、全力でやってくれるしね」
曜「恥ずかしがりながらでもね」
千歌「ぶっちゃけ、可愛いよね」
曜「うん、可愛いよね」
ようちか「ほんと、梨子ちゃん大好きっ」ムフフ
終わり 前にもあった、梨子ちゃんに罰ゲームをやってもらうシリーズのリバイバル的なやつです
ただ梨子ちゃんに「MI・MI・DO・SHI・MA」と言って欲しいだけだった ちょっとまてなんで梨子ちゃんメロディ知らないのに歌えるんだよ へー、あれってそんなにスケベな歌詞だったんだ(ハタチ) これようちか可愛いんだよなー
打ち合わせしてるようちか見たい、梨子の罰ゲーム想像しながらニヤニヤいちゃいちゃ打ち合わせしてそう >鯖
>梨子「魚編に、青……」
青じゃないぞ(マジレス) >>8
ふいんきがバカ千歌なのかガチなのか気になる ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています