海未「えっ、姉さんが帰ってくるのですか!?」
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海未(何年、会っていないのでしょうか)
海未(たまにお母様とお父様が姉のことについて話しているので、生きていることだけは知っていたのですが)
海未(朧気ながら覚えている、姉の華麗さ、強さ、優しさ……)
海未(小さいながらも私は、彼女に憧れ姉さんのようになりたいと考えていたことを覚えています)
海未(それが今日いままでの原動力なのはわかりませんが、姉が私の中で大きな存在であることは確かです)
海未「ぅ、こんな練習終わりの汗くさい体で姉さんを迎えるのは失礼ですね。まずは体を清めて……」
ピンポーン
海未「なっ……!」 「海未は覚えてないでしょうけど、私と海未ってとっても仲良しで、海未に緊張されちゃうと私もすこしショックを受けるのよ」
海未「ぅ、すみません……」
「だからね、たくさん遊んでその緊張をほぐしてくれないかなって」
海未「が、がんばります。ですが私はあまり遊びというものは……」
「海未ちゃん、いま高校二年生でしょう?色んな遊び知ってそうじゃない♡」
海未「で、では>>13で親睦を深めるのはどうでしょうか」 「らぶらぶ?なんて?」
海未「ら、ラブアローです!」
「へぇ、そういうのがjkの間では流行ってるのね。それは別にいいけれど女の子のハートってねぇ?」
「もしかして海未、色んな子に手を出したりしてない?」
海未「し、していませんっ!色恋沙汰なんて微塵もないのですから!」
「それを聞いて安心したわ。もし好きな人ができたらまずお姉ちゃんのところに連れてくるようにしなさい」
「……で、やってもらおうかしら。ラブアロー」
海未「な、なぜ……」
「だってあなたが言い出しっぺだし、私知らないもの」 海未「うぅ……///」
「さあ海未、私にそのラブアローとやらをしてみなさい!」
海未(自分が言い出したことですが恥ずかしいです///)
海未(けれども、ここでやらないと仲良くなれず姉さんを悲しませてしまいます!)ぐっ
海未「姉さんのハート、撃ち抜くぞ♡ばぁん♡♡♡」
「うっ!!?」ドキュン
バタッ
海未「ね、姉さん!?」
ぎゅっ
海未「っ!?///」
「尊い……好き……♡」 「……失礼。あまりにも好きすぎて我を失っていたわ」
海未「い、いえ、お構いなく…///」
「とにかく、相手のハートを撃ち抜くゲームだってことは理解したわ。次は私が海未のハートを撃ち抜けばいいのね」
海未「えっと、無理をしなくても……」
「いいえ、あなただけに撃ち抜かせるのは不公平だわ」
海未(あぁ、このおかしなところで誠実な感じ……懐かしい気がします)
ダキッ
海未「ひゃん!?」
「なにを惚けているの?」ボソッ
海未「っ!?///」ゾクッ 「海未のハート、私だけのものにしたいわ……♡」
海未「だ、だめっ……///」
「どうして?私の心臓の音を聞いて。海未に撃ち抜かれて、こんなにドキドキしてるの」
「だから、私も……海未のことドキドキさせてあげたいわ♡」ボソ
海未「っ!!♡」ビクッ
「海未のハート、頂きます……ばぁん♡」
海未「あぁぁっ!♡♡」ビクビク
海未「あ……う……///」ガク…ガク…
(やりすぎたかしら) 「大丈夫?」
海未「腰が……///」ハアハア
「じゃあ楽なままで構わないわ」
「少しは仲良くなれた……のかしら?」
海未「ど、どうでしょうか。ですが一つ言っておきたいのですが」
海未「さっきの遊びは女子高生のあいだで流行っているわけでも私がよくしている遊びでもありません」
「そうよね、それを聞いて安心したわ……///」 「それにしても海未って、物腰がすごく丁寧になった気がするわ」
海未「そうでしょうか」
「だっていまだってずっと丁寧な喋り方じゃない。小さい頃はそうでもなかったわ」
海未「いつからでしょうね。常にそうであることは母に言われていたのですが、意識するあまり戻らなくなってしまいました。母も家族の前くらいでは戻すように言っている時もあるのですが、なかなか……」
「……そう、苦労をかけちゃったわね」
海未「いいえ。あなたのことは関係なく、私はこの道を選びました。きっとそうです。だから、これを苦痛に思ったことは一度だってありませんよ」
「海未は強い子ね……」ナデナデ
海未「ん……///」 「海未って朝起きたらまず何してるの?」
海未「え?」
「ほら、私はお家の厳しいしきたり?とか『こうあれ』みたいな教えから逃げてきた人間だから。海未の年齢くらいのときは母さんと大ゲンカばかりして反発していたのよ」
海未「それほど朝から晩まで制限されているわけではありませんよ。朝、目が覚めて一番は>>24しています」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています