曜「え?このボタンを押すと100万円が?」
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花丸「そうずら!お寺の奥にしまってあったんだけどね」
曜「えー?本当に〜?」
花丸「でも100万円もあったらアレも…あれだって…それにあれも買えるずら〜」
曜「確かに…部費にもなる…」 花丸「でもね」
曜「え?」
花丸「でも、それを押すと五億年を体験することになるの」
曜「五億年?」
さっきまでいつも通り明るく振舞っていた花丸ちゃんの表情が一変したのに気がついたのは
ここから約108年ほど後の事だった
花丸「うん」
曜「それっ…てどう言う意味なの?」
花丸「…」ニヤッ…
ゆっくりと説明を始める花丸ちゃん
私は何故か、いや、喋っているのは確かに目の前の花丸ちゃんなのに
言葉だけが動いている感じがした
小さな部室(はこ)の中で雨音と会話だけが響く
曜「…つまり、このボタンを押すと…その…」
曜「何もない空間でただひたすら五億年間を過ごす…ってこと?」 花丸「そう」
曜「……」
私は何故か嘘に思えなかった
花丸「こんな風に」ポチッ
曜「っ!?えっ…」
カシャン!
ボタンを押した瞬間、手に持っていた箱から札束が出てきた
花丸「ね?ほら…100万円!」
曜「だ…大丈夫なの!?ぉ…100万…いや!」
私は無意識に部屋の時計を確認した
もちろん五億年などたっていない
花丸「…五億年を過ごすのは本当だけど、その記憶は過ごし終わった瞬間にリセットされてボタンを押した後にもどるの」
花丸「だから一瞬で報酬が手に入るってわけずら!」
曜「そう…なんだ…」
花丸「ねぇ曜さん」
「押してみる?」 曜「…い…いや…あはは…だ、だって」
花丸「…」
手に持っている札束をポケットに入れる
押せば私もそれが手に入る
花丸「ね?やめるずら?」
曜「……」
目の前にある箱の魔力には逆らえなかった
…
カチッ。
花丸「いってらっしゃい」 __
_____
曜「…あれ?」
曜「え…本当に……」
目の前に広がる薄暗い空間
理解するのに10秒も必要なかった
曜「…ここで五億年…?」
曜「五億年て…五億…」
気を失うのは無理だった __
____
曜(もう100年くらい経ったかな)
まだ1時間だよ
曜「…そうだ!歌の練習でもしよう!」
歌の練習を始めてから気づいたことはここでは一向に疲れが来ないこと
それと一切の睡眠ができない
もちろん絶滅することもなかった
100年後
曜「あー…もう歌うのも飽きちゃった」
曜「今度は何しようかなぁ」
曜「…そうだ!千歌ちゃんになろう!」 曜「千歌ね!よーちゃんのこと…」
曜「ううん、そこから先は」
曜「私が言うから」
曜「曜ちゃん…///」
曜「…っと…ここで告白の流れは完璧だ」
曜「次は新婚編とはじめての子作り編かな」
曜「あ…女の子同士だと子供作れないんだっけ」
曜「あはは!」
あと4億年 >>11
千歌ちゃんなりきりで1億年過ごせるんだから怪物メンタルだよね 渡辺曜、千歌ちゃんに告白するまでのシュミレーションに約1億年
曜「はぁ今度は何しよっかなぁ」
曜「…」
曜「……帰りたいな」
曜「ぐす…」
曜「あんなの押さなきゃよかった」
曜「…でもなんか花丸ちゃんおかしかった…まるで何かに取り憑かれてたような…」
曜「……なんだろ」
渡辺曜は考えた
なぜあんなものがあったのか 〜10年経過〜
曜「あーハイハイハイハイなるほどね」
曜「つまりあれには以前の持ち主の魔力が宿っていて花丸ちゃんに取り憑いたってことか」
曜「そして私にもボタンを押させたと」
曜「そして次は善子ちゃんあたりかな」
曜「よし、戻ったらあのボタン壊さないと!」
曜「んーっ!なんか考え事してたら体動かしたくなってきた!」
曜「よし!100年ほど側転するか!」 〜250年経過〜
曜「あいて!」
曜「あーとうとう転んじゃった」
曜「髪の毛が遠くの方まで伸びて頭が思いや」
曜「えへへこんな私でも千歌ちゃんは好きって言ってくれるなんて嬉しいよ」
曜「うん!だってよーちゃんだもん!」
曜「ふふっありがと!千歌ちゃん!」 〜1億年経過〜
曜「え?どうしたの千歌ちゃん?」
曜「曜ちゃんもうお別れしよう」
曜「なんで!?そんな急に…!」
曜「急じゃないよ…もう3億年と少し経ってるよ」
曜「…?何言ってるの千歌ちゃん?」
曜「曜ちゃん、もうそろそろ元に戻ろ?」
曜「元に?」
曜「うん…」
曜「やだ」
曜「やだよ、やだ!やだ!やだやだ!!消えないでよ!!!!やだよ!!1人にしないでよ!!!!!!!!」
曜「大丈夫だよ、曜ちゃん、すぐにまた会えるから」
曜「千歌ちゃんっ!!!!!!!」
曜「…」
曜「…」
曜「…」
あと1億年 曜「…」
曜「…」
曜「…」
曜「…ぁ」
曜「枝毛だ…なるんだ…枝毛…」
曜「…よし、もう平気」
曜「あと少し…!」
曜「…帰ったら絶対告白する」
曜「千歌ちゃん、絶対絶対告白するんだ」
曜「…そしてラブライブに」
曜「ラブライブ…ラブライブか…」 曜「ラブライブってなんだろ」
考える
暇すぎて「ラブライブ」について考える
曜「そもそも私達って人なのかな」
曜「…絵」
曜「うん…これ絵だよね?絵だ…私達絵だよ」
曜「うわっ…なんで気がつかなかったんだろ…ていうか…あー、あー!」
曜「…声も違う、これ借り物っぽいし」
曜「誰…だろ…この声…でもこの声好き…」
曜「絵…絵か…なんで絵…?漫画…アニメ…かな…たぶんそうだ」
曜「じゃあえっと…コンテツ……ラン…ラン…ティス…木…」
5億年経過
カッ!!!!!!!!
記憶をリセット!!! カシャン
曜「…わっ!本当に100万円だ!!」
花丸「ね?」
曜「わー…ってこれ…本当に本物??」
花丸「使ってみたらわかるよ」
曜「うーん…まぁいっか!へへっラッキー!」
ガラッ
善子「はぁ〜傘忘れて散々だったわ…ってまだ2人だ…って何よそのお金!?」
曜「あぁこれ?これはね〜」
おわりよ おまけ
花丸「ってわけなの」
善子「…ふーん」
花丸「善子ちゃんも押してみる?」
善子「……いや、いいわ」
善子「ね、それより曜さん、ちょっと」
曜「ん?どしたの?」
善子「いいから」
花丸「…」
__
____
曜「善子ちゃん?」
善子「……ゃない」
曜「え?」
善子「あれ…は、花丸じゃない…のよ…なんていうその…」
曜「え…」
善子ちゃんはひどく怯えていた
けど何となくわかる
アレはもう花丸ちゃんじゃ
花丸「みつけた」
__
____
カチッ
おわりよ この渡辺なら何度でも千歌妄想で乗り越えられるっしょ これの元となった作品は知らないが疲れない、腹減らないなら眠れなくても横になって目を閉じてるだけで良い
俺ならやりたいな 5億年も一人とか無理
てか一週間で精神壊れる気がする スマホのボタンが五億年ボタンじゃないことも確かめられないんだよ
一文字入力するたびに五億年経験してるかもよ? >>24
これ悟空「五億年ボタン?」とかってのと同じ展開だね 半年では
一年バイトガチれば100万とか越えれるよ
ボタンは一年でずっと拘束だずぇ? 悟空のと展開が一緒だな壊れるのは悟空のが早かったが 五万円と聞くと高く感じるけど百万円と聞くとなぜか少し安く感じるよね ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています