聖良「ここを立ち退けと言うのですか?」男「そうだ」
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男「君たちのご両親が交通事故で入院してから、随分とお店の売り上げが落ちたそうじゃないか?それに治療費が相当高額になると聞いているけど、君たちに払えるのかな?」
聖良「そ、それは…」
男「治療費だけじゃない、このままだとお店の経営もままならなくなり、生活にも支障が出るだろうね、そうなると妹さんも学校を辞めざるをえないかもね」
聖良「…」
男「1人でもスクールアイドルとして活動を続けていくと決意した最中で、あまりにも残酷だと思わないかい?」
聖良「でも、私の一存で立退くかを決められません」
男「そこは大丈夫だよ、ご両親はいずれ君たちにお店を任せようと考えていたらしく、名義人を君の名前に変更してくれていたみたいだ、つまり君の意思で決められるんだよ」
聖良「…」
男「まあすぐにとは言わないが、なるべく早く返事を聞かせてもらいたいね」ガラッ
聖良(私は、どうすれば…) 理亞「姉様…」
聖良「理亞…」
理亞「私は嫌!このお店を手放すなんて!学校を辞めて働くから、だから…」ポロポロ
聖良「ごめんなさい理亞…でもあなたは心配しなくてもいいのよ、あなたはスクールアイドルを続けなさい」
理亞「でも…」
聖良「大丈夫、お姉ちゃんに任せなさい」 国会議員「首尾はどうかね?」
業者「はい、近いうちには立ち退かせる手筈を整えてみせます、そうすればあの周辺の再開発を阻むものはありません」
国会議員「まったく、手間をかけさせてくれる、おかげで骨を折ったわい」
業者「両親は入院中、あの姉妹ももうじき折れるでしょう、そして立ち退かせた後は先生のお好きにしていただいて…」
国会議員「ふふふ、再開発での甘い汁も魅力的だが、あの姉妹を好きにできると思うと胸が踊るわ…」
業者「先生の調教が終わった後は、裏で販売する用のビデオ撮影も予定しております、人気のセイントスノーが出演するとなれば、売り上げは軽く億を越えるかと…」
国会議員「はっはっは、越後屋お主相当の悪よのう…」
業者「いえいえ、お代官様ほどでは…」 聖良「お仕事ですか?」
男「はい、このお店が無くなった後のアフターフォローをさせていただきます、もちろん学業に支障が出ないようなお仕事を紹介させてもらいますよ」
聖良「そうですか…ありがとうございます」
男「いえ、ご両親の治療費や学費の件もありますし、十分な報酬をお約束させていただきますよ」
聖良(理亞は嫌だと言ってたけど、もうこうするしかないのね…)
男「では、ここにサインをお願いします」
聖良「はい…」
男「はい確かに、ありがとうございます、おい連れて行け」
ガラッ
聖良「え…?」
男「これで契約は成立です、今から先生の元へご同行願いますよ」
聖良「な、何のことですか!?」
男「いけませんね、判子を押す前にちゃんと内容を熟読しなくては」 ヤクザ「ほら、さっさと行くんだよ!」
聖良「は、離して!誰か!助けて!」
男「呼んでも誰も来ませんよ、ちなみに妹さんは既に先生の元へ連れて行きましたよ」
聖良「そんな!理亞まで巻き込むなんて…この外道!!」
男「うるさいですねぇ…早く連れて行きなさい」
ヤクザ「早く車出せ!」
聖良「…!!!!」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています