ルビィ「ルビィがお母さんで」善子「ヨハネがお父さん」
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ルビィ「んーと、どこだろう……」キョロキョロ
善子「フフフ。このヨハネを幻惑するだなんて、やるじゃない。あの子達――」
善子「――まったくもー!隠れるの上手過ぎよ!どこ行ったのよぉー!?」
明けましておめでとうございます。と言うことでお正月です。
ルビィにはお正月のお仕事があって―――それは新年の挨拶に来てくれた人達の中の、子ども達と一緒に遊んであげること。
今日は善子ちゃんもルビィのお家に来てくれて―――そうしたら一緒に子ども達と遊ぶことになったの!えへへ。嬉しいなぁ♡
だからね、ルビィおすすめの子ども遊びを善子ちゃんと一緒に教えてあげよう!と思ったんだけど……。皆の方がかくれんぼ上手だったみたい。頑張って探さないと〜! ―――
――
―
ルビィ「ふー。お姉ちゃん達の負けだよ〜。降参〜」
善子「まさかダンボール箱の中に居るだなんて……ゲームじゃないんだから」
「お姉ちゃんたちよわーい」
「こんど上手な隠れかた教えてあげる。ふふん」
善子「はいはい。ありがと」
「ねぇねぇ!つぎは何する?」
ルビィ「よーし!それじゃあ次はおままごとしよっか!」 「わーい!」
「いっぱい居るから大家族だね」
ルビィ「えへへ。そうだね♪」ニコッ
善子「……」
善子「(ルビィって案外小さい子の面倒見るの手馴れてるのね)」
善子「(また新たな一面――って感じ)」
「ルビィお姉ちゃんがお母さんね!」
「それでヨハネお姉ちゃんがお父さん」
よしルビ「えっ」
善子「ヨハネがお父さんで」
ルビィ「ルビィがお母さん」
よしルビ「……///」 ルビィ「う、うん分かった!それじゃあ皆はルビィ達の子どもだね♡」
「わかったー!」
「あたし長女がいい」
「私はペットの犬〜。わんわん!」
「お母さんお腹すいたー」
ルビィ「ふふっ。じゃあお昼ご飯にしようね♪」
「お父さんも手伝ってあげなきゃダメなんだよー」
「そうだよ。夫が家事を手伝わない夫婦は関係が冷え込むんだよ」
善子「わ、分かってるわよ!」
ルビィ「あははっ。善子ちゃんは枝のお箸を用意してね」
善子「はーい」 ―――
――
―
「お母さんのごはんおいしー」
ルビィ「よかったぁ。よく噛んで食べようね」
「はーい」
「お母さんの作った髪飾りオシャレー!作り方おしえてっ!」
ルビィ「うんっ!いいよ」
キャイキャイ
善子「……」
「お父さんも遊ぼう〜?」
善子「ん?そうね」
善子「お母さんや皆と一緒に出来る良い遊びは……えーっと」
ルビィ「それじゃあお父さん♡ 皆で一緒に何作ろう〜?やろう♡」
善子「グーチョキパーで作るアレね。分かったわ、お母さん♡」 グーチョキパーデグーリンパーデナニツクローナニツクロー
ルビィ「右手はグーで、左手もグーで、みーかーんー。みーかーんー」
「みかん!」
「かんかんみかん!」
ルビィ「お家に戻ったら沢山みかんあるから、皆で食べようね」
「わーい!」
ルビィ「お父さんはね、みかんが嫌いなんだぁ。小さい頃に食べ過ぎて飽きちゃったみたい」
「えー!?」
「おいしいのにー」
「好き嫌いがあるお父さんカッコわるーい」
善子「なによぉ!」
ルビィ「ふふっ」クスクス
キャッキャッ
善子「……」
善子「(ま、こういうのも――悪くないのかも)」
「お父さん。お母さんの方見て何ニヤニヤしてるの」
善子「……。何でもないわ」
「えー?」
善子「何でもなーいー!」 ―――――
―――
―
「ルビィお姉ちゃんまたねー!」
「ヨハネお姉ちゃんもまた遊んでね」
「ばいばーい」
ルビィ「うん。ばいばい。また遊びに来てね」ノシ
善子「次こそ全員かくれんぼで見つけてあげるから!」
「おじゃましましたー」 善子「はぁ……。やっと帰った」
ルビィ「えー?あんなに楽しそうだったのに」
善子「……何のことかしらね」プイッ
ルビィ「ふふ♡ ルビィのお部屋行こっか」 ===
善子「はー疲れた!子どもって体力あり過ぎ!正に無尽蔵……やんなっちゃうわ」
ルビィ「善子ちゃん。子ども嫌い?」
善子「……別にぃ」
ルビィ「えへへ。良かった♡」
善子「……」
善子「良かった?」
ルビィ「あ。えっと……なんでもなぁい♡」
善子「……」 ルビィ「お、おままごと楽しかったねっ。善子ちゃんどうだった?」
善子「ルビィが凄く良いお母さんだったわね」
ルビィ「本当っ?うれしいなぁ……♡」
善子「お母さんって言われている時のルビィ。とっても嬉し楽しそうだった」
ルビィ「うん……♡ ルビィもきちんとお姉さんとして振る舞えたかなって……えへへ♡」
善子「……フフ♪」 善子「それと―――ヨハネ達突然夫婦になっちゃった♡」
ルビィ「うぅ、照れちゃうよぉ///」
善子「照れる必要なんて無いわ。堕天使ヨハネとリトルデーモンルビィの絆は、ある意味夫婦とも言い換えられるんじゃない?」
善子「ヨハネがルビィをリードして――でも、あなたの色んな素敵な面にヨハネは驚かされて……」
善子「ヨハネ、そういうの凄く素敵だと思うの」
ルビィ「ヨハネ様……」 善子「けれど、まだルビィと出会って1年経っていないのよね」
ルビィ「そうだね」
善子「これからもまたあなたの素敵な所を知ることが出来る日々が流れゆくのかしら」
善子「まったく。去年同様今年も濃い年になりそうだわ」
ルビィ「ふふっ♪」
善子「何よ」
ルビィ「善子ちゃん、楽しそうな声してる」
善子「……///」 善子「ま、まぁ何と言うか!?アレよ!」
善子「……」
善子「今年も、これからもよろしくね―――ヨハネの大切なリトルデーモン。ルビィ」
善子「今年も一緒に堕天しましょう?」
ルビィ「……はいっ。ヨハネ様♡」 よしルビ「……」
ルビィ「えっと……///」
善子「せっかくだし、契約も結び直しておきましょうか」
ルビィ「ふぇ?」
善子「手を出して、ルビィ」
ルビィ「うん……」スッ
善子「……///」フゥ… スッ…
チュッ……
ルビィ「え……」
クルン…
チュッ……
ルビィ「ぁ……」
善子「はい、おしまい。これで今年もヨハネとルビィの絆は誰の手によっても引き裂かれないものになったわ」
善子「あなたは、ヨハネのものなんだから♡」
ルビィ「……/// はい♡」 善子「〜〜〜!/// よし!そろそろ初詣行きましょうか!」
ルビィ「うん!マルちゃんのお寺行こ!」
善子「忙しくしているだろうけど、ずら丸にも地獄式挨拶をしてあげなくっちゃ!」
ルビィ「ふふっ」スクッ
善子「ルビィ」ギュッ
ルビィ「……ん♡」ギュッ ルビィと善子ちゃんは手を繋いでマルちゃんのお寺に向かいます。
トテトテ スタスタ
ルビィ「ねぇ、善子ちゃん」
善子「なぁに?」
ルビィ「手の甲と、手の平にチュウするのって、どういう意味があるか善子ちゃんは知ってる?」
善子「……」
善子「えぇ、知ってるわ」
ルビィ「……そっか///」 もし本当にルビィが善子ちゃんのものになっちゃって、お父さんとお母さんになっちゃったら―――♡
そんなことを考えながら、頬を緩めながら歩くルビィの足はフワフワ空を飛んでるようです。
今年も善子ちゃんともっと仲良しになれる1年になったらいいなぁって、お願いしちゃおうっと♡
―おしまい― おまけ
ルビィ「善子ちゃんはどんなお願いごとしたの?」
善子「……あなたと同じだったりしてね」フフン
ルビィ「きゃ〜♡」
善子「フフフ♡」
花丸「そこのおアツいお2人さぁ〜ん。2人に負けないくらい熱々なお汁粉は如何かな〜?」
ルビィ「マルちゃーん!明けましておめでとう♡」
花丸「おめでとうございますルビィちゃんっ♡」
善子「ずら丸。今年も共に堕天するわよ。よろしくね」
花丸「新年の挨拶はきちんとするずら善子ちゃん。明けましておめでとう」
善子「ふーんだ!悪魔におめでとうの言葉なんて似合わないもん!これが堕天使の挨拶なの!」 花丸「はいはい。それじゃお汁粉どうぞ」
よしルビ「わぁい。いただきまぁす♡」
ルビィ「ん〜。美味しい〜♡」
善子「……むぇぇ」
ルビィ「!?」
善子「何故、お汁粉にみかんが入ってるのよ……」
花丸「善子ちゃんのために特製ずら」
善子「ヨハネの嫌いな食べ物は何か言ってみろー!!」
花丸「がるるー!ずらー!!マルが忙しい所で抜け抜けとー!」
善子「何よー!!」 ルビィ「……ふふっ。あははっ♡」
善子ちゃんだけじゃなく、マルちゃんも。勿論みんなとも、今年も仲良く楽しい時間が過ごせそうです♡
ルビィも目の前の1つ1つを大切に!そんな風に過ごしていきたいです!
今年も1年、がんばルビィ!⌒°( >ω<)° ⌒
―終― |c||σ.-σ|| 今回の新規SRよしルビのサイドストーリーには大変衝撃を受けました。
|c||σ.-σ|| 手短ですが以上です。読んで下さった方、お礼申し上げますわ。失礼します。 |c||σ.-σ|| おまけのおまけをもう少しだけ書かせて貰うわね。 おままごと中ーーー
善子「モグモグ。お母さんの作る料理は美味しいわね」
ルビィ「ありがとうお父さん♡」
「……」ジー
「お父さんとお母さんは本当のふーふみたいだね!」
「美男美女…」
「この場合美女美女じゃない?」
善子「ちょ、いきなり何よ……///」
ルビィ「……///」
「まずお父さんはすっごく美人!イケメン!」
善子「え、ヨハネってイケメンなの…?」
「美人はイケメンなの!!」
善子「あぁ、そう……」 「それでね!お母さんも美人さん!」
ルビィ「る、ルビィが美人……?!」
「うん!ルビィお姉ちゃん、ずっと可愛い系だったけどね、今年会ったら美人さんになっててビックリした!」
「高校生だもんね!」
「大人っぽくなった!」
ルビィ「ほ、本当……?」
「うん!」
「可愛さ据え置きで美人度マシマシ!」
ルビィ「そっか……。ありがとう。凄く嬉しいなぁ」
ルビィ「えへへ…♡」
善子「……」 善子「確かに、4月に初めて会った頃に比べて、大人びたというか、女性らしくなった印象あるわね」
ルビィ「善子ちゃん…///」
善子「スクールアイドルを始めて、あなたの魅力が一気に覚醒したって所かしら」
善子「いっつも頑張っていたものね」
ルビィ「……ありがと///」テレテレ
「……」ジー
「お父さんとお母さんがイチャイチャしてる」
「してるー」
善子「うるっさい!茶化すな!!///」
「きゃ〜」
ルビィ「あはは…///」 善子「まったく…」モグモグ
「あ!お父さんそれ美味しいよね!」
善子「え?!あー…そ、そうね。これは特に美味しいわ。もっと食べたいわ〜(棒読み)」
ルビィ「お代わりしますかお父さん?」
善子「そうね。いただーーー」
「ブッブーです!」
よしルビ「!?」
「この葉っぱハンバーグはもう売り切れなの!」
「お父さんもう食べちゃったからもう無いよ!」
「ざんねーん!!」
善子「あー…。そうなのね。残念」
「どうしても食べたい?食べたい?」
善子「えーっと、そうね……食べたいかなぁ」
ルビィ「(ちゃんと合わせてあげる善子ちゃん優しいなぁ……)」 「それじゃあお母さん分けてあげて〜」
「お父さんにはお腹いっぱい食べてもらってせこせこ働いてもらわないと!」
善子「イヤな言い方ね」
ルビィ「ふふっ。そういうことなら、はいどうぞお父さん」
善子「うん、ありがーーー」
「ブッブーです!!!」
よしルビ「!?!?」
「ふーふなんだからあーんしてあげなきゃ!」
「そーだそーだ!」
「あーんで食べさせてあげてこそふーふだよ!」
善子「えぇ……///」
ルビィ「えっと……///」 ルビィ「……お父さん」スッ
善子「え」
ルビィ「あーん///」
善子「……」
善子「あーん///」
善子「……」モグモグ
ルビィ「美味しい?お父さん?///」
善子「…えぇ。ありがとお母さん///」
よしルビ「///」カァァッ
「(やったぜ)」
「(成し遂げたぜ)」 その後もーーー
「お父さんお母さん。赤ちゃんってどうやって出来るの?」
善子「え゛」
ルビィ「……///」
お約束の質問を喰らったり、
「お母さんはお父さんをねぎらって膝枕をしながら耳かきをしてあげるものです!」
善子「」
ルビィ「えっと、する?お父さん……///」
善子「……///」コクリ
普段しないようなスキンシップをさせられたり、
「お母さんのお胸が小さいからおっぱいが吸えません!」
「お父さん揉んで大きくしてあげて!」
善子「流石にそこまではしないわー!!!///」ドカーン
「きゃー」
ルビィ「(……ちょっと想像しちゃった///)」
ーーーと、無邪気な子ども達に顔を赤くされるルビィ達なのでした。 ーーー
ーー
ー
善子「はぁ……。おままごとであそこまでやらされるとはね」
ルビィ「あの辺りはちょっぴり恥ずかしかったね///」
ルビィ「(でもーーー)」
ルビィ「(結構楽しかったのは、秘密です♡)」
善子「……」
善子「(夫婦ごっこかぁ…)」
善子「(ーーーまた来年も元旦に黒澤家に挨拶に来るようにしよ///)」
そして、密かにそんなことを考えてるルビィと善子ちゃんなのでした……♡
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