俺「力が欲しいか」花丸「欲しいズラ」 [無断転載禁止]©2ch.net
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
花丸「レズの力……?」
俺「ああ、その力は対象の女をレズに変えることができる」
花丸「……それって誰でもレズに変えられるの?」
俺「ああ、勿論だ。ただし、条件が一つある」
花丸「条件?」
俺「うむ。>>5をしなければ力は発動しない」 花丸「善子ちゃんにキス? ええー」
俺「なんだ嫌なのか?」
花丸「嫌じゃないけど、なんかハードルが高いずら」
俺「大丈夫。ヨハネもレズだから」
花丸「!?」
俺「どうだ? これでキスしやすくなったろ」
花丸「うん」 俺「というわけで、ヨハネをここに連れてきたよ」
善子「あれ、ずら丸。こんなところでなにしてるの?」
花丸「いきなり……」
善子「え?」
俺「うん、どうせキスするんだから早いも遅いも関係ないだろ」
花丸「うーん、たしかに」
善子「……」
俺「ああ、それと一つ言い忘れてたけど俺の姿は寺生まれにしか見えないからね。今はヨハネを相手にした方がいいよ」
花丸「それを早く言うずら」
善子「ずら丸……」
花丸「なに?」
善子「もしかしてあなたにも見えるの?」
花丸「……は?」 見えないのにどーやって善子を連れて来たし
とにかくあくあく 花丸(どういうことずら。善子ちゃんにも見えてるらしいけど)
俺「そんな馬鹿な」
善子「うんうん、ずら丸。ようやくあなたも気付いたようね。悪魔の存在に」
花丸「……悪魔ずら?」
俺「いや、俺は悪魔じゃないよ。天使だよ」
花丸「こんな不細工な天使は他に知らないけど、それより善子ちゃん本当にこれが見えてるの?」
善子「勿論、見えてるわ。その悪魔的な姿。ふふ、かっこいいわね」
花丸「あ、どうやら何も見えてないずら。ただの厨二病で安心した」 俺「ぐぬぬ、それより早くキスしてレズの力を使えよ」
花丸(言われなくても分かってるずら。ただ、まだ心の準備が)
俺「今更純ぶっても遅いぞ」
花丸(……うるさいずら)
俺「うぎゃ」ぼっ
花丸(うーん、それよりどうやって善子ちゃんとキスまで持っていこう。オラには経験ないし……、あ、そうずら。>>15をしよ) 花丸(リトルデーモンの契約の口づけと言うことで迫ろう)
花丸(リトルデーモンになってくれって、今まで何度も善子ちゃんにせがまれてたし)
善子「どうしたのずら丸? いつもより様子が変ね」
花丸「変とは失礼な……」
花丸「……よっ、善子ちゃん! マルを善子ちゃんのリトルデーモンにしてくださいっ!」 善子「えっ……、ほんと!? /// あんなに渋ってたのにどういう風の吹きまわし!?」パァァッ
花丸「えっと……堕天使ヨハネ様の魅力に取り憑かれてしまいました……」
花丸(なんか必死な感じ……。なんでおらは、リトルデーモンになってまで善子ちゃんとキスしようとしているのだろう……)
花丸(というかマルは、善子ちゃん呼びが好きなのにヨハネ様って……段階的に戻そう)
善子「へ、へぇ……! やっとヨハネの魅力に気付いたのね! 遅いじゃない!」ニヤニヤ 善子(あのヘンテコなキューピッド、やるじゃない……!)
善子(花丸を連れて来るなり「どうせキスする」とか言い出したり、「レズの力」とかわけわかんないこと言ったりして驚いたけど……)
善子(なかなかうまいこと懐柔したみたいね……!)
花丸「それでヨハネ様、契約の証ですが」
善子「契約の証?」 花丸「堕天使や悪魔と契約する際は、契約の印として口づけを交わすというのは常識ですよね!」
善子「……」ポーー
善子「なぁっ!? ///」ビクゥッ
花丸「あれ? まさか偉大なる堕天使ヨハネ様ともあろうお方が、このことをご存知でない……?」
花丸(このまま善子ちゃんとキスしたとして……。そもそもレズの力を手に入れてどうしようというのだろう……マルは……)
善子「え、あ、その……! /// そっ、そうよ! そんなの常識に決まってるじゃない! ///」 善子「ばっ、馬鹿にしないで欲しいわねー! /// これからあなたの主になるというものに向かってっ! ///」
花丸(やったぁ!!)
花丸(……ん? やった? やったってなんずら……?)
花丸「じゃあさっそく、失礼して……」ドキドキドキ
善子「あ、えっと、ぅ……/// あ、アンタからするのね、は、はい……///」ドキドキドキドキ 花丸「んっ……」チュ...
善子「んんっ……/////」
花丸「んぅ……ちゅう……」
善子「は……ん……んん……っ/////」
花丸「はむ……ふ……、ちゅ……」
善子「ちぅ……ぷ、はぁっ……! ///// ちょ、はなま……んんっ!♡/////」ピクピク
善子(え、なにこれぇっ!? ///// な、長くないぃ!? /////) 花丸「あむぅっ……ちゅぷっ」ニュプッ♡
善子「!!! ///// ぁ、ふあ……っ、んぅ……♡/////」ビクンッ
善子(し、舌ぁ!? /////)
花丸「ちゅく……っはむっ、んぁ……ふっ、ちゅるっ♡」アタマギュッ チュウウ...ニュプッ♡ ヂュプッ♡
善子「んん……!♡ ん、んっ、ちゅく……ちゅるっ♡/////」ビクッビクッ 花丸「はむっ……んっ、ちゅ……んちゅっ……れろっ……はふ、んちゅぅう……♡」
善子「ひゃ……んちゅ、ふぅっ、くちゅ……ぁ、あぅ♡///// ん、んくっ……ちゅぷっ♡」
花丸「ちゅる、んっ、ちゅ……あむ、んくっ……ふっ、んちゅっ……ちゅぱっ♡ ……はぁっ♡」
善子「ぷはぁっ……!♡ はぁっ、はぁ、はぁ……っ♡ はっ、はなまるぅ……♡/////」トローン♡
花丸「ヨハっ、善子ちゃん……♡」ウットリ...♡
花丸(……あれ? 何だろうこの気持ち……♡)ドキドキ
花丸(というか、善子ちゃんとのキスに夢中になりすぎたような……なんで?)ドキドキ 現実ならわかるけどね
擬音が多すぎるだけだとSSとしては読みにくい 俺「こ、こほん」
花丸・善子「「!! /////」」バッ
花丸「……ずっと見ていたなんて悪趣味な……」
善子「……すっかり忘れてた……」
俺「ひどっ!? 空気読んでずっと黙ってたのに!!」
善子「あー、そのー、ありがと。もう去っていいわよ」
花丸「黙って去ってってもよかったんだよ?」 俺「はいはい、去ります……ヨハネの願いはこれできっと叶うでしょう……俺は役目を果たしたので、さよならだ」
花丸「待つずら! レズの力って一体……」
俺「そんなものはない」
花丸「え……?」
俺「元々おまえは自覚がないだけでヨハネ以上にレズだ。そして、ヨハネに対して抱いていた好意すら無自覚」
花丸「えぇ……」ガーン 俺「レズの力は対象の女をレズに変えることができる――と言ったろ」
花丸「うん」
俺「それ、ヨハネ限定だから。というか、ヨハネはお前限定で既にレズだ」
善子「なんか恥ずかしいわね……」
俺「俺はヨハネの想いを成就させるために天界から遣わされたキューピッドだ」 俺「お前たち2人は既にレズなので、花丸がヨハネにキスすればヨハネをレズに変えられる」
俺「変えられるというか既にレズなので変わるも何もないけど、まあ嘘は言っていない」
花丸「『誰でもレズに変えられるの?』とマルが聞いて『勿論だ』って言ったのは嘘でしょ」
俺「まあ、それはそうだが……じゃあお前はレズの力が欲しかったのか?」
俺「ヨハネにキスして発動させて、ヨハネ以外の人に力を使いたかったか?」
花丸「ううん……今なら分かるずら。善子ちゃん以外の人に力を使う気も、善子ちゃん以外の人とキスする気もなかったずら……」
俺「やっと自覚を持ったか……お役御免だ」 俺「また俺を必要としている人間が見つかったので、もう行くから……幸せにな」シューン
花丸「あっ……」
善子「消えちゃった……」
花丸「おかしなキューピッドさんだったね……」
善子「そうね……」 善子「……あ、あのっ、花丸っ!」
花丸「何? 善子ちゃん」
善子「そのっ! り、リトルデーモンの契約の効力はその日限りなの!」
花丸「ええっ!? みっ、短すぎるずらぁ!!」ガーン
善子「だっ、だから! ずっと私のリトルデーモンで居たかったら!」
善子「毎日ヨハネとキスすることっ! いいわねっ! ///」 花丸「善子ちゃん……っ!」ウルウル
善子「善子じゃなくてヨーハーネーっ!」
善子「リトルデーモンの癖に呼び方戻してんじゃないわよ〜!」プンスカ
花丸「善子ちゃん、だーいすきずらっ♡」ギュッ
善子「こ〜ら〜! ずーらーまーるーっ! ///」ギュウ
おわり ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています