凛「この子は3人の子だにゃー!」
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凛「そうだよね!」
真姫「そうね」
花陽「そうだね!」
凛「こんな可愛いママが3人いてこの子は幸せ者だにゃー!」
真姫「ふふ」
花陽「あははは!」
凛「ほーら!たかいたかーい!たかいたかーい」
凛に持ち上げられた赤ん坊が、だらりと重力に負け手足と頭を垂らす。
ビー玉みたいにキラキラとした目玉が、その無機質な目玉が凛を見つめていた。
凛「真姫ちゃん!この子笑ってるよ!」 真姫「そうね」
凛「高いところ大好きなのかにゃ〜?」
真姫「あまりやり過ぎると夜泣きの原因になるらしいわよ」
凛「そうなの?」
真姫「それにもう夜も遅いし寝かしてあげましょ?」
凛「う〜ん…そうだね、わかった!」
まだまだ遊び足りなさそうだったが、頭を軽く振って凛は赤ん坊を抱えて奥の部屋に入っていった。
花陽「凛ちゃん、あの子が来てから楽しそうだね」
真姫「昔の凛に戻ったみたい」
花陽「そうだね……でも…」
真姫「なに?」
花陽「これでいいのかな?」
真姫「…さぁ、どうかしら」 凛「あの子もう寝ちゃったよ、ぐっすりにゃ」
花陽「大人しい子で助かるね」
凛「そうにゃ、凛に似て手のかからない良い子にゃ」
花陽「えぇ〜?」
真姫「ふふ」
真姫は笑いながら錠剤を取り出す。
凛「げっ」
真姫「凛、これ飲みなさい」
凛「今日もかにゃ?凛、いつまで薬飲まないといけないの〜?」
花陽「お医者様の言うことは聞かないとダメだよ」
凛「苦いから嫌いにゃ…」
真姫「ワガママ言わないで、あの子に笑われちゃうわよ」
凛「うん……そうだね、わかった…」
花陽「えらいえらい」
凛「えへへ…」 真姫「それじゃ私達も寝ましょうか?」
花陽「うん、そうだね」
凛「えぇ〜早くない?」
真姫「早く寝て朝になったら、またあの子とたくさん遊べるわよ」
凛「うぅ〜ん……そうだね!凛もう寝る!」
花陽「あははは、おやすみ凛ちゃん」
凛「おやすみかよちん、真姫ちゃん」
真姫「ええ、おやすみ…凛」
凛「明日の朝が楽しみにゃ〜」
こんな生活がいつまで続いてくれるのだろうか。
こんな生活がいつまでも続いていいのだろうか。
願わくば彼女の見えてる世界が幸せなまま末長く続きますように。
おわり ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています