千歌「スクールアイドル部って文化部だよね?」
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曜「え?運動部でしょ?」
千歌「ええーっ!違うよぉ?!文化部だよ?ね?梨子ちゃん」
曜「だから運動部だって。ね?梨子ちゃん」
梨子「ええっ…?」 千歌「梨子ちゃん!」
曜「梨子ちゃん!」
梨子「え、えっと…」
梨子「わ、私は…運動部、だと思うな…」
曜「だよね!」
千歌「えー違うのにぃ…」
梨子「ご、ごめんね、千歌ちゃん」 千歌「ちなみに!ちなみに、だよ梨子ちゃん!」
梨子「う、うん…」
千歌「…どういうところが運動部だと思うのかな?」ズイッ
梨子「ち、近いよ千歌ちゃん…」
曜「千歌ちゃんだけに?」
梨子「ッ!くだらない…っふふ」
曜「ちなみに今のは近いと千歌をかけた――」
千歌「説明しなくていいから!」
梨子「――なん…ですって…!?」
曜「千歌ちゃんが…駄洒落をスルーした…?!」 千歌「もー、曜ちゃん!話そらさないでよー!」
曜「ご、ごめんごめん…つい」
千歌「――で、梨子ちゃん」ズイッ
梨子「は、はい!」
千歌「どうしてスクールアイドル部が運動部なの?」
梨子「だって、運動量が凄いから…」
千歌「それだけ?!」
梨子「えっと、うん」
千歌「えぇ〜…それだけで運動部って言えるかなぁ〜?」 曜「じゃあさ、逆に千歌ちゃんはなんで文化部だと思うの?」
千歌「歌うから!」
曜「千歌ちゃんだって梨子ちゃんと変わらないじゃん」
千歌「そうかな?だって歌う部活は全部文化部じゃない?」
曜「野球の応援って結構歌ってるような――」
千歌「応援はノーカン!」
曜「だよね…」
梨子「はっ?!甲子園で校歌を…」
千歌「梨子ちゃん?」
梨子「ですよね…あはは」 千歌「ほらね?文化部でしょ?」
曜「んー私はそれでも運動部だと思うけどなー」
千歌「ほぅ…理由を聞いてもいいかな?」
曜「うん、あのね…千歌ちゃんは歌う部活だから文化部だと思ってるんだよね?」
千歌「そうだよ」
曜「でもさ…考えてみてよ」
曜「だったら踊る部活は運動部なんじゃないかな?」
千歌「!!」 曜「新体操もそうだし、チアやダンスもそうだよね?」
千歌「チ、チアとかダンスがある学校なんてすごくすご〜く少ないんじゃない?だったら――」
梨子「まって、千歌ちゃん」
千歌「!」
梨子「今、調べてみたら首都圏だけでチア部がある学校は100校くらい…ダンス部にいたっては500校くらいあるらしいわ!」
千歌「ええっ?!そ、そんなに…?」
曜「ふっふっふ〜」 曜「千歌ちゃん、スクールアイドルは歌って踊ってするものだよね?」
千歌「う…」
曜「千歌ちゃんが歌う要素を重視するのはわかるよ?でも――」
曜「だったら、この踊る要素も無視できないんじゃないかな?」イギアリ!
千歌「うぬぬ…おのれ曜ちゃんめ…」
梨子「ちなみに体操部は120校くらい、新体操は50校弱くらいしかないんだって、意外だね」 ―――
善子「ヨハネ、降臨!」
花丸「お疲れさまずらー」
ルビィ「え?なに?この空気…?」
曜「ふふ〜ん♪」
千歌「むむむ〜!」
梨子「あはは…実はね――」 ――
善子「ふ〜ん、文化部か運動部か、ねぇ」
花丸「えぇ〜…そんなことで…」
ルビィ「…そんなに揉めることかなぁ?」
ようちか「!?」グルンッ!
ようちか「」ツカツカツカツカツカツカ
ルビィ「ピギ…ッ!?」
曜「今のは聞き捨てならないね」ズイッ
千歌「うん、聞き捨てならないよね」ズイッ
ルビィ「はわわわわわ……」ガクガク
善子「ち、ちょっと!ルビィが怖がってるじゃない!!」 ――
善子「」ウデグミ
花丸「」ヨシヨシ
ルビィ「うぅ…」ナミダメ
梨子「ふたりとも…脅すようなことしたらダメだよ?」
千歌「はい…」
曜「反省してます…」
花丸「大丈夫?」
ルビィ「うん、ありがとう花丸ちゃん」
善子「まったく…!」
ようちか「うぅ…ごめんなさい」 梨子「じゃあ…聞いてもいい?」
ルビィ「はい」
梨子「ルビィちゃんは、スクールアイドル部は文化部と運動部どっちだと思う?」
ルビィ「ルビィは…文化部だと思います」
千歌「!」パァァ
曜「くっ…!」 千歌「信じてたよぉ〜ルビィちゃんはわたしの味方だって〜♪」ダキッ
千歌「一目見たときから絶対スカウトする!って決めてたもん♪はぁ〜相変わらず可愛いなぁ♪」ヨォ〜シヨシヨシヨシ
ルビィ「えへへ…♪」
曜「いや、なんの話?」
梨子「もう全然関係ないこと言ってる…」
千歌「いいの!もうルビィちゃんはこっちのものだから!」 曜「いちおう聞いていいかな?文化部だと思う理由」
ルビィ「スクールアイドルは文化です!」キッパリ
曜「…うん」
ルビィ「」エッヘン
曜「え?終わり?」
ルビィ「そうですけど?」
曜「えぇ…これは、どうなんだろう…?」
千歌「理由なんてどうでもいいの!梨子ちゃんだって似たようなもんじゃん!」
梨子「わ、私?!私のはまともじゃないかな?」
曜「くっ…それを言われると…!」
梨子「曜ちゃん?!」 千歌「とにかく、ルビィちゃんはこっち側ね♪」モッギュー
ルビィ「うん♪」
曜「ま、まぁまぁまぁこれで2対2だし、これからだよね」
千歌「何言ってるの?」
曜「え?」
千歌「ルビィちゃんがこっちに来たってことはシャロンの過半数を獲得したってことだよね?」
千歌「だったらシャロンの分の3票はこっちの票なんじゃないかな?」ドドン!
曜「い、いくらなんでも横暴だーー!!」 曜「そんなの認められるわけないじゃん!」
千歌「いいや、もう決めたよ!ユニットリーダーの権限において決定事項だよ!」
曜「ユニットリーダーにそんな権限ないし!」
梨子「あのー、千歌ちゃん?」
千歌「なに梨子ちゃん?いくら梨子ちゃんでもシャロン内の出来事に――」
梨子「いや、そもそもそんなこと言い出したら…」
梨子「千歌ちゃんの票は2年生票でこっちの票になるんじゃない?」
千歌「あ――」
曜「そ、そうだよ!さすが梨子ちゃん!」 曜「さあ、どうするの〜千歌ちゃん?」ウリウリ
千歌「…」
千歌「善子ちゃんは文化部か運動部かどっちだと思う?」
曜「あ、無かったことにした」
梨子「ある意味潔いというか…」
善子「ヨ、ヨハネよ!」
花丸「あーあ、持ちネタなのに出遅れちゃったずら」
善子「う、うるさいっ!てかネタじゃないわよ!」 千歌「で、どっち?」
善子「スクールアイドル部でしょ?だったら――」
曜「まって、2対2の今…次の1票は結構大事な票なんじゃない?!」ヒソヒソ
梨子「うーん、かもね」ヒソヒソ
曜「ヨーシコー!!」
善子「ヨハネよ!」
花丸「おっ、今度はタイミングばっちりずら」
ルビィ「良かったね、善子ちゃん♪」
善子「そこ!うるさいわよ!」 曜「私たち、同じ路線の仲間だよね!」
善子「ええ…ってそれ今関係あるの?」
曜「いつも次止まりますのボタン私が押してあげてるよね!」
善子「毎回勝手に押してるだけじゃない」
曜「寝過ごしそうになったら起こしてあげてるよね!」
善子「それいつも私の役目よね?!」
曜「だめだ梨子ちゃん!私は頼りにならない!!」
梨子「えぇ…」
曜「梨子ちゃんなんかないの?ギルキスつながりで」
梨子「いや、特には…」
善子「…ねえ、もう言っていい?」 善子「コホン――」
善子「私は、文化部だと思うわ!」ギランッ
千歌「お、やった!」
ルビィ「わあ、ルビィたちとおんなじ♪」
曜「そっかー」
梨子「しょうがないね」
善子「なんかリアクション薄くない?!」
花丸「」モソモソ
善子「みんなで話してる時に食べるなーっ!」 善子「ほら、ルビィの時みたいに理由とか聞かないの?」
千歌「あーなんで?」
善子「雑…っ!まあいいわ、よくぞ聞いてくれました!この堕天使ヨハネが――」
曜「そういうのいいから」
善子「くっ…!」
善子「――いい?アイドルっていうものがそもそもこの下界においてはサブカルチャーなのよ!故に――」
千歌「なんだ、つまりルビィちゃんと同じってことだよね」
曜「だね」
善子「…いいわよ…もういいわよそれで……」
花丸「うんうん、善子ちゃんは頑張ったずら」ヨシヨシ 曜「でもこれで3対2かぁ…」
梨子「ちょっと不利になったね」
千歌「よーし、このまま1年生コンプリートしちゃうよー!」
ルビィ「おー♪」
善子「フッ、このヨハネにかかればずら丸のひとりやふたり――」
花丸「あ、ごめん、オラあっち側ずら」
善子「はいぃ?!」
曜「えっ?ほんと?!」
花丸「うん」 ルビィ「そんな…花丸ちゃん」
花丸「ごめんね、ルビィちゃん」
曜「…ってことは3対3?」
梨子「あっという間に並んだね」
千歌「は、花丸ちゃん理由は?運動部だと思う理由はなに?!」
曜「千歌ちゃん、理由なんてどうでもいいんじゃなかったの?」
千歌「い、いちおうだよぉ〜いちおう」 花丸「…えっとね、マル考えてみたんだ」
花丸「確かに千歌ちゃんの言った「歌う部活」は文化部だし、曜ちゃんの言った「踊る部活」は運動部ずら」
花丸「じゃあなんでそうなのかな?って」
花丸「たぶん「部活動は授業の一環」って聞いたことあるから、そうなんじゃないかな?って思って当てはめてみたんだ」
花丸「そしたら「歌う部活」は授業でいうと音楽だし、「踊る部活」は授業でいうと体育だな、って分かったずら」
花丸「じゃあスクールアイドルは?」
花丸「…これは色々解釈があるかもしれないけど、マルは授業でやるなら体育かな?って思った」
花丸「だから、スクールアイドル部は運動部ずら」 よしるびようちかりこ「……」
花丸「あ、あれ…?オラ、なんか変なこと言ったずら…?」
善子「いや…なんていうか…」
曜「私たちよりよっぽど考えてるな、って」
梨子「そう考えると私たちの理由って…」
ルビィ「うん…少し短絡的っていうか…」
善子「考え直した方がいいかも?」
千歌「ダ、ダメだよ!1票は1票だからね?!」 期待
でも実際どっちかって聞かれたら運動部なんずらなぁ 音ノ木坂の方はアイドル研究部だから文化部扱いだろうな
学校によって扱いが違いそう 野球とかのガチな応援見てると吹奏楽部すら運動部に見えてくる
チアや応援団と隊列組んで重い楽器持ちながらフォーメーションころころ組み替えたりようやるわ ―――
ダイヤ「遅れてしまい、申し訳ありませんわ」
果南「みんなお疲れー、って…あれ?」
どよ〜ん
果南「…どしたの?」
ダイヤ「皆さん落ち込んで…?座り順もいつもと違うみたいですし…」
果南「確かに…こっちが千歌、ルビィちゃん、善子ちゃんで…」
ダイヤ「こちらが曜さん、梨子さん、花丸さん」
果南「…なんの並び?」
ダイヤ「さぁ?」 ――
ダイヤ「…そういうことでしたの」
果南「そんなの考えるまでもないよ」
千歌「えっ?!」
ダイヤ「そうですわね」クスクス
果南「まったく、こんなことで熱くなれるなんて、みんな若いな〜」フフ
曜「…じゃあふたりはどっちかわかってるの?」
ダイヤ「ええ、もちろんですわ」
果南「そうそう、普通に考えればわかることだからね」
善子「…じゃあ言ってみてよ」 だいかな「そんなの――」
ダイヤ「文化部に決まっているじゃないですか」
果南「運動部に決まってるよ」
だいかな「――んん??」 ダイヤ「――ちょっと果南さん?こんなときに冗談はやめてもらえませんこと?」
果南「ダイヤこそ、善子ちゃんじゃあるまいし、なんの冗談?笑えないね」
ダイヤ「はい?」
果南「なんだって?」
曜「冗談は善子ちゃん、なんちゃって♪」
善子「ちょっと!空気読みなさいよ!」
花丸「善子ちゃんがそれを言うずら…?」
千歌「善子…っ、冗談は…よ、よし…っぷぷ」プルプル
ルビィ「…ウケてる…あれで…?」
曜「じゃあ冗談はなしこちゃんで」キリッ
千歌「ぶふぉっ!!」
梨子「それもう悪口じゃないかな?!」 ダイヤ「スクールアイドルは只の部活に非ず。今やスクールアイドルはひとつの文化ですわ!これを文化部と言わずして何と言いますの!」
果南「わかってないねダイヤは。スクールアイドルは体が資本!生半可な鍛え方じゃろくにパフォーマンスも出来ないんだよ。間違いなく運動部だね!」
ダイヤ「果南さんともあろう人がなんと浅はかな。単に運動量の話ならば運動部に限らずとも、吹奏楽やブラスバンド、演劇や声楽といった部活でも運動部並みに鍛えていますわよ?」
果南「わかってないのはそっちでしょ?鍛えるって言っても体を鍛えるのと肺活量を鍛えるのじゃまったく別物だよ。そんなこともわからないの?」
ダイヤ「なんですって?!」
果南「なにさ?!」
梨子「…いつの間にかすごくヒートアップしてる…」
ルビィ「とりあえず座ろう?お姉ちゃん…」
ダイヤ「ルビィ…そうですわね。少し頭を冷やしましょう」
曜「果南ちゃんも」
果南「…ああごめん、ちょっと熱くなっちゃった」 ――
千歌「――だからさぁ、リーダーと生徒会長がこっち側なんだからもう文化部でよくない?」
曜「だーかーら、さっき1票は1票だって言ったの千歌ちゃんじゃん!まだ4対4でしょ?」
花丸「こっちには浦女のヒーロー曜ちゃんと、マルのお姉さま梨子ちゃんと、みんなのお姉ちゃん果南ちゃんがいるずら」
ルビィ「こっちだってAqoursの誇る黒澤シスターズがいるもん!ね?サファイアちゃん」
善子「サファイアって誰よ?!」
果南「まったく、ダイヤは頭が固いんだから…」
ダイヤ「果南さんこそ、脳筋で困りますわ」
梨子「はわわ…みんなギスギスしすぎだよ…アイスティーでも飲んで落ち着こう?」
鞠莉「あ、私はコーヒーで♪」 梨子「鞠莉ちゃん?!」
鞠莉「イエーッス♪みんなのマゥリィよ♪おまたせ☆」シャイニー
梨子「い、いつからそこに?!」
鞠莉「ちょっと前から♪みんなと〜ってもエキサイトしてるんだもの♪つい眺めちゃったわ☆」テヘ
梨子「…止めようとは思わなかったの?」
鞠莉「どうして?ケンカならまだしもディスカッションでしょ?どんどんやればいいじゃない♪」
梨子「そういうものですか」
鞠莉「そういうものよ♪梨子ももっと頑張って、ファイトだよ!」
梨子「いや、私は――」
千歌「あー!いつの間にか鞠莉ちゃんがいるー!!」 曜「ほんとだ!全然気づかなかったよー!」
果南「鞠莉?え?いつの間に…?」
ダイヤ「…大方言い争う私達をニヤニヤと眺めていたのでしょう」ハァ
善子「…でも9人目の鞠莉が来たと言うことは…?」
ルビィ「はっ?!今4対4だから…」
花丸「鞠莉ちゃんの票で雌雄が決するずら…!」
千歌「!!そうだよ!今!この時こそ!」
千歌「決着の時!!」
よしるびまる「ゴクリ…!」 千歌「さあ鞠莉ちゃん!」
曜「聞いてたんならなにで割れてるかわかってるでしょ?」
鞠莉「オフコース♪スコーゥアイドゥが文化部か運動部か、でしょ?」
ダイヤ「その通りですわ。鞠莉さんなら当然――」
果南「運動部だよね?」
善子「ちょっと!そういうのは――」
花丸「アリずら」
ルビィ「あはは…」
梨子「もう…ちゃんと聞こうよ…」
曜「うんうん、梨子ちゃんの言うとおり」
千歌「そうそう、梨子ちゃんの言うとーり!」 曜「さあ」
千歌「鞠莉ちゃん」
ようちか「どっち?!」
鞠莉「ん〜…どっちっていうか…」
鞠莉「そもそもどうしてそんなことで争ってるの?」
ようりこよしるびまるだいかな「!?」
千歌「……」 ダイヤ「そういえば…どうしてでしょう?」
果南「…さあ?私たちが来たときにはもう始まってたから…」
善子「それを言うなら私達だって…ねえ?」
ルビィ「うん、千歌ちゃんと曜ちゃんが…」
花丸「すでに争ってたずら」
千歌「……」
曜「あれ?最初ってどんなだっけ?」
梨子「確か千歌ちゃんが「スクールアイドル部って文化部だよね?」って言い出して…」
曜「ああ、そうそう、確かそんな感じだった!」
鞠莉「じゃあ、ちかっちが言い出しっちなのね?」
千歌「!!」 鞠莉「じゃあさっきからずっと黙っちなちかっちにクエスチョンでーす♪どうしてこんなこと言い出したの?」
千歌「…別に、なんとなくだよ」
曜「…ウソだね」
梨子「ええ、嘘ね」
千歌「な…っ?!」
曜「ふふふ、あまり私たちを舐めないでもらいたい!」
梨子「曜ちゃんほどじゃないけど、私だって少しは千歌ちゃんの考え、わかるんだよ?」
曜「そういうこと!さあ、観念するんだね!」
千歌「うぬぅ…」 千歌「――っていうかさぁ!」
ようりこ「!?」
千歌「なんで言い出したかなんて関係ないんだよ!」
梨子「な…っ?!」
千歌「だってそうじゃん、それ聞いたら答え変わるの?違うでしょ?」
曜「……確かに…」
梨子「曜ちゃん?!」
千歌「今は…今はそんなことより、鞠莉ちゃんの方が先だよ!」クルッ
曜「確かに!」クルッ
梨子「」
花丸「あーあ、もう乗せられちゃったずら」
善子「味方してた梨子が不憫ね」 鞠莉「……なるほど、わかったわ」
千歌「わかってくれた?」
鞠莉「つまりちかっちは私がどっちか言うまでは理由を言いたくないのね?」
千歌「……」
鞠莉「それにしても…」
鞠莉「この話、今しなきゃいけないこと?」
千歌「――!?そ、それは…」メソラシ
鞠莉「…ま、いいわ。」
鞠莉「言いたくないなら言わなくてもいいし、確かにそれで答えが変わるのかって言われると…ま、ちかっちの言うとおりだしね♪」 鞠莉「まず私が答えを出しましょう!」
鞠莉「だからそれでみんな恨みっこなし、いい?」
ダイヤ「…ええ、分かりましたわ」
果南「私も、多数決には従うよ」
ルビィ「みんながそれでいいなら…」
花丸「マルも異存はないずら」
善子「ま、しょうがないわね」
梨子「わかりました」
曜「ヨーソロー!」
千歌「…わかったよ」
鞠莉「…よろしい!では私の結論は――」
鞠莉「スクールアイドル部は、文化部でーす!」
鞠莉「あ、ちなみにこれは理事長としての見解でもあるから決定次項ね☆」 曜「あちゃ〜…そっちかぁ…」
ダイヤ「フッ…流石は鞠莉さん――」ファサッ
善子「なかなかの働きね、誉めてあげるわリトルデーモン」ギラン
ルビィ「わあー♪ほんとに姉妹みたい♪」
花丸「せめて…せめて理由を…マルは『納得』したいだけずら…『納得』は全てに優先するずら…」ブツブツ
果南「はは…花丸ちゃんは一番しっかりと考えてたからね…」 鞠莉「ん?理由が欲しいの?」
花丸「ずら!」
鞠莉「んー…えっとね…」
鞠莉「実はあのμ'sの部活もなんと文化部だったのよ♪ねーダイヤ?」
ダイヤ「はい?…ええ、そうですわね。ですが――」
鞠莉「ね?」
花丸「なるほど、前例があったんだ…なら仕方ないね」
千歌「」ホッ
梨子「…?」
ダイヤ「ちょっと、鞠莉さん?確かに――」
果南「ダイヤ」フルフル
ダイヤ「果南さん…?」 鞠莉「――そんなことより、ずっと気になってたことがあるんだけど」
果南「なに?どうしたの?」
鞠莉「マゥリィ的にはこんな話よりずっと不思議なことが起きてるのよね…いや、起きていないと言った方がいいのかしら?」
ダイヤ「…なんですの?勿体ぶらすに教えてください」
鞠莉「うん、あのね――」
鞠莉「ダイヤも果南もいるのになんで練習もしないでこんなことしてるのかな、って」
だいかな「?!」
鞠莉「ふたりが揃ってるのに、まだ練習始めてないなんて…アンビリーバボー☆」 果南「やば…っ!今何時?!」ガタッ
ダイヤ「鞠莉さん!気づいていたのならもっと早く――!」
鞠莉「言ったよー?『この話、今しなきゃいけないこと?』って」
ダイヤ「それは千歌さんにでしょ?!…ってそんなこと言ってる場合じゃ――」
果南「みんな!急いで準備して!練習!」
1、2年生「はーい!」
鞠莉「うふふ♪慌てるみんなもプリティね♪」
ダイヤ「言ってる場合ですか!貴女も準備なさい!」
鞠莉「はーい♪」
――― ―――
果南「――じゃあ今日はここまで!」
8人「「お疲れさまでしたー!」」
花丸「はぁーっ…疲れたずら…」
ルビィ「そう?ルビィはまだまだいけるよっ!」
善子「ルビィって…踊るときだけやたらと体力あるわよね…」
梨子「曜ちゃん、ちょっと…」
曜「んー?なになにー?」
梨子「しーっ!あのね――」
果南「ほーら、暗くなる前に閉めちゃうからみんな部室へ行った行った!」 ――
曜「ちーかちゃん♪今日は一緒に帰ろ?」
千歌「え?どしたの?」
曜「ちょっと話したいことがあって…寄ってって良いかな?」
千歌「ふ〜ん…うん、いいよ!」
曜「じゃあ久しぶりに2年生会議やろう!スリーマーメイド会議!ね?梨子ちゃん」
梨子「もう!それは忘れてってば!」
千歌「梨子ちゃんも?ふふ、なんか楽しそう♪」
ダイヤ「…鞠莉さん、ちょっとよろしいですか?」
鞠莉「ダメよ!マゥリィには果南っていう心に決めたヒトが…!」
ダイヤ「なっ!ち、違いますわ!そういうことではなく!」
果南「…何の話してるんだか」 ――
鞠莉「――で、話って?」
ダイヤ「何故、あの時花丸さんの質問をはぐらかしたのですか?」
鞠莉「ホワッツ?何の話かしら?」
ダイヤ「とぼけないで。確かにμ'sは文化部だった。それは嘘じゃない」
鞠莉「でしょー?だったら――」
ダイヤ「でもそれは彼女達の部活が「アイドル研究部」だったからでしょう?スクールアイドル部の私達とは違いますわ」
鞠莉「……」
ダイヤ「最近まで詳しくなかった花丸さんなら誤魔化せたでしょうけど、私はそうはいきませんわよ?」
ダイヤ「さあ、仲間に隠し事をする正当な理由を聞かせてもらいましょうか!」
果南「――私も聞きたいな、その話」 鞠莉「果南?!」
果南「私もさ、気になってたんだよね。鞠莉の態度が」
ダイヤ「え?ち、ちょっと待って…果南さんはあの時鞠莉さんに助け船を出していたではないですか。ですから私はてっきり――」
果南「あの時はね。鞠莉には鞠莉の考えがあるんだろうな、って思ったから。だからあの場ではああした」
果南「でも後で絶対に訳を聞こうと思ってたから…今はダイヤと同じ気持ちかな」
ダイヤ「…そうでしたか」
ダイヤ「――だそうですよ?鞠莉さん?」
鞠莉「…ワーォ、これはカンネンするしかなさそうね」
果南「そうだね、そうしてくれると余計な手間が省けて助かるよ」
鞠莉「ち、ちょっと…話さなかったら何するつもりだったのよ…?」 鞠莉「――っていうか、ふたりは気付かないの?」
だいかな「?」
鞠莉「ちかっちがなんであんなこと言い出したのか」
果南「え?鞠莉はわかるの?!」
鞠莉「オフコース♪もっちろん♪」
ダイヤ「…それと、鞠莉さんの態度がなにか関係があるんですの?」
鞠莉「おおありよ、だから私は文化部に決めたんだもの。ぶっちゃけ理由なんてどーでもよかったの♪」
果南「つまり、鞠莉は千歌の為に文化部にした、ってこと?」
鞠莉「イグザクトリー♪」
ダイヤ「どうしてまた、そんなことを…」
鞠莉「ん〜…あのね、ちかっちは――」
――― そもそも「文化部」ってなんやねん
冷静に考えたらおかしな言葉やろ 運動だって立派な文化だよな
運動部と非運動部でいいと思うわ 競技大会があるか? いや文化部にもあるしな
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