花陽「はわわわぁー!! 遅刻遅刻ぅ〜!! 遅刻だよぉ〜〜!!」タタタタタタタタ…!
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にこ「あら、花陽じゃない……って、足おっそ!」
凛「かよちん、いつにも増して足おっそいにゃー」
真姫「え、いつも足遅かったかしら?」
花陽「遅刻ぅ〜遅刻ちこ、あっ!」ガッ
ズザァァァァァァ!!
にこ「あっ! 転んだわよ! 大丈夫!?」アワアワ
花陽「〜〜」フラフラ
花陽「てへっ☆」ブシャァァア
真姫「血が凄すぎ」
凛「かよちんいい笑顔だにゃ♪」
にこ「って、冷静すぎじゃないあんた達!?」
花陽【――私、小泉花陽、国立音ノ木坂学園に通う15歳!】ブシャブシャァ
にこ「な、なになに、どうしたの急に!? 大丈夫!?」アセアセ
真姫「血が凄すぎ」
凛「かよちん頑張ってーっ!」
にこ「だからなんであんたらそんなに冷静なの!?」
花陽【――血液型はB型、星座は山羊座! 好きな食べ物はお米とライス!】ブシャブシャブシャ
にこ「これ、花陽が喋ってるのよね……? どっから聞こえてくるの……?」
凛「かよちん、お米とライスは一緒だよー」
真姫「血が凄すぎ」
にこ「止めてあげなさいよっ!」
花陽【――ちょっと人見知りで、泣き虫な、ごく普通な女の子なんだけどぉ……】ブシャァァァァァ
にこ「もう普通じゃないし! 血止めて!!」
真姫「血が凄す
にこ「いや分かってるから!」
希「……」フラー
凛「あれ、希ちゃんにゃ」
にこ「なによアイツ、どこから出てきたの……」
花陽【――おっと、このヘンテコなお下げの女の子は、天使のデビみん!】
真姫「え!? 天使のデビみん!?」
にこ「そこは大きく反応するのね……って、ややこしいわよ! 天使なの!? デビルなの!? 大体、希要素”み”しかないわよ!」
凛「しかも軽く希ちゃんのことディスってるにゃー」
にこ「ツッコミどころ多すぎてツッコミ切れないわよっ!」 希「花陽ちゃん! 早うせにゃ遅刻しちゃいまっせデビ!」
にこ「方言汚っ! あんた方言そこまで強烈じゃないでしょ!」
凛「しかも申し訳程度にデビを語尾に入れてるにゃ」 花陽「おっと、そうだね! はわわぁーっ!!」ブシャァァ
にこ「また血が吹き出したし!」
真姫「血が凄すぎ」
にこ「それしか言えないのあんた!?」
花陽【――デビみんはちょっと口うるさい、転勤族鍵もちっ子天使!】
真姫「転勤族鍵もちっ子天使!?」
にこ「オウム返しはするのね……っていうか何よその括り、必要……?」
凛「希ちゃんの過去が凝縮されてるにゃ……」
にこ「いや、そうだけどさ……っていうか、こんなことやってないで急ぎなさいよ!」
花陽【――私、ある日突然、このデビみんに契約させられて、秋葉伝説美少女伝説白米米(ライス)天使スクールアイドル、スクールかよちんになっちゃったの……】
にこ「長いわよ! 伝説二回言っちゃってるし!」
凛「だからかよちん、米とライスは一緒だにゃー」
にこ「どうだっていいわよ!」
真姫「スクールかよちんってやらしい響きよね」
にこ「何考えてんの!?///」
花陽【――でも私が、秋葉伝説美少女伝説白米米(ライス)天使スクールアイドルであることは、絶対秘密なんだぁ……!】
にこ「バレてるわよ! 今言っちゃってるじゃないの!!……どこから聞こえてくるのかわかんないけど」
真姫「花陽が、秋葉伝説美少女伝説白米米(ライス)天使スクールアイドルだったなんて……!」
にこ「一体それはなんなのよ! 全くわからないじゃない!」
花陽【――日夜、悪いスクールアイドルと戦うことになって、ストレスがマッハだけど……】
にこ「マッハって……っていうか、悪いスクールアイドルって何よ、初めて聞いたわよ」
凛「かよちん、最近イライラしてると思ったらそういうことだったのかにゃー」
にこ「え、そうなの!?」
花陽【――なんかいい感じに……ぅぐわぁーってやって! 頑張っちゃうんだから☆】
にこ「なんか急にふわっとしだしたわよ……」
凛「かよちん、いい笑顔だにゃ♪」
真姫「……///」
にこ「だから何考えてんの!?」
花陽【――悪いスクールアイドルはこのスクールかよちんが、プロデューサーに変わって……お仕置きだよ♪】バァーン!
にこ「え!? なにその効果音!? 決め台詞的なやつなの!?」
真姫「……お仕置き///」ハァハァ
にこ「いやだから、ヘンなこと考えてんじゃないわよアンタ!!」
凛「凛もお仕置きされたいにゃー♪」
にこ「やめなさい!!///」 花陽「はわわわぁー!! いっけなーい!! 遅刻しちゃう〜〜!!」
花陽「遅刻遅刻ぅ〜〜! あ〜遅刻だよぉ〜〜!! これは絶対遅刻だぁ〜〜!!」タタタタタタタタタタタタ…!
にこ「…………あしおっそ」
凛「希ちゃんも一緒に行っちゃったにゃ」
にこ「なんなのよ一体……」 真姫「まさか花陽が、秋葉伝説美少女伝説白米米(ライス)天使スクールアイドルだったなんてね……」
にこ「よくあんた一発で覚えられたわねそれ……」
凛「かよちん、凛と会った頃から秋葉伝説美少女伝説白米米(ライス)天使スクールアイドルやってるにゃ」
にこ「あんたも覚えてるの!? っていうか、会った頃ってあんたら幼馴染でしょ!? いつからやってんのよ!!」 真姫「急に自己紹介して、どうしたのかしら……」
凛「きっと、血が出すぎてうっかり口が滑っちゃったにゃ」
にこ「うっかりどころの騒ぎじゃないわよ! っていうか血大丈夫だったの!?」
真姫「キモ……」
にこ「いい過ぎじゃない!?」 真姫「それより、私たちも急がないと遅刻するんじゃない?」
にこ「え!?」
凛「……全然大丈夫にゃー」
にこ「全然余裕なの!?」
凛「かよちん、いっつも足おっそいにゃー」
にこ「嘘でしょ!? 異常よあれ!?」
真姫「キモ……///」ハァハァ
にこ「いや、明らかに発言と表情と食い違ってるから!!」
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