果南「夏休みの宿題が終わらない…」 [無断転載禁止]©2ch.net
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果南「ど、どうしよう!明日から学校始まっちゃうのに、古典も英語も日本史も数学も何ひとつ終わってないよ〜!」
果南「古典は答えがあるからいいとして、あとの3つは自力でやらなきゃいけないなんて…」
果南「全部合わせると驚きの275ページ!これをあと8時間でやりきるのは不可能だよ!」
果南「はぁー………」
果南「……よし、もう仲間を呼ぼう。私と同じレベルの人を家に呼んで安心したい」
果南「>>2ならきっと宿題終わってないはず!」 >>3
前は冬休みの宿題が終わらなかったんだろうな 果南「千歌!千歌なら絶対やってない!」
果南「小学校の頃もずっと最後まで溜め込んでるタイプだったもん!そうと決まれば電話だ!」prrr…
果南「あ、もしもし?千歌?あのさ」
千歌「なに!? 私、いま死ぬ思いしてるんだけど!?」
果南「えっ」
千歌「果南ちゃ〜〜〜ん、もう千歌は終わりだよぉ……生きていけないよ…」
果南「もしかして…夏休みの宿題の途中?」
千歌「えっ!なんでわかったの!」
果南「私もだから」
千歌「果南ちゃんもかよ!!」 >>6
捗らせたいとは一言も言ってないんだよなぁ… 千歌「え、ダメだ、なんかいま千歌すごい安心しちゃってる」
果南「わかる。私も同じ状況の人が見つかってすごくホッとしてる」
千歌「傷のなめあいしてる場合じゃないからね?」
果南「まぁまぁ。とりあえずウチ来なよ。落ちこぼれ同士、一緒にやった方がはかどる気がしない?」
千歌「た、たしかに…。果南ちゃん、頭いいっ」
果南「でしょ」
千歌「じゃあ今から行くね!またあとで!」
ツーツー
果南「…さて。これで私は一人じゃない」
果南「いま23時かぁ。千歌が来るまであと1時間はかかるだろうし、その間に」
果南「お菓子でも食べるか」 >いま23時かぁ。千歌が来るまであと1時間はかかるだろうし、その間に
もう船動いてないと思うぞ
果南ちゃんが泳いでいくならともかく >>14
書いたあとに気付いた
まぁなんとかして行ったということに… 千歌「果南ちゃん!お待たせー!」
果南「千歌!よく来たね!」
千歌「お邪魔します、っと。ねぇ果南ちゃん、私と電話してからどれくらい進んだー?」
果南「あっ!?お菓子食べたあと無意識にYoutube見てた…」
千歌「ということは…?」
果南「1ページも手をつけておりません…」
千歌「果南ちゃん……相当のおバカだね…」
果南「千歌に言われたくないっ」
千歌「果南ちゃん宿題何科目?」
果南「日本史と古典と英語と数学の4」
千歌「へー。千歌は2」
果南「は?」 果南ちゃんがジェットスキーで迎えに行ったことにしておこう 千歌「え?」
果南「2!?2ってなに!?めちゃくちゃ少ないじゃん!裏切り者!!」
千歌「ちがうの!ちがうの果南ちゃん!たしかに科目数は少ないけど、生物があるの!」
果南「は?生物?……あっ」
千歌「果南ちゃんも去年苦しめられたでしょ、白木先生に!」
果南「あー……もしかして、今年も?」
千歌「ワークまるごと1冊!答えなし!総ページ数なんと驚異の198P!」
果南「そ、それは…。ごめん、私が悪かった」
千歌「うん、いいよ。もう意味のないいさかいはやめよう」
果南「そうだね…これから長い夜が始まるんだから……」
千歌「はぁ………」 千歌ちゃんも終わらせないために妨害に走るかと思ったけど
果南ちゃんがそんなことするわけ無かったね お互い妨害しあって身体が火照ってきても良いんだよ?何もかも諦めてさ 果南「じゃあ、さっそく始めますか」
千歌「よっしゃー!でも、その前に果南ちゃん」
果南「?」
千歌「あそこにあるマンガ読んでいい?」
果南「千歌!?」
果南「千歌!勉強する気はある!?」
千歌「もちろんあるよー。でもその前にちょっと休憩っていうか」
果南「まだ1分たりとも勉強してないけど!?」
千歌「まぁまぁ果南ちゃんそんな怒ってないで、ご機嫌いかがかなん?」
果南「いやダイブいい感じではないよ!?」 果南「もう本当にふざけてないで、やるよ!」
千歌「は〜〜〜い」
果南「まったく、もう。さて、何の科目から始めようかな」
果南「数学は曜が得意だから、最悪写させてもらえるかも…」
果南「日本史は穴埋めがほとんどだから、ちょっと時間はかかるけど教科書を参考にすればいけるね」
果南「やっぱりヤバいのは英語だよ…。一番苦手なのに、一番ページ数がある…ううっ」
果南「むむむ、ラクなものから手をつけるか、面倒なものから片付けるか…」
果南「でも英語から取り組み始めて、結局なにひとつ終わらないっていうのが一番マズいよね」
果南「よし、やっぱりここは古典の答えを写すところから始めよう!そうと決まれば」
千歌「果南ちゃ〜んこのマンガの3巻どこ!?」
果南「千歌!!!!」 千歌「いったー!ぶたなくてもいいじゃん!」
果南「ぶつよそりゃあ!え、ちょっと本当にふざけないで!なにマンガ読んでるの!?」
果南「しかも3巻ってなんだ3巻って!どさくさに紛れて2巻を読むな!」
千歌「果南ちゃん、ご機嫌いかがですかな?」
果南「ダイっ…どう反応すればいいのそれは!?」
千歌「まぁまぁ、そんなカッカしてないで」
果南「千歌のせいでしょ!」
千歌「お気楽お姉さんの設定どっかいってるよー?」
果南「待って、千歌をここに呼んだのは失敗だったのかもしれない」
千歌「なっ!?果南ちゃんひどい!」
果南「千歌がすぐふざけ出すからだよ!?」 198Pとか出す方も出す方だな…
1ヶ月も夏休みないだろうに… 果南「千歌…。悪いけど」
千歌「え゛っ!?帰らないよ?すごい帰ってほしそうな雰囲気出してるけど千歌は絶対帰らないよ?」
果南「え〜」
千歌「え〜じゃないよ!果南ちゃんが呼んだんだよ!?」
果南「そうだけど…。あっ!」
千歌「?」
果南「いいこと思いついた。監視役の人を呼ぼうよ」
千歌「監視役?」
果南「そう!もう夏休みの宿題なんてとーっくに終わってて、それでいて朝まで私たちがちゃんと勉強してるか近くで見張っててくれる人」
千歌「いいかも!そしたらもう、やらざるを得ないよね」
果南「じゃあ、さっそく>>29に来てもらおう」 果南「ルビィ!」
千歌「うーん…?監視役にしてはちょっと威圧感に欠けるような…」
果南「そう思うでしょ?でもね」
千歌「でもね?」
果南「ルビィのお姉ちゃんはダイヤなんだよ!」
千歌「!!」
果南「私たちが宿題もせずにふざけてたことを、もしダイヤに報告されたら…?」
千歌「ヒィィィィィ!」
果南「ルビィを怒らせるようなことをしてしまったら…?」
千歌「恐ろしい!私恐ろしくなってきたよ果南ちゃん!」
果南「でしょ。黒沢家のプレッシャーをおかずに宿題を終わらせるんだよ!」
千歌「イエッサー!」 ルビィ「え、と…。ル、ルビィはなんで果南さん家に呼ばれたんでしょう」
千歌「よくぞ聞いてくれたよ、ルビィちゃん!せーの」
千歌果南「私たち、夏休みの宿題やってない芸人です!!」
ルビィ「あ、ルビィもです!」
千歌果南「」 果南「え、ルビィも終わってないの!?!」
千歌「完全に誤算だった…」
ルビィ「今まではお姉ちゃんが全部やってくれてたんですけど…。高校生なんだから、もう自分でやりなさいって」
千歌「そうだったんだ…」
果南「しかもここにいる全員学年違うから協力プレーができないね」
ルビィ「うぇぇぇ〜ん!どうしよう!ルビィ、このままじゃ退学になっちゃう!」
千歌「無力な3人が集まってしまった…」
果南「まぁここで落ち込んでても仕方ないし、取りかかろっか」
ルビィ「うっうっ……」 千歌、果南、曜、花丸、ルビィがジーマガでは幼なじみっぽくて、宿題ちゃんとやってそうなのが花丸ちゃんだけってのがどう集めてもヤバイ 果南「じゃあ、とりあえず今から1時間ハイパー集中タイムにしよう」
千歌「ハイパー集中タイム?」
果南「そう。1時間おしゃべりしない、立ち上がらない、ふざけない。宿題だけに集中するの」
ルビィ「ぅゅ…。疲れそうだけど、そうでもしないと終わらないもんね」
千歌「はぁ…。ついにペンを握らなくてはいけないのか…」
果南「いい?じゃあ今から1時間はじめるよ、スタート!」
千歌「………」
果南「………」
ルビィ「………」 果南(……もう40分くらいやったかな?)チラッ
果南(え゛っ!?まだ12分!?嘘でしょ?)
果南(はぁ〜〜〜長い……)クルクルクルクル
千歌「………」
果南「………」クルクルクル
千歌「………果南ちゃん」
果南「え?ちょっと千歌、喋っちゃダメだよ」
千歌「さっきからすごいペン回し気になるんだけど、やめてよ」
果南「え、いいじゃんこれくらい〜」
千歌「いーやーなーのー!視界に入ってすごい気になっちゃうの!」
果南「こういうのもできるよ、指の上回したり」クルクル
千歌「!? すごい!え、どうなってるの!?」
果南「これはねー、まず人差し指と中指をクロスさせて」
千歌「こう?あっ分かった、それでここにペンがくるように調節して」
ルビィ「二人とも!?!」 ルビィ「二人とも何してるの!?ペン回し教室を開かないで?」
果南「え〜」
ルビィ「え〜じゃないですよ!今日はペン回しに来たわけじゃないですよね!?」
千歌「ルビィちゃん、どうどう」
ルビィ「ルビィは馬じゃない!」
千歌「さてルビィちゃん、そろそろいいかな?」
ルビィ「えっ」
千歌「じゃあ再開しますか」
果南「うん」
ルビィ「えぇ…。なんかルビィが騒いでるだけみたいになってる」 〜40分後〜
果南「ふぅー。やっと1時間経ったね」
ルビィ「疲れたあ…」
千歌「二人ともどれくらい進んだ?」
果南「私はだいぶ進んだよ。進捗度で言うと8%ってとこかな」
千歌「うん。かなり絶望的だね」
ルビィ「ルビィはあと8ページで終わりです」
千歌果南「!?」
千歌「ルビィちゃん、レッドカード!!」
果南「死刑!」
ルビィ「ピギィ!?」
果南「いつの間にそんなに進んでたの!?裏切りだよー!」
ルビィ「す、進んでたというか…。ルビィ、ある程度はすでに終わってたの」
ルビィ「花丸ちゃんと善子ちゃんと一緒にやったりして…。だから残りはあと数学だけ」
千歌「そんなぁ〜…。果南ちゃん、千歌は果南ちゃんの味方だからね」
果南「千歌…」
ルビィ(ハグしてる…) 〜さらに1時間後〜
果南「はぁ〜……ねぇルビィ」
ルビィ「?」
果南「夏休みの宿題ってやる必要あるのかな?」
ルビィ「果南さん!?」
果南「だってもう無理だよ〜〜!もう4時なのに、まだ半分も終わってないんだよ?」
ルビィ「う、うゅ…全部はできなくても、やれるところまでやるのが大切なんじゃないかな…?」
果南「結局ぜんぶ終わらないんだったら今やめても同じだって!」
ルビィ「そ、それは…」
千歌「こら果南ちゃん!2歳も年下のルビィちゃんをなに困らせてるの!」
果南「だってぇ」
千歌「つべこべ言うんだったら手を動かす!」
果南「はぁ〜い」 果南「選択問題はぜんぶ1にしちゃえ!ほれほれほれ」
千歌「果南ちゃん…。ワルだね」
ルビィ「おわったー!」
果南「えっ!」
千歌「終わっちゃったの!?」
ルビィ「うん!これで退学にならなくて済むよ!」
果南「おめでとうー!」
千歌「くっそー千歌も頑張らなきゃ…果南ちゃん進捗度どれくらい?」
果南「ん?24%」
千歌「よし下がいた…」
果南「おい!!!」 ルビィ「あっ」
千歌「?」
ルビィ「まずいです、日が昇ってきてます」
千歌「えええ!?だ、ダメだよまだまだ終わらないよ!」
果南「ヤバいペン回ししてた!」
千歌「果南ちゃんは終わらせる気あるの?」
ルビィ「タイムリミットはあと2時間くらいかな…」
千歌「ぅぅ〜やばいよ〜無理だよ〜終わらないよ〜」
果南「千歌!!気をしっかり持って!強く願えば叶わない夢なんてないよ!」
ルビィ「そうです!二人とも頑張って!」
千歌「学校 犯行予告 休校…」
ルビィ「なに検索してるの!?絶対ダメだよ!?」
果南「タイムワープ やり方」
ルビィ「バカなの!?!」 千歌「まって?本当に終わらない」
千歌「だってもうあと1時間切ってるよね?8時まで」
ルビィ「8時には家出ないと遅刻だもんね…」
千歌「よしもうこうなったらプリントをぐちゃぐちゃにちぎって犬に食べられましたって言うしか…」
果南「言い訳が小学生すぎない?絶対バレるからやめときなって」
千歌「え〜じゃあどうすればいいの?果南ちゃんも終わってないくせに!」
果南「私はもう諦めようと思う」
千歌ルビィ「!?」
ルビィ「あ、あきらめるって…」
果南「宿題やってませんって、正直に謝る。それでいいんじゃない?」
千歌「お、おぉ…これぞ果南ちゃんだよ…お気楽お姉さんだよ…」
ルビィ「えぇ……」 千歌「なんかちょっと勇気が出てきたよ!別に宿題なんて、やってなくてもいいんだよね?心配することなんてないんだよね?」
果南「うん!堂々としよう!」
果南「学生にはもっとするべきことがある!」
千歌「そうだそうだ!家に引きこもって勉強なんておかしいんだ!」
果南「もっと青春を謳歌しよう!」
千歌「もっと光を浴びよう!宿題なんてせずに!」
ルビィ「お姉ちゃんに言いつけます!」
千歌果南「」 ダイヤ「はぁ…」
ダイヤ「ルビィを徹夜までさせた上に、結局宿題を終わらせることができないだなんて…何を考えてますの!?」
ダイヤ「いったいどれだけ迷惑をかければ気が済むんです!!」
ダイヤ「…で?反省の言葉はありますの?」
果南「……かが」
ダイヤ「?」
果南「何かが始まるってことが、終わりに繋がるだなんて」
ダイヤ「え?は?」
果南「考えてもみなかったんだ。いや、考えたくなかったんだ」
雨音 窓を叩く
空から私のような 悲しみ降ってる
とめどなく 今を濡らして
思い出なんていらないの
こころが苦しくなるだけだと
No more! September rain
No more! September rain
千歌「……楽しかったね、夏☆」
ダイヤ「退学!」
おわり ちかなんになった時に何となくそうなりそうとは思ったわw 高三の夏期課題なんて全教科併せても50ページもいかなかったなー おかしい!果南ちゃんはこんなポンコツじゃない、はず この三人は手付けてるだけ偉い
何もやってない理事長いるから 善子は7月中に終わらせるけど一番めんどくさいのやるのを忘れてそう >>71
果南「間違って漂白剤がかかっちゃってさぁ」 >>75
俺の中には、千歌ちゃんと一緒になって宿題に追われてる果南ちゃんと、
千歌ちゃんに頼られたくて勉強教えるために得意になった果南ちゃんが居る >>75
休学してた分の遅れが取り戻せなくて取り返しのつかない教科が生まれてると思う >>68
マリー実際どうなん?
やらない勢なんかな 理事長だからそもそも宿題がなさそう
周りに言ってないだけで実は夏休みもなくて
スクールアイドルの活動を優先する代わりに寝る間も惜しんで仕事してそう ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています