善子「ある夏の午後」花丸「ふたりの会話」 [無断転載禁止]©2ch.net
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善子「ねーずら丸ー?」
花丸「なに?」
善子「なんで貴重な午後休みの日に私の部屋にいるの?」
花丸「ルビィちゃんと遊べなくなったから」
善子「……」
花丸「冗談ずら」
善子「…何気に傷付くからやめなさいよ」 善子「ルビィはなんで?」
花丸「自主練したいんだって。今日のステップうまくいかなかったから」
善子「相変わらずマジメねー」
花丸「本当にね」
善子「付き合おうとは思わなかったの?」
花丸「もうマルの活動限界はとっくに越えてるずら」
善子「そーよねー」
花丸「善子ちゃんだったら付き合ってたの?」
善子「ふっ…私がこれ以上下界でチカラを使ったら天界の奴らに見つかってしまうわ…」
花丸「まー善子ちゃんもマルと同じで体力無いもんね」
善子「聞きなさいよ!」 善子「で、ずら丸の事情はわかったけど…だからってなんで家に来るのよ?」
花丸「途方にくれてたマルの目の前に、ひとりでバスに乗り込む親友の姿があったら思わず後を追うのは仕方のない事ずら」
善子「……」
花丸「別に冗談じゃないよ?」
善子「わ、わかってるわよ!うるさいわね!」/// 花丸「善子ちゃんはなんで?」
善子「何がよ?」
花丸「いつも曜さんとバスに乗ってるのになんで今日はひとりだったのかな、って」
善子「ああ、なんか今日は二年生組で海に泳ぎに行くんですって」
花丸「…あの、練習の後で…?」
善子「信じらんないわよねー」
花丸「まったくずら…」 善子「まさかあの梨子さんまでなんてね」
花丸「そっち?」
善子「だって梨子さんは絶対にこっち側じゃない」
花丸「こっち側?」
善子「インドア派」
花丸「あー」
善子「あの超絶陽キャコンビに影響されてるのね。きっと」 善子「…ねーずら丸」
花丸「なに?」
善子「この状況は…その、正しいの?」
花丸「どういうこと?」
善子「ずら丸は…と、友達の家に遊びに来てるのよね?」
花丸「うん」
善子「なのにずっと無言で本読んでるじゃない?」
花丸「うん」
善子「それって…普通なの?」
花丸「さあ?でもルビィちゃんの部屋に行ったときもマルはだいたいこうだよ?」
善子「そ、そうなんだ…」
善子(じゃあ合ってるの?それともコイツが変なの?)
花丸「」ペラリ 善子「…そういえばずら丸は何読んでるのよ?」
花丸「やー善子ちゃんのお家にはマルのお家にはない本がいっぱいでなかなか興味深いずら」
善子「だーかーら、何読んでるのよ」
花丸「天使禁猟区」
善子「ちょ…っ!それママのじゃない!」
花丸「善子ちゃんがそういう風になった理由がちょっとわかってきたずら」
善子「うるさい!勝手に出したら怒られるんだから!戻しなさいよぉ!」
花丸「はーい」
善子「まったく…」
花丸「ねえねえ善子ちゃーん!」
善子「何よー?」
花丸「バスタードって漫画見てもいーい?」
善子「手ぶらで帰って来なさい!!」
花丸「はーい!」 善子「アンタさぁ…ルビィのとこでもそんなことしてるわけ?」
花丸「?」
善子「よその本棚勝手に漁ってんのか、ってことよ」
花丸「マルはだいたいこうだよ?」
善子「そ、そう…怒られないの?」
花丸「ルビィちゃんの部屋でダイヤさんの本を見てた時はダイヤさんがすっ飛んできて「私の本棚の本は持ち出し禁止ですわ!」って怒られたずら」
善子「…ちなみに、よ?ちなみに、その本ってなんて本?」
花丸「お釈迦様もみてる」
善子「あー」 善子「っていうか怒られたことあるならその癖やめなさいよ」
花丸「善子ちゃんならいいかなって」
善子「なんでよ!」
花丸「友達だもん」
善子「な…っ!」
花丸「でも親しき仲にも礼儀あり、だもんね。もうしないよ」
善子「わ、わかれば良いのよ…今度からはさっきみたいに読む前に聞きなさいよ?」
花丸「了解ずら」
花丸「じゃあ、このさんかけるさん?ての読んでいい?」
善子「「サザンアイズ」ね、いいわよ」
花丸「ありがとずら♪」 善子「アンタいつもそんなって言ってたけど…ルビィはそのときどうしてるわけ?」
花丸「宿題したり音楽聴いたり雑誌読んだり?」
善子「友達といるのに?」
花丸「うん。…あ、でもルビィちゃんはずっと話しかけてくるよ」
花丸「この問題がわからないーとか、この曲はこうでーとか、このアイドルはここが凄いーとか」
善子「そう…」
花丸「なんかね、一緒にいるのにずっと黙ってるのは寂しくなるんだって」
善子(なんだ、やっぱりずら丸がヘンなんじゃない) 花丸「善子ちゃんも」
善子「ん?」
花丸「善子ちゃんも寂しいの?」
善子「そ、そんなんじゃないわよ…」
花丸「そうなんだ」
善子「…」
花丸「…」 花丸「善子ちゃんはそれ何してるの?」
善子「ゲームよ、ペルソナっていう」
花丸「面白いの?」
善子「面白いわよ」
花丸「どんな風に?」
善子「言えない」
花丸「え?」
善子「簡単に説明できないもの。要素が多すぎて」
花丸「そういうものなんだ」
善子「そ」 花丸「…マルも見てていい?」
善子「どうしたの?別にいいけど…」
花丸「せっかくだから、一緒に何かしようかなって」
善子「…」
善子「」プチッ
花丸「どうしたの?」
善子「どうせなら、さ…ふたりで出来ることやらない?」
花丸「うんっ♪」 善子「って言っても…」
花丸「マルと善子ちゃんが一緒に出来ることってなんだろうね?」
善子「ゲームだと家にあるのはRPG、ホラー、格闘だけど…ふたりでってなると格ゲーね」
善子「でも格ゲーは…操作を覚えるだけで1日終わりそうだし」
花丸「じゃあ宿題――」
善子「却下」
花丸「…善子ちゃん、そもそも夏休みの宿題やってる?」
善子「や、やってるわよ…!」
花丸「本当にぃ〜?」
善子「き、今日は遊ぶんでしょ?だから却下よ、却下!」 善子「じゃあいっそ外に出る、とか?」
花丸「正気?!この暑いなかインドア派のオラたちが外になんて出たらたちまちバターになっちゃうよ!」
善子「だったらマックにでも…」
花丸「それ結局引きこもる場所が変わるだけずら」
善子「引きこもるゆーな!」 善子「そんなに言うならずら丸もなんか案出しなさいよぉ!」
花丸「だいたいマルと善子ちゃんが一緒に出来ることなんて……」
善子「…」
花丸「…」
よしまる「!!」
善子「ダ、ダメよ!それだけは!」
花丸「だ、だって他になんにも…」
善子「い、いちおう、意思確認してみましょ?」
花丸「そ、そうだよね、思い付いたのが同じとは限らないし…」
善子「じゃあせーので言いましょうか?」
善子「せーの!」 善子「やっぱりかぁ…」
花丸「でもこれしかないずら…」
善子「まぁね、結局この夏休みもここまでそれしかやってこなかったわけだし」
花丸「なんだかんだもう生活の一部だよね」
善子「でも私たちだけじゃまともに練習も出来ないわよ?」
花丸「そこはほら、ね?」
善子「ま、そーなるわよね」
善子「じゃ、聞いてみて?」
花丸「うん」 花丸「ルビィちゃん、体育館にいるって」
善子「げ、マジ?この蒸し暑さで体育館って…地獄じゃない」
花丸「直射日光よりはマシだよ」
善子「そうだけど…ハァ、仕方ない。行きますか!」
花丸「そうだね!」 ―――
善子「あぁ〜〜…あっついわね〜…」
花丸「言うともっと暑くなるずらよ…」
善子「こういう時にこそ雨降らせなさいよ…私の不幸も使えないわねまったく」
花丸「降ったらラッキーだから降らないんじゃないの?」
善子「ああ…いい仕事してるわ…私の不幸」
花丸「あれ?ルビィちゃんだ」
善子「なんで坂降りてきてるのよ…また上るのに」 今朝2時間たっぷり吠えられました
犬飼って馬鹿だから法律がないとダメよ
罰則がないと奴らは止めないよ 花丸「でもすっごい嬉しそうだね」
善子「…やっぱりルビィもひとりは寂しかったのかしら?」
花丸「…」
善子「…」
花丸「おーい!ルビィちゃーん!」
善子「ふっ!出迎えご苦労、リトルデーモン!褒めてあげるわ!」
善子(やれやれ、結局こうなるのね)
善子(ま、いいわ。ルビィもずら丸も楽しそうだし)
善子(この夏は、まだまだ熱くなりそうね)
おしまい 恥知らずよしまる豚
ハブにするならわざわざルビィのことについて書かなくていいから
わざわざ理由つけてハブにするところが言い訳がましい よしまるチュッチュがワンパターンとか文句言ったくせに
こういうSSにレスつけないんだなあの禿
乙くらい言ったらいいのに 【実況】ラブライブ!サンシャイン!! Aqours First LoveLive! 〜Step! ZERO to ONE〜【プレミアム上映会】 [無断転載禁止]©2ch.net
http://fate.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1502603722/ おつ、ほのぼのとても良かったぞ。
>>32
いやいや、いつでもここ見てる訳じゃないからね。お前はそうなのかもしれないけどさ…一緒にしないで ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています