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善子「遠き希望に甘い休息を」
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0001名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2017/11/03(金) 09:33:16.81ID:bNk82M9u
放課後の誰もいなくなった学校の一室、生徒会室という代表者達の部屋の中に荒い息遣いが響く
その淫らさのある音源の女子生徒は
机に突っ伏すように踞って下腹部をまさぐる
生徒会長である女子生徒ー黒澤ダイヤーにとってそれは日課に等しい行為だった

挫折したスクールアイドルでの立て直し、黒澤家の長女としての責務
生徒会長として担った浦の星女学院の未来
様々な重圧を感じていた彼女が唯一その全て忘れられる行為が自慰行為だったのだ

そしてそれは高海千歌らによるスクールアイドルの再興が始まり、自らがその輪の一部となっても止めることはなかった

一度止めることも考えたが
染み付いた快楽の安寧という心地よさは麻薬のようにダイヤに付きまとい、
凜としてあるべき黒澤家の浴室で触れてしまうまでに追い詰められた経験があるからだ

「はぁ……はっ……」

ぬちゅりと淫らな音とテカり、そして匂いを発する手をダイヤは見つめ、疲れた表情を浮かべる
本当はすべきではないと、頭では解っているからだ
0002名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2017/11/03(金) 09:43:08.51ID:9zUJb2QG
テカりってフレーズがセンス無いわ
0003名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2017/11/03(金) 09:46:55.84ID:bNk82M9u
「また……してしまったのですわね」

自分からしていることなのだから言わなくても解っていることだが
ダイヤは自分を責め立てるように呟いて深く息を吐くと
用意しておいたタオルで自分の下腹部を丁寧に拭って席を立ち、窓を開ける

最初こそ淫猥な匂いに嫌悪感もあったからこその換気だったが
今ではすっかり慣れてしまって気にならないけれど、違和感を覚える人はいるからこその換気に変わってしまった

「……後片付けをしないといけませんわね」

被害を最小限に抑えるべく椅子に座っての行為だったけれど、それでも椅子は濡れるし床にも落ちる
その淫欲が産み出した滴をダイヤはティッシュで拭い、清掃用のスプレーを用いて雑巾がけまで終えて
ようやく落ち着いた溜め息をつく

「毎度毎度……終えたあとの脱力感が嫌になりますわね」

呟いたダイヤは時計を一瞥して「帰りたくない」と溢す
他人には、妹のルビィにでさえさらけ出すことはないが
帰ればまた自分は黒澤ダイヤでなければいけない
それがなによりも辛かったのだ
0004名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2017/11/03(金) 09:50:28.21ID:bNk82M9u
>>2
あー光沢とかでも良かったね
即興だから深く考えてなかったよ
これだから即興は興奮しないのか…
0005名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2017/11/03(金) 10:16:26.26ID:bNk82M9u
「……え?」

しかし、その不快な気分は廊下に出た瞬間に掻き消えた
踏み出たダイヤの一歩は不可解な水溜まりに捕らわれたからだ
けして広くも深くもない水溜まりから足を退けたが、
そこに落ちる滴はなくて雨漏りではないことは明白

そう現実から目を背けるような考えを持つ頭を振ったダイヤは少し屈んで指をつけると
指先についた水滴の匂いを嗅ぐ

「……」

嗅ぎ慣れたものとは違う。けれど、ほぼ同一の匂いをそれは持っていると知ってしまったダイヤは
恐る恐る後ろを振り返り、生徒会室を見る
誰かがここにいたのだ、誰かが見ていたのだ
誰かが聞いていたのだ、誰かが……

「わたくしの……醜態を」

誰もいない廊下、音の途絶えた校舎
それが嫌に恐ろしく感じて、ダイヤは自分の体を強く抱き締める
これが知られれば黒澤ダイヤは終わるしルビィ達にも迷惑がかかるだろう

「……そんな」

無理にでも止めておくべきだったという後悔はもう、遅かった
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