花丸「ヨーソロー」曜「ずら」 [無断転載禁止]©2ch.net
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―図書室―
曜「花丸ちゃん、この3冊借りていい?」
花丸「大丈夫ずら。じゃあこのカードに名前書いて」
曜「ヨーソロー!」 花丸「本屋さんで買わなくていいの?」
曜「うん、裁縫系の本って結構高くてさぁ。でも、その分の部費は衣装の生地代になってるから!」
花丸「曜ちゃんの節約のお陰で、肌触りの良い衣装になってるんだね」
曜「えへへー、褒めても制服しか出ないよー!」
花丸「遠慮しておくずら」 曜「花丸ちゃん、今日は一人で当番してるの?」
花丸「うん、いつもはルビィちゃんがお手伝いしてくれてるんだけど」
曜「風邪で休みだったっけ」
花丸「そう、だから図書の仕事終わらせたら、お見舞いに行く予定なの」
曜「部活も今日はないしね。あっ、じゃあ私も一緒に行っていいかな?お見舞い」
花丸「ふふ、きっとルビィちゃん喜ぶずら」 曜「よーし、そうと決まったら私も手伝うよ!図書の仕事!」
花丸「えっ、でも」
曜「早く終わらせて、ルビィちゃんのお見舞い行こ!ね!」
花丸「……ありがとうございます」
曜「お礼は制服のコスプレで!」
花丸「前言撤回するずら」 花丸「えっと、今日は新刊のポップを作ります。こういう感じに」スッ
曜「へー、これ花丸ちゃんが?」
花丸「はい」
曜「すっごい!でも、こういうのは司書の人の仕事だと思ってたよ」
花丸「えへへ、司書の人は月一でしか来ないから、マルたちがやることになってるの」
曜「図書委員も楽じゃないんだね……よーし!じゃあ始めよう!」
花丸「おー!」 曜「ここに星つければいい?」
花丸「うん、きらきらしてよく目立つずら」
曜「ヨーソロー!」ペタペタ
花丸「…曜ちゃん、よくヨーソローって言ってるよね」
曜「ん?あー…言われてみれば……」
花丸「ヨーソローって聞くと、自然と笑顔になれるなぁ」
曜「お、渡辺曜、花丸ちゃんの笑顔を奪っちゃうであります!!」
花丸「元気が出る口癖、羨ましいずら」 曜「口癖かぁ、花丸ちゃんもあるよね」
花丸「え、マルも?」
曜「うん!……これが花丸ちゃんの口癖"ずら"」
花丸「ぅ……」
曜「あっはは!可愛いずら〜」
花丸「うぅ〜…からかってるんですか…」
曜「とぉんでもない!」 花丸「…でも、ずら、っていうのは、今はもう年配の人しか使ってなくて……普通の女の子は言わないよ…」
曜「うーん、……おばあちゃんとかおじいちゃんと話すと、なんかホッとしない?」
花丸「え、す、するけど…話が見えないずら」
曜「年配の人が、ずらって話すとホッとする。それと同じで、花丸ちゃんが、ずらって話すとホッとするんだよ!」
花丸「……」
曜「つまり、花丸ちゃんの口癖は安心できて、心が落ち着くってこと!」 花丸「……ちょっと、強引すぎるよ」
曜「えぇ!?ごめん上手く伝えられなくてぇえ!!」
花丸「んふっ、ううん、…ありがとうございます」
曜「お礼なら制服のコスプレで!」
花丸「前言撤回ずら」 花丸「………」チョキチョキ
曜「………」ペタペタ
花丸「……ふぅ、うん、完成」
曜「……ぉ終わったー!」
花丸「本当に助かりました」
曜「えへへ、じゃあお見舞い行こっか」
花丸「ヨーソロー!」
曜「……!」
花丸「お返しです」
曜「…へへ、やられたずら」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています