果南「臨時ニュースです」千歌「私たちには虎の血が流れている」
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果南「ガオー」
千歌「ガオー」
果南「ウニョラー」
千歌「トッピロキー」
ちかなん「キロキロー」 善子「あの二人いったいどうしたの?」
梨子「なんか虎の気持ちになるんだとか…」
善子「はあ?」
梨子「もう突っ込まないであげて」 千歌「ねえ果南ちゃん」
果南「なに?」
千歌「やっぱり本物の虎を見たほうがいいと思うの」
果南「それ賛成」 千歌「で、動物園にやってきました」
果南「ついでに色んな動物も見ちゃおっか」
千歌「うん!」
果南「さ、まずはこっちだよ」 千歌「それにしても動物園かあ」
千歌「懐かしいなー」
果南「そういえば昔、一度千歌と行ったことがあったよね」
千歌「あ、覚えてたんだ」 果南「あの時、千歌ってば迷子になったんだよね」
千歌「そうそう。それで、それで果南ちゃんが必死になって探してくれて」
千歌「見つけたときには泣いている私を慰めてくれたんだよね」
果南「そうだったっけ?」 パオーン
千歌「あ、象だ」
果南「大きいねえ」
千歌「ねえ果南ちゃん。あの象もしかして」
千歌「私たちが昔見た子どもの象じゃないかな」 千歌「ほら、名前も一緒だし」
果南「よく覚えてるね」
千歌「えへへ、すごいでしょ」
果南「うん、すごい」 千歌「大きくなったねえ」
果南「そっか、もうそんなに時間が経ったんだね」
千歌「果南ちゃん?」
果南「ごめん、なんか感慨深くなっちゃって」 果南「そう言う私たちも大きくなったよね」
千歌「ふふ、そうだね」
果南「特に千歌はさ、すごく成長したよ」
千歌「そうかな?」 果南「そうだよ」
果南「だって小さい頃は甘えん坊で泣き虫だったチカが」
千歌「ええ、ひど〜い!」
果南「ふふ、その千歌がさ」 果南「私たちAqoursのリーダーとして」
果南「みんなを引っ張ってくれてるんだから」
千歌「……」
果南「千歌?」 千歌「ふふ、ふふふ」
果南「どうしたの?」
千歌「ううん、まさか果南ちゃんから」
千歌「そんなこと言われるとは思わなかったから」 果南「ひどいなあ」
果南「私だってたまには真面目なこと言うよ」
千歌「さっきのお返しですよー」
果南「もう、千歌ったら」 果南「さて、そろそろ本命の虎を見に行こうか」
千歌「楽しみだなあ」
ガオー
果南「すごい迫力」
千歌「これが虎…」 果南「千歌、いいデュオにするにはよく観察しておかないとね」
千歌「ううん、違うよ果南ちゃん」
果南「?」
千歌「私たち自身が虎になるんだよ!」 果南「!」
果南「 そうだよね!」
ガオー
千歌「ガオー」
果南「ガオー」 オキャクサマ コマリマス
千歌「ガオー」
果南「ガオー」
エエイ ツマミダセ
千歌「ガオガオー」
果南「ガオガオー」 千歌「追い出されちゃったね」
果南「せっかく虎になれてたのに」
千歌「どうしようか」
果南「でも本物を前にして手ごたえは感じたよね」 千歌「うん、これならデュオできそうだよ」
果南「そうと決まれば」
果南「私の家で合宿だ」
千歌「ラジャー!」 〈果南の家〉
果南「今日はおじいがいないから好きなだけ騒げるよ」
千歌「じゃあ早速練習なのだ」
果南「OK!ガオー」
千歌「ガオー」 千歌「ねえ果南ちゃん」
千歌「虎ってホントにガオーしか言わないのかな」
果南「えーっと確か動物園では」
果南「グルルルって言ってたかも」 千歌「グルルル」
果南「グルルル」
千歌「これで私たち虎に一歩近づいたね」
果南「そうだね」 千歌「でも何かが足りないような…」
果南「何か、ねえ」
千歌「うーん」
果南「グルルル、ガオー」 千歌「そうだ!」
千歌「動物園の虎、二匹いたよね」
果南「うん、それで?」
千歌「あの二匹、お互いにペロペロしてた」 果南「と、いうことは」
千歌「と、いうことは」
果南「ということは!」
千歌「ということは!」 果南「行くよ、チカ」ガシ
千歌「うん」
果南「……」ペロ
千歌「ひん!」ビク 果南「ペロペロ」
千歌「あっ、あっ♡」
果南「…ふう」
果南「さ、次は千歌の番だよ」 千歌「うん」
千歌「……」ペロ
果南「あひ!」ビク
千歌「ペロペロ」 果南「あぅ、あぅ♡」
千歌「…ふう」
果南「チカァ、もっとぉ」
千歌「ペロペロペロ」 果南「千歌!」ガバ
千歌「きゃ、か、果南ちゃん」
果南「もう我慢できない!」
果南「私の中の虎の血がたぎってきた!」 千歌「優しくしてね、果南ちゃん」
果南「チカ、チカァ!」ギシギシ
千歌「か、果南ちゃん、激し――」
千歌「やん♡」 虎のように激しく愛し合った二人は
こうして無事デュオを成功させるのだった
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