凛「太陽のあなたに」
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屋上
海未「ワン、ツー、スリー、フォー」パンパン
海未「真姫!もう少し大きく動いてください!」パンパン
真姫「ヴェエ...!ハイ...ッ」タンタンッ
海未「ことり!少し遅いです!」パンパン
ことり「は、はぁいっ!」タタンッ
凛「よっ、ほ.....あっ!わわっ」グラッ
穂乃果「よ、ほ、っと...って、わぁあ!」ビクッ
ドンッ!!
凛「...っ〜〜...あっ!ご、ごめん穂乃果ちゃん!」アセアセ
穂乃果「っう...ん?あ、だいじょぶだいじょぶ!それより、凛ちゃん怪我ない?」ササッ
凛「え、あ...だいじょぶにゃ!」
穂乃果「それならよかった!さ、続けよ?」スッ
凛「......」 ーーお昼ーー
凛「...穂乃果ちゃん」ボソ
花陽「凛ちゃん、また言ってる!」
凛「え?あ...」
花陽「まだ気になってるの?」
凛「気になってるっていうか、ちゃんと謝ってないから...」
花陽「...ふふっ、凛ちゃん可愛いっ」クスッ
凛「!なーんで笑うにゃー!」プンプン
真姫「あ、凛いた!」ガラッ
凛「へ?真姫ちゃん?」
真姫「穂乃果が呼んでる。屋上きて、だって」
凛「え.....っ」ドキ
花陽「......」 屋上
穂乃果「...ん?あ、凛ちゃんーっ」
凛「ほ、穂乃果ちゃん。あの、ごめんね本当に...」
穂乃果「え?ああ、朝のこと?だいじょぶだって。それより.....」スッ
凛「へ........」
穂乃果「私、凛ちゃんに伝えたいことがあるの
.....」サラッ...
凛「っ.....」ドキッ
凛(...ドキッ?)
穂乃果「......あのね、凛ちゃん...っ」
凛「な、何......?」ドキドキ 穂乃果「わ...私.....凛ちゃんのことが.....っ....」
ダダッ
グッ
凛「にゃっ!?」ドキン
穂乃果「凛ちゃんのことが...好き!!」
凛「っーーー?!」カァァ
穂乃果「と、突然でごめんね...でも、今日の朝のことがあって、その時、私が彼女として凛ちゃんを守らなきゃなって決心してーー」
凛「いやいやちょ、ちょっとまって!?」カァァ
凛「どどどういうことっ?穂乃果ちゃん、凛のこと......」アワアワ
穂乃果「あ、す...好き......だよ、恋愛的?に...//」
凛「ちょ、え、あっ.....あの凛そういうのよくわかんなくて...」アワアワ 穂乃果「あ、あの返事は...いつでもいいからっ!!」ダダッ
凛「あっ!ちょ....」
凛「......どういうこと...?」
ーーーー
花陽「.......え、そんなことが...」
凛「...うん。凛、最初はからかってるのかと思ったけど...」
凛「穂乃果ちゃんの顔.....すごく真剣で...汗も、すごくて....」
凛「本気、なんだって...思うようにしたにゃ」
花陽「....へーぇ」 花陽「...凛ちゃんは...どう、するの...?」
凛「えっ?凛、は.....べつに...」
凛「穂乃果ちゃんのことは好きだけど、たぶんそういうのとは...違うから」
花陽「そっ...か、じゃぁ...」スッ
花陽「花陽は、どうかな...?」ズイッ
凛「........え?かよちん...?」
凛「あ、かよちんも大好き!当たり前にゃ!」
花陽「..................そっか...」
花陽「..........えへ......嬉しいな」スッ
花陽「じゃあとりあえず...練習いこっか...!もう始まっちゃうっ」タッ
凛「あ、本当だ!」ダッ
凛(......なんだろ、かよちん...今)タッタッ 校庭
穂乃果「よーし、頑張ろーっ!」
ことり「やる気だね、穂乃果ちゃん♪」
絵里「さ、みんな!まずは5周よー!」
にこ「えぇ〜にこ疲れたぁ〜〜」
真姫「全然走ってないじゃない........」
にこ「う、うっさい!」
希「ほらほら2人とも、走るよ♪」タッ
にこ「んもぅ!」タッ
海未「相変わらずですね、にこは....」
穂乃果「あはは...あ、凛ちゃんと花陽ちゃん...」 穂乃果「り、凛ちゃん」タタッ
凛「......」ボーッ
凛(穂乃果ちゃんの返事...どうしよ...)ボーッ
穂乃果「凛ちゃん...?あの...」スッ
穂乃果「へ、へんじ.....どう?」ボソボソッ
凛「ーーーッ!!?」カァァァ
凛「わ、あ、そ、ほのっ穂乃果ちゃっ!」アワアワ
穂乃果「だ、だいじょぶ?」
凛「ご、ごめっ、凛...っ」
凛「凛、保健室行ってくるねっ!?」ダダッ
穂乃果「え?あっ...」
ことり「それなら、ことりもついてくよ!」 保健室
凛「ごめんね、ことりちゃん...」
ことり「いいえいいえ〜ことり保健委員だし♪」
凛「........」
ことり「凛ちゃん、どういう理由で保健室きた?」
凛「えっ、あー、ちょっと頭くらくらするから...」
ことり「おっけー...ええと、時間はー」カキカキ
凛「......」
ことり「......穂乃果ちゃんに、告白された?」
凛「っ!?なんで知って...」ドキィ
ことり「やっぱり♪そうだと思ったんだぁ〜」フフッ
凛「えっ...あ.....!」カァァ
ことり「......ことりね、穂乃果ちゃんが話してくれたんだけど」 ことり「穂乃果ちゃんがね...」
〜〜〜〜
穂乃果『ことりちゃん、あのね...』
ことり『んー?』
穂乃果『...私、凛ちゃんのことが好きなんだ...。そろそろ、告白したくて』
〜〜〜〜
ことり「ーーって」
凛「そ、そうなんだ...//」
ことり「...それでね、穂乃果ちゃんこう言ってたの」
ことり「『凛ちゃんのことがすごく好き』」 ことり「『元気で明るくて、周りも明るくさせて』」
凛「.....」
ことり「『でも本当は乙女で、恥ずかしがり屋なとこもあったり』」
凛「...!」
ことり「『自分に自信がなかったり、ほんとの気持ちが言えなかったり...だけどそんな凛ちゃんが』」
ことり「『そんな、可愛くてかっこいい凛ちゃんが...大好き』」
ことり「.....って。あれ、凛ちゃん?」
凛「........凛も」
凛(凛も、いつも明るくて、周りを明るくさせちゃって)
凛(可愛いところもあって、かっこいいところもあって...)
凛「おんなじ...気持ちだ」
凛(...凛は、太陽みたいな...)
凛(μ'sの、みんなの太陽のあなたがーーー)
凛「...凛も、穂乃果ちゃんが好き」 ことり「...ふふ」
凛「ごめん、ことりちゃん!凛...」スクッ
凛「...凛、行(言)ってくる!」タッ
ことり「...いってらっしゃーい♪」フリフリ
ことり「........」クルッ
ことり「......海未、ちゃん」
海未「...行きましたか、凛は」ガラッ
ことり「うん...っ」
海未「......ことり」
ことり「えへ......」 ガチャ
凛「穂乃果ちゃん!凛も穂乃果ちゃんのことg
穂乃果「てってれーwwwwwww」
海未・ことり「ドッキリ大成功ー!wwwwwww」 ことり「...海未ちゃん、私」
海未「.........」
ことり「私、頑張った、よね......」フルフル
海未「......ええ。」
海未「ことりは、十分頑張りました。」
海未「自分の気持ちを押し殺 してーー...」
ことり「ーーーッ!!」ダダッ ギュウーッ
ことり「ことり、がんばったんだ...がんばれた、んだ...っ」ボロボロ
ことり「ふたりの、ために.....っ!」ボロボロ
海未「......今だけですよ、抱きついていいのは」
ことり「うん...っうん...っうみちゃ...ほのか、ちゃ...っ」グスッ ヒック
ことり「っ...ぅあぁああぁあああ!!」ボロボロ
海未「っ...」フルフル...
好きだったよ、穂乃果ちゃん...。
好きでした...穂乃果。 校庭
にこ「ったく、凛たち遅くない!?」プンプン
希「あの後、かよちんと海未ちゃんもいっちゃったし...どうしたんやろねえ」
絵里「まさかサボってたりしないわよね...」
にこ「ぜぇーったいそうよ!あいつら、グルなのよ!よりによって海未もっ...むんぐぅ〜〜!?!」ジタバタ
真姫「にこちゃんは黙ってなさい!」ガシィ
穂乃果「あははっ...。...うーん」
穂乃果(.....どうしたんだろう...?)
廊下
凛「はぁ、はぁっ...。ん...?」ゼェハァ
凛「.....か、かよちん...?」ハァハァ
花陽「うん、心配で見に来たけど...凛ちゃん、大丈夫だったの...?」 凛「えっ、あーえと、だいじょぶにゃ!全然へーき!」
花陽「そうだったの...?なんだか、顔が赤かったけど.....」
凛「へっ?あ、ちょっとね...」ギクッ
花陽「......」
花陽「さっき穂乃果ちゃん、凛ちゃんに何て言ってたの?」グイッ
凛「へ.....っ//」ドキ
凛「べつに大したことじゃないよ?」
花陽「.....気になるよ。教えて?」
凛「あ.....わ、忘れちゃった!凛、最近忘れっぽくて.....」
花陽「告白とか、されたの?」ズイッ
凛「ひ、え...?」 凛「いや、かよちんそれ...前言ったよ?」
花陽「え?」
凛「だから、前にかよちんに相談したじゃん...」
花陽「本当に、告白されてたの?」
凛「えっ...」
花陽「いやぁ、てっきり私ね、私が凛ちゃんに嫉妬してほしくて、凛ちゃんが告白されたって嘘ついたのかと思ってたよぉ」
凛「あはは...そんなことするわけないにゃー」
花陽「そっか...。でも、凛ちゃんは私のこと好きだから、嫉妬してほしかったんだと思っちゃったんだよ」
凛「そん.....え?」
花陽「ん?なあに、凛ちゃん?」
凛「...凛が、かよちんのことを好き、って.....」
花陽「......」 花陽「...だってそうでしょ...?あの時、凛ちゃん私に『大好き』って言ってくれたよ?」
凛「そう、だけど...それは違う意味で......」
花陽「何が...違うの...?花陽のこと大好きでしょ...?」
花陽「それに凛ちゃん、いつも私にくっついてくるし」
花陽「私と一緒にお泊まりとか、常に私と一緒にいて...」
花陽「なんで?何が違うの?」ガッ
凛「.....かよちん、やめて...」
花陽「やだよ?凛ちゃん、おかしなこと言うもん...」
凛「やめて...」
花陽「...なんで?」
凛「とにかく早くやめて!!」
花陽「っ、」ビク
凛「...やっとやめてくれたにゃ...」 凛「かよちん、何かおかしいにゃ...」
花陽「......ひどい、花陽を拒んだ...?」プルプル
凛「ちょっと、だから違うの!話きいて!」
凛「凛は...伝えに行かなきゃいけないの。大事なことを...。」
花陽「...穂乃果ちゃんに、断ってくるの?」
凛「ううん。...前は、そう思ってたけど...」
凛「今は違うの。凛は、凛は.....」
凛「...凛は、穂乃果ちゃんのことが好き...。
って、ようやく気づけたんだ。」
花陽「............。」
凛「...っごめんね、かよちん...。凛は、かよちんのことも大好きだから...。あっでも、そういうのとは違くて、ね...?」フルフル
凛「...あれ?なんだろ、これ.....」ポタッ
凛「......水...?」ポタポタ
花陽「...凛ちゃん」ギュッ
凛「かよ、ち.....」ドキ 花陽「ごめんね、ごめんね、ごめんね凛ちゃん...っ」ギュゥ
花陽「わたし、おかしかった...凛ちゃんの気持ち、考えずに...っへんなこと、言っちゃった」
凛「そんな、こと...」ポタッポタッ
花陽「ごめんね、ごめんね......大好きだよ、愛してる、凛ちゃん...。」ギュウッ
花陽「幸せになってね、凛ちゃんっ...!応援、してるからっ!」ポロポロ
凛「かよ、ち...っうんっ...うん...っ」ポタポタ...
凛「かよちんも、水...。あ、これ、涙...?」ポタッ...
凛「...あ、そっか...。凛のこれ...。涙かぁ...。」ポロポロ
花陽「...!っりんちゃ...っ」ギュウゥ ボロボロ
凛「あ、かよちん...っ、あは、えへへ...っ...!」ボロボロ
凛「ごめんね、かよちん...っ応えてあげられない、から...っ...。」ボロボロ
花陽「大丈夫、大丈夫だよっ...」ボロボロ
花陽「...ッ」バッ 凛「...え?かよちん...」
花陽「...凛ちゃん、さっき伝えに行かなきゃいけないって言ってたよね...?」
凛「あ、...あっ!」アセッ
花陽「早く、行かなきゃ!ごめんね...また邪魔しちゃった。」
凛「あ...。...っうん、ありがとうかよちん...全然邪魔なんかじゃなかったよ...」
凛「むしろ、ありがとうだよ...。凛なのこと、本当に好きでいてくれた...。しかも、背中も押してくれて。」
凛「...なんか、大事なことが分かった気がするにゃ。かよちんのおかげで...。」サラッ
花陽「え...っ」ドキ
凛「...凛、言ってくるね!」ダッ
花陽「!...うん、行ってらっしゃい!」フリフリ
花陽「...ありがとう、凛ちゃん...。」
花陽「.......本当に、綺麗だなぁ...。」 校庭
にこ「ぜぇ、はぁ...疲れ.....あ!凛!!」バッ
真姫「やっと戻ってきたわね...。本当に気分でも悪かったの?大丈夫?」
凛「あ、2人とも...。ううん、凛は大丈夫にゃ!」タタッ
絵里「凛!いや、でもベッドで寝てたのよね?ことりが教えてくれたけど...。」
凛「え...?...あ!」バッ
ことり「うん!でも凛ちゃん、すぐ気分よくなったからベッド飛び降りちゃって。一応、もう少し寝てるように言ったんだけど...。」
凛「こ、ことりちゃん...」
ことり「...ふふ♪」ピース
凛「っ...!...ありがとう...。」ボソッ
希「........ふーん。凛ちゃんは本当に慌てんぼさんってことやね♪」ニヤッ
凛「え...//」
海未「...凛、頑張ってくださいね」ボソッ
凛「...ん?海未ちゃんなんか言った...?」
海未「...いえ、なんでもありませんよ」
凛「.....よし」 凛「すぅ...。」スゥー...
凛「...っ穂乃果ちゃんっ!!」
穂乃果「ッ!?」ドキィ
凛「穂乃果ちゃん...!」タタッ
穂乃果「あ、え...?凛ちゃ...」
凛「...ごめんね、優柔不断で。」ギュッ
穂乃果「っ...」ドキ
凛「私も、穂乃果ちゃんのことが好き!!」
にこ「.....にこぉ...?」ポカーン
真姫「えぇ...?何言ってんのよ...?」
絵里「......っハラショー...//!」フルフル
希(...そういうことやったんやねぇ♪)フフッ
穂乃果「......え、凛ちゃ...」
穂乃果「...ーーーっ」ポロポロ 穂乃果「私もっ、凛ちゃんのことが好きだよ!」ギュゥッ
凛「わわ、穂乃果ちゃん//それは知ってるにゃっ!//」カァァ
にこ「あ、あの子たちは一体何をやっちゃってんのよっ!?」
真姫「イミワカンナイんだけど.....ことりと海未何か知ってる?」
ことり「んー?...えへ。わかんないや...♪」
海未「私も、よく分かりませんね。...ふふっ」
絵里「の、希何か知ってるでしょ...!//」
希「んんー、そんなわけないやん!さっきからずーっとここで走ってたんやし...♡」
ザワザワ ザワザワ
穂乃果「.....」チラッ
凛「......ふふ」チラッ 穂乃果「...凛ちゃん、今わたしすっごい嬉しいよ...。」ギュッ
凛「凛も...。...ね、穂乃果ちゃん」
穂乃果「ん?なーに?」
凛「キス...とか、しちゃう?//」
穂乃果「...!.....いい、よ...っ//」
穂乃果「ん...っ//」
凛「んぅ.....//」
チュッ
おわり...かもしれない。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています