海未「…誰ですか?」 凛「昨日拾ってもらった猫にゃ」 [無断転載禁止]©2ch.net
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海未「……」
凛「牛乳飲んでいい?」ガチャ
海未「……」
海未「……」ギュッ
凛「痛い」 海未「夢ではなさそうですね」
凛「牛乳は?」
海未「昨日は確か……」ポワンポワンポワン
―――
捨て猫『にーにー』
海未『おや……』
ヒョイ
猫『ニャウン』
海未『…飼ってあげたいのは山々ですが、私には知識はありませんし……』
猫『ニャー』
海未『…今夜は雨だと言っていましたね』
猫『……』
海未『…一晩だけですよ?』 ――――
海未「……あの猫は」
凛「それが凛にゃ」
海未「まさか」
凛「海未ちゃんのやさしさに触れて人間になれたにゃ」
海未「……」
凛「なので凛は海未ちゃんのお世話になるにゃ」 海未「……一旦、ちゃんと話しましょう」
凛「うん」ポチッ
海未「テレビをつけないでください」
凛「あっ」
海未「…猫から人間になったにしては、文明に慣れていませんか?」
凛「猫だってあいてぃー時代にゃ」
海未「…」
凛「あ、そういえば」
海未「はい?」
凛「にこって誰?」 海未「……なぜその名前を?」
凛「さっきラインが来てたにゃ」
海未「…」
凛「連絡くれなくて寂しいって」
海未「見たんですか?」
凛「うん」 海未「……いくつか言う事があります」
凛「?」
海未「人のスマホを勝手に見てはいけませんよ」
凛「凛のスマホも買ってほしいにゃ」
海未「……返信していますね」
凛「あんまりグチグチ言ってたから代わりに返信しておいたにゃ」
凛「『うるさい』って」
海未「……」
ドスッ
凛「ゔに゙っ」 海未「人のスマホを見ただけでなく勝手な事を…」ゴゴゴ
ピンポーン
凛「ま、待つにゃ海未ちゃん、誰か来たにゃ」
海未「…」
ピンポピンポピンポ
海未「」ビクッ
凛「?」
バンバンッピンポピンポ
<イルノハワカッテンノヨ!
ガンガン
海未「……隠れてなさい」
凛「あれがにこちゃん?」
海未「隠れてなさい」ギロッ
凛「」ビクッ ピンポピンポピンポ
海未「…にこ、やめてください、近所迷惑で」ガチャ
にこ「誰がうるさいのよ誰がぁ!」ガシッ
海未「お、落ち着いてください!」
にこ「アンタが二日も連絡くれないからでしょーが!」
海未「あ、あれは友達がふざけて送っただけで……」
にこ「どーだか!なによ、アンタ昨日誰か泊めたの?」
海未「えっ」
にこ「朝一で返信来てんだから、アンタが送ったんじゃ無いならそういうことでしょ?」
海未「…えーと」 にこ「…まぁいいわよ、二日も連絡くれなかったんだから、ちょっとは埋め合わせしなさいよ…///」
海未「…そ、そうですね、では一旦いつもの喫茶店で話しましょう」
にこ「………………」
にこ「……何で?」
海未「えーと……部屋が散らかってるので…?」 カサッ
にこ「…」ピクッ
海未「!」ドキッ
にこ「…なんかいるの?」
海未「え、え〜と……野良猫を昨日保護しまして……」
にこ「……ふーん」
にこ「で、何?その猫は髪が長くて巨乳だったりするワケ!?」
海未「ちがっ…」
にこ「さぞかし可愛い声でニャーニャー言いながら膝に入ってきたりするんでしょうね!?」ズカズカ
海未「あぁっ!待ってください!」 海未「じ、実はですね、今居候が一匹いるのです」
にこ「匹…? って、動物?」
海未「そ、そうですね…動物と言いますか…」
にこ「何よ、ヒト科のメス?」
海未「えー…そのですね……」
猫「ニャー」
にこ「えっ?」
海未「……えっ?」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています