ことり「海未ちゃんッ!冬山登山はダメぇぇぇ!!!」ギューーッ 海未「止めないでください、ことり!山が私を待っているのです…!」
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ことり「待ってない!山は海未ちゃんなんて待ってないからぁ!」
海未「待ってます!」
ことり「遭難したらどうするの!?山で遭難したら助からない可能性が高いんだよ!?」
海未「私はそんなヘマはやらかしません!」
ことり「そんな大見得切って実際遭難して戻ってこない人は数知れないんだよ!」
海未「そういう人達は結局バカだったか、そうとうツイてない人のどちらかなんです」
海未「とにかく私は行きますからね」
ことり「ダメェ!」 ことり「海未ちゃんこそ、そうとうツイてない人だよ!私にトランプで勝ったことないでしょ!?」 海未「山を登るのは私のライフワークなのです。登山をしていると生きる実感を得ることが出来るんです」
海未「ことりは私の生き甲斐を奪うのですか?」
ことり「命の危険を伴う生き甲斐なんて意味ないよ!登山はやめてぇ!」
海未「ならなんです?生き甲斐を失った私に、貴女は新たな生き甲斐を与えてくれるのですか?」
ことり「他にもあるでしょ?自転車とか水泳とか…日舞もやってるし!」
海未「あいにくそれらの活動は登山の代わりにはならないですね…登山の喜びとは比べ物になりません」
ことり(どうすれば分かってくれるの…?) ことり(…そうだ)
ことり「ねぇ、海未ちゃん…」
海未「?」
ことり「…」
ことり「おねがぁい!♡」
海未「…」
海未「」スタスタスタ…
ことり「あぁぁぁぁぁぁぁん!!!!」ギューッ ズルズルズルズル… 海未「ことり、離れてください。これでは邪魔で外に出られません」
ことり「絶対離れない」グググッ
海未「…」
コチョコチョコチョコチョ…
ことり「!?!?」
海未「…」コチョコチョコチョコチョ…
ことり「あひゃはッ!ちょ、うみちゃ…!ひゃはッ!やめ…!」
海未「…」コチョコチョコチョコチョ…
ことり「くすぐった…あひぃッ!いひひひひひひひ!!!」バッ
海未(今です…!)
ダッ! ガチャ バタン!
ことり「あぁっ!!」 海未「ふぅ…とりあえずことりは撒けましたね…」
海未「さ、荷物を車に乗せて、と」
カチッ…チュイィッチッチッチッチッチ ゴォゥゥ…(エンジンがかかる音)
海未「では、出発しますか…」ピッ
ゴゥゥゥゥゥゥゥン(ガレージのシャッターが開く音)
海未「では、出発しんこーっ…
ことり「…」
ガレージの前の私道で寝そべることり
海未「」 海未「ことり…そこにいられると車を出せないのですが…」
ことり「…」
海未「というか、私道で寝そべるなんてみっともないからやめなさい…ご近所に見られますよ…」
ことり「…」
海未(はぁ…車で行くのは諦めた方が良さそうですね…)
海未(面倒ですが…駅までバスに乗って、電車で行きますか…) 海未「バスなんて普段あまり使わないですから、バス停の位置が分かりません…」
海未「えぇと…あ、あそこですね」
海未「…ん?」
バス停の前の車道に佇むことり
海未「」
海未「…ことり、そんなところに立っていたら危ないですよ…」
ことり「…」
海未(ことり…きっとバスが来たら通せん坊して止める気ですね……全く、呆れました…天安門の戦車じゃないんだから…)
海未(これはバスも諦めた方がいいですね…) 海未「山があるから山に登るんじゃありません。私がいる、私がいるから私が山に登るのです」 海未「結局歩いて駅まで行くハメになりました…」トボトボ…
海未「この荷物で歩くのは疲れるんですよね…山に登る前から余計な体力を使いたくないのに…」
〜〜〜
海未「駅に着きました。休日の朝なので人は少なめですね…」
海未「とりあえず品川まで出ましょう」 ドンッ!
海未「うっ!!」ドサッ
車内に倒れこむ海未とことり
ドアァシャーリヤス…
プシュー、バタン…
海未「いたたた…!…ことり!こんなところまで追って来たのですか…?」
ことり「…」
海未(はぁ…電車に乗るのまで妨害されるとは…そろそろ手詰まりじゃないですか…?)
車掌「ちょっと君たち!電車にダッシュで突っ込んで来ただろう!あんな危険なことしちゃダメじゃないか!」
海未「あ…す、すみません…!」
ことり「…」
車掌「…とりあえず次の駅で降りて、話をさせてもらうからね」 (>>15 ミス 先にこっちが入ります)
まもなく〜、品川〜品川〜
海未(品川ですね、降りましょう…)
プシュー、ガタン(ドアが開く音)
タッタッタッタッタッタッタッタッ
海未「?」
ことり「…」ダッダッダッダッダッダッ
電車を降りる海未向かって全速力で突進してくることり
海未「え!?ことり!?」 ドンッ!
海未「うっ!!」ドサッ
車内に倒れこむ海未とことり
ドアァシャーリヤス…
プシュー、バタン…
ガタンゴトン…ガタンゴトン…
海未「いたたた…!…ことり!こんなところまで追って来たのですか…?」
ことり「…」
海未(はぁ…電車に乗るのまで妨害されるとは…そろそろ手詰まりじゃないですか…?)
車掌「ちょっと君たち!電車にダッシュで突っ込んで来ただろう!あんな危険なことしちゃダメじゃないか!」
海未「あ…す、すみません…!」
ことり「…」
車掌「…とりあえず次の駅で降りて、話をさせてもらうからね」 〜〜〜
駅員「じゃあ、もう帰っていいから…」
海未「はい、すみませんでした…」
ことり「…」
ガチャ、バタン…
海未「帰りましょう、ことり…」
ことり「!」
海未「負けましたよ、ことりには…もう冬山登山は諦めます」
ことり「え、本当!?やったーーーー!!!!」
海未(…さっきまでダンマリを突き通してたのに、降伏した瞬間態度一変ですね…)
海未「その代わり、ちょっとあるところに付き合ってもらえますか?」
ことり「うん、いいよ!冬山登山さえ阻止できたんだから、もうことり何でも付き合うよ!」
海未「…」
この後、海未が登山が出来ずに有り余った体力を性欲に変えてことりに容赦無くぶち撒けたとさ
おわり ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています