「天国でまた会えたら」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
…階段を降りたような気がする
私と“その人”と、すこし離れたところにもうひとり
私は泣いてて…それからは… 花丸「覚えてない」
善子「そういうこと」
花丸「う〜ん、そんなこと言われてもなぁ…おらは善子ちゃんの夢なんて見られないずら」
善子「そうよねぇ…」
花丸「今まで何度も似たような夢を」
善子「そうね、今回は久しぶりだったのよ。たぶん一年ぶりくらいだったかしら?だからなんとなく話して見ようと思ったの」 花丸「おらも夢は見るけど…おんなじのはいくつも見ないなぁ」
善子「でしょう?」
花丸「記憶の整理っていうし昔似たようなことがあったとかはないずら?」
善子「ないのよそれが」
花丸「ほんとに?」
善子「ないわ!ない、絶対ない」 花丸「前世の記憶かもしれないよ」
善子「前世って…」
花丸「前世っていうのはね」
善子「知ってるわよ!」
花丸「じゃあ…」
善子「う〜ん…前世ねぇ」 花丸「おらの前世はかたつむりずら」
善子「知らないわよ…」
花丸「善子ちゃんの前世も調べてみようよ」
善子「う〜ん…じゃあお願い」
花丸「じゃあ学校終わったら一緒に図書館いくずら」
善子「図書館でわかるのね…」 〜図書館〜
花丸「あった!」
📕【9割当たる!あなたの前世&来世】
善子「えぇ…」
花丸「これで名前の画数とぉ…」
善子「まあそりゃ前世なんて調べられるわけないけど…」
花丸「つ・し・ま・よ・し・こ……」パラパラ
善子「というか9割って」 花丸「!」
善子「?」
花丸「すごい…」
善子「なによ」
花丸「にんげんずら!」
善子「人間って…珍しいの?」
花丸「そう、た〜くさん徳を積まないと人間に生まれ変われないよ」 善子「はぁ」
花丸「おじいちゃんはダンゴムシ、おばあちゃんは牛…ほかにもいろんな人で試したけど人間だった人はいなかったずら」
善子「…なんだかすごいのね」
花丸「そうずら」
善子「じゃあ…」
花丸「決まりずら。善子ちゃんの前の善子ちゃんの思い出が今夢になって出てきたんだよ」
善子「なるほど」 花丸「人なら…調べられるかもね」
善子「たしかに」
花丸「何かほかにないの?なまえは?顔とか…身長とか」
善子「そんなことわからないわよ…」
花丸「ないと調べられないずら」
善子「う〜ん」 花丸「なんでもいいからとりあえずわかってることを話してみて」
善子「階段を降りたから…地下じゃないかしら?」
花丸「ふむふむ」メモ📝
善子「あとは…」
花丸「あとは?」
善子「…」
花丸「それだけ?」
善子「それだけ」
花丸「これは名探偵マルもお手上げずら…」 花丸「どんなことでもいいから何かほかにないずら?」
善子「あ!そう、階段は結構しっかりしてたわ!近代的だったの」
花丸「……」
善子「なによ」
花丸「そんなにすぐ生まれ変われるのかなぁ?」
善子「…たくさん…徳を積んだのよ」
花丸「もしかして…」 善子「もしかして?」
花丸「善子ちゃんは」
善子「なによ、勿体ぶらないではやく」
花丸「人間じゃないかな」
善子「」ドテッ
花丸「千年前から生きてる吸血鬼!密かに町を行き交う人々の血を…」
善子「んなわけないでしょ!」ビシッ 花丸「不老不死」
善子「あのねぇ」
花丸「冗談ずら」
善子「ま、所詮夢よ。そんな前世がどうだって」
花丸「でも捜査は継続するよ」
善子「まだやるのぉ?」
花丸「明日はいろんな階段を降りてみよう?おんなじのが見つかるかもしれないずら」
善子「んなのあるわけないでしょ…」 花丸「じゃあね👋」
善子「うん、また明日」
なんだかやる気になっちゃったみたい…
なんなんだろう…どうしてかやっぱり気になる
ただの夢なら夢でいい
それでいい… 善子「っ!そうだ」
みそを買ってこいって言われてるんだったわ
このままスーパーによらなきゃ
「あっ!!」
善子「!」ビクッ
「ああああ…そそそそこのあなた!!」
善子「なっなに?!私!?」
「そうです!!善子ちゃん!」
善子「はっ!?誰よあなた!!なんで名前知ってるのよ!!?!!」ドッ
「あっ!待って!!」
善子「ふんっ」トットッ🏃💨
「ああっほんとにまっ」ドテッ 何?なんなの!?
知らないわよあんな人!なんで名前知ってるの?気味悪いわ!
善子「はぁ…はぁ…」😰
なんか逃げちゃった…なんなのよ…
学校の人?みたことないけど
私の知り合いの知り合いとか?
う〜んよくわからないけど。
私と歳もあんまり変わらないようだったし逃げなくても良かったかも…
まあいいわ。
用があるならまた何かしらあるはずよ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています