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真姫(25)「え、海未ちゃん恋人できたの?」
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0001名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/10/26(木) 19:04:59.48ID:tnL71mVw
海未「は、はい。 実はその……せ、先日……」

真姫「そうなん、だ」

海未「……」

真姫「……知らなかったわ」

海未「あ、そ、そうだと思います。 私も、初めて真姫に言いましたから……」

真姫「……そう」

海未「……」

真姫「えー……どんな人、なの?」

海未「そ、そうですね……た、頼りがいのあって、えっと……あ、年上の、方です。 それで、器用な、感じで……」

真姫「へぇ……」

海未「……すいません、自ら切り出したことなのに、なんだか焦ってしまって」

真姫「……別に。 というか、私とのルームシェアどうするの? 事情があれなら……」

海未「あっ、いえ! ま、まだ付き合いたてですし、その辺は……」

真姫「じゃあもう少しルームシェアは続けるって形でいいのね?」

海未「は、はい。 そうしていただけると、ありがたいです……」

真姫「……分かったわ。 ごちそうさま」スッ

海未「あ、はい……」

バタン
0377名無しで叶える物語(庭)
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2017/11/11(土) 10:42:07.25ID:HvVMfgSA
ゆっくりほのぼのしておいで
0378名無しで叶える物語(茸)
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2017/11/11(土) 17:19:39.07ID:jdq/g8S1
ほのぼのとは
0381名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/11/12(日) 00:39:36.88ID:LJdD0Hg5


ガチャッ

真姫「……ただいま」

真姫(ことりと話してたらついまた遅くなっちゃった……)

真姫(……海未ちゃんに怒られないといいけど)

海未「あ……真姫、」

真姫「……な、なに?」

海未「少し、話したいことが」

真姫「……?」

海未「そちらに座っていただけますか?」

真姫「……せ、説教?」

海未「いっ、いえ! そういうものではないのですが……」

真姫「……」

海未「……ちょっとでいいんです。 時間をいただけませんか」

真姫「……」

海未「……」

真姫「……分かった」ストン

海未「……」ホッ

真姫「……で、なに?」

海未「実は、ですね……」

真姫「ええ」

海未「……申し上げにくいのですが」

真姫「……」

海未「絵里に、告白されました」

真姫「……ええ」

海未「……はい」

真姫「……」

海未「真姫には、言っておかないと、と思って……」
0382名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/11/12(日) 00:48:14.84ID:LJdD0Hg5
真姫「……言わなくたっても、いいのに」

海未「そういう訳には……」

真姫「……」

海未「……私、どうしたらいいんでしょうか」

真姫「……それは海未ちゃんが決めることよ」

海未「だって……私は、真姫に、好きかもしれないと、あの日告げたのですよ?」

真姫「……」

海未「それで、その後……」

真姫「……エッチしかけたことならもういいじゃない」

海未「……」

真姫「私が勝手にしたことだし、海未ちゃんが気にすることじゃないわ」

海未「……」

真姫「……その上、私に告白したって言っても、あってなかったようなものでしょ」

海未「……」

真姫「……海未ちゃんがほんとのほんとに、私が好きで、付き合いたかったっていうなら別だけど、」

海未「……」

真姫「今、エリーに告白されて気持ちが揺らいでるってことは……違うと、思う、から」

海未「……すいません」

真姫「あ、謝ることじゃないでしょ」

海未「私が自分の気持ちとしっかり向き合っていないのが、いけないんです」

真姫「……」

海未「気持ちが、ぶれているから、誰に対してもこのように、変な態度になってしまいます……」

真姫「……」

海未「……情けないです」
0383名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/11/12(日) 00:55:32.64ID:LJdD0Hg5
真姫「……海未ちゃんだけじゃない、し」

海未「……え?」

真姫「そんなこと言ったら……この前までことりと付き合ってて、別れて、海未ちゃんに告白したエリーの方がよっぽどぶれぶれよ」

海未「それは……」

真姫「……人間そんなものってこと」

海未「……」

真姫「だから私のことは考えないでいい。 エリーに対してどうなのか、ってことだけ考えてあげて」

海未「……」

真姫「……海未ちゃん、なに、泣きそうになってるの」

海未「っ……すっ、すいません、ぐす、すいません……」

真姫「……」

海未「すいません……っ、ひっ、く……何故か、涙が止まらなくって……」

真姫「……ティッシュ」

海未「ぐすっ……すいませ……」

真姫「……」

海未「……なんなんでしょうね、私」

真姫「……」

海未「絵里と真姫にこれだけ迷惑をかけた上に……ことりの心に、深い傷を負わせてしまいました……」

真姫「……」

海未「ほんとに、最低です……ぐす、っ……」
0384名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/11/12(日) 01:04:20.14ID:LJdD0Hg5
真姫「……ことり、海未ちゃんに暴言吐いちゃったって落ち込んでたわ」

海未「え……」

真姫「海未ちゃんに何をしたら許してくれるのか、必死に考えてた」

海未「……そ、んな……私が、悪いのに」

真姫「……いつもは、海未ちゃんが謝ってくれるけど、今回はこっちから謝らないと、って」

海未「……なんで、そんなこと、」

真姫「……」

真姫(ことり……お酒に酔った勢いで、海未ちゃんのことかなり言ってたし……)

海未(まあ……半分ぐらい愚痴だったけど……嘘は、言ってないし……)

海未「……真姫って、ことりと仲がいいんですね」

真姫「えっ……ま、まあね」

海未「……そう、だったのですか」

真姫「なんか……私もね、海未ちゃんとことりが喧嘩したら、海未ちゃんが折れて最初に謝るってイメージがあったから……」

海未「……」

真姫「……ことりがこうやって海未ちゃんに謝れなくてどぎまぎしてるの、すごい新鮮だと思った」

海未「……」

真姫「だから、そう考えないのよ。 相手のことばっかり」

海未「……」

真姫「……」

海未「……ふふ、そうですね」

真姫「……」

真姫(……よかった。 笑ってくれた)
0386名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/11/12(日) 01:14:00.56ID:LJdD0Hg5
海未「それなら……まずはことりと会わなければなりませんね」

真姫「……そうね」

海未「……よかった、です。 ことりが、私のことを恨んでいるのではないかと、夜も眠れなくて」

真姫「……やっぱり海未ちゃんって、」

海未「……はい?」

真姫「ことりには過保護よね」

海未「そ、そうでしょうか……?」

真姫「……」

真姫(海未ちゃんがこうだから……ああいう感じになっちゃったのかしらね)

真姫(案外……海未ちゃんとことりが付き合ったら、うまくいったりして……)

真姫(……嫌だけど)

海未「まあ……ことりには思ったことを素直に伝えられる反面、強く出られないところもあるのは事実です」

真姫「……でしょうね」

海未「もうこれは昔から変わりませんから……」

真姫「あ……そうだ」

海未「はい?」

真姫「凛のライブ……案内来た?」

海未「はい。 来ましたよ。 伺わせていただくつもりです」

真姫「そう……あ、じゃあ現地まで一緒に行く?」

海未「真姫がそれでいいのなら、そうします」

真姫「ことりとも会う約束してるから……海未ちゃんも丁度いいでしょ」

海未「う、うまく謝れるでしょうか……」

真姫「……きっと大丈夫よ」

海未「だといいんですが……」
0387名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/11/12(日) 01:15:39.36ID:LJdD0Hg5
たぶん続く
ほのぼのSSも終盤にさしかかってきた
よろしく
0389名無しで叶える物語(たこやき)
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2017/11/12(日) 02:13:03.87ID:66jaeXDe
いい感じにほのぼのしてきたな
0392名無しで叶える物語(茸)
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2017/11/12(日) 03:16:01.43ID:LVuiMeig
凛ちゃんのライブで全員集合したらどうほのぼのするのか気になるにゃー
0401名無しで叶える物語(プーアル茶)
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2017/11/13(月) 04:14:45.26ID:rdBitDs2
ほっしゅ
0408名無しで叶える物語(たこやき)
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2017/11/14(火) 02:21:36.17ID:gTcHvOdK
続き待ってる
0409名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/11/14(火) 02:30:49.92ID:IKd7Be9Y


海未「真姫、準備出来ましたか?」

真姫「……ええ」

海未「もう少し厚着をした方がいいのでは? 外、かなり寒いですよ」

真姫「大丈夫よ。 いつも海未ちゃんってママみたい」

海未「……そうですかね」

真姫「……ふふふ」

海未「戸締り……よし、洗濯物も今日はもう終わってますし……電気も消し忘れはないし……」

真姫(こういうところとかほんとママ……)

真姫「というか、ライブの開場時間まであと2時間もあるじゃないの。 もう少し遅く出ても……」

海未「念には念を、ですよ」

真姫「……そう」

海未「それから、ことりも迎えにいくのでしょう? 尚更早めに出なければいけません」

真姫「……」

海未「さ、行きましょう」

真姫「……」

海未「やっぱり外は寒いですねー……」

真姫「……」

海未「……冬がもう近いですね」

真姫「……海未ちゃん」

海未「はい?」

真姫「……私達、今一緒に住んでるじゃない」

海未「……」

真姫「今後のことについて、もう少し考えてみない?」
0410名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/11/14(火) 02:41:54.44ID:IKd7Be9Y
海未「今後……」

真姫「……」

海未「……それは、ルームシェア内のルールのことでしょうか」

真姫「……」

海未「それとも、ルームシェアそのものを解消するか否かのことでしょうか」

真姫「……」

海未「……すいません。 後者ですよね」

真姫「……」

海未「私は……ちょっと、まだ、分かりませんので……よければ真姫の意見を先に聞かせてくださいませんか?」

真姫「……私?」

海未「えぇ」

真姫「……私、は」

海未「……」

真姫「……海未ちゃんが、エリーと付き合うっていうなら、解消するべきだと思うわ」

海未「……付き合わなかったら?」

真姫「……」

海未「……」

真姫「……分からない」

海未「私は……」

真姫「……」

海未「ずっと真姫と暮らしてきて、いきなり1人で暮らしたり、他の人と暮したり……となると、」

真姫「……」

海未「……子供じみていますが、きっと、寂しいと思うんです」

真姫「……ええ」

海未「真姫、私は……真姫のいう“ママ”のようなしっかりとした人間ではないのですよ」
0411名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/11/14(火) 02:49:51.71ID:IKd7Be9Y
真姫「……でも、」

海未「……」

真姫「私からみれば、充分しっかりしてる、わ」

海未「……」

真姫「ご飯は、美味しいしバランスいいし、掃除や洗濯だって、いつも、完璧にこなしてるし……」

海未「ふふ、その程度なら、真姫だって習慣づければ簡単にできますよ」

真姫「……」

海未「真姫……日常生活の家事が心配であるようなら、私と住まずともきちんとやっていけますよ?」

真姫「……! そ、そういう意味で言ったんじゃないわよ!」

海未「……分かってます」

真姫「……海未ちゃんと離れるのは、寂しいわよ。 寂しい」

海未「……」

真姫「寂しくないわけ、ないじゃないの……」

海未「……」


「うわぁぁぁぁん!」


真姫「……泣き声?」

海未「あ……迷子でしょうか。 小さい子のようです」

真姫「あー……みんな避けて通ってるわね。 あの子のまわり。 当然でしょうけど」

真姫(他人の子だし……)

海未「声かけた方がよさそうですね……」

真姫「……え? いや、いいでしょ。 そんなことしなくたって」

海未「そういうわけにも……」スタスタ

真姫「あ、ちょっと!」
0412名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/11/14(火) 03:02:17.85ID:IKd7Be9Y
「うっ、うう、ひっく……」

海未「……大丈夫ですか?」

真姫(ほんとに声掛けた……)

「ううっ、ぐすっ、ざっきまでっ、ママといたのにっ、いなぐなっ、……うっ、うぇぇん……」

海未「そうだったのですか……お母様の電話番号とか分かりませんか?」

「ひっ、く……ううん、わかんない……ぐすっ……」

海未「それは困りましたね……でも大丈夫ですよ。きっとお母様は見つかります!」

「ぐす、っ……ほんと……?」

海未「はい! ……ねっ、真姫」

真姫「あ……えー、そ、そうね」

海未「とりあえず泣き止んで……あ、お名前は?」

「ひっく、うっ、ぐすっ……すず……」

海未「すず……いい名前ですね」

「うん……お姉さんは?」

海未「私はですね……」


「……! すーちゃん!」


海未「あ……」

「……ママ!」

「よかった……! ごめんね、ごめんね……無事でよかった……」

「ぐすっ、こわかったぁ……あのね、このお姉さんたちが一緒にいてくれたの……」

「そうなの? すいません。 ご迷惑おかけしました……」ペコッ

海未「いえ、迷惑だなんてそんな……」

「なんとお礼をしたらいいか……」

海未「本当に、無事に再開出来てよかったです」

真姫「……」
0413名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/11/14(火) 03:14:22.66ID:IKd7Be9Y


「じゃあ、お姉さん達にありがとうは?」

「あ、ありがとう……」

海未「いえいえ。 今度ははぐれないようにするのですよ?」

「うん! ばいばーい!」



真姫「……」

海未「……さて、少し時間がギリギリになってしまいましたので……急いでいきましょうか」

真姫「……よく、他人の子にあれだけできるわね」

海未「真姫は子供が嫌いですか?」

真姫「嫌い……というか、好きではないわね」

海未「へぇ……」

真姫「……」

海未「……真姫ってことりに似てますよね」

真姫「……は? な、なんで?」

海未「ことりは、子供が嫌いなんですよ」

真姫「そ、そうなの?」

海未「本人の口から直接聞いた訳ではありませんが……」

真姫「……」

海未「ことりは子供を見た時、社交辞令のようにかわいいー、というのです。 内心、冷めているような感じなのですよ」

真姫(……ことりらしい)

海未「……きっと、ことりにとって可愛いと可愛くないものの存在というものは……共存できないんですよね」

真姫「……」

海未「……だから、そのことに関して嘘をつくときっと苦しいんです。それが見え見えなんです」
0414名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/11/14(火) 03:27:04.96ID:IKd7Be9Y
真姫「詳しいのね」

海未「……長い付き合いですから」

真姫「……」

海未「ことりは可愛いと思います。 だから、可愛くないものの存在は許せないし、見たくないんでしょうね」

真姫「……」

海未「……ことりの考えからすると、そんな気がします」

真姫「……よく、分かってるわ」

海未「……」

真姫「……」

真姫(でも、今は……)


海未「……あ、ことり!」

真姫「!」

ことり「あ……真姫、ちゃん……と、海未ちゃん」

真姫「……外で待ってたんだ。寒いのに」

ことり「……」

真姫「……ことり、なにぼーっとしてるの?」

ことり「あ……いや、別に……その、ま、真姫ちゃんと、海未ちゃん一緒に来たんだぁ……って、あはは……」

真姫「……まあ。 一緒に住んでるから」

ことり「そ、そうだったの?」

真姫「あ、れ……言ってなかったっけ」

ことり「き、きいてなかった……」

真姫「……」

海未「ことり、その……この前は、すいません、でした……!」

ことり「え? ……い、いいよ、こっちもごめんね」

海未「ことりは、悪くないんです……!」

真姫「……」

真姫(あー……まずかった、かも)
0415名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/11/14(火) 03:27:48.63ID:IKd7Be9Y
たぶん続く
ほのぼのお待たせ
0424名無しで叶える物語(茸)
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2017/11/14(火) 22:15:33.21ID:W8uOw4Qv
ほのぼのしてきましたねぇ
0426名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/11/15(水) 01:10:27.65ID:Jg3HAPtj


穂乃果「あ、真姫ちゃん達だ! おーい!」

真姫「穂乃果……こんなに寒いのに、今日も元気ね……」

穂乃果「だって凛ちゃんのライブでテンション上がっちゃって! ねーっ、にこちゃん!」

にこ「そうね……」

海未「な、なんか……にこ、やつれてません?」

穂乃果「新しいドラマの撮影とその他もろもろの仕事のせいでね、最近の睡眠時間が平均3時間なんだって……」

海未「ああ……」

真姫「ちょっと、にこちゃん。 若く見える容姿だけが取り柄なんだから気を付けないと」

にこ「だけってなによ!」

真姫「冗談よ」

にこ「大体私は若く見える上に可愛いんだからっ、」

真姫「はいはい」

にこ「くっ……」

穂乃果「えーと、来たのは……穂乃果と、海未ちゃんと、ことりちゃんと、真姫ちゃんと、にこちゃん……だけ?」

にこ「ああ……なんか希は仕事らしくて。 花陽は関係者席で見るらしいわよ」

ことり「……」

真姫「……へぇ。 そう、なの」

海未「絵里も仕事と言っていましたね」

にこ「ふぅん……って、なんで海未が知ってるのよ」

海未「えっ……い、いや、それは……」

真姫「……」

ことり「……」

にこ「……まっ、まあ、いいわ。 と、というかもう開場してるわよ! 行きましょ!」

穂乃果「わーい!」


真姫「……ことり、大丈夫なの?」コソッ

ことり「……」フイッ

真姫「……はぁ」
0427名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/11/15(水) 01:29:23.70ID:Jg3HAPtj


穂乃果「わー……人多いね!」

にこ「そうね……まあ、凛のバンドの知名度結構なものになったしねー……」

海未「そうなのですか?」

穂乃果「えー、海未ちゃん知らないの? いま女子高生とかの間で、すっごい人気なんだよ!」

海未「し、知りませんでした……」

穂乃果「おっくれってるー」

海未「仕方がないじゃないですか……もう26になるのですから……」

穂乃果「もぉ……おばさんみたいな事言ってるし」

海未「お、おば、まだおばさんじゃないです!」

にこ「なんでここまで来て言い合いしてんのよ……」

ことり「……」スッ

にこ「……? ことり?」

真姫「……」

ことり「私、今日、用事思い出したから帰るね」

にこ「……は?」

穂乃果「なんでなんで!?」

ことり「……ごめん。 ま、また今度ね」

タツタッタッ…

海未「こ、ことり! ……行ってしまいました」

にこ「……なんか、どうしたの、かしら」

真姫「……さあね」

穂乃果「真姫ちゃん、」

真姫「なに?」

穂乃果「ことりちゃん、追わなくてもいいの?」

真姫「……な、んで?」

穂乃果「だって、真姫ちゃんとことりちゃんって、付き合ってるんでしょ?」

真姫「……!?」
0428名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/11/15(水) 01:41:53.62ID:Jg3HAPtj
にこ「え……そうなの?」

海未「そ、そうだったのですか……?」

真姫「なっ、ちがっ……!」

穂乃果「えー、違うの?」

真姫「なんで、そんなこと……」

穂乃果「うーん……なんとなくかなぁ」

真姫「なんとなく、って……」

穂乃果「というか、ことりちゃん見てたら分かった!」

真姫「……」

穂乃果「真姫ちゃんも、ことりちゃんのこと好きでしょ!」

真姫「……別に、最近、よく会うだけ、だし」

海未「だから最近帰りが遅いのですか……?」

にこ「帰りが遅い……って……あんたら……」

真姫「違うわよ! 何もしてないから!」

にこ「まだ何も言ってないんですけど」

穂乃果「……真姫ちゃん、ことりちゃんのことが好きなら、追いかけてあげて」

真姫「……」

穂乃果「真姫ちゃんなら、大丈夫だよ」

真姫「……っ、はぁ」スッ

にこ「ライブはどうするのよ」

真姫「……ことり次第」

にこ「……そうね」

真姫「じゃあ……その、行ってくるわ」

タツタッタッ…

海未「……」

にこ「……海未は、もう真姫ちゃんのことよかったの?」

海未「……はい」

にこ「……」

海未「もうお互いに、変われましたから」

にこ「……そ」
0429名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/11/15(水) 01:50:31.86ID:Jg3HAPtj


ことり「っ……うっ、はぁっ……はあっ……」

ことり「はぁっ、うっ……うっ……」

ことり「……ぐ、っ」

ことり「う、うぅっ……ひっく……」

ことり「うううぅ……っ、ぐすっ……」


真姫「……ことり、!」

ことり「……っ、」

真姫「やっ、と、見つけた……」ガシッ

ことり「触らないで!」

真姫「ことり、っ、」

ことり「やだ、もう、やだっ……やめてよ!」

真姫「話を聞い、て、っ」

ことり「やだ、っ……ぐすっ、触らないでってば!」

真姫「……」

ことり「……うっ、ひっく、うっ……も、なん、でぇっ……」

真姫「……」

ことり「やだ……こんなの……ぐ、す……っ」

真姫「……」

ことり「……ぐすっ、最初から振る気なら、」

真姫「……」

ことり「ひっ、く……っく……優しく、しないでよ……」

真姫「……振る気ってなにが」

ことり「……」

真姫「なに、」

ことり「……う、る、さい……っ、!」

真姫「……」
0430名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/11/15(水) 02:01:37.01ID:Jg3HAPtj
ことり「……そういうの、っ、いちばん、きらい……っ」

真姫「……」

ことり「っ、はっ……どうせ、最初っから、ことりのこと惨めな女だって、見下してたんでしょ?」

真姫「……そんなことないわ」

ことり「勝手に、自惚れて、絵里ちゃんにも、振られて、馬鹿だって、どうせ、」

真姫「……思ってない」

ことり「ぐすっ……もう、いいよ……」

真姫「……」

ことり「もう、いい……っ……ひ、っぐ……」

真姫「……」

ことり「この後、家に帰ったら、海未ちゃんとエッチするんでしょ……?」

真姫「……しないわよ」

ことり「一緒に住んでるってこと、隠してさ……それで、ことりと会った後、毎日、エッチしてたんだ……?」

真姫「……」

ことり「っ、ひっく、うっ、ぐすっ……っ……」

真姫「……もう触ってもいいの?」

ことり「い、やっ……」

真姫「……苦しそうだから、背中さするくらい、いいでしょ」

ことり「……う、っ、っく、ぐ、ずっ」

真姫「……」

ことり「ぐす……」

真姫「……海未ちゃんとは、確かに一緒に住んでるけれど、付き合ってるわけじゃないし、そういう関係でもない」

ことり「……うそだ」

真姫「……なら、そういう関係であってほしいの?」

ことり「……」

真姫「……」

ことり「……やだ」
0431名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/11/15(水) 02:14:08.76ID:Jg3HAPtj
真姫「じゃあ、信じなさいよ」

ことり「……」

真姫「……私もことりのこと信じるから」

ことり「……」

真姫「……ことりが嫌なら、引っ越すわ」

ことり「……」

真姫「私、ことりのこと、割と好きなんだけど」

ことり「……」

真姫「伝わってなかったのは、不本意、というか……」

ことり「……」

真姫「……ごめん」

ことり「……どのくらい好き?」

真姫「えっ、」

ことり「割と、じゃわかんない」

真姫「……あーー、もう、いいでしょ!」

ことり「よくないし……」

真姫「はぁ……今更ライブ戻れる感じでもないし……帰りましょ。 送るわ」

ことり「……コンビニ寄りたい」

真姫「いいわね。 お酒買って家でのみましょ」

ことり「甘いものも買って。 前に全種類買ってくれるって言ってたし」

真姫「そう言えば言ってた、ような……はぁ、この際買うわよ」

ことり「……真姫ちゃん」

真姫「なに」

ことり「……なんでもなーい」

真姫「は? なんなのよ……」

ことり「……ことりも多分すき、」

真姫「……」

ことり「……って、言おうとしただけ」

真姫「……はいはい、ありがとね」

ことり「……うん」
0432名無しで叶える物語(SB-iPhone)
垢版 |
2017/11/15(水) 02:16:39.19ID:Jg3HAPtj
たぶん続く
ほのぼのと言い続けて3週間が経った
0438名無しで叶える物語(やわらか銀行)
垢版 |
2017/11/15(水) 07:01:48.45ID:eUkyOJ44
ことりめんどくせえなもうほっとけよと思ってしまったんですが
0441名無しで叶える物語(SB-iPhone)
垢版 |
2017/11/15(水) 07:46:07.25ID:4JXBr9vT
穂乃果もことりと直には絡まない辺り地雷女とか思ってそう
0442名無しで叶える物語(庭)
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2017/11/15(水) 07:51:49.63ID:HDZErit+
穂乃果はあっさり核心突いてくるな
今回はなんとかなりそうだけどここからどうなるんだ…
0445名無しで叶える物語(庭)
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2017/11/15(水) 11:25:50.52ID:fN0dH2qF
ビッチとか言いますけどね
たくさん恋してもいいと思いますよ僕は
0451名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/11/15(水) 23:43:57.28ID:rMnPDaL6
〜〜〜

海未「真姫、こちらのものはもう全てダンボールでいいですか?」

真姫「ええ。 お皿とか新聞紙に包み終わったわよ」

海未「ありがとうございます。 えー……あ、とは……」

真姫「……」

海未「……ない、ですね。 片付け終了です!」

真姫「はぁ……やっと終わった……」

海未「流石に疲れましたね……」

真姫「ええ……」

海未「……」

真姫「……」

海未「……では行きましょうか」

真姫「……海未ちゃん、」

海未「……はい」

真姫「長い間ありがとう、」ペコッ

海未「な、なんですか改まって……私こそ、ありがとうございました」

真姫「海未ちゃんがいたから、ちゃんと生活できてたと、思うから」

海未「……」

真姫「……あと、楽しかった、わ」

海未「……私もです」

真姫「し、しんみりするのも……なんか変よね」

海未「そ、そうですねぇ……そ、それでは、気を取り直して、行きましょう」

真姫「えーと……不動産屋さんにまずは鍵を返しに行く?」

海未「それがいいと思います」

真姫「その後は……あ、ことりからLI〇Eきてる。 早く鍵返して、合流しましょ」

海未「はい」
0453名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/11/16(木) 00:01:46.98ID:BdVK0AVI


ことり「もー、遅いよっ」

真姫「これでも急いだのよ?」

海未「す、すいません……」

ことり「あ、これ……鍵、もらってきたの」

海未「ありがとうございます……合鍵を作らなければなりませんね。 4つ……」

真姫「そうね。 今日もう作っちゃう?」

ことり「引越し業者さんがもう少しで来るから……家にとりあえずはいないとダメだよ」

真姫「ことりはもう部屋になにか荷物置いた?」

ことり「んー、まだ」

真姫「えぇ……荷物どこ?」

ことり「どっか」

真姫「は?」

ことり「うそ。 もう荷物置いた」

真姫「……」

海未「ふふふ」

真姫「何がおかしいのよ……」

海未「いえなんでも……あ、着きました。 ここですね……」

真姫「寒いから早く鍵開けて」

海未「え……記念すべき最初の解錠を私がしていいのですか?」

真姫「馬鹿な事言ってないでいいから……」

ことり「あと、海未ちゃんにはごめんだけど……もうことり、1回部屋入ってるし……」

海未「……そ、そうでしたね」

真姫「何ショック受けてるのよ……」

海未「いえ……」
0455名無しで叶える物語(庭)
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2017/11/16(木) 00:08:19.69ID:+cx4cep1
えっ
0456名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/11/16(木) 00:10:48.01ID:BdVK0AVI
ガチャッ…

海未「おお……なにもないです……」

真姫「当たり前でしょ」

ことり「奥にことりの荷物はあるけどね」

真姫「最初から散らかして置いたりしてないわよね?」

ことり「してないもん」

海未「今日から、ここで暮らすのですね……」

ことり「結構広いよね」

真姫「ま……4LDKにして正解ね。 多分このメンバーで暮らしたらすぐ汚くなるし」

海未「そ、それは私が許しませんよ!」

ことり「あ、海未ちゃんが全部片付けしてくれるってこと? 嬉しいなぁ〜」

海未「そうではありません! 休日はきちんと掃除片付けをするよう私が促します!」

真姫「……とか言いつつ、今までは全部海未ちゃんが片付けてたのよね」

ことり「やっぱりかぁ。 海未ちゃんすごーい」

海未「なっ……こ、今回こそは……」

ピンポーン

真姫「ほら、引越し業者きたし。 また後でね」

海未「まったく……」

ことり「はーい、今でまーす」

真姫「海未ちゃんも行きましょ」

海未「分かってます……」
0461名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/11/16(木) 00:25:25.31ID:BdVK0AVI


真姫「とり、あえず……リビングだけは片付いたわね……」

海未「そうですね……」

真姫「後は各々の部屋と……」

ことり「えー、ことりお腹すいた……」

海未「……確かに。 もう片付け始めて8時間くらい経ってますから……」

真姫「そう言われれば、流石に疲れたわね」

海未「では……今日はここまでということで。 続きは明日にしましょう」

ことり「どこで寝るの?」

真姫「まあ……とりあえず、リビングに布団ひけるくらいのスペースはあるし……ここでいいんじゃない?」

海未「……そうしましょうか」

ことり「あぁー……疲れた……」

海未「夕食……買い出しに行きましょうか」

ことり「あ、ことりこうなると思ってたから、既にいろいろ買ってきてるよ。 パンとかおにぎりとか」

海未「あ、ありがとうございます」

真姫「海未ちゃん、タオルってどこしまった? 机軽く拭いとかないと……」

海未「えーと……」

ピンポーン

真姫「……やっっっっと、きた」

ことり「今日も仕事忙しくなりそうって言ってたもんね〜」

海未「はは……私出ますね……」

ガチャッ


海未「……随分遅かったですね」

絵里「……あ、あー……もう、片付け、終わった? ごめんなさい……」

海未「いえ……お疲れ様です。 とりあえず、ご飯にしましょう。 ね?」

絵里「……ええ」
0463名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/11/16(木) 00:34:03.96ID:BdVK0AVI


海未「では、1日お疲れ様でした」

ことり「おつかれー」

真姫「……エリー、なんでそんな隅っこに座ってるの」

絵里「な、なんだか……片付けを手伝っていないのに、申し訳なくて……」

海未「絵里は仕事を頑張ったのだから、いいのですよ」

絵里「うう……うーみぃ……」ギュッ

海未「ち、ちょっと……い、いきなり何を……!///」

真姫「エリーもう酔ってるの?」

絵里「シラフに決まってるでしょ」

ことり「ちょっと、目の前でイチャイチャしないでください。 目のやり場に困るじゃん」

絵里「困るとか言う割にまったく動揺しているように見えないのだけれど……というか、ことりこそ真姫とイチャイチャしたらいいんじゃない?」

ことり「そういうのじゃないでーす」

絵里「真姫! ことりにキスしてあげなさい!」

真姫「はぁ……」

海未「え、絵里! い、いつまでこうしているのですか! 離してください!」

絵里「……もう。 分かったわよ」

ことり「……でもさ、こうなるまでに随分時間かかったよね」

真姫「……そうね」

海未「ええもうそれは……」

絵里「いろいろあったわよね……」
0465名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/11/16(木) 00:48:08.66ID:BdVK0AVI
ことり「ことりと真姫ちゃんが付き合って……」

真姫「……私と海未ちゃんがルームシェアしてるのが嫌だって、まずはことりに言われたんだっけ」

海未「ですが私と真姫が、離れて暮らすのを躊躇してしまったのですよね」

ことり「……長く暮らしてるっぽかったから、こっちも強く言えないしさぁ」

海未「すみません……」

絵里「……で、それが原因で真姫とことりが大喧嘩」

海未「あの時の真姫は機嫌が悪くて怖かったです……」

真姫「だってことりが……」

ことり「真姫ちゃんが全然ことりの気持ち考えてくれなかったから……」

絵里「あー! そこまで! もう終わったからいいじゃない……って、感じで、2人じゃ解決できそうにないから、私と海未が仲介役みたいになってたのよね」

海未「そ、そんなうちに私と絵里も付き合うことになっていて……」

真姫「……至った結論が4人でルームシェア」

絵里「まあ……収まるべきところに収まった、って感じじゃないの?」

海未「そうでしょうか……というか、一生この4人で暮らすつもりですか……?」

真姫「男女の仲だったら子供が増えたりして、また考えないといけないけれど……私達子供できないし。 一生なんじゃない?」

ことり「えええぇー……」

真姫「不満なの?」

ことり「……真姫ちゃんはことりと2人っきりになりたくないの?」

真姫「そ、そういうわけじゃ……」

ことり「……」

真姫「……ない、けど! 今は4人で暮らすの! いい!?///」

ことり「あはは。 何照れてるのー?」



絵里「……見せつけてくれるわねぇ」

海未「……そう言いつつなんで私の肩に手をまわすのですか」

絵里「見せつけ返そうかしらって」

海未「何、言ってるのですか……」


おしまい
0466名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2017/11/16(木) 00:49:07.14ID:BdVK0AVI
一応おしまい
ほのぼのに付き合ってくれてありがとう
この後は4人で幸せなキスをして終了
0469名無しで叶える物語(たこやき)
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2017/11/16(木) 01:15:31.30ID:OqronL+V
おつかれ
続き書いてもいいのよ
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