曜「千歌ちゃん、好き!」千歌「?」 [無断転載禁止]©2ch.net
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千歌「うん、千歌も曜ちゃんのこと好きだよ?」
曜「違うよ。私の好きは友達の好きじゃなくて、恋人になりたいの好き」
千歌「えっ」
曜「千歌ちゃん、私と付き合ってください!」
千歌「え、えっと、ごめんね、曜ちゃん」
曜「え」
千歌「無理」
曜「!!? な、なんで!? どうして!?」
千歌「えっとね、私は曜ちゃんのこと友達としては好きだけど恋人としてはちょっと……、それに私、彼女いるし。勘違いさせちゃったみたいで、ごめん」
曜「……そんな。彼女って誰さ」
千歌「それは……」
果南「私だよ、曜」
曜「!?」 曜「か、なんちゃん……」
果南「ごめんね、曜」
曜「どうして……、なんで。果南ちゃん……私の気持ちを知ってたよね」
果南「うん、知ってた」
曜「なのにどうして!」
果南「千歌を渡したくなかったから」
曜「……!」
果南「ぽっと出の曜なんかに、千歌を渡すくらいなら私がもらったほうがいいし」
千歌「果南ちゃん、私はモノ扱い?」
果南「あ、ごめんね千歌」
千歌「うん、許す」
曜「……」
果南「そういうわけで、千歌のことは諦めてね」
千歌「じゃ、曜ちゃんまた明日」
曜「…………」 曜「…………」
曜『千歌ちゃんのことが好きになった』
果南『へえ、応援してるよ』
曜「………………………………」
曜『明日ね、千歌ちゃんとデートなんだ。どんな服を着ていけばいいかな』
果南『曜なら何でも可愛いよ』
曜「…………………………………………………………」
曜『明日、千歌ちゃんに告白する』
果南『そっか。曜なら絶対に上手くいくよ』
曜「……………………………………………………………………………………………………」
曜「果南ちゃんの裏切り者……、許さない。絶対に……許さない」 曜「……」ふらふら
曜(今までずっと、ずっと私のことを騙してたんだ)
曜(私が千歌ちゃんとのことで一喜一憂してる間も、果南ちゃんは裏で私のことを嘲笑って……)ぎりっ
曜(許さない。私の想いを踏みにじり、裏切ったあの女を……そう、許してなるものか)ゆらゆら
曜(仕返ししてやる) 千歌「ねえ、果南ちゃん。この後どこいこっか」
果南「……」
千歌「果南ちゃん? 聞いてる?」
果南「えっ、ああ、ごめん。どうしたの?」
千歌「……果南ちゃん。そんなに曜ちゃんのことが気になるの?」
果南「えっ、い、いや、別に」
千歌「……、そっか。ならいいけど、変なことは考えないでね、果南ちゃん」
果南「……分かってる」 千歌「じゃあ、カラオケでも行こっか」
果南「……そうだね。付き合うよ」
千歌「いつものところでいいよね」ぎゅっ
果南「ちょっ、千歌、あまりくっつかないで」
千歌「こいびとなんだし、普通のことだよ? それとも果南ちゃんは私にくっつかれるのは嫌?」
果南「そんなことはないけど、少し恥ずかしい」
千歌「えへへ、恥ずかしがる果南ちゃん可愛い」 翌日。
曜ママ「……曜? 学校に休みの電話を入れといたからね」
曜「……」ぶつぶつ
曜ママ「それと……、昨日から何も食べてないでしょ。部屋の前にご飯置いとくから……きちんと食べてね」
曜「……」ぶつぶつ
曜ママ「……他に何か必要なことがあったら直ぐに言ってよ。もってくるから」
曜「……」ぶつぶつ
曜ママ「……じゃあ、お母さんは部屋にいるから」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています