曜「浴衣姿のダイヤさん可愛い〜」梨子「…」千歌「どうしたの梨子ちゃん?」
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梨子「いや、なんかちょっと・・・」
千歌「ちょっと?」
梨子「そっか、何か変だと思ったら、辻褄が合わないのよ」
梨子「この写真、ダイヤさんはお父さんに抱かれて、ルビィちゃんはお母さんに抱かれてるわよね」
千歌「うん?そうだね」
梨子「さっき、ダイヤさんいくつのときの写真だって言ってた?」
千歌「………ふたつ?」
梨子「そう、2歳。で、この浴衣を着たダイヤさんはどこにいるんだっけ」
曜「沼津夏祭り、かな」
梨子「ええ、でもそれっておかしいのよ」
ようちか「???」 ────────
─────
──
キ-ンコ-ン カ-ンコ-ン
梨子「んん…」
梨子(わっ。もうこんな時間…そろそろ帰る支度しなくちゃ)
花丸「あれ?梨子ちゃんだ。珍しいね、図書室で会うなんて」
梨子「花丸ちゃん…」
花丸「何読んでるの?」
梨子「ん。沼津の郷土資料」
花丸「地元愛に目覚めたの?」
梨子「別件かなぁ」
花丸「えー」 梨子「そういう花丸ちゃんは、どうして図書室に?」
花丸「マルはほら、今日は新刊本が入ってくる日でしょ?気になっちゃって」
梨子「へー。いいのあった?って聞くまでも無いかな。くすっ」
花丸「えへへ……。あ、でもでも前から置いてたのも今日は借りていくずら。ほら、これ。マルも初めて読むんだけどね」
梨子「『悪の華』……花丸ちゃん、そういうジャンルも読むんだぁ。ちょっと意外かも」
花丸「えへ。実はマルもボードレールって、ちょっとわざと避けてたとこあったんだけど、クラスのお友達が面白いって言うから、ちょっと今回チャレンジしてみようかなって」
梨子「ボードレールかぁ」
花丸「梨子ちゃんもどう?」
梨子「私は、ほら。ミレー派だからいいや」
花丸「???」 梨子「あ」
梨子「ちょっと聞いていいかな」
花丸「どうしたの?」
梨子「例えばの話なんだけどね。誕生日を偽ることって、あるのかな?」
花丸「へ?」
梨子「自分の出生日を偽る風習とかって昔にあったりする?」
花丸「………うーん、どうだろう。マルは聞いたことないけど」
梨子「……そっか」
花丸「でも、自分のルーツを隠すならともかく、誕生日を偽るなんて事をするとしたら、魔除けとかの可能性が考えられるずらね」
梨子「魔除け?」 花丸「生まれた日が厄月だったとか、鵺が鳴いた日だったとか、色々考えられるけど。昔はそういう風習、どこにでもあったらしいずらね」
梨子「魔除けかぁ…」
梨子(黒澤は古い一族みたいだから、そういう可能性もあるのかな…)
梨子「ありがと、花丸ちゃん。やっぱり物知りだね、凄い」
花丸「そ、それほどでも…//」
梨子「それじゃあ、日も暮れてきたしそろそろ帰ろっか」
花丸「あ、マルは鍵閉めがあるから」
梨子「そっか。じゃあ、また明日ね」
花丸「うん、また明日」
花丸「気をつけて帰ってね」 ───────
梨子「はぁ…さむい。早く帰ろ」
梨子(……………)
梨子(……そういえば、写真で見たダイヤさんのお父さん、髪黒かったなぁ)
梨子「…………」
梨子(それに、何だろう………あの写真、変だった)
梨子(そう、違和感………何か、大きなものを見落としてるような、この感覚…)
梨子(夏祭り、ルビィちゃんの誕生日………それに思い当たる前)
梨子(あの写真に感じた、もう一つのもやもや……)
梨子(あぁ、なんだっけ)
ドンッ!
梨子「え」 1期11話で2年生が修羅場ってた時に起きた事件なんだよなぁ
善子「あはは」ルビィ「えへへ」ダイヤ「……っ」善子「……な、なに?」ダイヤ「いえ……(貴女が幸せそうで何よりですわ、サファイア)」
http://karma.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1473770668/ 黒澤家の闇とか堕天使ヨハネとか
Apoursってミステリー系と相性抜群だよね ダイサファ→異母
ダイルビ→異父
サファルビ→義理 黒澤母「ルビィが生まれた年? ええよく覚えてますわ 記録的な台風の連続で…」
黒澤母「おかげで夏祭りが大幅に延期になりましたのよね」
黒澤父「ぅゅ!」
これが真相だゾ 黒澤一族の闇を暴く桜内とそれを阻む沼津の暗部、国木田の構図ほんと好き ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています