ルビィの告白計画 [無断転載禁止]©2ch.net
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――― ――
梨子「……」
ルビィ「……」ニコニコ
梨子「…はぁ」
ルビィ「どうしました?」
梨子「どうしたじゃないよ。何してるの?」
ルビィ「何って梨子さんのことを見ているだけですよ?」
梨子「そう…」
ルビィ「はい?」
梨子「何で私ばかり見ているの?」
ルビィ「うーん、暇と言われれば暇ですね」
梨子「そ、そうなの?」
ルビィ「ええ、暇です」
梨子「へ、へぇ。……それと」
ルビィ「それと?」
梨子「今日の練習はもう終わったよね?」
ルビィ「ええ。終わりましたね」
梨子「なんで花丸ちゃん達と帰らなかったの?」
ルビィ「うーん……なぜでしょうね?」
梨子「私に聞かないでよ。いつもは一緒に帰ってるよね」
ルビィ「今日は違う気分でしたので」
梨子「どういうこと?」
ルビィ「そうですね……」 ルビィ「梨子さんの隣にいたい気分でしたから」
梨子「…///何言ってるの」
ルビィ「あれ?ルビィ変なこと言いましたか?」
梨子「言ったよ!」
ルビィ「うーん、おかしいですね」
梨子(…無自覚?)
ルビィ「ところで」
梨子「なに?」
ルビィ「梨子さんはなぜ帰らないのですか?」
梨子「私?」
梨子「私はピアノを少し弾きたくなったからだけど…」
ルビィ「そうですか。…では、ルビィもたった今用事が出来ました」
梨子「帰るの?」
ルビィ「帰りませんよ」
梨子「じゃあ、何?」 ルビィ「梨子さんのピアノを聴きに来ました」
梨子「……」
ルビィ「いいでしょうか?」
梨子「はぁ……いいよ」
ルビィ「ありがとうございます」
梨子「…でも」
ルビィ「はい?」
梨子「近すぎるよ」
ルビィ「近い?」
梨子「なんで私の隣にいるの」
ルビィ「ちょうど梨子さんの隣が空いていましたから」
梨子「空いていたからじゃないよ。他にも椅子はあるでしょ?」
ルビィ「ありますね」
梨子「そっちに座れば?狭くないの?」
ルビィ「そんな狭いだなんて…ルビィはここでいいです」
ルビィ「いや、ルビィはここがいいです」
梨子「なんで?」
ルビィ「うーん…梨子さんの隣だから、です!」ニコッ
梨子「……」
梨子(なんでそんなことさらっと言えちゃうの?恥ずかしくないの?)
梨子「ドキドキしちゃうじゃない」ボソッ ルビィ「あの、梨子さん?」
梨子「なに?」
ルビィ「ルビィがいると集中できませんか?」
梨子「なっ、聞こえてたの!?」
ルビィ「これだけ近くにいれば聞こえますよ」
梨子「油断した…」
ルビィ「それで、どうなんですか?」ズイッ
梨子(ち、近い…)
梨子「で、できない…よ」
ルビィ「そうですか、では」
梨子「あっ……どこに行くの?」 ルビィ「ここなら大丈夫でしょうか?」 イスノハシ
梨子「大して変わってない気がするけれど」
ルビィ「でも梨子さんの隣ではありませんよ?」
梨子「そうだけど…」
ルビィ「何かご不満でも?」
梨子「……別に」
ルビィ「なら良かったです」
梨子「……」
ルビィ「梨子さん?」
梨子「何でもない」
梨子「それじゃ、始めるね」
ルビィ「お願いします」 ――― ――
ルビィ「いやぁ、やはり素晴らしいですね」
梨子「…ありがとう」///
ルビィ「何度聴いても美しいです。それに」
梨子「それに?」
ルビィ「好き」
梨子「えっ?」
ルビィ「ピアノを弾いているときの表情は生き生きしていて楽しそうです」
梨子「そ、そう」
ルビィ「どうしました?」
梨子「何でもないよ!なんでも」
ルビィ「?」
梨子「そろそろ帰ろうか」
ルビィ「そうですね」 ――― ――
ルビィ「もう真っ暗ですね」
梨子「そうだね」
ルビィ「家まで送りますよ?」
梨子「別にいいよ。それだとルビィちゃんの帰りが遅くなっちゃう」
ルビィ「夜道を一人で歩くのは危険です」
梨子(それはルビィちゃんの方が心配だよ)
ルビィ「ルビィは大丈夫です」
ルビィ「梨子さんの方が心配ですから」
梨子「そんなことを言ったら私も心配だよ」
ルビィ「う〜ん…、どうしましょうか?」
梨子「……ねぇ?」
ルビィ「なんでしょう?」
梨子「そんなにも私のことが心配かな?」
ルビィ「心配ですよ。だって…」
梨子「だって?」 ルビィ「……やっぱりいいです」
梨子「なに?気になるよ」
ルビィ「さっきのは忘れてください」
梨子「うん……分かった」
梨子「ねぇ?それなら他のこと聞いていい?」
ルビィ「他のこと…ですか?」
梨子「ルビィちゃんって……私のこと、好き…なの?」
ルビィ「ぶっ!!」
ルビィ「な、ななななんですか!?いきなり!」
梨子「別にいいでしょ?」
ルビィ「よ、よくありません!」
梨子「で、好きなの?嫌いなの?」
ルビィ「え、えーっと」
梨子「嫌い?」
ルビィ「き、嫌いなわけありませんよ!」
梨子「じゃあ、好き?」
ルビィ「そ、それは……」
梨子「私はね…」カベドン
ルビィ「梨子さん?」
梨子「目を…、閉じて?」
ルビィ「は、はぁ。…こうですか?」
梨子「いいって言うまで閉じていてよ?」
ルビィ「は、はい」 梨子「私はね、ルビィちゃんのことが……」 オデコニチュッ
ルビィ「!」ピギィ
梨子「もうっ、いいって言うまででしょ?」
ルビィ「梨子さん!いったい何を!?」
梨子「おまじないだよ。おまじない」
ルビィ「お、おまじない?」
梨子「私たちが家まで無事に帰れるように、それから…」
梨子「私の、気持ち」///
ルビィ「それって…」
梨子「もう…帰るからっ」
ルビィ「ま、待って!」 ルビィ「……」
ルビィ「行っちゃった……」
ルビィ「ひどいよ。自分だけ言って逃げるなんて」
ルビィ「ルビィだって……伝えたかったのに」
ルビィ「梨子さんだけずるいよ……」 ――― ―― ――
バタン
梨子「……」 ボスッ
梨子「〜〜っ」ジタバタ
梨子(い、言っちゃった!!)
梨子「それに…ルビィちゃんにき、キスまで…」
梨子「明日から顔…見れないよっ!」
梨子「それに……」
『梨子「私たちが家まで無事に帰れるようにと」
梨子「……私の、気持ち」///』
梨子「あーもうっ!なんであんなこと言っちゃったの!!」
梨子「……」
梨子「……本当にどうしよう」ハァ
ブーブー
梨子「メ、メール?」
梨子「ルビィちゃんから!?」
梨子「……」
梨子「えっ?えーっ!!?」 ――― ――
『分かったよ、放課後だね』
ルビィ「返事がやっと来た」
ルビィ「来なかったらどうしようかと思っちゃった」
ルビィ「……明日、だね」
ルビィ「……」 スッ
ルビィ(まだ梨子さんの感触が…)
ルビィ「柔らかかった…」
ルビィ「……」
ルビィ「ルビィも触れてみたいなぁ」
ルビィ「……」
ルビィ「って、これじゃあルビィが梨子さんにキスしたいと言ってるみたい!」
ルビィ「あ、あれは梨子さんがしてきたことで……」
ルビィ「……」
ルビィ「でも、ルビィもその…したい、ということだよね」
ルビィ「……」
ルビィ「今日はもう寝よ!」 ――― ――
キョロキョロ
梨子「まだ、来てないみたいだね」ハァ
梨子「…って何を緊張してるの」
梨子「いつも通りでいいんだよ。いつも通りで」
梨子「……来るまでピアノでも弾いてようかな」 ガラッ
梨子「!」ドキッ
ルビィ「こんにちは、梨子さん」
梨子「は、早かったね」
ルビィ「そうでしょうか?約束の時間通りだと思いますけど?」
梨子「そ、そそうだっけ?」
ルビィ「では、隣。失礼します」
梨子「う、うん」 ルビィ「……」
梨子「……」
ルビィ「……」
梨子「……」
梨子(まともにルビィちゃんの顔が見られない///)
梨子(隣にいるだけで昨日のことを思い出すのに見つめられたりなんてしたら)チラッ
ルビィ「……」ジー
梨子「!?」ガタッ
ルビィ「どうかしました?」
梨子「なっ、なななな、何なのさっきから!」
ルビィ「梨子さんの方を見ていただけですが?」
梨子「何で見てるのっ!」
ルビィ「いけませんか?」
梨子「だ、ダメって言うわけじゃない…けど…」
ルビィ「そうですか。……あの、梨子さん」
梨子「何?改まって」
ルビィ「……す、」
梨子「…す?」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f) ルビィ「………好き、です」///
梨子「え、あ……うん」///
ルビィ「……」///
梨子「……」/// ギュッ
梨子「!」 ギュッ
ルビィ「///」
ルビィ「そ、それで、ですね。梨子さん」
梨子「…うん」
ルビィ「へ、返事を聞きたいなと思いまして」
梨子「……言わなくちゃダメ?」
ルビィ「お願いします」
梨子「……」
梨子「わ……私もルビィちゃんのことが、好き」
ルビィ「そう…」/// 梨子「……」///
ルビィ「……」///
ルビィ「何だか恥ずかしいね」///
梨子「うん。そうだね」///
梨子「部室に行く?」
ルビィ「もう少しこのままがいいなぁ」
梨子「だったら今日は休む?」
ルビィ「そんなことしたらお姉ちゃんに……と言いたいところだけど。ルビィもそう思ってた」
梨子「クスっ。ルビィちゃんらしくないね」
ルビィ「どゆうこと?」
梨子「ルビィちゃんならこういう時でも練習に行くと思っていたもん」
ルビィ「そうだね。そう言われるとらしくないかも」
ルビィ「なので、らしくないことをしよう!」 梨子「何をするの?」
ルビィ「梨子さん、目を閉じて欲しいなぁ」
梨子「ん?こう?」
ルビィ「はい、ありがと」
ルビィ「……」
ルビィ(どうしよう…)
ルビィ(今から、き、キスをルビィから…)
梨子「?これって何なの?」
ルビィ「もう少し待って!」
梨子「う、うん…」 ルビィ(待たせちゃ梨子さんに失礼だよ……じゃあ、行くよ) チュ
梨子「!」
梨子(く、唇!?)
梨子「ちょ、ちょっと!」
ルビィ「……ふふっ♪ごちそうさま♪」
梨子「私はおでこだったじゃない!」
ルビィ「昨日のお返しだよ」
梨子「お返し?」
ルビィ「…ずるいよ。あの時は梨子さんだけが伝えて」
梨子「それは…その…」
ルビィ「でもこれで満足!」
梨子「もうっ……仕方のない人だね」クスクス
ルビィ「これからもよろしくお願いします」
梨子「うん…こちらこそ」
おしまい 後日…
あとでお姉ちゃんにたっぷり怒られた
ルビィにもお姉ちゃんに内緒のこと1つできたよ タイトル詐欺になっちゃったし
いろんなコンテンツ見聞きしすぎて性格とかわかんなくなってきた
ちゃんと梨子ちゃんルビィちゃんになってたかな?
最後に誕生日おめでとう、ルビィちゃん!梨子ちゃん! 朝までには落ちてるんやろな
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