曜「独裁国家」
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曜「Aqoursは梨子ちゃんのもの」
曜「表向きのリーダーは千歌ちゃん」
曜「でも千歌ちゃんを操っているのは梨子ちゃん」
曜「どんな反対意見もかき消され」
曜「担当の仕事が間に合わなければ嫌味を言われる」 曜「東京から転校してきた梨子ちゃんは私の大切なものを奪っていく」
曜「Aqoursに、千歌ちゃん」
曜「私と千歌ちゃんは幼馴染で」
曜「唯一無二の親友だった」
曜「ずっと2人で一緒に何かをしたくて…」
曜「勇気を出して始めたのがスクールアイドル」 曜「よりにもよって梨子ちゃんの引越し先は千歌ちゃんの家の隣」
曜「2人はすぐに仲良くなり」
曜「作詞作曲を2人でするようになった」
曜「私は千歌ちゃんと話す機会が減っていった」 曜「そして一年生の子達がグループに加わって…」
曜「次に三年生が加わり、Aqoursは完成した」
曜「その頃から梨子ちゃんの独裁が始まった」 ーーーーー
千歌「曜ちゃん!衣装の方は進んだ?」
曜「ごめん、実は順調には進んでなくて…」シュン
千歌「全然大丈夫だよ!ルビィちゃん達が手伝ってくれてるって言っても、9人分の衣装を作るなんて大変だもん!!」
曜「千歌ちゃん…!」
千歌「えへへ。わたしもできる限り手伝うから、遠慮なく言ってね」
千歌「曜ちゃんに比べたらまだまだ下手だけど…」
曜「っ…ありがとう千歌ちゃん!」 梨子「…………」
梨子「あっ千歌ちゃーん!」タタタッ
曜「あ、梨子ちゃ」
梨子「もう!作詞も終わってないのにこんなところで曜ちゃんと話してる場合じゃないでしょ!」
梨子「曜ちゃんだって衣装の方があるだろうし」
千歌「うへぇ…厳し〜!!」
梨子「こうなったら今日も泊まり込みで歌詞を考えるわよ!」
曜(泊まり込み…?今日、『も』…?) 梨子「それじゃ、曜ちゃん。私達は曲のこともあるし、先帰るわね」
梨子「衣装、がんばってね?」ニコッ
曜「う、うん」
千歌「また明日ね!」
曜「うん、明日…」
梨子「ああもう!バス間に合わないよ!」
梨子「ほら千歌ちゃん、走るわよ!!」
千歌「うぇ!?わかったから引っ張らないでよ〜!」 曜「…………」
曜「バスの時間、まだ余裕あるのに…」
曜(それにあの目)
曜(千歌ちゃんに声をかける前、私を睨んでいた)
曜(私と千歌ちゃんを引き離そうと…?)
曜(千歌ちゃんと仲良くするには私は邪魔だから…?) ーーーーー
曜「この頃はまだよかった」
曜「梨子ちゃんが私にがんばれなんて言うんだから」
曜「嵐の前の静けさ…予兆…」
曜「そんな言葉を使うのがおこがましいほど」
曜「状況は悪化していった」 ーーーーー
梨子「あのさ、曜ちゃん」
曜「?どうしたの梨子ちゃん」
梨子「まだ衣装終わってないの?」
曜「えっ」
梨子「衣装は完成したかって聞いてるの!!」ダンッ
曜「ひっ!」ビクッ
曜「ま、まだ終わってないよ…」 梨子「善子ちゃんもルビィちゃんも花丸ちゃんもダイヤさんも手伝ってたよね?」
曜「うん…」
梨子「私、衣装とかって作ったことないからわからないけど」
梨子「そんなに時間かかるものでもないでしょ?」
梨子「最初のライブの衣装もすぐに出来上がったし」
曜「そ、それは」
梨子「衣装のテーマに合わせて曲も少しアレンジしなくちゃいけないの」
梨子「衣装のとこで止まると作曲が進まないのよ、わかる?」
曜「………」 梨子「とにかく…」
果南「あ、曜に梨子ちゃん」
梨子「果南さん!おはようございます」パッ
曜「…お、おはヨーソロー!」
果南「ははは、おはよう」
果南「2人して何話してるの?」
梨子「次の曲の衣装についてです」
梨子「曜ちゃん、まだ終わってないみたいで…」
梨子「私の方は終わってるんですけど、やっぱり衣装の感じも取り入れたいなって」 果南「梨子ちゃんは熱心だね。よしよし」
梨子「えへへ…ありがとうございます」
曜「…………」ウルッ
果南「曜も大変だろうけどさ、がんばろうね?私でよかったら手伝うからさ」
曜「うん。…ありがとう」
果南「あっやばっ!今日鞠莉とダンスのフォーメーション確認するんだった!」
果南「それじゃあね、2人とも!」タタタッ 梨子「…………はぁ」
梨子「この前千歌ちゃんにも言われてたわよね」
曜「………」
梨子「後輩3人いても足りないの?」
曜「私1人で、大丈夫だよ…」
梨子「ふふ、そうだよね」
梨子「じゃ、がんばって」 ーーーーー
曜「最初のライブの衣装は夜中もずっと作業して…」
曜「宿題もやらずに…」
曜「どれも、千歌ちゃんと梨子ちゃんのため」
曜「あの時は2人の喜ぶ顔が見たくて」
曜「馬鹿みたいに頑張ってた」 曜「でも9人分となると話は全然違う」
曜「頑張ってもなんとかなる量じゃない」
曜「私と千歌ちゃんと梨子ちゃんである程度のテーマは決めるけど」
曜「9人分のデザインは私1人で考える」
曜「デザインを考えるのは楽しかった」
曜「けれど、限られた予算、限られた時間の中では限界があった」 曜「…それでも」
曜「それでも私はできる限り、持てる力を全て費やして衣装作りに励んだ」
曜「デザイン案を目の前で破り捨てられても」
曜「急に変更を求められても」 曜「千歌ちゃんはもう梨子ちゃんの言いなりで」
曜「気づいた頃にはぐんと話さなくなった」
曜「千歌ちゃんが私を避けているわけじゃない」
曜「梨子ちゃんが事前に私に会わせないんだ」 曜「梨子ちゃんは賢い」
曜「私の行動を予想して動いて」
曜「私を1人にする」
曜「もう少しした頃、梨子ちゃんは…」
曜「後輩に支配を広げていった」 曜「まずは同じユニットの善子ちゃんから」
曜「私と帰りのバスが一緒って言うのもあったと思う」
曜「じわじわとみんなを手中に収めてくその様子に」
曜「私は焦りと恐怖を感じた」 保守役を獲得できてないなら自分でちゃんと保守しときや ーーーーー
曜「ごめんね善子ちゃん。手伝わせちゃって」
善子「別に…曜だけに負担を押し付けられないでしょ」
曜「…ありがとう」
善子「なっ、なによ!///」
曜「ううん。何でもないであります!」
善子「ふ、ふん…あとヨハネよ」
曜「……ふふ」 曜「こんなに楽しいの、久しぶりだなぁ…」
善子「え?」
曜「あっ、な、なんでもないよ!」アセアセ
善子「…最近元気ないわよね」
曜「…!」ドキッ
善子「前は衣装作るのも楽しそうだったのに」
善子「何か嫌なことでもあったの?」
曜「………ッ」
曜(…話したい)
曜(話せば楽になるかもしれない…)
曜「実は梨子ちゃんが…」
善子「梨子…?」
ガラララッ 曜「……ッ!?」バッ
千歌「曜ーちゃーん!って、善子ちゃんも!」
善子「ヨハネよ!」
曜「ち、千歌ちゃんか…」
曜(梨子ちゃんかと思った…)ドキドキ
曜「どうかしたの?」
千歌「うんとね、これ!」
善子「歌詞ノート?」 千歌「完成したから曜ちゃんに見せておこうと思って!」
曜「前みたいにラインでよかったのに…」
千歌「最近曜ちゃんとあんまり話してなかったからさ」
曜「……!」
曜「千歌ちゃん…!」 千歌「それでね、ここの歌詞が…」
梨子「みんな何話してるの?」ヒョコッ
千歌「あ、梨子ちゃん!」
梨子「もう。ドア開けっ放しだったわよ」
千歌「ごめんごめん〜」
梨子「それで、何の話をしていたの?」
曜「歌詞ができたって千歌ちゃんが…」
梨子「ふぅん…」
善子「この歌詞ならリボンはもっと明るい色にしたらどう?」
曜「そうだね。確かこっちにちょうどいいはぎれがあったはず…」ゴソゴソ 梨子「千歌ちゃん。私にも歌詞を見せてくれるかしら?」
千歌「もちろん!はいどーぞ」
梨子「ありがとう」
梨子「…………」
千歌「…………」ドキドキ
梨子「………ふぅ」パタン
千歌「どう…かな?」
梨子「…………」
梨子「いいと思うわ。頑張った甲斐があるじゃない!」 千歌「本当?やったぁ!」
曜(…千歌ちゃん、もう梨子ちゃんにメロメロだなぁ)
曜「あった!これとかどうかな?」
善子「そうそう、それよ。その色」
曜「よーし!一気に作るぞー!」
梨子「あ、そうだ」
梨子「私も曲の感じをメモしてきたよ」
梨子「参考になるかな?」
曜「あ、ありがとう」 曜(梨子ちゃんもなんだかんだAqoursの為に頑張ってるんだね)
曜「…」ペラッ
よしこちゃんとなかよくしないで
曜「ッ!!」ゾッ
梨子「どうしたの、曜ちゃん?」
曜「い、いや、なんでも、何でもないよ…」
梨子「参考になった…よね?ふふ」
曜「………うん」 数日後
曜「ご、ごめんね、また手伝わせちゃって…」
善子「だからいいんだってば」
善子「さぁ、あと2着。すぐに終わらせるわよ」
曜「うん」
善子「…………」モクモク
曜「…………」モクモク
善子「この前言ってた」
曜「え?」
善子「千歌が入ってきて中断されちゃった話」
曜「…………」
善子「リリーが、どうしたの?」
曜「り、りー…?」
善子「フフ…梨子は私と契約を交わし、リトルデーモンリリーになったのよ」
曜「あぁ…そう」
善子「何よその反応!」 善子「後輩だからって遠慮しなくていいのよ」
善子「グループで揉め事なんていやだし」
善子「素直に相談しちゃいなさい?」
曜「…うぅ」
曜(言えない。言えるわけないよ)
曜「なんでもないんだ。本当に」
善子「……嘘」
曜「嘘じゃないよ!」 善子「この堕天使ヨハネの前で嘘が通用すると思ってるの?」
曜「嘘じゃないんだよ…」
善子「いーえ!絶対嘘よ」
曜「う、嘘じゃ…」
善子「泣いてるじゃない」
曜「え…?」
曜(ほ、本当だ…)
善子「遠慮なんていらないわ」
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曜「私は話してしまった」
曜「梨子ちゃんにされたこと、メモの内容」
曜「善子ちゃんは信じられないというような顔をして」
曜「一言言った」
曜「『リリーはそんなことする人じゃないわ』」 曜「何かが崩れる音がした」
曜「堕天使には『嘘』が通用しなくて」
曜「でも魔法で過去に戻ることも出来なくて」
曜「翌日、バスの中で梨子ちゃんが千歌ちゃんの目を盗み蛇のように睨んできた時」
曜「私はようやく、善子ちゃんはもう梨子ちゃんに堕ちてしまったのだとわかった」 曜「梨子ちゃんから嫌がらせを受けていたのは私だけじゃない」
曜「お気に入りの善子ちゃんを除く1年生の子達」
曜「内気な性格の2人は私よりもずっと小さくて弱くて…」
曜「2人きりで部室の隅ですすり泣いているのを何度も見かけた」
曜「そんな時、私は部室に入れなくて」
曜「扉に背中を預け、声を押し殺して泣いた」 ーーーーー
梨子「動画の再生数、伸びなくなっちゃったわねぇ…」チラッ
ルビィ「ぅゆ…」ビクッ
ルビィ「ご、ごめんなさい…」
梨子「ルビィちゃんのせいだなんて言ってないけど」
ルビィ「…ごめんなさい」
梨子「あのさぁ…」 梨子「そうやってすぐ謝るのも、不人気の原因なんじゃないの?」
ルビィ「………」グスッ
曜「梨子ちゃん、そんな言い方は」
梨子「ダントツ人気の曜ちゃんはルビィちゃんの気持ちがわからないのよ」
曜「そんなことは…」
梨子「慰めのつもり?」
曜「…………」 梨子「今のルビィちゃんにはそんな慰めなんかより不人気の原因を教えてあげなきゃ」
梨子「ほら、花丸ちゃん」
花丸「…そんなの……」
梨子「花丸ちゃんはルビィちゃんの親友なんじゃないの?親友なら悪いとこも言ってあげなきゃ駄目よ」
梨子「それとも親友だなんて思ってないのかしら?」
花丸「そんなことないずら!」 曜「もうやめてよ…」
梨子「『やめて』?ルビィちゃんのために言っているのに、曜ちゃんはそんなこと言うの?」
ルビィ「ご、ごめんなさっ…」ポロポロ
ルビィ「ルビィが…っルビィがいけないんです…!」
花丸「ルビィちゃん…!」
梨子「なんだ。わかってるんじゃない」
梨子「自己反省も大切よ。ルビィちゃんももう高校生なんだから、それくらいできるよね?」 ルビィ「うゅ…」ポロポロ
曜「………っ」
梨子「……はぁ」
梨子「花丸ちゃん。ルビィちゃんにはまだ自己反省はできないみたい。代わりに言ってあげて」
花丸「………うぅ」
ルビィ「ルビィが…」
ルビィ「る、ルビィが犬さんが苦手だったり…だ、ダンスが下手だったり…」
梨子「他には?」 ルビィ「う、歌が下手で……っ」
花丸「やめるずらッッ!!」
梨子「…………」
花丸「もうやめるずら…」
梨子「ずらって言うのは好評なのにピギピギ言うのはうけないのねぇ…」
梨子「今日の反省を活かして次から頑張ろうね、ルビィちゃん」ニコッ ーーーーー
曜「私とルビィちゃん、花丸ちゃんしかいない時の梨子ちゃんは別人だった」
曜「日頃のストレスを発散するように」
曜「教室でのいい子な梨子ちゃんが嘘のように」
曜「先輩なのに、同級生なのに、私は…」
曜「私はバカ曜だ」
曜「もう少し私に勇気があったら」
曜「結果は違ったのかもしれないというのに」 曜「Aqoursの…梨子ちゃんと私達の関係がマンネリ化してくると」
曜「梨子ちゃんは新しい行動に出た」
曜「…今でも思い出すだけで鳥肌が立つ」
曜「それはある日の放課後、Aqoursで練習していた時のことだった」 ーーーーー
果南「よーし、じゃあ今日は衣装を着て踊ってみようか」
曜「了解であります!」バッ
鞠莉「Oh!!ソーキュートね!さすが曜だわ♪」
曜「えへへ…ありがとう///」テレテレ 曜「でも、私だけじゃないよ」
曜「ルビィちゃんや花丸ちゃん、ダイヤさんによ、善子ちゃんが手伝ってくれたから…」
善子「私達はそんなに手伝えてないわ」
ダイヤ「そうですわ。デザインから布選び、仕上げ…全て曜さんがやってくれたんですもの」
曜「そ、そんなことないよぅ…」テレテレ
ルビィ「…………」
花丸「………」
梨子「そうよ、曜ちゃんのおかげだわ」 曜「…そんなことないよ」
千歌「曜ちゃんすごいよ!私早く着てみたい!!」
果南「もー。千歌はせっかちなんだから」
千歌「だってこんなに可愛いんだもん!」
曜「……えへへ」 鞠莉「それじゃ、衣装をgiveしてくれるかしら、曜?」
曜「もちろん!えーっと、千歌ちゃんがこれで、梨子ちゃんがこれ…ルビィちゃんのは……」
曜「……そしてこれが私、と」
ダイヤ「いつでも初めて着る衣装というのはワクワクしますね」
果南「そうだね。……うんっ、サイズぴったり!」
梨子「……なに、これ…」 千歌「どうしたの?…えっ」
曜「?………何これ」
曜(そこには、外からは見えないところが切り刻まれている衣装があった)
曜「酷い…誰が……!」
梨子「せっかく曜ちゃんが作ってくれたのに…」グスッ
ダイヤ「誰がこんなことを…」 ルビィ「……ルビィ…」
ルビィ「…ルビィ、さっき曜さんが梨子さんの衣装をハサミで切ってるの、見たよ」
ダイヤ「…なんですって?」
曜「そんな…私、そんなこと…!」
ダイヤ「あなたは黙ってなさいッ!!」
曜「ッ…!」
ダイヤ「それは本当にですの?」
ルビィ「う、うん…」
鞠莉「み、見間違いじゃないのかしら?」
鞠莉「ほら、たまたま似ていた人だとか…」 花丸「…それはないずら」
鞠莉「でも似た人っていう可能性も…」
花丸「マルも…見たから」
曜「……ぇ」
梨子「ひ、ひどい…ひどいよ…」
曜「私そんなことしてない!」 千歌「よ、曜ちゃん…」
曜「……ッ!」
曜(そんな目で見ないでよ…)
善子「ルビィもずら丸も見たって言ってるし…」
善子「でも、何か理由があったんだよね…?」 果南「ちょっと、イライラしてたのかな…?」
梨子「ごめんなさい…私が千歌ちゃんと仲良くするから…」グスッ
曜「ち、違…」
千歌「曜ちゃんどうして…」
曜「ルビィちゃん、花丸ちゃん、なんでそんな嘘を…」
花丸「………嘘じゃ、ないずら…っ」
曜「…………っ」ダッ
千歌「曜ちゃん!!」 曜「はぁっ、はぁっ、はぁっ」
曜「う…っ…おぇ……」
曜(ルビィちゃんも花丸ちゃんも、どうして…)
曜「ここ…」
曜(ああ、プールか…)
曜(今日は飛び込みの練習が無くてよかった)
曜「どうして…」 梨子「曜ちゃん」
曜「!」ビクッ
曜「梨子ちゃん…」
曜「あれ、梨子ちゃんがやったの…?」
梨子「衣装のこと?…まさか」
梨子「曜ちゃんの作った衣装を切り刻めるわけないじゃない」 梨子「…私は、ね」
曜「…え?」
梨子「やったのは私じゃないよ」
梨子「でも、曜ちゃんには感謝してるのよ」
梨子「曜ちゃんのおかげで可愛い後輩と仲良くなれたんだから」 曜「それってどういう…」
梨子「そのままの意味よ」
曜「そんな…」
梨子「ルビィちゃんや花丸ちゃんを責めないであげてね」
梨子「あの子たちは私と仲良くしたかっただけなんだから」 ーーーーー
曜「しょうがないと思った」
曜「きっとルビィちゃんも花丸ちゃんも保身のためにやったんだ」
曜「でも、だからといって許せる気にもなれなくて…」
曜「一緒に頑張って作ったのに…」 曜「この件は私の仕事の負担が大きく、ストレスでやってしまったということになった」
曜「そしていつの間にか私が梨子ちゃんに謝ったことになっていた」
曜「私がAqoursから抜けないように」
曜「でも私を悪者にしたまま」
曜「この件は解決したということになった」 曜「『曜ちゃんばかりに負担を押し付けてごめんね』」
曜「千歌ちゃんにそう言われると」
曜「悔しさ、やるせなさ、怒り…」
曜「これらが喉まで登ってきて、吐きそうになる」 曜「3年生はもう梨子ちゃんの異常さに気づいていた」
曜「でも前のように仲違いするのを恐れて」
曜「Aqoursを解散させたくなくて」
曜「…見て見ぬ振りをしていた」 曜「ここまでしても梨子ちゃんは満足しない」
曜「何も知らない千歌ちゃんや善子ちゃんが、私を気にかけるのが気に入らないんだ」
曜「千歌ちゃんは純粋なまま」
曜「千歌ちゃんの目に映る私は汚れていく」
曜「それでも、まだ、終わらない」 ーーーーー
曜:明日一緒に衣装の布、買いに行けないかな?
ピコン
千歌:ごめーん!明日は出かける用事あって…´д` ;
曜「千歌ちゃん、今週も一緒に行けないのか…」
曜(…あんなことがあったんじゃしょうがないか)
曜「……」グスッ 曜:大丈夫だヨーソロー!( ̄^ ̄)ゞ
曜「………」
曜(明日は1人で行かなくちゃ)
曜(前は千歌ちゃん、一緒に行ってくれてたのに…)
曜(1人で行っても楽しくないよ…) 翌日
曜「やっぱりショッピングモールは広いなぁ」
曜「そうだ、帰りにクレープでも食べてこう」
曜「ジェラートもいいなー」
曜(前は千歌ちゃんと食べてたのに…)
曜(千歌ちゃんはいつもオレンジジェラートを頼んでて…)
曜「って、そんなこと考えてもしょうがないよね」 曜「えーっと、白い布と黒のリボン…」
曜「あとそれぞれの色の布…と」
曜「うーん、部費足りるかな…」
曜(でも布の質を落としたら梨子ちゃんに文句言われちゃうし…) 曜「ボタンは…前のが残ってるからいいか」
曜「うんっこれくらいかな」
「合計4980円になります」
曜(あっ、ちょっと足りない)
曜(まぁちょっとだし出しちゃおう) 曜「ははは、思ったより大荷物になっちゃったなぁ」
曜(いつもは千歌ちゃんが半分持ってくれたんだっけ…)
曜「………」ブンブン
曜(すぐ千歌ちゃん千歌ちゃんって…自分でも呆れるよ) 曜「そうだ、クレープクレープっと」
曜「何にしようかな〜」
??「曜も………だ……り…」
曜「……え?」 曜(クレープ屋さんには、私を除いたAqoursのみんなが座っていた)
曜(…私は思わず隠れてしまった)
ダイヤ「でも、確かにあれは曜さんに負担を押し付けてしまったところもありますね…」
果南「曜ってあんまり弱音を漏らさないから…」
千歌「曜ちゃんがあんなことするくらいだから、きっとものすごい負担だったんだよ」
ルビィ「…曜さんは飛び込みの方もあるし……」 善子「そうねぇ…ダンスも曜は人一倍練習してたし」
曜(ち、千歌ちゃん、出かける用事がって…)
曜「…………」
ピコンッ
千歌「…あ、曜ちゃんからだ」
千歌「『千歌ちゃん今どこにいるの?』…」 >>85
主犯の梨子と脅されてるルビまる以外は普通に曜に負担かけすぎたって心配してるんじゃね
梨子の圧力に気付いてるかなまりダイは別の意味で「負担かけすぎた」と思ってそうだけど ブブブッ
千歌:家にいるよ〜
曜「………ッ」
ピコンッ
曜:じゃあ今から行ってもいい?
千歌「ど、どうしよう…」
梨子「私がいるって言っておいたら?」
ピコンッ
曜:なら3人で遊ぼうよ!
鞠莉「困ったわね」
梨子「…しつこ」ボソッ
ルビィ「ピギッ」ビクッ ブブブッ
曜(曲のことだから…か)
曜「………」グスッ
鞠莉「………!」ハッ
果南「鞠莉?どうしたの?」
鞠莉「い、いえ、なんでもないわ」 親韓、親在日のとんねるずは、在日韓国人公認の日本人タレントだ。
木梨の嫁の安田成美は民団の幹部の娘で、番組のゲストは在日韓国人ばかりだ。
とんねるずの番組は、秋山、みやぞん、岩城、アンミカなど在日韓国人の吹き溜まりなのである。
在日に媚びるのがとんねるずの仕事であり、日本人芸人を叩きつけて在日韓国人の歓心を買うのである。
昔から和田アキ子のような在日韓国人が、日本人を罵倒し、日本人を膝まずかせるのをTVで見て、在日韓国人は大喜びしていたのである。
そんなとんねるずの裏の姿が日本人の間に明らかになってしまったのだから、視聴率は当然下がるのだ。
在日主体のフジTVがいくらてこ入れをしてもフジ自体が親韓、在日経営であることがばれてしまった現在、もうどうにもならんわ。
在日韓国人の巣窟であるフジテレビで成長したのがとんねるずなのだ。
今も在日韓国人芸能人や韓流歌手をごり押しするフジTVは全く反省していないのである。
とんねるずはとっとと韓国か北朝鮮に叩きだせ! 三年組と言ってもかなまりは豆腐メンタルだし唯一強そうなダイヤさんもルビィが人質ならなんもできんよ 梨子「曜ちゃん、前からああいうことがあって…」
曜「………」
梨子「前の衣装も少し切られてたんです」
梨子「今回ほどじゃないけど…」
ダイヤ「………曜さん…」
梨子「あとは、そ、そのっ」ポロポロ
善子「落ち着いてリリー。ゆっくりでいいわ」
梨子「作曲にち、千歌ちゃんの手助けはいらないでしょ…千歌ちゃんに近づかないで……って」プルプル ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています