善子「今日はリリーの生誕祭ね!」 [無断転載禁止]©2ch.net
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善子「だからリリーを私の家に誘ったわ!」
善子「特別な人は2人きりでお祝いしたいしね」
善子「まぁ、私の誕生日の時にリリーの家でお祝いしてもらったお礼も兼ねているけど」
善子「それはともかく、ケーキって意外と簡単に作れちゃうのね」
善子「スポンジケーキは普通に売っているから、私がしたのはメレンゲを作ることと果物のカットだけだったわ」
善子「さすがに、それだと手抜きっぽいからこうしてリリーの好きなサンドイッチも作ったわ」 善子「さて、そろそろ約束の時間ね」
善子「部屋はちゃんと片付けたし、変な匂いもしないはず」
善子「待つってなんだかソワソワしちゃうわね」
善子「楽しみだけど喜んでくれなかったらどうしようって不安になったり……」
善子「だ……大丈夫、やれるだけのことはやったわ」
ピンポーン
善子「ちょうどリリーも来たわね」タタッ
善子「はーい!」ガチャ 善子「リリー、お誕生日おめでとう!」
梨子「ふふ、よっちゃんたら扉を開けるなり祝ってくれるなんて可愛いね♪」
善子「う、うるさい……///」
梨子「それほど楽しみにしてたんだね」
梨子「わかるよ、私もよっちゃんの誕生日によっちゃんのこと待ってた時も同じ気持ちだったもの」
善子「だって大好きなリリーの誕生日だから……私なりにいっぱい祝わなきゃって」
梨子「わかったからいつまでも外で騒いでいたらお隣さんに迷惑じゃないかしら?」
善子「そ、そうね……リリー、入って」
梨子「うん、お邪魔します♪」 ―善子の部屋―
善子「じゃあ、改めて……リリー、お誕生日おめでとう!♪」
梨子「よっちゃんありがとう♪」
善子「リリーとは70日足らずの同い年だったけど、また1つ年上になるのね……」
梨子「あら、年上とか以前に私の方が一学年先輩じゃない」
善子「それはそうだけど一時期なりとも16歳どうしだったのが感慨深いのよ」
梨子「それもそうね……」 善子「話がそれたからそろそろ私が作ったものを食べましょう?」
梨子「中に変なの入れてないわよね……?」ジトー
善子「してないわよ!」
梨子「さすがの堕天使様も人の誕生日にイタズラはしてないと信じるわ」
善子「当たり前よ……」
善子「今回はケーキだけじゃなくてリリーが好きなサンドイッチを作ったわ」
梨子「美味しそうね、でもちょっと量が多いような」
善子「楽しみすぎて作りすぎちゃったのよ……///」 善子「あっ、飲み物忘れてたからリリー、先に食べてていいわよ?」
梨子「うーん……よっちゃんの前で食べたいから待ってます」
善子「わ、わかったわ///」ガチャ
梨子「ふふ、また顔を赤らめてほんと可愛いんだから♪」
善子「聞こえてるわよ!///」
梨子「ごめーん♪」 善子「戻ったわ」ガチャ
梨子「あら、早かったのね」
善子「ただ飲み物を持ってきただけだからね」
善子「それより、変なことはしてないわよね?」
梨子「してないよ?」
梨子「したくてもこんな時間じゃ何もできないわ」
善子「それもそうね」
梨子「でも、読んだ同人誌をそのままにしておくのはやめた方がいいわよ?」
善子「」 善子「あはは……ちゃんと片付けたつもりだったのに……」
梨子「私だからよかったものの、お母さんとかルビィちゃん花丸ちゃんだったらどうなってたか」
善子「ルビィとずら丸はともかく、お母さんにはバレてるわ……」
梨子「あら、意外ね……よっちゃんのお母さん、確か先生だったから厳しいと思ってたけど」
善子「ある意味諦められてるのよ……学校行かなかった時にあまり言われなかったのも、それの延長線上のようなものだと思っているし」
梨子「よっちゃん……」
善子「なんか湿っぽくなっちゃったから早く食べちゃおう?」
梨子「えぇ」 梨子「じゃあ、まずはサンドイッチから……」モグモグ
梨子「普通に美味しいわ♪」
善子「だから変なものは何も入れてないと言ったじゃない」モグモグ
梨子「ちゃんと私の好きなゆでたまごのサンドイッチも作ってくれてて嬉しいわ♡」
善子「リリーがライブの時のコーレスにしてるくらい好きなものを入れないわけないじゃない」
梨子「あれは好きだからってわけじゃないんだけどなぁ……///」
善子「ケーキもあるからそっちも食べて」
梨子「えぇ、いただくわね……」モグモグ
梨子「こっちも無難な味付けって感じね」
善子「無難じゃないケーキとか私も食べたくないわ……」 梨子「でもよっちゃんったら私が間違えてクリームがマヨネーズになったシュークリーム美味しそうに食べてたじゃない……」
善子「あれマヨネーズだったの!?」
善子「ちょっと他のとは違う感じだったけど普通にいけたから……」
梨子「よっちゃん……病院、行こ……?」
善子「ひどい!?」
梨子「だってよっちゃんが心配だもん……普段から堕天使の涙みたいなのばかり食べてそうだし……」
善子「あれは売り物として夏といえば辛いものというコンセプトで作っただけよ?」
梨子「でもチョコレートにも辛いもの入れてたような……」ジトー
善子「それについては何も言うことないくらい後悔してます……」 善子「ふぅ……あれだけあったのに案外食べられちゃうものね」
梨子「そうね、よっちゃんがまともな料理をできることがわかったのも大きいわ」
善子「料理というほどじゃないけどね……」
梨子「それでも、よ」
善子「褒め言葉として受け取っておくわ」
梨子「だから、またよっちゃんの料理が食べさせてね?」
善子「考えておくわ」 善子「じゃあ、食べ終わったところで……はい、プレゼントよリリー!♪」
梨子「ふふ、嬉しいわ♪」
善子「壁ドン以外でリリーが好きそうな同人誌を入れておいたわよ♪」
梨子「あ、ありがとう///」
善子「あら、人の誕生日プレゼントにゆりゆりしてる壁ドン同人誌くれた人とは思えない反応してるわね」
梨子「それとこれは別なの///」
善子「ちゃんと家に帰ってから開けなさいよ?」
梨子「わかってます!///」 ……
…
梨子「今日はとてもいい1日だったわ♪」
梨子「よっちゃんが普通の女の子してることもわかったし♪」
善子「うるさいわね///」
善子「堕天使だってそういう気分の日があるの!」
善子「明日からはまたいつものヨハネなんだから!」
梨子「はいはい」ナデナデ
善子「うぅ……///」
梨子「じゃあまた明日ね、よっちゃん♪」
善子「えぇ」 ―梨子の部屋―
梨子「さて、よっちゃんはどんな同人誌をくれたのかしら♪」ガサガサ
色んなジャンルの百合本たち「ヤァ」
梨子「なかなかいいセンスしてるわね♪」パサッ
梨子「あっ、一冊落としちゃった」スッ
えっちな百合本「ヤァ♡」
梨子「」
梨子「あの子、どうやって買ったのよ……///」
その夜、梨子ちゃんの部屋から変な声が聞こえた、というのが隣の千歌ちゃんの談である
おしまい 投下してるうちに日付変わっちゃったけど梨子ちゃん誕生日おめでとう! 梨子ちゃんの誕生日で善子ちゃんめっちゃハッスルしてますね ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています