果南「千歌ぁ〜、酒が切れたよ〜」 [無断転載禁止]©2ch.net
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千歌「も、もう飲み過ぎだよ果南ちゃん」
果南「うるさい!」
千歌「ひっ!」
果南「早く酒買ってこい!」
千歌「お金も今月はピンチだし…」
バシン
千歌「きゃ、い、痛い…」
果南「口答えするな!」
千歌「わ、分かりました」 ┃ |三ニ- ____
┃ | / _ \  ̄\ ガラッ
┃ | ≡ // \ \ \
┃ | ノ \ \ \ \
┃ | / { ト\ ヽ ヽ ヽ ヽ
┃ |三三, { { \\_ /_ ヽ ', }
┃ | { { \  ̄´ z勺芹ア } }-、 {
┃ | | : | \_ " ヽ少 } / / l {
┃ | ∧ :{ z芒 ,,, }/} :/ オ \
┃ | ∧ ヘ`ヽソ , /ノ r-/ `ー彡
┃ | ∧ ハ ,, _ イ / ヽ )
┃ | 三 /∧ ヽ / ` / } :{ l { /)/
と⌒ヽ ( ( } > 、 / __/{ ヽノ人 ( ノ
/二 ヽ \ノ / ヽ ̄ } z*彳/ \
し -- } 彡 人 } ))/} / // ヽ
┃ |/ ) `ー ノノ / ̄ / 彡 / \ }
┃ |.ノ三ニ- z七 / /彡 // \\
┃ | / ̄/-_-_-_-_ /-_-_-_-_/ } _ \
┃ | / /-_-/-_-_-\-_-_-_/ | /-_-\ }
┃ | //  ̄/ニニ/. : : : : : : . { /_-_-_-_-ヽ /
┃ |⌒ヽ. : : . {ニニニ}: : : : : : : : : . \-/ V {
┃ | {: : : : |ニニニ}: : : : : : : ヽ: . V{ V ))
┃ | ハ: : : :}ニニニ}: : : : : : : : : : 八 V
┃ | }: : : :|ニニC= l : ヽ / ヽ V
┃ | / }` |ニニニニl 〈 ヽ V
┃ | | |ニニニニl ヽ l V 千歌(果南ちゃんと駆け落ちして早2年)
千歌(女同士の結婚というのが家族に理解されず、私たちは逃避行した)
千歌(最初はとても幸せな生活だった)
千歌(でも陸の上の仕事は果南ちゃんには務まらず)
千歌(仕事をクビになった果南ちゃんはいつしか酒に溺れるようになった) 千歌「ただいま」
果南「酒は?」
千歌「はい…」
果南「ん、ありがと」
果南「……」グビグビ
果南「ぷはー、やっぱりこれよこれ」
千歌「……」 千歌「ねえ果南ちゃん」
果南「んあ」
千歌「仕事、探さないの?」
果南「仕事なら千歌がやってるじゃん」
千歌「でもチカだけの稼ぎじゃそろそろ…」
果南「大丈夫。次は勝つから」
千歌「もうやめてよパチンコ」
果南「勝ったときの豪華な夕食忘れたの?」
千歌「それは勝ったときはいいけど…」
果南「でしょ?なら問題なし」
千歌「果南ちゃん…」 〈翌朝〉
果南「ん…」
千歌「zzz」
果南「千歌ってば、かわいい寝顔」
果南「ん?」
果南「なんだろう、このビンタした痕みたいなのは」
果南「……」
果南「もしかして私、また…」 千歌「――ん、あ、果南ちゃん、おはよう」
果南「千歌」
千歌「ん?」
果南「私、また千歌のこと…」
千歌「ああ、これ。平気だよこのくらい」
果南「ごめんね!」ドゲザ
千歌「ちょ、やめてよ果南ちゃん」 果南「でも、私、私…」
千歌「チカは平気だから。それでいいでしょ」
果南「…ホントにごめんね」
果南「もう二度としないから」
千歌「うん」
千歌「じゃあお詫びのハグして」
果南「千歌…」
ギュ
千歌「えへへ、果南ちゃん大好き」
果南「私もだよ、チカ」 >>2
わずか一分以内で駆けつける幼なじみの鑑
やっぱり千歌ちゃんに相応しいのは曜ちゃんなんだよーそろなぁ 千歌「えへへ、果南ちゃん大好き」
顔にアザ作りながらこれ言ってると思うと興奮する 千歌「いらっしゃいませー」
千歌(はあ、コンビニのバイトだけで生活やってけるのかなあ)
ウィーン
鞠莉「探したわよ、千歌」
千歌「ま、鞠莉さん!?」
鞠莉「あなたのご家族、とても心配しているわよ」
千歌「…知りません」
鞠莉「千歌…」 千歌「それより鞠莉さん、どうしてここが?」
鞠莉「ふふ、小原家の探索力を舐めちゃいけないわ」
千歌「あの、私がここにいることは誰にも言わないでください」
鞠莉「でもねえ」
千歌「お願いです」
千歌「私、果南ちゃんとの生活を壊したくないんです」
鞠莉「……」
千歌「鞠莉さん…」
鞠莉「分かったわ。その代わり、何かあったらすぐ言うから」
千歌「はい!ありがとうございます」
鞠莉「でもいいの?心配しているのはご家族だけじゃないのよ」
鞠莉「曜も梨子も、みんな…」
千歌「……」 〈夜〉
千歌「ただいまー」
果南「……」
千歌「果南ちゃん?」
果南「くそ!また負けた!」バン
果南「ああーくそがあああ」グビグビ
千歌「か、果南ちゃん落ち着いて」
果南「うるさい!」バシ
千歌「きゃ!」 果南「もとはと言えばあんたの稼ぎが少ないのが悪いんだ!」
千歌「うう、ち、チカだって頑張って稼いでるよ」
果南「黙れ!」バシ
千歌「や、やめて!」
果南「何その目?」
果南「あんた、やっぱり私のこと愛してないんだ」
千歌「そ、そんなことないよぉ」 果南「私のこと陸の上じゃなんにも役に立たない河童だと思ってるんでしょ!」バシ
千歌「きゃ!い、痛いよ」
果南「どいつもこいつも馬鹿にして」グビグビ
千歌「そんなこと思ってない、思ってないよお!」
果南「うるさい!」バシ
果南「この、この!」バシバシ
千歌「ひ、い、いやぁ」 〈翌朝〉
果南「私のことぶん殴って!」
千歌「いいよ、チカは全然大丈夫だから」エヘヘ
果南「で、でも…」
千歌「果南ちゃんは、なーんにも気にする必要ないの」
果南「でもそれじゃ私の気がおさまらないの!」
千歌「け、けど…」
果南「お願い、千歌。思いっきり!」 千歌「……分かった」
千歌「えい!」
ペチ
果南「千歌、こんなんじゃ――」
千歌「はい、これでお終い。私、仕事行ってくるね」
果南「わ、私も、何か職探すよ」
千歌「果南ちゃん…」
果南「千歌にばかり苦労はかけられないからね」
千歌「ありがとう、果南ちゃん」
果南「お礼を言うのはこっちだよ」 長野辺りか?連日イナゴ食わされてりゃやさぐれたくもなるわ なるほどここから
ちかなんようまり四角関係に発展するのか 前にも似たようなのでパチンカス曜と苦労人ダイヤの夫婦ssあったけど、結局作者がエタりやがったから今回はしっかり頼むぜ >>14
ようちか厨って千歌カプスレ見境なく荒らすよな
いい加減に白魚 エタにぎりは罰としてぱなよに高級魚沼産こしひかりおにぎりを10年分贈る事 リンク
「まったく、余計な出費をかけやがって…。
何ルピーあったって足りない…。」 突然だがアクアで抱くならダイヤちゃんが一番ヤリタイ 果南「お願いします。どうか雇ってください」
店主「うちは厳しいよ」
果南「構いません。どうか」
果南「いらっしゃいませー」
果南「はい、ただいまお持ちします」
果南「ああ忙し忙し」
果南「はい、お待たせいたし――」
ツル
果南「うわあ!」
ガチャン ガチャーン
店主「あーもう何やってんの!」
店主「クビだクビ!」
果南「また無職になっちゃった」
果南「……」
果南「パチンコしよ」 千歌「ただいまー」
果南「……」
千歌「果南ちゃん?」
果南「……」グビグビ
千歌「あの、仕事どうだ――」
果南「ああん!?」
果南「仕事?やってらんねえよ!」
果南「あの親父、こき使いやがって」
千歌(またクビになったんだ…) 果南「つーか千歌、お金ないんだけど」
千歌「お、お小遣い日まで待って…」
果南「待てない。お金ちょうだい」
千歌「でもこれは生活費で」
果南「倍にして返すから」グビグビ
千歌「でも…」
果南「いいからさっさと寄越しなよ!」バシ
千歌「きゃ!わ、分かりました」
果南「最初から素直にそう言いなよ」グビグビ 〈翌朝〉
果南「……」グビグビ
千歌「zzz」
果南「とっとと起きろ!このすっとこどっこい!」ゲシ
千歌「きゃ!」
果南「めし」
千歌「う、うん、待ってて」
果南「まったくグズなんだから」グビグビ 千歌「いらっしゃいませー」
曜「探したよ千歌ちゃん」
千歌「曜ちゃん!?」
千歌「まさか鞠莉さんがここ教えて――」
曜「ううん、鞠莉ちゃんは関係ない」
曜「私が日本全国回って探したんだよ」
千歌「曜ちゃん、なんで…」
曜「内浦に帰ってもらうためだよ!」
曜「千歌ちゃん、みんな心配しているんだよ」 千歌「そんなの関係ない」
千歌「私は果南ちゃんとの今の生活を絶対に崩さない」
曜「――千歌ちゃん、その頬どうしたの?」
千歌「これ?これは自分でぶつけたんだよ」
曜「ふーん」
曜「じゃあこれは!」バッ
千歌「きゃあ」
曜「どうしたの?この体の痕」
千歌「こ、これは転んで…」
曜「嘘!」
曜「あいつにやられたんでしょ?」
千歌「あ、あいつって?」
曜「果南の奴にやられたんでしょ!」
千歌「違うよ!本当に転んだだけだから」 曜「なんであんな奴の事かばうの?」
千歌「そんな言い方しないで」
曜「千歌ちゃんを苦しめているんだよ」
千歌「果南ちゃんはちゃんと私を大切にしてくれてるよ」
曜「千歌ちゃん…」
千歌「さあ、仕事の邪魔だからもう行って」
曜「……私はあきらめないから」
曜「必ずあいつから千歌ちゃんを取り戻す」
曜「千歌ちゃんの親友としてね」
千歌「曜ちゃん、何か勘違いしてるね」 これ相手が鞠莉だと金持ち&DV思考で更に果南が屑になるな にこがニートまきちゃんを養って更正させたSSを思い出した
まきちゃんはカップラーメン食ってゴロゴロしてるだけで大人しかったが
こっちは酒乱でパチンコ浸りと現実逃避の渦に溺れている分タチが悪い
どう導いていくか非常に見ものなのでお願いします >>66
クスリやってないだけマシ
更正ってもム所で更正はなんとも というか飲食店での勤務で派手に落っことして失敗したのは
すでに重度のアル中でシラフだと手の震えが止まらないからだとか?
そこまで重症ならそれはそれで更正は難しいかも >>71
小原ルートならかなりヤバめのブツも手に入るかも…
つくづく千歌のヒモで良かったわ 女囚かなん?
傷害か飲酒運転で捕まって手錠腰縄の果南… こんなザマじゃ運転免許どころか車なんか持ってないからそれはない
水上バイクにも飲酒運転罪が適用されるかは分からんがどうせもう一生乗る事はないだろうし >>74
酔っぱらって殴って盗んだ原付でひき逃げしてしまった果南、陸の乗り物だと制御不能
面会で大泣き千歌っちはその後鞠莉ちゃんに保釈金立て替えを懇願… そろそろ展開予想はよそう(提案)
あっ、今のは予想とよそうをかけグフッ!説明いいから酒もってこい!!(ボガッ!!ドゴッ!!) ちかなんと色々あってやさぐれてる鞠莉「お金?貸してあげるけど条件があるよ。まず脱いで?」
こうなったら興奮する 中の人はゴールデンのバラエティー出演デビューしたってのにこの酔っ払いは… 〈夜〉
千歌「ねえ果南ちゃん」
果南「ん?」グビグビ
千歌「鞠莉ちゃんや曜ちゃんに居場所がバレたみたい」
果南「ふーん」
千歌「どうしよう、このままじゃ内浦に連れ戻されちゃう」
果南「また逃げればいいじゃん」
千歌「でも仕事が…」
果南「コンビニは日本全国にあるんだし」グビグビ
千歌「そうだけど…」 果南「このオンボロアパートにも飽きてきた頃だし」
千歌「そう簡単に引っ越しなんてできないよ」
果南「あーもう、じゃあ千歌はどうしたいのさ」
千歌「だからそれを相談してるんだよ」
果南「心配しすぎ」
果南「誰がこようと、私が力ずくで追い出してあげるよ」
千歌「ぼ、暴力はダメだよ」 〈翌日〉
千歌「はあ、今日も仕事疲れたなあ」
鞠莉「ハァイ」
曜「待ってたよ、千歌ちゃん」
千歌「鞠莉さん、曜ちゃん!」
鞠莉「曜から聞いたわ。あなた、果南から暴力受けているそうじゃない」
千歌「受けてません!」
鞠莉「…これは重症ね」
曜「一刻も早く」
鞠莉「そうね」
鞠莉「千歌、あなたを保護します」
千歌「え…」 ・
・
・
千歌「鞠莉さん出してよ!」
鞠莉「しばらくはこの部屋にいてもらうわ」
鞠莉「ホテル代は気にしないで、全部私が持つから」
千歌「やだあ!家に帰りたいよ!」
千歌「果南ちゃーん!」
曜「ちょっとかわいそうな気もする」
鞠莉「仕方ないわ。これも千歌のためよ」 ガチャ
曜「千歌ちゃん」
千歌「曜ちゃん!ここから出して!」
曜「ダメだよ」
曜「出したらまたあいつの所に戻るでしょ」
千歌「そうだよ!早く帰って夕飯の支度しないと!」
曜「千歌ちゃん、どうしてそんな目にあってまで」
千歌「だって私は果南ちゃんの恋人だもん!」
千歌「小さい頃からずっと大好きで」
千歌「やっと一緒になれたんだよ」 曜「千歌ちゃんは、暴力を振るう果南ちゃんが好きなの?」
千歌「それは……」
曜「違うでしょ。そんな果南ちゃんだったら最初から好きになっているはずない」
曜「これは必要な時間なんだよ」
曜「果南ちゃんがもとに戻って」
曜「また千歌ちゃんと一緒に暮らせる日が来るための」
千歌「曜ちゃん…」 マジかよ無職のくせしてプレミアムフライデーにかこつけて呑み倒す半魚人最低だな マジかよ無職のくせしてプレミアムフライデーにかこつけて呑み倒す庭と同じだな ∫∫( c1|0ヮ0|| 主に代わって100獲りかなん?かなん? 果南「……」グビグビ
果南「ああもう、チカはなにやってるのさ」
果南「お腹空いたよぉ」
ガチャ
ダイヤ「鍵くらいかけなさい。不用心な」
果南「おお、ダイヤじゃん」
ダイヤ「…あなた、本当に堕ちてしまいましたのね」
ダイヤ「数年前とは別人のよう」
果南「なに、思い出話?」 果南「昔は良かったよねえ。スクールアイドルなんてやったりしてさあ」
ダイヤ「ええ。今じゃ見る影もないですがね」
果南「へへ」グビグビ
ダイヤ「……」
パシーン
果南「痛っ、なにするのさ!」
ダイヤ「千歌の受けた痛みはこんなもんじゃないのよ!」
ダイヤ「あなた、一体どうしたの!?」
果南「なに、お説教なんてうんざりだよ」 ダイヤ「くっ」
スッ
ガシッ
ダイヤ「ビンタを止めるなんて…」
ダイヤ「腕を離しなさい!」
果南「やめてよね。本気で戦ったら」
果南「ダイヤが私に敵うはずないでしょ」
ダイヤ「そうやってあなたは何でも暴力で片付けるのね」
果南「ダイヤに言われたくないなあ」
ダイヤ「お黙り、とにかくあなたは我が黒澤家の更生施設に入ってもらいます」
果南「お断りしまーす」グビグビ ダイヤ「そいや」
プス
果南「痛っ、何この針」
ダイヤ「即効性の麻酔薬ですわ」
果南「ひ、卑怯なり…」
果南「zzz」
ダイヤ「では皆さん、彼女を施設まで」
黒服たち「ハッ!」 〈施設〉
果南「ここから出せえ!」ドン
果南「酒、酒持って来い!」ドンドン
果南「さけえええええ」ドンドンドン
鞠莉「どう?果南の様子は」
ダイヤ「あの通りですわ」
鞠莉「ホント、立派なアル中ね」
果南「うう、千歌ぁ、助けてぇ」 〈ホテル〉
千歌「何だろう、果南ちゃんが呼んでる気がする」
ガチャ
鞠莉「待たせたわね、千歌」
千歌「鞠莉さん」
鞠莉「あなたを解放します」
千歌「ホント?やったあ!」
鞠莉「さ、家に帰りなさい」
千歌「うん」
鞠莉「もう果南はいないから安心しなさい」
千歌「え…?」
鞠莉「果南にはいま更生施設に入ってもらってるの」
千歌「そんな…」 千歌「果南ちゃん…」
千歌「果南ちゃんのいない生活なんか意味ないよ」
千歌「鞠莉さんに施設の場所は教えてもらったし」
千歌「行かないと」 ちかっちも施設入り必要だろ
淡島ホテル入りでもいいけど 〈施設〉
千歌「果南ちゃん、体はどう?」
果南「千歌、面会に来てくれたんだね」
千歌「そんなの当たり前だよ」
果南「ここはお酒が飲めなくて最悪だよ」
千歌「私、何とか果南ちゃんを出してもらうよう働きかけてみるね」
果南「お願い、千歌」 鞠莉「で、私たちに話に来たと」
ダイヤ「あなた、自分がどんな目にあったか忘れたの?」
千歌「だから、それはみんなの勘違いなんです」
千歌「私は果南ちゃんから何もされていません」
ダイヤ「お黙り!」
ダイヤ「千歌さん、あなたが恋人をかばいたい気持ちは分かります」
ダイヤ「ですが、これは果南さんのためでもあるのです」
千歌「果南ちゃんのため?」
ダイヤ「果南さんは今、極度のアルコール依存症です」
ダイヤ「このままでは体が危ないのですよ」
千歌「それはそうかもしれませんけど」 〈施設〉
果南「くそ、こうなったら脱走してやる」
果南「今こそ海の仲間たちを呼ぶとき」
果南「ピィーーーーーーー」
ドドドドドドド
ドンドン
ガチャーン
果南「ありがとう、イルカたち」
果南「さ、雲隠れ雲隠れ」 〈翌朝〉
ダイヤ「なんてことなの…」
鞠莉「まさか脱走するなんて…」
千歌「果南ちゃんはどこに行ったんですか!」
ダイヤ「それが分かったら苦労しませんわ」
千歌「家にも戻ってこない」
千歌「果南ちゃん、お願いだから帰ってきて」 果南「ぷはーー」
果南「やっぱり人生には酒が必要だよ」グビグビ
果南「さ、食い逃げ食い逃げ」
ダダダダ
マテー
果南「ふう、余裕で振り切れたな」
果南「さてこれからどうしようか」
果南「家にはダイヤたちが張り付いているだろうし」
果南「そうだ、善子のマンションにかくまってもらおう」 〈善子の家〉
ピンポーン
ガチャ
善子「はい」
果南「やっほ、善子」
善子「か、果南さん!」
果南「突然だけどしばらくお世話になるね」
善子「で、でも…」
果南「なに、なんか文句ある」ギロ
善子「い、いえ、ありません」
果南「ん、ありがと。お邪魔しまーす」
善子「はあ…」 果南「善子〜、酒ある〜?」
善子「ビールなら冷蔵庫に入ってるけど」
果南「もらうねー」
善子「あんた、遠慮ってもの知らないわね」
果南「へへへ」グビグビ
善子「一体突然どうしたのよ?」
果南「まあまあ、たまには旧友との親交も深めたいじゃん」
善子「そういうもんなの?」
果南「そういうもんだよ」グビグビ 善子「私にも頂戴」
果南「ダメ」
善子「はあ!?ていうかそれ私のビールなんだけど」
果南「うるさい!」
善子「な、なによ、こうなったら意地でももらうんだから」
バッ
善子「へへ、とったー」 果南「返せ!」
バシ
善子「痛!」
果南「これは私のだ!」グビグビ
善子「……」
善子「……」ジワ
善子「殴ったわね、パパにもぶたれたことないのに」
果南「善子が悪い」グビグビ 善子(警察に突き出してやる)
善子「そうだ、おつまみ欲しくない?」
果南「お、気が利くね」
善子「じゃあ私コンビニで買ってくるわね」
果南「ういーっす」
果南「ああ、ついでにもっと酒買ってきてよ」
善子「ええ、分かったわ」
ガチャ
善子「さて、この辺でいいかしら」
善子「もしもし警察ですか―― 果南「ふう、飲んだ飲んだ」
果南「でもこれだけじゃ全然足りないよ」
果南「早く善子帰ってこないかなあ」
ガチャ
警官A「警察だ、お前を傷害罪で逮捕する」
警官B「あ、こいつ、食い逃げ犯ですよ」
果南「やっべ」
果南「逃げろーい」
警官A「逃げられると思っているのか!」
警官B「観念してお縄につけ!」
果南「やだよー」
バキ ベコ
警官AB「ぐふっ」バタ
果南「サツに居場所がバレたんじゃ仕方ない」
果南「さて、とんずらとんずら」
善子「……なんて奴なの」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています