ことり「私の願いは、穂乃果ちゃんの笑顔!」
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前回までのラブライブ!
アンパンマン「僕、アンパンマン!」
穂乃果・花陽「月に変わっておしおきだよ!」
かば男「すごいや!」 世界が核の炎に包まれてから2年
世界は混沌と化していた
モブ「ヒャッハー!」
モブ「汚物は消毒よー!」
そんな世界を旅する影がここに二つ!
???「もう疲れたよー」
???「きっと村がもうすぐ見えてくるはずです!多分……」
その名も園田海未と南ことり!
2人はとある目的のため、世界を渡り歩いているのであった! ことり「見て海未ちゃん!やっと村が見えてき、た、……よ……」ドサッ
海未「ちょ、ことり!?て、あれ、なんだか私も……」ドサッ
???「ちょ、人が倒れてますよ!」
???「うわホントだ!運んだ方がいいのかな……」
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────────
──── 海未「つ、つぶあん!」ガバッ
海未「ん?こ、ここは……?」
ことり「あ、おはよ〜、海未ちゃん」
海未「お、おはようございます。えと、ここは一体……」
???「あ、起きたみたいね」
???「私はみみりん。一応、ここの村の村長的なことをやらせてもらってるわ」
海未「わざわざご丁寧にすみません」
ことり「ここの村の人たちが倒れてた私達を助けてくれたんだって」
海未「そうだったのですね、ありがとうございました」 みみりん「いやー、村の子から人が倒れてるって聞いた時はびっくりしちゃったよ」
海未「わ、わざわざすみませんでした……」
みみりん「いやいや、こんな時代だしね。お互い助け合って生きてかないと」
ブロロロロ!!!!
海未「こ、この音は?」
みみりん「あいつらだね」
ことり「あ、あいつら?」 みみりん「うん、最近直々うちの村にちょっかいかけてくる輩がいてね」
みみりん「うちの村には武闘派が少なくて困ってるのよ」
海未「なるほどそういうことでしたら」
ことり「海未ちゃんの出番だね!」
みみりん「あ、危ないわよ!」
ことり「大丈夫大丈夫♪海未ちゃん、ものすごーく強いんだから♪」 輩A「オラオラー!米にパン、羊肉を持ってこいやー!」
輩B「また前みたいに色々壊されてーかー!」
海未「お待ちなさい」
輩C「なんだテメーは!」
輩D「俺達が縞虎族と知って楯突こうってのか!?」
海未「私はしがない旅人ですよ」
縞虎族E「何者だろうと関係ねぇ!」
縞虎族F「邪魔するやつはぶちのめす!」
縞虎族's「オラァー!!!!」
海未「仕方ありませんね……」チャキ
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──── 縞虎族's「う、うぐぅ……」ボロッ
海未「ま、こんなもんですかね」
ことり「さっすが海未ちゃん!」
縞虎族's「お、覚えてやがれー!」ダッ
ことり「行っちゃった」
みみりん「す、すごい……!あの縞虎族をこんなにも簡単に!」
海未「ま、鍛えていますからね」ドヤァ
???「あなたのその力を信じて頼みたいことが!」
海未「えと、あなたは?」 ???「僕はとりっぴー。この村の副村長だよ」
海未「して、頼みというのは?」
とりっぴー「さっきの縞虎族のボスをやっつけて欲しいんだ!きっとさっきの手下達がボスに話をしてここにまたー」
みみりん「とりっぴー!私達の事にこれ以上巻き込んじゃダメだよ!」
とりっぴー「で、でも!」
海未「乗り掛かった船です。その話、引き受けましょう」
海未「ことりもそれでいいですか?」
ことり「もちろんだよ!困ってる人を見捨てるなんて、あの子なら絶対しないしね!」
海未「ですね」クスッ
海未「というわけです。もう少しこの村にお世話になることになってしまいますが……」
みみりん・とりっぴー「あ、ありがとう!」 その日の夜
海未「わざわざ申し訳ありません。こんな宴会まで開いて頂いて……」
みみりん「ううん!あなた達は村を救ってくれたんだから遠慮はしないで!」
とりっぴー「それに頼み事を引き受けてくれたしね!」
ことり「そのことなんだけど、もしかして縞虎族のボスって、みみりんさん達と何か関係が?」
みみりん「うん、恥ずかしい話なんだけど、実は縞虎族のボスが私達の幼馴染みでね」
とりっぴー「昔は凄くいいやつだったんだよ!でもあの日の少し後から人が変わったみたいになっちゃって……」
ことり「幼馴染み……」 海未「……その幼馴染み、倒してしまっても良いのですか?」
みみりん「私達がこんなに苦労かけられてるんだもの、1回くらい痛い目見とかないとね!」
海未「そうでしたか」クスッ 1週間後
ブロロロロ!!!!
ことり「この音!」
海未「来たみたいですね」
縞虎族ボス「ウチの子分をやってくれたのは誰かなー?」
海未「私です」スッ
縞虎族ボス「ふぅん、随分と可愛らしいお姉ちゃんだね。名前はなんて言うのかな」
海未「園田海未、しがない旅人ですよ」 縞虎族ボス「園田海未かー。ボクは縞虎族ボス、しまじろう」
海未「ではしまじろうさん、何故この村を襲うのですか。聞けばこの村の村長達とは幼馴染みらしいではありませんか」
しまじろう「もちろん理由が無いわけじゃないんだ、まあもしボクに勝てたら教えてあげるよ」
海未「ふむ、ならば、いざ尋常に」チャキ ギィン!!
海未「なるほど、ボスというだけあって中々の腕前で」
しまじろう「そういう海未さんこそ。まさかボクとここまでやりあえる人がいたなんて驚きだよ」
海未「ですがいつまでも硬直状態というわけにもいかないでしょう」
しまじろう「まあ、このままやってもボクが勝つと思うけどね」
海未「それはどうでしょうか」ニヤッ しまじろう「なにか策でもあるのかな?」
海未「策なんて呼べるほどのものではありませんよ。ただ、ちょっとした技を使うだけです」
しまじろう「へぇ、随分とその技っていうのに自信があるんだね」
海未「ま、見てみれば分かりますよ」
しまじろう「見るだけで、受けなくていいのかい?」
海未「ええ、見てるだけでいいですよ」
しまじろう「ふぅん」
海未「ではいきますよ」チャキ
海未「園田流剣舞術 一ノ型 -一閃-」 しまじろう「海未さんも人が悪いなぁ。見てるだけでいいなんて言って、あんなの避けられるわけないよ」
海未「まあ技、というか一種の奥義ですしね。そう簡単に避けられても困るというものです」
海未「さて、では約束通り喋ってもらいましょうか」
しまじろう「……。ちょっと昔話をしようか」 しまじろう「あるところに小さな子が4人いたんだ。その子達はいつも一緒に遊んで楽しく日々を送っていた」
しまじろう「でもある日、1人の女の子が急に消えてしまったんだ。本当に急に、なんの前触れもなくね」
しまじろう「男の子は頭がおかしくなったのかと思ったよ、なにせ自分だけが彼女のことを覚えていたんだからね」
しまじろう「それからの男の子は恐怖と隣合わせの生活を送った。いつ自分も消えてしまうのか分からないからね」 しまじろう「そしてある時、世界が終わりを告げた。男の子はいつにも増して恐怖したよ。何かが変わってしまえば、また身の回りの誰か消えてしまうかもしれない」
しまじろう「だからその男の子は、差し伸べられた手を取り、いつもと違う自分を演じることで、他の友達に自分のイメージを強く持たせようとしましたとさ」
しまじろう「昔話はこれでおしまい。海未さんは大切な人がもし消えても、覚えていられるって断言出来るかな?」
海未「そ、それは……」 みみりん・とりっぴー「できるよ!」
しまじろう「み、みみりん!それにとりっぴーも!」
みみりん「私達は何があったってしまじろうのことを忘れたりはしない!」
しまじろう「どうして……、どうしてそんな事が言えるのさ!現にあの子のことを、らむりんのことを覚えていないじゃないか!」
とりっぴー「覚えてるよ!羊のらむりん!忘れるわけない!」
しまじろう「ならどうして!あの時それを口にしてくれなかったのさ……」 みみりん「私達だって伝えたかった!でも、できなかった……」
みみりん「らむりんのことを口にしようとしても何故か出来なかったの……」
しまじろう「そんな馬鹿なことあるわけ……!」
海未「いえ、有り得るでしょう。世界が終わる少し前から、この世界は明らかにおかしかった」
海未「空想上のキャラクターが現実のものとなって現れたりしていましたからね。そしてそれは、今現在も……」 しまじろう「で、でも!」
みみりん「兎に角!私達は友達のことを忘れたりなんかしない!何があっても!」
しまじろう「み、みみりん……」
とりっぴー「だからさ、しまじろう。これからもあの時みたいに、皆で遊ぼうよ」
しまじろう「とりっぴー……」 しまじろう「こんなに酷いことをしたのに、僕を許してくれるの?」
とりっぴー「もちろん!だって僕達は」
みみりん・とりっぴー「友達だもん!」
しまじろう「2人とも……。ありがとう!ごめんね!」ポロポロ
ことり「ハッピーエンドだね♪」 海未「感動の場面の中申し訳ないのですが、しまじろうさん、一つ質問を宜しいでしょうか」
しまじろう「何かな?海未さん」
海未「私達も居なくなってしまった友人を探していましてね。貴方に手を差し伸べ唆した人物、これは一体誰ですか」
しまじろう「うん、あの人はオレンジ色のオーラを纏った、綺麗な女の人だったよ。確か自分のことを、ブレッドって名乗ってたっけ」 海未「……ことり、至急皆に連絡をして下さい」
ことり「うん!遂に、だね!」
海未「ええ、ようやく、ようやく見つけましたよ!」
海未「穂乃果!」
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────────
──── 数日後
真姫「で、ようやく見つけたわけね」
海未「ええ、しまじろうさんの言う通りならこの先に見える建物の中にいるそうです」
にこ「にしても、アンパンマンの次はしまじろうとはね。どうにも現実味が無いのよねー」
ことり「にこちゃんだってちゃんと本人にあったでしょ?」
にこ「いやまあそうなんだけどさ」
希「ホントにスピリチュアルな体験だったなー」
にこ「あんたはそればっかね」 凛「穂乃果ちゃんがいるってことは、かよちんもいるのかな?」
絵里「ええ、多分いるはずよ。会って皆で帰りましょ?」
凛「うん!」
海未「さて、そんなことを話しているうちに着きましたよ」
にこ「どんなとこにいるかと思ったら、まさか廃学校にいるとはね」
絵里「まあ穂乃果らしいと言えば穂乃果らしいんじゃないかしら」
凛「それじゃ突撃にゃー!」 希「ところで、穂乃果ちゃん学校のどこにいるん?」
海未「それは……これから探す感じで……」
絵里「どこにいるか分かってないのね」
海未「しょ、しょうがないじゃないですか!流石に内部の何処にいるかまでは分かりませんよ!」
絵里「ま、とりあえず手分けして探しましょ。言っても学校だし、すぐに見つかるでしょ」
海未「じゃあとりあえず目の前の教室から探していきますか」
ガラッ 穂乃果「お、海未ちゃんじゃん!久しぶり!」
海未「見つかるの早すぎません!?」
穂乃果「そんなこと言われてもー」
希「ま、まあ見つかったんだしええやん」
海未「そ、そうですね。では」コホン 海未「さあ穂乃果、帰りますよ。皆が心配してます」
穂乃果「……ここから帰る気はないよ」
海未「……何故です?」
穂乃果「だって、穂乃果のせいで世界がこんなことになっちゃったんだよ。今更、どんな顔して帰れっていうのさ」
海未「それは貴女のせいじゃ……!」
穂乃果「私のせいだよ!私があの時出しゃばったからこんな……!それに花陽ちゃんだって!」 凛「かよちん!かよちんはどこにいるの!?穂乃果ちゃん!」
穂乃果「花陽ちゃんは、あれからずっと目を覚まさないよ。大好きなお米を供えても起きてくれない」
穂乃果「あの時私のことを核から庇ったから!」
海未「だからあれは貴女のせいではないと!」
穂乃果「私のせいだって言ってるでしょ!私がこんな未知の力を持ったから、それを排除しようとして核を撃って、それを庇ったから花陽ちゃんは……!」
穂乃果「こんなの、どう考えても私のせいじゃん!」 海未「どうあっても帰る気はないみたいですね」
穂乃果「皆には申し訳ないけど、このまま帰ってくれるかな……」
海未「ならば力ずくで連れて帰るまでです!」
穂乃果「海未ちゃんが今の穂乃果に勝てると思うの?」
海未「その為に今まで修行を重ねてきたのです!」ダッ
穂乃果「無駄なんだってば!」ギィン 海未「……もはや変身をしなくとも良いのですね」
穂乃果「もう既に穂乃果に定着したからね。あの時よりも上手く力を使えるよ」
海未「そうでしたか。ならば遠慮なく……!」
海未「園田流剣舞術 一ノ型 -一閃-!」
穂乃果「えいっ!」パシュン!
海未「なっ!?」
穂乃果「こんな程度なの?海未ちゃん」
海未「くっ!この程度想定内です!」ダッ
穂乃果「そうこなくっちゃ!」
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──── 海未「くっ!」ハァハァ
穂乃果「やっぱり、海未ちゃんじゃ今の穂乃果には勝てないんだよ」
海未「ならば、次が最後です!この技に全てを込めます!!」
海未「園田流剣舞術 終ノ型 -鳥乱 哮之苅-!」
穂乃果「どんなことをしたって無駄なんだって!……ばっ!」バキィン
海未「これでも、ダメだというのですか……!」
穂乃果「最後っていうだけあってちょっと手こずったけどね」 穂乃果「でもこれで分かったでしょ。穂乃果はもう人じゃない。人外の何かなんだよ」
穂乃果「だから皆とは帰れない。ごめんね、こんな所まで穂乃果を探しに来てくれたのに」
穂乃果「あと、ごめんね凛ちゃん。穂乃果のせいで花陽ちゃんが目を覚まさなくなっちゃって。花陽ちゃんだけは、私がどんな手を使ってでも、どんなに時間を掛けでも元に戻すから」
凛「っ!そんなの、かよちんは望まないよ!穂乃果ちゃんも一緒に幸せにならなきゃかよちんは納得しないよ!」
穂乃果「いいんだよ凛ちゃん。これは穂乃果の背負った業なんだから」 ことり「いいわけないじゃん!」
穂乃果「……ことりちゃん」
ことり「今まで私達がどんな思いをしてきたと思ってるの!穂乃果ちゃんが居なくて、ホントに寂しかったんだから!!」
穂乃果「それはごめんだけど、さっきも言った通り穂乃果が帰るわけには……」
ことり「穂乃果ちゃんがなんと言おうと、穂乃果ちゃんには帰ってきてもらいます!」 穂乃果「だから!私のせいでこんな世界になっちゃったのに帰れるわけ―」
ことり「だったらこの世界を元に戻せばいいよ!」
穂乃果「そんなこと出来るわけないじゃん!」
ことり「出来るよ!その為にことりはここにいるんだから!!」
ことり「変身!」バッ
穂乃果「なっ!」 絵里「ことりが光に包まれていくわ!」
にこ「穂乃果と花陽に続いてことりも変身するとはね……。一体どうなってんのよPrintempsは」
希「でも今回は前の2人みたいな変身やない。また別物や」
にこ「やっぱりあんたはなんかしら知ってんのね。今度は何なのよ」
希「いや、前回と違うってことくらいしか分かんないや」
にこ「それ結局なんも分かんないってことじゃない……」 真姫「あれは、多分魔法少女よ」
にこ「は?魔法少女?」
真姫「ええ。一つの願いを叶えるために全てを犠牲にする。それがことりの変身した、魔法少女よ」
希「真姫ちゃん、なんでそんな事知ってるん?」
真姫「前にちょっとした研究でね」
にこ「もう何でもありね、西木野家」 ことり「魔法少女ことり、ここに見参!」
海未「ことり、そんな、いつの間に……!」
ことり「ごめんね、海未ちゃん。ことりだって、みんなの為に何かしたかったの」
ことり「さあ穂乃果ちゃん!一緒に帰る、ううん、世界を元通りにしようか!」
穂乃果「い、いくらことりちゃんが魔法少女になったって、そんなの出来るわけないじゃん!」
ことり「できるよ!だって、私の願いは、穂乃果ちゃんの笑顔だから!」
ことり「さあ!今こそ願いを叶えてよ!」ピカァァ 希「そんなの、所謂過去改変やで!歴史に大きく介入なんてしたらことりちゃん自身だって!」
ことり「そんなの元から覚悟の上だよ!穂乃果ちゃんに笑顔が戻るなら、私は何でもするって決めんたんだ!!」ゴゴゴゴゴ
穂乃果「ことりちゃん!そんなのっ!」
ことり「大好きだよ、穂乃果ちゃん」ゴゴゴゴゴ
シュパァン 穂乃果「何もない空間……。こ、ここは!?」
ことり「やっ!穂乃果ちゃん!」
穂乃果「ことりちゃん!ここって一体!」
ことり「ここは世界改変の狭間みたいな所かな?ぶっちゃけことりにもよく分かってないのです」エヘヘ
ことり「でも直にここも改変されちゃうよ。だから穂乃果ちゃんにはそれまでに伝えなきゃいけない事があります」
穂乃果「そ、それって!」 ことり「ことりはちょーっと頑張り過ぎちゃったみたいで人としては居られなくなっちゃったみたい」
ことり「だからごめんね?もう人として穂乃果ちゃんに会うのは出来ないみたい」
穂乃果「そんなの嫌だよ!全部が元に戻ってもことりちゃんが居なくちゃ意味無いよ!!」
ことり「穂乃果ちゃんにそんなこと言ってもらえるなんて、ことりは幸せものだなぁ」エヘヘ
穂乃果「そんなの、これからいっぱい言ってあげる!だから居なくなるなんてやめてよことりちゃん!!」 ことり「そうだ、穂乃果ちゃんには私のリボン、預かってて欲しいな」
穂乃果「やだよ!受け取っちゃったらことりちゃんどっかに行っちゃうじゃん!!」
ことり「そんなこと言わないで、ね?」ギュッ
ことり「……もう時間みたい。またね、穂乃果ちゃん!」
穂乃果「ことりちゃん!」 穂乃果「ことりちゃん!!」ガバッ
穂乃果「え、ここって……」キョロキョロ
穂乃果「家?え、じゃあ今までのって……」
穂乃果「……!これって、ことりちゃんのリボン!」
穂乃果「じゃあ、やっぱり、ことりちゃんはっ……」グスッ
雪穂「お姉ちゃん?また遅刻するよー」ガチャッ
雪穂「て、うわっ!なんでお姉ちゃん泣いてんの!?」ギョッ 穂乃果「え?あ、うん!なんか悲しい夢見ちゃってさ」エヘヘ
雪穂「ふーん、ま、何でもいいけど。朝ごはん出来てるから早く降りてきなよー」
穂乃果「はーい」
穂乃果「ホントに、全部元通りになってるんだ。ことりちゃん以外……」グスッ
穂乃果「でも、ずっと泣いてるわけにもいかないよね。ことりちゃんが元に戻してくれた世界だもん」
穂乃果「ずっと下を向いてちゃ、それこそことりちゃんに顔向け出来ないしね!」
オネーチャーン?
穂乃果「はーい!今行くよー!」 1ヶ月後
穂乃果「いやー、今日も練習頑張ったねー!」
絵里「明日は練習はないから、ゆっくり休んどくのよ」
穂乃果「じゃあ皆でどっか遊びに行こうよ!」
絵里「早速人の話を聞いてないわね」ハァ
凛「行きたいにゃー!もちろん、かよちんと真姫ちゃんも来るよね!?」
花陽「あ、あんまりはしゃぎ過ぎないようにね?」アハハ
真姫「ま、行ってあげてもいいケド」 にこ「まーた真姫ちゃんかツンデレしてるにこー♡」
真姫「ちょ、そんなのしてないでしょ!」
にこ「えー、絶対してたにこー♡」
希「相変わらずお二人は仲がええなー」
にこ・真姫「よくない!」
海未「とりあえず暗くならないうちに帰りますよ」
穂乃果・凛「はーい!」 穂乃果「」肩ツンツン
穂乃果「ん?どうした、の……」
???「久しぶりだね!」
穂乃果「う、嘘……なんで……」
海未「おや、留学から帰っていたのですね」
???「うん!昨日こっちに戻ってきたんだ♪」
穂乃果「だって、あの時、もう会えないって……!」
???「またねって言ったもん♪」
???「……もう会えなくなる人に、そんな事言わないよ」 穂乃果「……おかえり、ことりちゃん!」
ことり「うん!ただいま、穂乃果ちゃん!」 らむりんの他にも黒猫の三兄弟も消えたことは許してはならない
第1部
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