ことり「やさしい海未ちゃん」
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ことり「おはよう。海未ちゃん」
海未「おはようございます。今日は寒いですね」
ことり「今日は雪が降るって天気予報で言ってたよ」
海未「雪ですか…穂乃果がうるさくなりそうですね…」
ことり「あはは…」 ことり「あっ、そうそう。今日穂乃果ちゃん風邪で休むって」
海未「穂乃果が風邪ですか!?」
ことり「ふふっ。そんなに驚かなくてもいいのに」
海未「あっ…いえ」
ことり「海未ちゃんってやっぱり穂乃果ちゃんの事が大好きなんだね」クスクス
海未「べ…べつにそういう訳ではありません」
海未「それに友人が風邪を引いたら心配するのは当然ではありませんか」 ことり「ふーん…そうなんだ」
海未「な…何か言いたげですね…ことり」
ことり「やっぱり海未ちゃんは穂乃果ちゃん大好きなんだなって」
海未「何を言ってるのですか、ことり」 海未「ことりが風邪を引いたら穂乃果と同じように心配しますよ」
ことり「そうかなあ…?」
海未「むしろ、穂乃果が風邪を引いた時よりも心配するかもしれません」
ことり「えっ…?」
海未「穂乃果と違ってきちんとした生活を送っていることりが風邪をひくという事は、何かあったのかと考えてしまいますから」
ことり「あ…ありがと…」 海未「そろそろ言おうと思っていましたが、いい機会なので今言ってしまおうと思います」
ことり「な…なに…?」
海未「最近、また無理をしていますよね」
ことり「そんなことないよ?」
海未「ことりの良くない所はそういうところです…全く…」
海未「穂乃果や他のメンバーの事はごまかせても私の眼はごまかせられませんよ」
ことり「海未ちゃん…」 海未「ことり」
ことり「は…はいっ」
海未「私はそんなに頼りないでしょうか…」
ことり「そ…そんなこと…」
海未「衣装の事はあまり分かりませんが、話を聴くことぐらいならできますし、多少の力にはなれますよ」
ことり「ごめんなさい…いいデザインが思いつかなくてあまり寝て無くて…」 海未「あ…謝らないでください…!」
海未「これでは私が悪いみたいではありませんか…」
ことり「ご…ごめんね…じゃなかった」
ことり「いつも心配してくれてありがとう…ございます」 海未「ことりは穂乃果とは違う危なっかしさがありますから、穂乃果と同じように心配していますよ」
海未「だから、穂乃果にやきもちを焼かなくても大丈夫です」クスクス
ことり「…っ」
ことり「やきもちなんてやいてないもん…」
海未「ふふっ、そういう事にしてあげます」
ことり「…海未ちゃんきらい」
海未「なんとでも言ってください」クスッ
海未「それでも私はことりの事を見ていますから」
ことり「…海未ちゃんのバカ」ボソッ
海未「…?」 ことり「…でも、どうしてことりが無理してるって分かったの?」
海未「そんなの一つに決まってるじゃないですか」
ことり「?」
海未「昔からずっとことりの事を見ていたからですよ」
ことり「う…海未ちゃん…」
海未「だって、私はことりの事を…」
ことり「は…はい…」 海未「大切な友人だと思っていますから」
ことり「……」
海未「もう10年近く一緒にいますから、体調がすぐれない事なんて顔を見ればすぐに分かりますよ」
ことり「………」
海未「ことり?」 ことり「はぁ……」
海未「な…なぜ溜息をつくのですか!?」
ことり「海未ちゃんはやっぱり海未ちゃんなんだなあって」
海未「な…なんですかそれは」
海未「私はことりの事を心配してるだけなのに…」
ことり「ふふっ、海未ちゃんはやっぱり優しいなって」
海未「もう…あまり茶化さないでください」
ことり「だってことりは海未ちゃんの優しい所が大好きなんだもん!」
おわり >>15
女の子同士なのに「恋人」未満とはどういうことでしょうか? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています