梨子「善子ちゃんのお団子」
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梨子「...って、謎だよね」
千歌「えっ?急にどうしたの梨子ちゃん」
梨子「いや、だって...上でお団子作ってるのに、髪の量とか長さ、変わってないよね?」
梨子「変な大きさだし...あれって本当に地毛?」
曜「...?あぁそっか!梨子ちゃん、転校してきたから知らないんだっけ?」
千歌「あ、本当だ!」
梨子「えっ...?」
曜「梨子ちゃん、善子ちゃんのあのお団子はね、内浦では結構有名なんだよ」
梨子「えっ、そうなの?!」 千歌「うん!チカは一年前見たんだけどーー...
〜〜〜
千歌「ふんふーん♪...ん?」
子供「ぅわぁぁ〜ん!風船が〜」
千歌「木に風船が引っかかってる...!取ってあげなきゃ...!」
千歌(でも、チカじゃ届かないよ...どうすれば...)
善子「あーあー泣かないの、それでもリトルデーモン?」ナデナデ
子供「ふぇ?おねぇさんだれ...?」グス
善子「よいしょと」(お団子を外す)
千歌(お団子が外れたっ!?)
善子「とってこーい」(お団子を木に投げる)
千歌(お団子がほどけて...風船に届いて...風船に絡まって...)
善子「はい、取れたわよ」
子供「おねぇさんありがとうー!」
千歌(ってなにこれっ!?あの子誰なんだろう...)
〜〜〜
千歌「ーーって!」
梨子「えぇぇえ?!」 曜「梨子ちゃん驚きすぎー!」アハハ
千歌「でもでも、あの時チカもすっごい驚いたよ!」
梨子「いやいやまず、お団子取れるの?あれって地毛じゃなかったの?」
千歌「んーや、チカが取ろうとしたら取れなかったし、多分善子ちゃんにしか取れないんじゃない?」
梨子「いや何それっ!!ていうかお団子凄い!そして善子ちゃん優しいね!?」
曜「善子ちゃんは本当は優しいんだよ〜」 曜「ちなみに私はねー...
〜〜〜
曜「なんだか暇だなぁ...いい天気なのに、千歌ちゃんは風邪だし、果南ちゃんは店の手伝い」スタスタ
曜「...ん?女の子が一人でサッカーしてる...」
善子「よっ、ほ...久々に運動したわね」
曜(...あれ?あのボール、色が...)
曜(って、あれは髪の毛!?髪の毛を丸めたやつをボールにしてる!?やけに大き...っていうか、普通のボールとおんなじサイズ)
善子「そろそろ帰ろっと」シュッ
曜(あの子が握ったら縮んだーー!!)
善子「ふう、いい運動した」
曜(そして頭にくっつけたーー!!!)
善子「」スタスタ
曜(普通に歩いてるぅーー!!)
〜〜〜
曜「てことがあったな〜」
梨子「巨大化ッ!」 梨子「どういうことっ!?巨大化するの!?そして縮むの!?」
千歌「おぉ、落ち着いてりこちゃーん」アワアワ
梨子「落ち着けないわよ?!あのお団子にそんな秘密があったなんて!」
曜「内浦の人々はこれを『よしこ玉』と言いまーす」
梨子「それどうでもいいやつ!」 ピーンポーン
千歌「おろ?誰か来た、2人ともちょっとまっててね!」タッ
曜「はぁーい!」
梨子「う、うん...」
曜「梨子ちゃん、あんまり深く考えなくていいからね?」
梨子「分かったよ...」
花丸「お邪魔しますずら〜」
ルビィ「お、お邪魔します...!」
梨子「花丸ちゃんにルビィちゃん」
曜「さっきのチャイムは2人だったのか!」
千歌「そうなのー!暇だから遊ぼう、だって!いいよね?」
曜「了解であります!梨子ちゃんも、いい?」
梨子「うん!全然いいよ!」 ルビィ「さっきまで3人で何してたの?」
千歌「ちょっとよしこ玉について梨子ちゃんに教えてたの!」
花丸「ああ、よしこ玉かぁ」
梨子「本当にみんな知ってるんだ...」
曜「そりゃあねえ、花丸ちゃんとか昔から見てたし」
花丸「ずら〜」 花丸「オラはね、幼稚園のころ...」
〜〜〜
はなまる「おなかしゅいたじゅら...」
よしこ「さっきおやつ食べたばっかりじゃない!」
はなまる「せいちょーき?じゅらぁ...おなかしゅいたよぉ〜」
よしこ「しょおがないわね...はい」プチッ
はなまる「よしこちゃんのあたまのやつが取れた!」
はなまる「よしこじゃないー!それ食べて」
はなまる「いいの?...はむ...」モグモグ
はなまる「...う、うんめぇ〜!!」ガツガツ
よしこ「ふふっ、よはねにかかればこんなものよ」
〜〜〜〜
花丸「あの時の味は忘れられないずら〜」ジュルリ
梨子「いや食べちゃうのっ!?」 花丸「え?だって食べていいって言われたから...」
梨子「いや少しは警戒しようよ!というか変だと思わなかったの!?」
花丸「あのときは幼かったし、小学生になってなんか変だなーって思うようになったけど...」
花丸「病気とかなってないし、まぁいっかなって」
梨子「はぁぁ...」ガクッ 梨子「ってそれ、お団子どうなったの?食べちゃったんだよね?」
花丸「あれ?どうなったっけ...たしか、また生えて来てたと思うずら」
梨子「は、生えっ...!」
千歌「いいなーチカも食べてみたい!」
曜「また今度頼んでみる?」
梨子「そんな新しいラーメン屋さん行きたいみたいに!」
ルビィ「ぅゆ...あの、皆さん...」 曜「ん?どうしたのルビィちゃん」
ルビィ「ルビィ...善子ちゃんに...」
〜〜〜〜
ルビィ「待て〜〜!善子ちゃぁ〜ん!」ダダダ
善子「ひぃぃ!ごめんって、ルビィのアイス食べちゃったのは謝るから〜!」タタタタ
ルビィ「謝っても許さないよっ!」ダダッ
善子「ちょっ!こうなったら、えい!」コロン
ルビィ「ん?善子ちゃんのお団子が...」ダダダ
ルビィ「ひぇ...なんか光って
ボカーン!!
ルビィ「ぴぎぃいぃぃいい!!」
ルビィ「よ、善子ちゃんのお団子が爆発したっ!?」プスプス
ルビィ「一体なんで...ってあれ?善子ちゃんが消えたっ!」
〜〜〜〜
ルビィ「ーーって」
梨子「ば、爆弾!!」 梨子「なんで髪の毛が爆発!?もうそれ髪の毛じゃなくない!?」
千歌「まー誰も、あれが髪の毛だなんて言ってないからねぇ」
梨子「そーいうことじゃないわよっ!」
ルビィ「すごい煙で...たぶんあれって忍者が使ってた...」
花丸「目潰しずらか?」
梨子「どーでもいいよっ!」 ピーンポーン
千歌「ん?まただ!」タッ
梨子(嫌な予感...)
千歌「ダイヤちゃんと果南ちゃんと鞠莉ちゃんだったよー!遊びに来たって!」
果南「皆いるんだ!」
ダイヤ「失礼いたしますわ」
鞠莉「シャイニー☆」
梨子「はあぁぁ...」 曜「ヨーソロー!これで善子ちゃん以外揃ったね!」
梨子「見事にね...」
ルビィ「おねぇちゃん!さっきまでね、よしこちゃん玉のこと話してて...」
鞠莉「オーウ!ヨシコ玉ですか?」
花丸「そうずら、鞠莉ちゃん何か知ってるの?」
鞠莉「当たり前デェース!」 鞠莉「マリー、最近ご無沙汰でねぇ...」
〜〜〜〜
鞠莉「はぁ...どの玩具もあんまりね...」
鞠莉「...あら?あれは...えいっ♡」ワシッ
善子「きゃあっ!ってマリー!?」
鞠莉「ハァーイ!こんなところで何してたの?」 善子「ちょ、ちょっとね//」
鞠莉「フゥーン...ちなみに私はオ○ニー用の玩具を探してたのよ!」
善子「ちょっ!?//声でかいわよっ!」
鞠莉「大丈夫大丈夫♪...それでね、あんまり気に入ったのがなくて〜」
善子「話進めないでよ...//なら、これを使いなさいよ」プチッ
鞠莉「!!お団子取っちゃっていいんでスカッ!?」
善子「いいのよ、生えてくるし。ほら」モフ
鞠莉「あ、ありがとうございまーす...」 鞠莉宅
鞠莉「善子から貰ったコレ、どう使うのかしら?」
鞠莉「とりあえず挿れてみる...?んっ」ズプ
鞠莉「あ、入り...んっ!?」
鞠莉「お団子が、ペニスの形に...!?」
鞠莉「なかなか気持ちーーぁひいぃぃ!///」ブィィィ
鞠莉「なにこれなにこれぇ♡バイブだったのぉ?///」ブィィィ
鞠莉「やっ...バイブに焦らされてるっ...♡」
鞠莉「っひ♡ぐりぐりされっーー///」グニュ
鞠莉「イッ...くうぅーー!♡///」プシャァ
〜〜〜〜
鞠莉「あの日から毎日あれを使ってるわ〜〜」
梨子「いや何それっ///!!」 鞠莉「あれはすごいわよ、一見ただの丸い物体に見えるけど...」
鞠莉「その日の自分に合った形、やり方をしてくれるの!」
鞠莉「たとえば激しくされたい時なんかにはーー」
ダイヤ「も、もういいでしょう!?破廉恥ですわ//」
ルビィ(...?よくわかんない言葉ばっかりでわかんなかった...)キョトン
花丸(何の話だったんだろう...わからなかったずら)キョトン
曜「...//」
千歌「あ、あはは...///」 ダイヤ「そんな破廉恥な話をするなら、わたくしが話した方がいいですわ!」
〜〜〜〜
ダイヤ「また善子さんは練習に遅刻して〜〜...」ムカムカ
ダイヤ「こうなったら校内放送ですわ!」
ピンポンパンポーン
ダイヤ『津島善子さん、今すぐ生徒会室に来なさい!繰り返します、津島善子さんーー...』
ピンポンパンポーン
ダイヤ「ふう、これで来なかったら海に...ん?」
ダイヤ「これは...善子さんの髪の...お団子!?」 ダイヤ「何故...!?はっ」
ムクムクゥ
ダイヤ「お、お団子が大きくっ...!?」
よしこ玉
善子玉
善子 玉
善子「ふう...ダイヤ来たわよ」
ダイヤ(よよよ善子さんのお団子が大きくなって、だんだん善子さんの形になって、ついには善子さんに...っ!?)
ダイヤ「どういう、ことですの...」フラッ
善子「!?ちょ、ダイヤっ!」
〜〜〜〜
ダイヤ「...という」
梨子「もうそれおかしいよね!最初からだけど!」 前にあった善子の知らないところでがんばる善子玉の冒険はよかったな 梨子「まず善子ちゃんのお団子が落ちてること自体おかしいし!」
梨子「さらには、そのお団子が大きくなって、最終的に善子ちゃんになる!?」
梨子「あぁぁああわけわかんないよっ!!」
花丸「それはオラ達もずら...」
鞠莉「小原家で研究してるけど、その真相はまだ分からず仕舞いよ」
曜「研究してるの!?」
千歌(ていうかダイヤちゃん、『これで来なかったら海に...』の後、なんて言おうとしてたの...?) 果南「すごいね...私たいしたもの見てないよ〜」
ルビィ「どんなことですかっ?」
果南「ぇーとね...」
〜〜〜〜
果南(やっぱり海は気持ちいいなーん♪)ゴポゴポ
果南(...ん?人が浮いてる!?)
果南(生きてるよね!?早く助けなきゃ...って)
果南(うそ...前に...)
果南(これ...さ、め...?)ガタガタ 果南(いや、いやっ!!追いかけてきてる!!)ゴポゴポ
果南(あの人助けなきゃなのに!!どっかいってどっかいってー!!)ゴポゴポ
果南(っ!!足が...)ズキ
果南(サメ...近づいて...)
果南(...も、ダメ...)ゴポ
善子「果南!!」
果南(!?) 善子「大丈夫!?これ口に咥えて!!」
果南(...こ、れ...善子のお団子...)ユラァ
善子「んもう!」ズボッ
果南「んむっ!...え?苦しくない...喋れる...!?」
善子「早く逃げて!」
果南「そんな...善子は...」
善子「私にはこのお団子が付いてるから!!」
果南「え、あ...!?」
果南「大量のお団子に連れてかれるっ!」
果南「やだ、善子、善子が死んじゃうーー!!」
果南「はぁ...はぁ...」ザパッ
果南「善子...善子ぉお...!!!」ポロポロ 善子「私なら無事よ」
果南「えぇえっ!?善子おぉぉ!!」
果南「よかった、よかった...!!」ギュッ
善子「ふふ、大げさねぇ」
〜〜〜〜
果南「てことがあったかなん」
ルビィ「一番すごいよっ!?」 曜「善子ちゃんてそんなに強かったの...?」
梨子「強いとかそういう問題っ?!」
千歌『お団子が付いてるから!!』だって!かっこいー!」キラキラ
ダイヤ「格好良くないですわ!危険すぎます!!」
花丸「梨子ちゃん、さらに謎が深まったずらね〜」
梨子「...そうみたい」 千歌「うーむ、こうなったら...善子ちゃんに直接聞いてみよー!」ダッ
梨子「えぇっ?!」
曜「りょうかーい!」ダッ
ルビィ「楽しそう!」タタッ
花丸「善子ちゃんならいつものあのお店にいると思うずら〜」タッ
ダイヤ「ふふ...行きますわよ!」ダッ
鞠莉「乗り気ね、ダイヤ♪」タタタ
果南「ふふっ♪私達も行こっか」ダダッ 果南「付いた!ここが善子の行きつけの...」
曜「例の堕天使グッズがいっぱいあるお店...!」
だいまるびぃ「ぜぇ...はぁ...ぜぇ...はぁ...」グダリ
鞠莉「3人とも、バテるの早いよ〜?」
花丸「果南ちゃん達が...速すぎてぇ...」クタクタ
千歌「とりあえず入ろう!」ガチャ
梨子「わわっ、暗い...」 曜「んん?あれは!」
善子「...ん?あ、あんた達...」
ルビィ「善子ちゃん!」
善子「何してるのよこんなとこで」
ダイヤ「いやぁ、ちょっとですね...」
千歌「善子ちゃんのそのお団子って何?」ズバッ
果南「ちょ、千歌っ!」
花丸「ストレートすぎるずら!」
善子「......」 善子「聞いちゃったわね」
鞠莉「え...と、善子?」
善子「聞いちゃったわね、聞いちゃったわね」
曜「...?」
善子「それを聞いちゃった、あーあ」
梨子「ちょっと善子ちゃん...」
善子「だめね、だめね、みんな」
ルビィ「びぎっ...!」ビクッ
善子「しぬ、しぬ、死んじゃうわ」
果南「...悪い冗談はやめて?」
善子「冗談?違う」 善子「本当よ、私に聞いちゃった」
千歌「ひっ...!」
善子「もう後戻りは出来ない」
ダイヤ「善子さん!何を言って...」
善子「変形してる、みんな」
曜「ちょ...?」
善子「私のせイで、私の中で」
花丸「...善子ちゃん......」
善子「私の中で、死んじゃウわ」
善子「聞いちャった人、こレを見た人は」
善子「もちロん、あ な た も ね」
善子「あなたも死んじゃう死んじゃう死んじゃう死んじゃう死んじゃう死んじゃう死んじゃう死んじゃう死んじゃう死んじゃう死んじゃう」
善子「吐いてる、吐いてる、吐いてる、吐いてる、吐いてる、吐いてる」
千歌「.........」 鞠莉「ごめんなさい、あなたを なせるつもりはなかったの」
終わり え?何、この突然打ち切り食らった週刊少年漫画みたいなのは そんなにスペシャルな存在をアピールしといて聞くだけでアウトなのか・・・ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています