ルビィ「善子ちゃん善子ちゃん」善子「なに?」
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ルビィ「っ!」バンッ
善子「なに?」
ルビィ「よしこちゃん!!」
善子「?」
ルビィ「く、くり...」
善子「...」
ルビィ「くりす...ま...クリスマス...その...あの...」
善子「ルビィ、クリスマスの予定ある?」
ルビィ「へ?」
善子「私とデートしない?予定空けといてね」
ルビィ「っ!!!」 善子「ん、そういうことで」
ルビィ「なーんーでー!なんでー!!」
善子「なにが」
ルビィ「ルビィから誘うつもりでした...」
善子「うん、知ってた」
ルビィ「え」
善子「いや、今週月曜日からずっとあの調子だからさ」
ルビィ「...」
善子「鬱陶しいから私から誘った」
ルビィ「鬱陶しいって言わないで」 善子「んで、すんの?デート」
ルビィ「...」コクッ
善子「そ」
ルビィ「...」
善子「...」
ルビィ「善子ちゃん」
善子「なに?」
ルビィ「ありがと」ムスッ
善子「ん、顔やめなさいそれ」
ルビィ「ベーっ、だ」 当日
ルビィ「お、おはよ、よしこちゃん!」ドキドキドキ
善子「うげ、まだ約束の10分前よ、早くきすぎ」
ルビィ「そんな善子こそ」
善子「私は家がすぐそばだからいいの」
ルビィ「むぅ」
善子「じゃ、行きましょうか」テクテク
ルビィ「...うん」キョド
善子「?」 テクテク
善子「...」
ルビィ「...」チラッ
善子「...」
ルビィ「...」チラッ
善子「?」
ルビィ「...っ」ドキッ
善子「ねぇ、さっきからなに」
ルビィ「いや...えーと」ニギニギ 善子「...」
ルビィ「あの...きょうもいいてんきですね...なんて」アハハ
善子「...」
ルビィ「...」ダラダラ
善子「そうね」
ルビィ「う、うん...晴れてよかった」
善子「...ん」
ルビィ「?」
善子「手、繋ぎたいんでしょ?」
ルビィ「っっっ!」ドキッ 善子「違った?、ならごめん」テクテク
ルビィ「っあ、まって...っ」テクテク
善子「...」
ルビィ「ルビィ、繋ぎ...たい」
善子「...」クルッ
ルビィ「...です」
善子「はい」ニギッ
ルビィ「わわっ!」ギュッ
善子「なに気遣ってんのよ」
ルビィ「つかってないよ!!!善子ちゃんだし」アセアセ 善子「いや、それもそれで」
ルビィ「うっ、あ、いやちがくて!っそういう意味じゃなくて!!」アセアセ
善子「あんたの手、あったかいわね」ニコッ
ルビィ「っっっ!!」ドキドキドキ
善子「?、顔赤いわよ?大丈夫?」
ルビィ「だいじょーぶ!絶対に大丈夫!!ぶ!」ドキドキドキ
善子「ふふっ、変なの」ニコニコ ルビィ「善子ちゃんの手は...ちめたい...です...」
善子「あー、ごめん、冷え性」
ルビィ「そなんだね...」
善子「やめる?つなぐの」
ルビィ「っ、」フルフルフル
善子「そ」
ルビィ「ルビィが、あっためてあげる…!!」
善子「ん、ありがと」クスッ
ルビィ「えへへ」ニコッ 善子「やっと笑った」
ルビィ「え?」
善子「あんまり緊張しないでよ、いつも通りのあんたで居て」
ルビィ「緊張...してた?」
善子「してたでしょ」
ルビィ「してたかも」
善子「してた」
ルビィ「してた」クスッ
善子「ばーか」 ルビィ「むっ、ばかじゃないもん!」
善子「いやばかよ、私なんかに緊張して、あたふたして」
ルビィ「だ、だって!」
善子「だって?」
ルビィ「...だって」
善子「なに」
ルビィ「...」
善子「ん?」
ルビィ「なんでもない...もん」
善子「ふーん」
ルビィ「うん」 善子「目標よ、あなたと私の」
ルビィ「もくひょう...」
善子「私は、あんたに緊張されないようにする...あんたは、私なんかに緊張しないようにする」
ルビィ「えー、なにそれ」
善子「嫌なのよ、...なんつーの...その、1歩くらい、心の壁がある気がして」
ルビィ「ない!!」
善子「あーる」
ルビィ「ないもん!!」
善子「あるわよ」
ルビィ「ない!ないびーむ!!」ペシッ
善子「いった!なにすんのよ!」 ルビィ「善子ちゃんとの間にある壁を壊すビーム出した」
善子「ふふっ、ばーか」
ルビィ「バカっていう方がばかなんだもん!」
善子「なら、二人ともおばかね、私たち」
ルビィ「ルビィは違うもん」
善子「そう?」
ルビィ「うん、善子ちゃんだけ」
善子「へぇ、あんたってひどいやつね」
ルビィ「え」 善子「ひとのことバカ認定して、自分はちがいまーす、って」
ルビィ「うっ」
善子「いいわよ、私はバカで、あなたは天才、おめでとう」パチパチパチ
ルビィ「やだー!やーだ!」
善子「なにがよ」
ルビィ「ルビィもおばかでいい、善子ちゃんと一緒がいい」
善子「とっととバカ卒業して、あんただけにするわ」クスッ
ルビィ「なんでそんな意地悪言うのー!」
善子「ふふっ」
ルビィ「わーらーうーなー!」
善子「怒ってるルビィって、結構好きかも」
ルビィ「もぉ!なにそれ!」
ケラケラ -----
---
-
ルビィ「いただきます!」
善子「いただきます」
ルビィ「善子ちゃんはチョコのケーキ...チョコ好きだねぇ」
善子「あんたのなにそれ」
ルビィ「モンブラン!」
善子「美味しそうね」
ルビィ「あげないもーん」パクッ
善子「へぇ」 ルビィ「んーー!!おいしぃ...!」キラキラ
善子「ほし、目から星出てる」
ルビィ「それじゃ、善子ちゃんのチョコレートケーキはー...」
善子「待ちなさい」
ルビィ「?」
善子「誰もあげるなんて言ってない」
ルビィ「けち」
善子「あんただってあげないって言ってたじゃない」
ルビィ「ルビィはいいの、善子ちゃんはだめ」
善子「なんてやつだ」 ルビィ「ください」
善子「食い意地が張ってるなぁこの子」
ルビィ「ルビィの一口あげます」
善子「あー、くれるんだ」
ルビィ「だからチョコもください」
善子「ん、ほら、あーん」
ルビィ「えぇ!?」ドキッ
善子「いらないの?なら自分で食べて、ほら」
ルビィ「す、する、して!」
善子「こわいから、目が怖いからあんた」 ルビィ「あ、あーん」
善子「ほい」
ルビィ「はむっ!」
善子「どうですかお嬢様」
ルビィ「んんんーーー!!」キラキラ
善子「うわっ、すごい嬉しそう」
ルビィ「ルビィのモンブランもあげましょう」
善子「あ、いいわよ、自分で食べるから」
ルビィ「だめー!」
善子「えー」 ルビィ「ルビィが、あ、あーんって、する、したげるから」
善子「いやよ、恥ずかしい」
ルビィ「さっきしてたじゃん!」
善子「されるのは恥ずい」
ルビィ「むぅ、勝手だと思います」
善子「いただきまーす」
ルビィ「やーだめー!!」
善子「ふふっ、うそよ」
ルビィ「なんでそういうことするのー!」
善子「面白いから」 ルビィ「むっ、ルビィだって怒る時は怒るよ」
善子「ほら、あーん」
ルビィ「はむっ」
善子「餌付けしてるみたいで楽しい」
ルビィ「怒るよ!」モグモグ
善子「口元緩んでるわよあんた」
ルビィ「んー...」
善子「美味しいか怒るかどっちかにしなさい」 ルビィ「んじゃ怒る!」
善子「あーん」
ルビィ「はむっ」
善子「ふふっ」
ルビィ「美味しい...じゃなくてー!!」
善子「ほら、私にもあーんして?」
ルビィ「うっ」ドキッ
善子「んあー...」 ルビィ「...」ドキドキ
善子「...」
ルビィ「...」ドキドキドキ
善子「ねぇ、早く」
ルビィ「だ、だめ!どきどきする...どきどき」
善子「あんたが恥ずかしがってんじゃない」
ルビィ「ちがうもん、善子ちゃんの顔がえっちぃのが悪い!」
善子「はぁ!?あんたなんてこと言うのよ」
ルビィ「善子ちゃんのスケベ!」
善子「んなこと考えてるあんたのほうがスケベよ、おばか」 ルビィ「善子ちゃんのばか、ばか、ばか」パクパクパク
善子「ちょ、私の分!私の分まで食べるなー!」
ルビィ「ん、ふぅ...美味しかった」ムスッ
善子「あー...」
ルビィ「残念でしたー、モンブランはルビィのお腹の檻の中です」
善子「んな膨れっ面で美味しい美味しいってケーキ食べてるやつ初めて見たわ」
ルビィ「善子ちゃんのもたべてあげよっか?」
善子「ばか」
はむっ -----
---
-
ルビィ「暗くなっちゃったね」
善子「うぅ...さむ」
ルビィ「...」
善子「...」
ルビィ「善子ちゃん、善子ちゃん」グイグイ
善子「なに?」
ルビィ「つなぐ...手、つなぐ」ニギッ
善子「好きねぇ」ニギッ
ルビィ「ん」 善子「あんたさ」
ルビィ「?」
善子「今日、うち泊まってけば?」
ルビィ「え」
善子「やならいいけど」
ルビィ「お泊まりする!」
善子「んじゃ、帰ろっか」
ルビィ「うん!!」
善子「腕、ちぎれる、そんな振り回さないで」
ルビィ「えへへー」 善子「楽しそうね」
ルビィ「うん!」
善子「私も。楽しかったわ」
ルビィ「ほんと?」
善子「えぇ、誘ってくれてありがと」
ルビィ「誘ったの善子ちゃんだよ?」
善子「あんたがトロトロしてるから、私が言ってあげただけでしょ」
ルビィ「むぅ」 善子「なに私に気遣ってんだか」
ルビィ「だって、断られたらって思うと」
善子「...」
ルビィ「勇気、なかった」
善子「そっか」
ルビィ「うん」
善子「...」ナデナデ
ルビィ「わわっ!」
善子「...」
ルビィ「なに、なに?」
善子「なんとなく」
ルビィ「...そっか」 善子「そこ、座りましょ」
ルビィ「ベンチ?、もうおうちそこだよね?」
善子「もう少しだけ、外の空気...吸ってたいかなって」
ルビィ「...うん」
善子「それにさ」
ルビィ「?」
善子「もっと、手繋いでられるでしょ」ニコッ
ルビィ「っっっ!」ドキッ
善子「はぁ、そういうこと...よっこいせ」
ルビィ「...」ストンッ 善子「はぁぁぁ...息白い」
ルビィ「へへ、ほんとだぁ」
善子「堕天使の息吹よ、はぁぁぁぁぁ」
ルビィ「なにそれ、よわそぉ」
善子「失礼なやつね」
ルビィ「4号の息吹、はぁぁぁぁぁぁぉぁぁあ」
善子「うお、なかなかやるわね」
ルビィ「えへへー、いつか善子ちゃんを倒して、ルビィがてっぺんに立つんだー」ニコニコ
善子「下克上だ!?」 ルビィ「ん」ピトッ
善子「ん」
ルビィ「...」
善子「どうしたの」
ルビィ「甘えたくなっちゃった」
善子「そっか」
ルビィ「うん」 善子「目標、達成できたかな」
ルビィ「心の壁なんて最初からなかったもん」
善子「あんたがビームで壊すから」
ルビィ「ルビィ強いでしょ」
善子「クリスマスデートも誘えないやつが何言ってんのよ」
ルビィ「ぱんち」ペシッ
善子「痛い」 ルビィ「ねぇ、善子ちゃん」
善子「なに」
ルビィ「...」
善子「...」
ルビィ「...」ニギッ
善子「...」
ルビィ「ルビィね、善子ちゃんのことね」
善子「うん」
ルビィ「...」
善子「...」
ギュッ
おわり |c||^.- ^|||c||^.- ^|||c||^.- ^|||c||^.- ^|||c||^.- ^|||c||^.- ^|||c||^.- ^|| |c||σ.-σ||
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