鞠莉(21)「はぁ…」曜(20)「鞠莉ちゃん?」 [無断転載禁止]©2ch.net
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鞠莉母「いい?鞠莉、次会う方は都内にホテルやマンションを複数経営してる人の御曹司よ」
鞠莉母「失礼のないようにね」
鞠莉「うん…」
鞠莉母「…今の小原家に残っているのは多額の借金とネームバリューだけ」
鞠莉母「小原家の今後は鞠莉にかかっていると言っても過言ではないのよ?」
鞠莉「分かってる、分かってるよ」
鞠莉母「とにかく、次こそは失敗しないように」 お見合い当日
御曹司「初めまして鞠莉さん、そしてお母さん。今日はよろしくお願いします」
鞠莉母「初めまして、こちらこそよろしくお願いします」
鞠莉「よろしくお願いします」
御曹司「お二人共とてもお美しい、写真で見るよりもずっと綺麗です」
鞠莉母「ふふっ、ありがとうございます。まだまだ若い者に負けてられませんから」
鞠莉「…ありがとうございます」
御曹司「どうぞお座りください」
鞠莉母「それではお言葉に甘えて」
鞠莉「…」 鞠莉母「あちらに飾ってある絵はレンブラントの、えーっと確か…」
御曹司「放蕩息子の帰還ですね」
御曹司「私はこの絵の話が大好きでして」
御曹司「もし私が将来、親になった時この絵に出てくる父のように慈悲深い人間になりたい」
鞠莉母「素晴らしいですね、きっと素晴らしい親になれますわ」
御曹司「ありがとうございます」
鞠莉(はぁー…つまらない話)
鞠莉(今頃果南とダイヤは卒業旅行楽しんでる頃よね〜)
鞠莉(私も普通に学生生活を送って普通の人生歩みたかった…) 鞠莉「…」
御曹司「鞠莉さん大丈夫ですか?」
鞠莉「あ、えぇ、大丈夫です」
御曹司「すみません、絵の話は退屈でしたね」
鞠莉「いえ、そんな…」
御曹司「鞠莉さんは普段どんなことをなさってるんですか?」
鞠莉「そうですねー…」
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バシ-ン
鞠莉母「何!?あの不貞腐れた態度は!?」
鞠莉「…」ヒリヒリ
鞠莉母「無理言って予定合わせてもらったのに」
鞠莉「私が頼んだ訳じゃないからいいじゃない」
鞠莉母「もう私たちに残された時間は少ないのよ!?」
鞠莉「残された時間が無いのは私たちじゃなくてお母さん、でしょ?」
鞠莉母「何ですって?」
鞠莉「私の為とか言って色んな人と合わせるけど」
鞠莉「相手のお金で楽しようとしてるだけじゃない」
鞠莉母「っ!」 鞠莉母「そんなに結婚が嫌なら出て行きなさい」
鞠莉母「あなたはもう小原家の子名乗る資格はありません」
鞠莉「分かった、それじゃあ」
バタン
メイド「やりすぎなのでは?」
鞠莉母「…大丈夫、どうせすぐに戻って来るわ」 ----
曜(食材買いすぎたかなー)
曜(ま、作り置きしておけばいいよね)
曜(ん?あれは…)
鞠莉「はぁ…」
曜「鞠莉ちゃん?」
鞠莉「あ、曜じゃない。久しぶりね」
曜「やっぱり鞠莉ちゃんだ!久しぶりだねー!高校卒業以来?」
鞠莉「それぐらい…かしらね…」ポロ
曜「だよね!だよね!久しぶり…だよ、ね…?」
鞠莉「うっ…」ポロ
曜「ま、鞠莉ちゃん!?」
鞠莉「ごめんなさい、何でも無いの」ポロポロ
曜「と、とりあえずここにいたら危ないし家行こ?近いし」
鞠莉「うん、ありがとう…」 曜ホーム
曜「ごめんね、コーヒーじゃなくて」
鞠莉「ううん、ありがとう」
曜「…」
鞠莉「…」
鞠莉「私ね」
曜「う、うん!」 >>12
おねショタ筆下ろしという言葉に取って付けたようなレズセというワードが並ぶ違和感 見てるぞ
続き書かなかったらお前の部屋まで見に行くぞ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています