千歌「果南ちゃん、夏休みの宿題終わった?」 [無断転載禁止]©2ch.net
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千歌「あーもう…宿題終わらないよ…こんな事ならコツコツやっておくんだった…
って毎年言ってるような気が…」
千歌「小学生の頃はよく果南ちゃんの家で溜まった宿題をやってたんだっけ、もしかしたら今でも溜め込んだりしてるのかな?」
ポチポチ
千歌 果南ちゃ〜ん
果南 どうしたの?
千歌 宿題が終わらないよ〜!
果南 だからコツコツやりなって言ったのに…
千歌 そういう果南ちゃんは夏休みの宿題終わったの?
果南 今やってるところ
千歌 終わってないじゃん!人の事言えないじゃん! 果南 あ、そうだ
千歌 ん?
果南 昔みたいにうち来てやる?
お互い見張ってた方が効率良さそうじゃない?
千歌 たしかに
果南 じゃあおいでよ、待ってるからさ
千歌 えー、ウォーターバイクで迎えに来てよ〜
果南 早く来ないと日が暮れちゃうよ〜
千歌 もう!果南ちゃんのケチんぼ! 果南ちゃん割とガチで勉強しないと来年千歌と同じ学年になるんじゃ… ピンポーン
ガチャ
果南「いらっしゃい♪」
千歌「……」ムスッ
果南「あれ?怒ってる?」
千歌「当たり前でしょ!こんな暑い中歩いてきたんだから!」
果南「ごめんごめん、今度アイス奢ってあげるから許してよ」
千歌「…しょうがないなぁ」
果南「ありがと♪」ヨシヨシ
千歌「えへへ♪」 果南「で、千歌は何が終わってないの?」
千歌「えーとね、読書感想文と英語の書き取りプリント、税の作文それと…ポスター!」
果南「多いなぁ…」
千歌「そういう果南ちゃんは?」
果南「私は読書感想文と世界史の課題プリント、英語プリント10枚かな」
千歌「果南ちゃんも中々の強者だね…」
果南「ふふん♪」
千歌「いや自慢できないから…」 果南「私にはとっておきの秘策があるからね〜♪」
千歌「え!?なになに?教えて!」
果南「教えた所で千歌には出来ないからなぁ」ニヤニヤ
千歌「ずーるーい!教えてよー!」
果南「しょうがないなぁ…
ほら、私って1学期とかお父さんの都合でよく休んでたでしょ?
そう言って課題が終わるまで長引かせれば…」
千歌「…!いいなー!!ずるいー!」
果南「いいでしょっ」
プルルル
千歌「果南ちゃん携帯鳴ってるよ」
ピッ
果南「もしもし?
あ、ダイヤ?…え?……ちょまっ…ちがっ……無理だって!……そうじゃないけどさ…!
ちょ、ダイヤ!……切れた…」 千歌「?」
果南「ダイヤが…」
ダイヤ「果南さん、あなた毎年毎年長期休暇の後はお父様の都合が悪くなるようですが…
貴方はもう出席日数に余裕が無いので、もう1日でも休んだら卒業できませんわよ
…それでは」
果南「……だって」
千歌「にししっ」ニヤニヤ
果南「もー…笑ってる場合じゃないって!」
千歌「ずるしてたのがいけないんだも〜んっ」 果南「もういいや…こうなったら千歌たちと同じ学年になる〜」グデー
千歌 (果南ちゃんの身にとてもめんどくさい事が起こるとかなりだらけちゃうんだよね…)
果南「別にいいよね、うん、いいよ」
千歌「果南ちゃ〜ん宿題やろ〜よ〜」
果南「たった今やる必要がなくなったじゃ〜ん」
千歌「なくなってないよ〜、まだ間に合うよ」
果南「ん〜…おやすみ〜」
千歌「寝ちゃダメだって!
起きてよ〜っ」
果南「だってあのワザが使えないと…」 果南「ルビィはいいよね、ダイヤが1年生の時にやった課題を写せばいいだけなんだもん…マルだって読書感想文毎年賞とってるらしいし、善子ちゃんもまぁいろいろとあるだろうし」
果南「曜は7月中に終わらせるぐらい計画性あるし、梨子ちゃんはポスターで入賞できるだろうし、鞠莉は理事長権限で課題ないし…ダイヤは何でもできるからなぁ…」
果南「はぁ…生まれ変わったらセミになりたい」
千歌「果南ちゃん……」
果南「千歌、私は諦めるよ…」
千歌「諦めたらそこで試合終了だよ!」 果南「課題って何のためにあるんだろう…いらないじゃん…
多分ニュートンもそう言ってるよ」
千歌「言ってないよ!やろうよ!」
果南「……海行きたい」
千歌「ダメ!宿題終わるまでは海禁止!」
果南「一生行けなくなっちゃうなぁ」
千歌「もう!やればいいだけなの!」
果南「てかさ、私は家業継ぐんだから進学もする必要ないよね?」
千歌「……黙ってやるの!」 にしし笑いちかちー好き
このSSの雰囲気もっと好き 千歌ちゃんは果南ちゃんと同い年になりたがってるけど留年されるのはさすがに嫌だろうよww 善子ちゃんもまぁいろいろあるだろう雑すぎワロタwww好きwww 理事長あたりを抱き込めば(意味深)普通に卒業出来そう 果南「ていうかさ、千歌は私と同じ学年にいつか追いつくんだ!
って意気込んでたけど私留年してあげよっか?」
千歌「ダメだこの果南ちゃん…早くなんとかしないと…
確かにそうは言ったけど留年なんて絶対に嫌だよ?多分クラスでも気まずいと思うし」
果南「そっかぁ〜」
千歌「…あ、そうだ!
果南ちゃんが宿題頑張ってくれたら…ち、千歌何でもしてあげるよ…///」
果南「いや、いいよ」
千歌「もう何で…やろうよ!」
果南「はぁ…しょうがないなぁ…」ムクッ 千歌「やっとやる気になってくれた!」
果南「ん〜…さ、海行くよ」
千歌「行かないよ!!」
果南「1回だけ!1回だけでいいから!
1回したら満足するから!」
千歌「え〜…そんな事言われても…」
果南「…うぅ海か恋しいなぁ…」
千歌「……ダイビング行っちゃったら1時間経っちゃうでしょ!
終わってからだったら何回でも付き合ってあげるから!」
果南「…約束ね?」
千歌「え?うん」
果南「よし、宿題やろう!」
千歌 (なんだか急にやる気が出たみたい…よし!千歌も頑張るぞ〜!) カキカキ
ゴシゴシ
果南「…そういえばさ」
千歌「ん?」
果南「千歌って…そ、その…好きな子とか…いるの?」
千歌「好きな子?」
果南「う、うん…」
千歌「ん〜……いない、かな?」
果南「そうなんだ…」ホッ 千歌「果南ちゃんは?」
果南「私?」
千歌「うん、果南ちゃんは好きな子いないの?」
果南「ん〜…どうなんだろ」
千歌「?」
果南「ま、悩み中だと思ってくれればいいよ」
千歌「そっか」 千歌「てっきり鞠莉ちゃんの事が好きなのかと思ってた」
果南「鞠莉?鞠莉は恋人っていうより戦友…みたいな感じかな?」
千歌「そうなんだ?」
果南「ほら、千歌だって曜と小学生の頃からずっと一緒でしょ?」
千歌「うん!
あっ、果南ちゃんは千歌が物心ついた時からそばに居てくれてるイメージだよ!」
果南「ふふっ、ありがと♪」
千歌「気付いたら果南ちゃんが近くにいるのが当たり前みたいになってるのかも」
果南「私も、千歌が近くにいない生活なんて考えられないかな〜」
千歌「今のってギャグ?」
果南「いい話してるんだから空気ぶち壊さないでよ…」
千歌「あはは…ごめんごめん」 果南「よし、あと読書感想文だけ♪」
千歌「こっちは税の作文で終わりっ!」
果南「やっぱり2人やると早いね」
千歌「そうだね!あとちょっとだし頑張ろ!」
果南「終わったらダイビング♪」
カキカキ
千歌「そういえば、さ」
果南「ん?」
千歌「梨子ちゃんと家隣同士なんだけどさ、ちょっと気になってる事があるんだよね」
果南「どしたの?」
千歌「梨子ちゃんの許可をもらってから家に行くと梨子ちゃんの部屋に入れるんだけど、いきなり行くと絶対部屋に入れてもらえないんだよね」
果南「ん〜散らかってるとかじゃない?」
千歌「でも梨子ちゃんが部屋汚くしてるイメージないよ?」
果南「たしかに…」 千歌「ところで果南ちゃん」
果南「ん〜?」
千歌「鞠莉ちゃんの家に何度も忍び込んでいるというのは本当でありますか!?」
果南「うん、あそこ警備厳しいらしいけど私は見つかったことないなぁ」
千歌「そこでお願いがあるのです!
果南隊長!」
果南「お願いとは何だ千歌訓練兵!」
千歌「はっ!梨子ちゃんの部屋に忍び込んで秘密を知りたいのであります!」
果南「ん〜……プライベートがあるし…やめておいた方がいいんじゃない?」
千歌「え〜…あ、そっか
海沿いじゃないから忍び込むのも大変かぁ」
果南「…千歌は私を水系のモンスターか何かだと思ってるの?」 果南がだらけて千歌が引っ張るとは意外な展開w
優等生ではなくてもバカではないと思ってた ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています