穂乃果「みんな〜帰ってきたよ〜」にこ「だあ〜〜いい加減おろしなさいってのっ!!」ジタバタッ
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海未「なにやってたんです、ホノカっ!!って…その娘は誰ですか?」
穂乃果「ネコのニコちゃん!」
にこ「ネコじゃなくてマジックキャットよっ!はぁ〜なぁ〜せぇ〜〜〜〜!」
穂乃果「かわいいでしょ!?この前停泊した街で見かけて、気になったから連れてきちゃった!」
海未「はぁ…」
絵里「ふふっ、ホノカったら」
にこ「い〜い〜か〜〜らぁ〜〜〜はぁ〜〜なぁ〜〜〜せぇ〜〜〜!」フッシャー
穂乃果「ほーらよしよしよしよし!いいこだから落ち着いてね〜〜〜」ナデナデ
にこ「うぅ〜………」 絵里「私には妹がいるんだけどね…」
絵里「昔ね…妹が悪名高い貴族に強引に連れられそうになった時があったの…」
にこ「あ〜…そういうことをやってるどこぞの領主がいるって話…そういえばあったわね」
絵里「ええ、その領主のことよ」
絵里「アイツ…自分の地位と資産に物を言わせて腕利きの傭兵や指名手配犯たちを大勢引き連れてくるから…」
絵里「私だけの手じゃどうしようもなくて困っていたんだけど…」
絵里「その時に妹を救ってくれたのが…」
にこ「ホノカ達ってこと?」
絵里「ええ、そうよ」ニッコリ
絵里「その事件をキッカケに、妹を救ってくれた恩返しもあってこの船に乗ってるのよ」
にこ「ふ〜ん…」 絵里「これでよかったかしら?」
にこ「ええ、充分よ」
絵里「そう、それなら良かったわ」ニコッ
にこ「…エリは」
絵里「ん?なにかしら?」
にこ「エリは私の事情を聞かないの?ホノカから聞いたりしてないでしょ?」
絵里「そうだけど…それは聞いて欲しいってことかしら?」
にこ「へ?い、いやっ、そういうわけじゃないけどっ!?」
絵里「それならいいわ、ニコが話したくなったタイミングで聞かせてくれればいいから」
にこ「エリ………」
絵里「ほらっ、ニコは船内を見て回ってる途中でしょ?」
絵里「こんなところにいつまでも留まってないで、他の場所を回った方が有意義だと思うわよ」
にこ「そ、それもそうねっ!ありがと、エリ」
絵里「ふふっ、どういたしまして」 ラブライブファンにもおすすめのもうかるぶろぐ
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JYWQ4 --午後 ホノホノサニー号 甲板--
ことり「んしょっんしょっ」ゴシゴシッ
にこ「お姫様なのに掃除なんてできるのね…」
ことり「あ、ニコちゃん!」パァッ
にこ「おつかれさまコトリ」
ことり「ニコちゃんもおつかれさま♪今は船の見回り中?」
にこ「ん、そんなところよ」
にこ「っていうか、掃除なら使い魔の私がやるわよ?」
ことり「ううん、私の当番なんだから私がやるよ!」フンスッ
にこ「そう…それならせめて手伝わせてくれる?」
ことり「うん♪ありがと、ニコちゃん♪」
にこ「いいのよ、これも使い魔のお仕事だし」
ことり「それでもお礼を言いたいの、ありがと♪」
にこ「…はいはい」 にこ「そういえばコトリは…」
ことり「ん?なぁに?」
にこ「コトリはどうしてこの船に乗ってるの?」
ことり「え?それはホノカちゃんに助けてもらったからだよ?」
にこ「あ〜…質問の仕方が悪かったわね」
にこ「コトリって結構有名なお姫様だったでしょ?」
にこ「それなのになんでこの船にいるのかなぁ〜って…」
ことり「あ〜…そういう意味かぁ…」 にこ「あっ…気を悪くしたならごめんなさい…」
にこ「話すのがイヤならムリに話さなくても…」
ことり「ううん、ニコちゃんにはコトリのこともっと知って欲しいもん!」
にこ「えっ!?」
ことり「だから話すね」
にこ「う、うん…おねがい」 ことり「コトリはね、偉い人達の独断で他国のお姫様との政治目的での結婚が決まってたの…」
にこ「えっ!?そんな結婚の話なんて聞いたことなかったわよ?」
ことり「うん…一応、国家機密だからねぇ〜」
にこ「そういうことね…」
ことり「うん…」
ことり「それでね…その政略結婚の相手がいろいろと問題がある人でね…」
にこ「よくある話ね…」
ことり「うん、その話をウミちゃんにしたら…ホノカちゃんに伝わっちゃって…それで…」
にこ「ホノカ達が救いに来たってこと?」
ことり「うん、そうなの♪」 ことり「それでね…ホノカちゃんとウミちゃん、それとホノカちゃん達のお友達3人のおかげで…」
ことり「誰にも気づかれずにお城から抜け出せたから、私は今ここにいるのっ♪」
にこ「あ〜…だから行方不明扱いなのね」
ことり「うん♪」
ことり「そういった事情があるからね…」
ことり「コトリはお城に戻ろうって気もないし、できればず〜っとこの船のみんなと一緒にいたいって思ってるの♪」
にこ「そういうことね」
ことり「うんっ♪」 にこ「ん?ちょっと待って」
ことり「うん?どうしたの?」
にこ「そのホノカの友達3人…この船で見かけてないと思うんだけど?」
ことり「あ、その子たちは王国の方で残ってくれてるの♪」
ことり「私達がいない間の王国の情報収集や私達の目撃情報とかの情報操作とか…」
ことり「そういったお仕事をやってくれてるんだぁ〜♪」
にこ「…ゆ、優秀な友達なのね…」
ことり「うん♪」 ことり「そういうことだから、私はホノカちゃん達にすっごく感謝してるし!」
ことり「いまの生活を捨てて…お姫様に戻ろうなんてことはぁ〜」
ことり「ぜ〜〜んぜんっ、思ってないよっ♪」
にこ「そう」
ことり「うん♪」
ことり「それに〜…」
にこ「それに?」
ことり「昨日はこんなに可愛いニコちゃんが来てくれるし!」
ことり「ウミちゃんには悪いけど…ニコちゃんが来てくれてからご飯もすっごく美味しいし♪」
ことり「この船の居心地がもっと良くなっちゃった♪」
にこ「…き、昨日来たばかりのニコをここに残る理由にするんじゃないわよ…」
ことり「ううん…時期は関係ないよぉ〜」
ことり「もうニコちゃんも大事なお友達だよっ♪」ニコッ
にこ「…そう///」
ことり「うんっ♪」 --夕方 ホノホノサニー号 見張り台--
凛「今のところ異常なしにゃっ!」
にこ「リンは見張り役なのね」
凛「あ、ニコちゃんっ!こんなところにどうしたの?」
にこ「あ〜…さっきエリのところにいったら機関室の部品にヒビが入ってたのよね」
にこ「だから一応マストとかも点検しておこうと思って来たんだけど…」
凛「そうなの?それならマストの部品なら傷とかついてないよ〜」
凛「リンは周辺の見張りをしながらマストの状態も見てるの!」
凛「だからマストも異常なしにゃっ!!」
にこ「そうなのね」
にこ「ありがと、リン」
凛「うんっ!」 にこ「しっかし…」
凛「にゃ?」
にこ「…あんたも最初と比べると…だいぶ私への態度が変わったわね…」
凛「美味しいご飯を作ってくれる人に悪い人はいないにゃ〜」
にこ「………はいはい、ありがとね」
凛「?」 にこ「あ、それなら…ってわけでもないけど…質問いいかしら?」
凛「ん?リンに答えれることなら何でもいいよ〜」
にこ「ふふっ、ありがと」
にこ「それじゃあ質問させてもらうけど…」
凛「うん」
にこ「リンはどうしてここに来たの?」
凛「へ?ホノカちゃん達に助けてもらったからだよ?」
にこ「………そのやりとりはコトリの時もやったわ」
凛「?」
にこ「…はぁ〜、まあいいわ」
にこ「え〜っと…リンは昔はそれなりに名の知れたお姫様だったでしょ?」
にこ「なんでここにいるのかな?って」
凛「…ああ、そういうことか」 凛「リンはね、もともとお姫様になる予定はなかったし、なりたくてお姫様になったわけじゃなかったの…」
にこ「そうなの?」
凛「うん…」
凛「えっとね…もともとリンはおーいけーしょーけんがいちばん最後だったんだけどね」
凛「リン以外のおーいけーしょーけんを持ってる人がみんな戦争とかでダメになっちゃって…」
にこ「そう言われると…リンの国って戦争多かったわよね…」
にこ「それに前線に出向いたお姫様たちの戦死率も高かったわね…」
凛「うん、そういうこと」
凛「そういう事情があったからね…リンがお姫様になるしかなかったの…」 凛「だからね、リンはお城の人たちにはすっごい大切にされたし…」
凛「国の皆にも大切にされるように…優秀なお姫様に見えるようにいろいろ指示されたの…」
にこ「…そうだったのね…」
凛「うん…」
凛「それにね…リンが最後のお姫様だったからね…」
凛「保護っていうことで…お部屋に閉じ込められた状態がずっと続いていてね…」
凛「お仕事の時以外は部屋から出ちゃダメ!ってお城の人たちみんなから厳しく言われちゃって…」
凛「窓には鉄格子がついてるし、入り口には常に見張りの人がいて…」
凛「お城の中の自分の部屋にいても…全然落ち着かない状況だったの…」
にこ「………そんな状況だったのね」
凛「うん」 凛「だけどね!」
凛「あるパーティーの時にコトリちゃんと出会ってね!」
凛「その時コトリちゃんに、リンのこの状況を話しちゃったんだけど…」
にこ「あ〜…それでコトリ経由でホノカに…」
凛「うんっ♪」
凛「だからねっ!リンを自由にしてくれたホノカちゃん達にはすっごい感謝してるの!」
凛「それにニコちゃんが来てくれてご飯もすっごく美味しくなったし!!」
にこ「いや…だから…」
凛「?」
にこ「あ〜…ありがとね」
凛「うんっ♪」 凛「あっ、なんか島みたいな影が見えるっ!!」
にこ「ん?そっちの方向?」
凛「うん」
にこ「それなら…」
にこ「サーチアイっ!」キュピーン
凛「ニコちゃん?」
にこ「ん〜…無人島みたいね…森とかもあるみたいだから食料確保とかも兼ねて上陸した方がよさそうね」
凛「えっ!?ニコちゃんそんなことまでわかるのっ!?」
にこ「ふふんっ、マジックキャットをなめるんじゃないわよっ!」ドヤァ
凛「わ〜〜〜」キラキラッ 凛「それじゃあ、さっそくホノカちゃん達に教えてくるねっ!!」ダッ
にこ「ちょっ!?リンっ!?」
凛「〜〜♪」スルスルッ
にこ「すっごい勢いで縄をつたって降りていったわね…」
にこ「…」
にこ(ん〜、これで全員の事情を聞けたけど…)
にこ(まあ…クルーや姫たちに話を聞く限り…)
にこ(ホノカのこと…信用してもよさそうな感じね…)
にこ(………)
にこ「よしっ、私も降りますかっ!」フワッ 今更ですが、これって元ネタはストライクウィッチーズ? --夜 ホノホノサニー号 食堂--
穂乃果「それじゃあ、明日は無人島に行ってみるってことでっ!」
ことり「なんだか楽しみだね!」
凛「テンションあがるにゃ〜っ!」
穂乃果「今日は無人島上陸前っていうこともあって盛大に食べよ〜っ!!」
絵里「ハラショーっ!」
海未「明日もあるんだから、食べ過ぎないように気を付けるのですよ…」
穂乃果「わかってるって〜」
穂乃果「とりあえず、ごはんごはん!」
穂乃果「せ〜〜〜のっ!」
穂乃果「いただきますっ!」
うみえりことりん「「「「いただきます!!!!」」」」
にこ「ん…いただきます」 穂乃果「ん〜〜今日もニコちゃんのごはんがうまいっ!!」
にこ「いや…初めて作ったのは昨日なんだけど…」
穂乃果「ところでニコちゃん?」
にこ「……あによ」
穂乃果「なんでそんなに遠くに座ってるの?」
にこ「別に…ニコがどこで食べようが…ホノカには関係な…」
穂乃果「ニコちゃん、こっちきてっ!!」
にこ「だから、どこで食べ…」スタスタ
にこ「ああ〜〜〜〜〜命令に逆らえないから体が勝手にっ!?」スタスタ
ストンッ
穂乃果「いらっしゃ〜い、ニコちゃん」ニコニコ
にこ「はぁ〜…」 穂乃果「ねえ、ニコちゃん?」
にこ「…あによ」
穂乃果「今日はホノカと一緒に行動できなかったよね?」
にこ「ん…そうね」
穂乃果「でも他のみんなとは2人っきりでお話したんだよね?」
にこ「ん〜…エリとコトリとリンだけよ?」
にこ「ウミとは今日は…うん、料理しかしてないわよ?」
穂乃果「それもだよっ!」ガタッ
にこ「え、えぇ〜…」 にこ「っていうか…ホノカは今日は、ウミに手伝ってもらいながら貯めこんでた船長仕事の消化だったでしょ?」
穂乃果「そ、それはそうだけど〜…」
にこ「貯め込んだのはあんたの行動の結果でしょ?」
にこ「自業自得なんだから、がんばりなさいっての…」
穂乃果「むぅ〜………」ムスゥ
にこ「しかもまだ仕事のこってるでしょ?」
穂乃果「そうだけどぉ〜…」
にこ「…………まあ」
穂乃果「?」
にこ「あんたは私のご主人様でしょ?」
にこ「ちゃんと仕事が全部終われば…いたわってあげるから…」
穂乃果「っ!?」パァァァッ 穂乃果「ニコちゃんっ!じゃあ、いま!いま、いたわってっ!!」
にこ「はぁ?話きいてた?私は仕事が全部終わればって…」
穂乃果「いまニコちゃんがいたわってくれたら、すぐに全部の仕事を終わらせられるからっ!」
にこ「…」
穂乃果「に、ニコちゃ〜ん?」
にこ「………はぁ…しかたないわね」
穂乃果「っ!?」 にこ「ご主人様のお願いなら…「あ〜んしてっ!」…………は?」
穂乃果「それならニコちゃんの手でホノカにあ〜んして欲しいなっ!!」
にこ「いや…もっとこう…」
穂乃果「ご主人様のお願いだよっ!!」
にこ「うぅ〜〜〜…」 にこ「そ、それじゃあ…」
穂乃果「うん!」ワクワクッ
にこ「あ、あ〜ん…」
穂乃果「っ!?」パァァァッ
にこ「は、はやくたべなさいよ…//」
穂乃果「うんっ♪」パクッ 穂乃果「〜♪」モグモグ
にこ「……これで満足?」
穂乃果「うんっ♪」ニッコリ
にこ「そう…よかったわ…///」
穂乃果「あっ…でも〜」
にこ「…なによ?」 穂乃果「えっとね…」
にこ「ええ…」
穂乃果「で、できればね…その…もうひとくち…「もぅ〜〜〜ホノカちゃんだけずるいっ!!」…ふぇ?」
ことり「コトリ達だってニコちゃんとお話したいんだからね!」
凛「ホノカちゃんとニコちゃんだけ楽しそうにしてずるいにゃっ〜!!」
海未「そうです、ご主人様になったからといって独り占めはよくないですよ」
絵里「そうよ、せっかくなんだからみんなで楽しみましょう?」
にこ「あはは…」
にこ(………うん)
にこ(最初は不安だったし、いまもちょっとさわがしいけど…)
にこ(この船でこのメンバーとなら…)
にこ(私も退屈せずに過ごせそうね…)フフッ ほのほの海賊団とマジックキャットの愉快な冒険 〜ほのぼの海上生活のはじまり編〜 fin. ということで、前作からちょっと時間が空いてしまいましたが、
ダンスタ衣装パロのファンタジー風ほのにこSS第2弾でした ああダンスタ衣装なのか、にこちゃんジジくらいになってるもんかと思ってた ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています