カラスルビィ「わぁい!キラキラしたゴミだぁ!」ゴチン! [無断転載禁止]©2ch.net
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カラスダイヤ「…それで?ゴミのほうに集中したせいで電柱にぶつかってしまったと?」
カラスルビィ「…はい…ごめんねお姉ちゃん…」
カラスダイヤ「あなたの鳥頭っぷりは昔からよく知っていますわ今更どんなお間抜けなことがあっても驚きません」
カラスルビィ「ルビィたちは鳥なんだから鳥頭でもいいんじゃ…」
カラスダイヤ「私たちはカラス!頭もよく目もいいクールでかしこい鳥の中の鳥なのですわよ!」 カラスダイヤ「まあそれは置いておいて、ケガの具合はどうなんですの?ちゃんと飛べそう?」
カラスルビィ「うん、上手くは飛べないけどゆっくりなら飛べるよ」
カラスダイヤ「そう良かったですわ最近この近くで魔女を見かけるそうですから用心しておかないと」
カラスルビィ「魔女?」
カラスダイヤ「ええ…なんでも私たちの仲間から無理矢理羽根をむしり取ったあげく、その力を鼓舞するように頭に刺しているそうですわ」 カラスルビィ「ぅゅ…ルビィこわいよぉ…」
カラスダイヤ「大丈夫…お姉ちゃんがしっかり守ってあげますわ」
カラスルビィ「えへへ…ありがとうお姉ちゃん♪」
カラスダイヤ「それにそんな恐ろしい魔女がこんな人間のゴミ捨て場に来るわけが…」
善子「暗黒より生まれし漆黒の腐乱物たちよ(生ゴミ)この堕天使ヨハネが地中深くに封印してあげるわ…新たな命の糧となりその身を浄化するがいい…」
カラスルビィ「」
カラスダイヤ「」 カラスルビィ「お、お、お姉ちゃあ…ま、魔女が…!」
カラスダイヤ「ほ、本当に羽根を刺していますわ…い、いったい何匹の仲間があの魔女の犠牲に…!」
善子「おや?そこにいるのは神の遣いの鳥…神の命令でヨハネの浄化の儀式を邪魔しに来た…ってところかしら…?」
カラスルビィ「あの人間変なこと言ってるよぉ!」 カラスダイヤ「魔女というだけのことはありますわね…でもルビィに手出しはさせません!くらいなさい!」バサッバサッ!
善子「いたっ!ちょ、ちょっと!何するのよぉ!まだ何もしてないじゃない!」
カラスダイヤ「仲間の恨みですわ!」バサッバサッ!
善子「ちょっとぉ!なんなのよぉ…ぐすん…こ、こうなったら…ヨハネの最大魔法で追っ払ってやるんだから!」
カラスダイヤ「」ビクッ カラスルビィ「お姉ちゃん!あの魔女なにかするつもりだよ!」
カラスダイヤ「わ、分かってますわ…」
カラスダイヤ(なにを怖がっているんですの…!私はルビィの姉として妹を守りきらなくては…!)
ゴミ回収「よいしょっと、はーい出してー!」ブロロロ…
カラスルビィ「お姉ちゃん…もういいよ…」
カラスダイヤ「!何を言っているんですの!?」
カラスルビィ「あんな強そうな魔女に勝てるわけないよ…お姉ちゃんだけでも逃げて…」
善子「…あっ!ゴミ収集の人!ちょっと待って!まだゴミがぁ!」 カラスダイヤ「馬鹿なことを言わないで!あなたは私が…!」
カラスルビィ「ううん…今までずっとお姉ちゃんに助けられてばっかりだったから、今度はルビィがお姉ちゃんを助けるよ!」バサッ!
カラスルビィ「こい!魔女め!お姉ちゃんはルビィが守るんだ!」
カラスダイヤ「ルビィ…!」
カラスダイヤ(あの子の犠牲を無駄にしちゃいけない…)
カラスダイヤ「ルビィ…ルビィ!!」バサッバサッ!バサッ… 善子「うう…行っちゃったぁ…」
善子「もう!あんた達のせいだからね!」
カラスルビィ「お姉ちゃん…逃げて…」ガクッ
善子「あら?あなたケガしてるの?」
カラスルビィ「ピギィ!く、来るなぁ!」バサッバサッ
善子「こら!暴れないの!」
善子「…骨が折れてるみたいね大丈夫よ私が手当てしてあげるから」
カラスルビィ「うぅ…もうダメだぁ…お姉ちゃん…今までありがとう…」 善子の家
善子「うん、これでなんとか応急措置はできたと思うんだけど」
カラスルビィ「…」バサッ
善子「無理に動かしちゃ駄目よ治るまではじっとしてなさい」
カラスルビィ「…」
善子「ふふっいい子いい子♪」
善子「あなた他のカラスと比べてちょっと羽根が赤みがかってるわね、お洒落で素敵よ」
カラスルビィ「///」 善子「せっかくだから名前を付けよっと!そうね…赤みがかった羽根だから…」
カラスルビィ「…」
善子「…ルビィ…なんてどうかしら?」
カラスルビィ「…!」バサッバサッ
善子「こら!動かないの!…気に入ってくれたみたいね」
善子「ふふっ…ゆっくり治してねルビィ」 カラスダイヤ「魔女にルビィを殺されてから一週間が経ちました…」
カラスダイヤ「今でもまだ人間の捨てたアイスの棒を見るたびにあの子のことを思い出します…」
カラスダイヤ「あれから私は涙を枯らす(カラス)毎日…」
カラスダイヤ「もう一度…あなたの声を聞くことができたら…」
カラスルビィ「…ねえ…ーん」 カラスダイヤ「ああ…ついに幻聴が聞こえてきました…ルビィ」
カラスルビィ「お姉ちゃーん」
カラスダイヤ「ありがとうルビィ…私もすぐそっちにいきます…」
カラスルビィ「勝手に殺さないでよぉ!」
カラスダイヤ「えっ…ルビィ…?」
カラスルビィ「お姉ちゃん…ただいま!」 カラスダイヤ「ルビィ…ルビィ!!よく生きて…ルビィ!」
カラスルビィ「おねえちゃあ…会いたかったよぉ…」
カラスダイヤ「そうだ!あの魔女は!?何もされなかったんですの!?」
カラスルビィ「魔女じゃなくて善子ちゃんだよ ルビィの傷を治してくれたの」 少し前
善子「さあルビィ、もう傷は治ったはずよ 飛んでみて?」
カラスルビィ「…」バサッバサッ!
善子「うん!これなら大丈夫ね!」
カラスルビィ「…」スリスリ…
善子「…私もあなたと別れるのは辛いわ…でもあなたはカラスなんだから、もっとかっこよく飛べる場所にいるべきよ」 カラスルビィ「…」
善子「それに!あなたの羽根の色だったら他のカラスとすぐに見分けがつくわ!また会いに来てね」
カラスルビィ「…」バサッバサッ!バサッ!
善子「じゃあねー!また会おうねー!ルビィ!」 カラスダイヤ「そんな!信じられませんわ!人間が私たちを助けるなんて!」
カラスルビィ「ルビィも最初は怖かったけど…善子ちゃんのおかげでこうやって飛べるようになったんだよ!」
カラスダイヤ「そうだったんですの…私にはまだ信じられませんが…ルビィがこうやってここにいることがなによりの証拠ですわね」
カラスルビィ「それでね…ルビィ…ひとつだけやり残しちゃったことがあるんだけど…いい?」
カラスダイヤ「?」 善子「あー!もう!なんで堕天使ヨハネが毎週毎週ゴミ捨て場に生ゴミを捨てにいかなきゃいけないのよ!」
善子「こんなことしてたら今度はヨハネが浄化されて本当の天使になっちゃうわ!」
善子「よいしょっと…」 善子「そういえば最初にルビィと会ったのはこのゴミ捨て場だったわね…」
善子「ルビィ…元気かな…」
バサッバサッ!
フワリ
善子「あっ!」
善子「この羽根…赤みがかってる…」
善子「…ふふっ…ありがとうルビィ…大切にするね♪」
おわり 窓にカラスが激突してきて思い付いた
難しいもんずらね レイヴンルビィ「まぁ!よく頑張ったんじゃない?ゴミ虫にしてはさぁ」 マルちゃんが書いただけあって優しい話
ヨンコマからSSに転向したのかw
また頼むよマルちゃん 普段は悪ぶってるけど、困ってる存在がいたら即助けに行く善子ちゃんは
大天使ヨハニエルの化身と言えるね
何て言うか、押し付けがまし過ぎない自然な優しさって言うのかな
その良さが滲み出た傑作だった
カラ澤姉妹のインパクトは実質的に完全に食われてしまってたがw >>39
なんだ北陸帰って来てたのか
お帰りなさい >>42
スレタイはこれ
ネズミルビィ「わぁい!おいしそうなお肉だぁ!」バチン! キラキラしたゴミを追いかけて翼が折れ
魔女にとらわれて宝石の名を与えられるという神話
まるで宮沢賢治かイカロスか
それとも尾崎豊か氣志團か 朝ゴミ出し場のゴミ散らかしてるカラスに
舌打ちできなくなったわ、どうしてくれる やっぱり埋め茸面白いSS発見器の才能あるな
見事に今狙われてないSSって他のレスも一切ない微妙なSSばっかだし 面白いSSには屑茸が生えて蔓延る(←読めるか?www)定期 本当の意味でマジキチや闇深SSってこういうのだと思う
ただキャラがヘンなことやってるようなのはファッションキチガイで
アル程度の大人なのにこういうメルヘンな世界を作り上げてるってのはやばい、褒め言葉だけど へごちん【自治】地震なし及び荒らしに対する議論スレ【ワッチョイあり】 Part.4 [無断転載禁止]©2ch.net
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