曜パパ「妻と娘に愛されすぎて困っている」 [無断転載禁止]©2ch.net
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渡辺家の近く
曜パパ(今日はお盆以来の久々の帰宅)
曜パパ(愛する妻と娘に会えるのはとても喜ばしいことだ)
曜パパ(喜ばしいことなんだが……)
コツコツ……
<ア!コノアシオトパパダ!
ダダダダ
曜パパ(…………お前は猫か?) 曜パパ(ドアを開ける前に軽く肩と腰を回してと……)グッグ
曜パパ(鍛えているとはいえ、俺ももう四十を超えた)
曜パパ(いつまで飛びかかってくる娘を受け止められるか……)
曜パパ(というより、いつまで飛びかかってくるつもりだ?)
曜パパ(曜ももう十七だぞ、十七)
曜パパ(曜はファザコン……なのだろうか……) ドア「ガチャ」
曜パパ「ただいま」
曜「パパおかえりーー!!」ダキッ
曜パパ「っと……飛びつくのは危ないからやめろっていつも言ってるだろ?」
曜「えへへ、ごめんなさい」
曜ママ「おかえりなさい。あなた」
曜パパ「ああ。ただいま」 曜ママ「お風呂にしますか?ご飯にしますか?」
曜パパ「先に風呂にするかな」
曜「久しぶりに私も入っていい?」
曜ママ「ダメよ曜」
曜パパ「そうだぞ曜。前にも決めた通り曜とはもう――」
曜ママ「ママが一緒に入るもの」
曜「ママずるい!」
曜パパ「…………いや、入らないからな。二人とも冗談はよせ」 曜「私は冗談じゃないよ!」
曜ママ「ママもなんだけど」
曜&曜ママ「「ねー」」
曜パパ「…………疲れてるんだ。一人でゆっくり入らせてくれ」
曜「はーい」
曜ママ「では、ご飯の仕度しておきますね」
曜パパ「ああ、頼む」
曜「…」ニッ
曜パパ「……」 曜パパ「曜」
曜「なにパパ!」
曜パパ「背中流しに来なくていいからな」
曜「……はい」シュン
曜パパ「…………」 風呂
曜パパ(ふぅ……)
曜パパ(やっぱり我が家はいいな……)
曜パパ(しかし……)
曜パパ(もう十七だというのに曜は相変わらず……母さんもだが……俺より年下とはいえもう四十超えてるんだぞ)
曜パパ(まぁ……嫌われてるよりは確かにいいんだが……)
曜パパ(昔はなにも考えず喜べていたのにな……) 回想
幼少期曜「ようね、おっきくなったらぱぱとけっこんするー」
曜パパ「ハハ、こやつめ」
小学生曜「将来の夢はパパのお嫁さんです」
曜パパ「こう言ってくれるのも後少しか……」
中学生曜「もうすぐパパと結婚できるね!」
曜パパ「ん?」
十六歳曜「これでパパと結婚できるね!!」
曜パパ「」
曜ママ「あなたどういうことですか?」ニッコリ
曜パパ「待て待て待て。違う。違うぞ」
回想終わり 曜パパ(曜の十六歳の誕生日の時は焦った……)
曜パパ(まさかあんなこと言い出すとは……)
曜パパ(さすがに冗談だったらしく、今では俺みたいな男と結婚したいと言ってはいるが……)
曜パパ(それはそれでどうかと思うのが正直な所だ)
曜パパ(一体どうしてこうなった?)
曜パパ(俺があまり家にいないせいか?)
曜パパ(反抗期もなく、優しい子に育ってくれたのは嬉しい……嬉しいが)
曜パパ(妻と娘に愛されすぎて困っている) 食事後
曜パパ「やっぱり母さんの作る飯は世界一旨いな」
曜ママ「ふふ、言い過ぎですよ」
曜「むー、明日は私が作るから!」
曜パパ「楽しみにしておく」
曜「パパなに食べたい?」
曜パパ「…………そうだな。ハンバーグにしよう」
曜「ハンバーグね!わかった!」 ソファに座る二人
曜パパ「曜」
曜「ん?」
曜パパ「学校はどうだ」
曜「楽しいよ!前にも話したけど千歌ちゃんと……みんなとスクールアイドル出来て、すごい充実してる」
曜パパ「……そうか」
曜パパ「アレ見たぞ。地区予選のだったか」
曜「え!?見たの!?」
曜パパ「まずかったか?」
曜「ううん……まずくはないけど……」
曜パパ「アイドルのことはよくわからんが……良かったぞ」
曜「えへへ……」 曜パパ「ヨーソローは驚いたけどな(笑)」
曜「あ、あれは!私は入れなくていいって言ったんだけど!」
曜パパ「いいんじゃないか。曜らしくて。父さんは好きだぞ」
曜「う、うん……ありがとう。へへっ」
曜ママ「人が洗い物してる間に娘を口説かないでください」ポスッ
曜「パパ、私のこと口説いてたの!?」
曜パパ「口説いてない」 曜ママ「ねぇ聞いてあなた」
曜パパ「ん」
曜ママ「この子ったら今年引っ越してきた子に嫉妬して塞ぎ込んでたのよ」
曜「ちょっ!ママ!?」
曜ママ「千歌ちゃん取られちゃったーって。ふふっ」
曜パパ「…………梨子ちゃんだっけか。髪の長い綺麗な子」
曜「……」ムスッ 曜ママ「ええ。すぐに機嫌を直したみたいだけど」
曜パパ「曜、解決したのか?」
曜「…………うん。一応……」
曜パパ「一応なのか……」
曜「…………」
曜パパ「ごめんな。遠くに引っ越しちまって」
曜「パパは悪くない!こんな立派な家すごいよ!!」
曜パパ「まだまだローン残ってるけどな」 曜「そ、そんなことよりさ!」
曜「パパってママや梨子ちゃんみたいに髪長い方が好きなの?」
曜パパ「どうした突然」
曜ママ「あなたが梨子ちゃんを褒めるからよ」
曜「ママは黙ってて!どうなのパパ!」
曜パパ「どうなのって言われてもな……」
曜ママ「あら忘れちゃったの?あなた、海風に靡く私の長い髪が好きだって言ってくれたじゃない」
曜「ほらー!やっぱり長い方が好きなんだ!!」
曜パパ「……昔の話だ」
曜ママ「そう……今はもう好きじゃないのね……切ろうかしら……」
曜パパ「もちろん今も好きだ」
曜ママ「ふふふ。私も好きですよ」
曜「娘の前でイチャイチャするなぁーーー!!!」 曜パパが洋画の字幕みたいな喋り方するのは>>1に貼ってあるスレのステイサムみたいな写真に影響受けてんの? 曜ママ「やだこわい。あなた助けて」スッ
曜パパ「曜、静かにしなさい」
曜「うぅ……だって二人が……」
曜ママ「まったく誰に似てこんな嫉妬深い子になっちゃったのかしら」クスクス
曜パパ「…………」
曜パパ(お前だよ。お前) 曜パパ「……まぁ、なんだ。曜、明日は出掛けるか?」
曜「いいの?」
曜パパ「ああ。お小遣いもほとんどアイドルの衣装に使ってるんだろ?」
曜「うん……」
曜パパ「禄に自分の欲しい物も買えてないだろうからな」
曜パパ「明日はなんでも欲しい物買ってやる」
曜「なんでもいいの!?」
曜パパ「いいぞ」
曜「ありがとうパパ!」
曜ママ「……」 曜「じゃぁ明日は久々に三人で買い物だね!」
曜ママ「残念だけどママは行けないわ」
曜パパ「何か用事でもあるのか?」
曜ママ「ええ、ちょっと」
曜パパ「……そうか。何か買ってくる物でもあるか?」
曜ママ「特に……欲しい物はあるけど」
曜パパ「なんだ?」
曜ママ「あなたの休日」
曜パパ「無茶言うな……」 >>33
曜が勝手に拘ってるということでここは一つ 曜ママ「だから曜。滅多にないパパとのデート楽しんでおいで」
曜「うん!ママの分も楽しんでくるからね!」
曜パパ「デートって……お前らなぁ」
曜「じゃ、私。明日のデートのために寝るであります!」
曜パパ「……おやすみ」
曜ママ「おやすみなさい。暖かくして寝るのよ」
曜「はーい!おやすみなさいっ」
― 男がメインのssでここまで不快にならないのは初めてだわ ―
曜パパ「相変わらず元気な奴だ」
曜ママ「そうですね。誰に似たのやら」
曜パパ「なぁ、○○」
曜ママ「はい?」
曜パパ「用事って嘘だろ?」
曜ママ「…………バレてましたか」
曜パパ「当たり前だ。何年の付き合いだと思ってる」
曜ママ「ふふふ、△△さんに嘘は付けませんね」
曜パパ「そんなに重症だったのか?」
曜ママ「あの子は抱え込むタイプですから……きっと見た目よりも深く」
曜パパ「そうか……」
曜ママ「ですから明日は、思いっきり甘やかしてあげてください」
曜パパ「ああ。任せろ」 >>11
善子母は名塚さんとかゆかなさんとか来るパターンだな 曜ちゃんファザコンだろうな。反抗期がない娘持つなんてうらやましい。 その代わり一年の間の結構な期間で離れてるんだっけ
だからこそか 既存キャラを自己投影の道具にするために変にするのやめて欲しい 曜パパはこんなキャラじゃないんだが?
>>1アンチか? |c||^.- ^|| 曜さんのパパも私の立派な妹ですわ〜 まずCVどうのこうの言ってるやつ自体が気持ち悪いよな >>80
これ
ラ板は特に声豚ばっかいるから
突っ込むやつがいない いや流石にこれで声豚云々の煽りに持ってくのは無理がある
>>1は単にイメージ付きやすいために言ったんだろうし >>83
バカな擁護だな
アンチか?
実際スレタイそっちのけで全く関係ないくっさいCV談義になってんだろスレ流れよく見てから突っ込めガイジ ドコモ持ってるやつってなんでこんなイライラしてんの?
料金高いの? 実際料金高い、NTTの対応が悪い、iPhone以外良機種がないで結構イライラするゾ 一軒目
曜パパ(まずは家電量販店)
曜パパ(ドライヤーでも買うのか?)
曜パパ(俺も新しい髭剃りでも……)
曜「あ、あった」
曜パパ「ん」
スタスタ
曜パパ「ミシンか」
曜「うん、家にあるのはもう古くて……やっぱダメかな?」 曜パパ「なんでもって言ったからな。選んでいいぞ」
曜「ありがとうパパ!」
曜「ん〜、どれにしようかな……」
曜パパ(真っ先にアイドルの衣装のためにミシンか……まったくこいつは)
曜「うわ、今こんな機能あるんだ……って値段……」
曜「やっぱこっちから……」ブツブツ
曜パパ「……」 曜パパ「曜。こっち側から選んでいいぞ」
曜「えっ?でもそっちのは……」
曜パパ「気にしなくていい、母さんも使うからな。折角だ、良い物を選べ」
曜「……パパ大好きっ」ギュッ
曜パパ「おいおい、人前でやめてくれ」
曜「へへっ、ごめんなさい♪」
曜パパ(パパ呼びも出来ればやめて欲しい所なんだがな) ※ミシンは車に置いてきました
二軒目服屋
曜「ちょうど冬服が欲しかったところなんだー」
曜パパ「11月とはいえ冷えてきたからな」
曜「ねー。えっと……今年の流行りは――」
曜パパ「気に入った服があれば深く考えず手にとっていいからな」
曜パパ「滅多にない機会だ。我慢しなくていい」
曜「いいの?あんなに高いミシン買って貰ったばかりなのに……」
曜パパ「ああ。女が服に金かかるのは理解してるつもりだ」
曜パパ「それにな、親に遠慮する必要はない」
曜「……うん、わかった!」 曜パパ(デートは否定したが、なんだかんだ昔を思い出すな)
―回想―
曜ママ「ねぇ△△さん。どっちが似合うと思いますか?」
曜パパ「そうだな……こっちがいいんじゃないか」
曜ママ「こっちですね、わかりました♪」
曜パパ「…………そんなあっさりいいのか?女物のセンスなんて俺には――」
曜ママ「いいんですよ。着飾った私を見せたいのは△△さんだけですから」
―回想― 曜パパ(次に帰って来た時は久々に二人で出掛けるかな)
曜「ねぇパパ、どっちが似合うかな?」
曜パパ「ん、そうだな」
曜パパ「曜にはこっちが合うんじゃないか?」
曜「…………」
曜パパ「どうした?」
曜「パパがこういうの即答するのって意外だなぁと思って……」
曜パパ「ははは、確かにな」
曜パパ「まぁ、なんだ。ああ見えて若い頃の母さんはめんどくさい所もあってな」
曜パパ「少しは女心について学んだもんだ」
曜「そうなんだ……いいなぁママ……」 曜パパ「いつかお前にも運命の人が現れるさ」
曜「運命の人……パパって結構ロマンチストだよね」
曜パパ「船乗りだからな」
曜「それって関係あるの?」
曜パパ「あるぞ。海は男の浪漫だ」
曜「なるほど」
― ―
善子(リア充っぽい冬服ってどれ買えばいいのかしら……)
善子(そもそも一人で買いに来たのが間違いだったのよ)
善子(次はママか曜さんと一緒に来よう……)
<パパフクエランデヨ!
善子(ん?この声は……)
曜パパ「さすがに一から選ぶのはな……」
曜「いいから!パパが選んでくれた服ならなんでも嬉しいよ!」
曜パパ「なんでもってなぁ、今時の女子高生の服なんてさっぱり」
曜「そんなの気にしないでパパが好きな服、着せたい服で選んで!一着だけでいいから!」
善子「…………」 善子(まさかこんなに早く曜さんと服屋で会うなんて……)
善子(でもこれ、見ちゃいけなかったやつよね……)
善子(曜さんて少しファザ……お父さん好き過ぎるとは思ってたけど……)
善子(見つからない内に退散するとしましょう……)
曜パパ「……どれ選んでも文句言うなよ」
曜「うん!」
曜パパ「ふぅ……さて、どれにするか」スタスタ
曜(ふふふ、パパがどんな服選ぶか楽しみだなぁ……ってあの団子は)
曜「あっ」
善子「あっ」
曜パパ「ん?」 じゃ津島家だけ書いてろゴミ
渡辺家はこんなんじゃねーよ死ねや \
 ̄ヽ、 _ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
`'ー '´
○
O
,,ト、,, ,,ィ ,ィ
_,,-;" '' ゛''" ゛';__
ヽ/""゛゛''`';, ノr´)
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,,'"|( d /oノ ド゛ `ミ
r ";,| ▼ ド゛ `ミ
(`ヽ';ヽ_人__ノ / ,,ミ゛、
ヽ、 '';,i⌒⌒ / リ ヽ、
/` ィ'r`''''""´ ,,ミ゛ |
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ ノ ̄ ̄ ̄ ̄
`ー ´ / /
,-ー´ /
((_(_(_ノ 外野の声は放っておいていいんやで
続きまってるよーそろー! 曜パパ「君は確か……同じアイドルの……」
善子「えっと……はい。後輩の津島善子です。曜さんにはいつもお世話になっております」
曜パパ「やっぱりそうか。丁寧にどうも」
曜パパ「初めまして、曜の父です。娘と仲良くしてくれてありがとう」
善子「そ、そんなお礼を言うのは私の方で……」
曜「…………」
曜パパ(さすがの曜も父親と二人でいる所を友達に見られるのは恥ずかしいだろう)
曜パパ(これで少しは落ち着いてくれるといいが)
善子(見つかっちゃった……月曜に曜さんになんて言われるか……)
曜「善子ちゃん!おはヨーソロー!私のパパ超かっこいいでしょ!!」
曜パパ&善子「「!!??」」 善子「え、ええ……声も見た目もすごくかっこいいわ」
曜「でしょでしょ!お盆以来に昨日帰ってきたばっかりなんだ!明日にはもういなくなっちゃうけど……」
善子「大変ね……でも仲良さそうで羨ましいわ……」
曜「ふふふ、今日はパパとデートなんだ!」
曜パパ「…………」
曜「善子ちゃんは今日一人?」
善子「ひ、一人よ」
曜「ならこの後、お昼一緒にしない?」
善子「え、でも……デートじゃ……」
曜「いいからいいから!」
善子(あっ、これ自慢したいやつだ) 曜「ね?パパもいいでしょ?」
曜パパ「あ、ああ……もちろん。彼女さえよければ」
曜「ほらね!パパの奢りだよ!」
善子「そんな……悪いし……」
曜パパ「お金のことは気にしなくていい」
曜パパ「代わりに娘の話を聞かせてくれないか?」
曜パパ「曜の友達と話す機会なんて滅多にないからね」
善子「…………そういうことでしたら」
曜「もう善子ちゃん、何緊張してるのー?」
善子(先輩の父親と食事なんて緊張するに決まってるでしょう……それに) 善子「あ、あの!曜さんのお父さん」
曜パパ「ん?お父さんで構わないよ」
善子「ありがとうございます。その……私も父とのことで相談したいことが……」
曜パパ「上手くいってないのかい?」
善子「はい……」
曜パパ「……そうか。俺でよければ力になるよ」
善子「ありがとうございます」
曜「善子ちゃん、お父さんと何かあったの?」
善子「ええ……中学の時、ちょっとね……」
曜「そっかぁ……優しそうなお父さんだったけどなぁ」 昼食中
――――
――
曜パパ「それで、喧嘩でもしたのかい?」
曜「」モグモグ
善子「はい。中三の時に……えっと……私の生活態度で揉めまして……」
善子「その時に父にひどいこと言ってしまって……それ以来、お互い避けるようになって……」
曜パパ「なるほど……」
曜「パパ、アーン」
曜パパ「やめろ」
曜「……」シュン
善子「…………」
曜パパ「そうだな……善子ちゃんは謝って仲直りしたいのかい?」 善子「仲直り……したいです……」
善子「曜さんとお父さんを見てたら少し羨ましく思えて……」
善子「二人で買い物行くのはちょっと恥ずかしいですけど……昔みたいに戻れたらなって」
曜パパ「ははは、確かにうちはレアケース過ぎるかもね」
曜パパ「曜、ほれ」アーン
曜「!」パァァ
曜「♪〜」ニッコニコ
善子「…………」
曜パパ「まぁ、なんだ。善子ちゃんが仲直りしたい、そう思ってるなら簡単なことだ」
曜パパ「今日、お父さんは家にいるのかい?」
善子「いえ……仕事に行ってました」
曜パパ「丁度いい、帰ってきたら出迎えてこう言ってあげなさい――」
――――
―― やっべ見直すと語尾のかい?が連チャンしてる恥ずか死 >>127
え〜!? 語尾のかい?が多すぎるのかい?(マスオさん) 今更だけどパロあります・・・あと・・・うん
エタるよりマシということで・・・・・・ ―
善子パパ(土曜だというのに会社に行き、時刻はもう九時過ぎ……)
善子パパ(ようやく我が家が見えてきた……)
善子パパ(はやく家に帰りたい……家に帰ってる所だけど帰りたい……)
善子パパ(ひどいと家にいるのに帰りたいと思ってしまう……)
善子パパ(癒やしが欲しい……かつての様に……) 回想
善子パパ「ただいま」
善子ママ「おかえりなさい。ほら善子」
幼善子「ぱぱぁおかえり〜」ダキッ
善子パパ「おー善子、良い子にしてたかぁ〜」タカイタカーイ
幼善子「してたよ〜はねほしいも〜ん」
善子パパ「そうか〜良い子にしてたか〜(はね?)」
回想終わり 善子パパ(もはや叶わぬ幻想……儚い夢だ……)
善子パパ(喧嘩以降、会話すらなく、嫁との仲も冷めていくばかり……)
善子パパ(俺はあの時……間違っていたのだろうか……)
善子パパ(善子の中二病をやめさせる……俺はただ善子のためを思って……)
― カツカツ
善子パパ(ふぅ……健康のためとはいえ階段はしんどい……)
善子パパ(玄関を開けたら善子が出迎えてくれるだけで仕事の疲れなんて吹き飛ぶんだがな……)
カツ・・・
善子パパ(まぁ高校生の娘が父親を出迎えてくれるなんてファンタジーすぎるが……)
ガチャ
善子パパ「ただいま」
善子「おかえり……パパ」
善子パパ「なん……だと……」 善子パパ「め、珍しいな善子」
善子パパ「どうした?何か欲しい物でもあるのか?」
善子「…………そ、そんなじゃないわよ」
善子「ただ……」
善子パパ「ただ?」
善子「仲直り……しようと思って……」
善子パパ「…………」 善子「あの時はごめんなさい!パパにひどいこと言って……」
善子「でも、堕天使をやめるつもりはない!私は今が最高に楽しいの!」
善子「それだけは譲れない……!!」
善子パパ「…………」
善子パパ(そうだ。善子は最初こそ不登校にまでなってしまったが)
善子パパ(今では友達も増え、中二病もアイドルという形で活かしている……)
善子パパ(あの時……ただやめさせようとするのではなく、中二病との付き合い方を教えるべきだったんだ……!)
善子パパ(そう……間違っていたのは善子じゃない、俺の方だ) 善子パパ(ならば俺に出来る償いはなんだ)
善子パパ(ただ善子と仲直りするだけか?いや違う)
善子パパ(それだけでは足りない)
善子パパ(善子の理想。理想の父親になるのだ)
善子パパ(善子が格好いいと言ってくれたあの頃の俺に……!) 善子パパ「ククク……フハハハハハハ!!」
善子「ど、どうしたのパパ……」
善子パパ「パパだと?間違っているぞ堕天使ヨハネ!」
善子「!?」
善子パパ「俺は闇の炎の使い手<ダークフレイムマスター>」
善子パパ「世界を手にする男だ」
善子「……」
善子パパ(さすがにもうきつかったか……?)
善子「遂に記憶を取り戻したのね!!」 善子パパ「あ、ああ……君のおかげで復活することが出来た……礼を言う」
善子「礼なんて……私のせいであなたを深く傷付けてしまった……」
善子「親子喧嘩<ラグナロク>の時は悪かったわ……」
善子パパ「気にすることはない。こうして再び巡り会えたのだから」
善子パパ「再会を祝して明日は魔都にでも行かないか?」(東京行くか?)
善子「あなたは復活したばかり……休息が必要なのでは……」(休日出勤で疲れてるんじゃ?)
善子パパ「休息など必要ない。右腕が疼いて仕方ないのだ。ヨハネの望む物すべて破壊してくれる」(なんでも買ってやるぞ)
善子「闇の炎の使い手<ダークフレイムマスター>……!!」 ガチャ
善子ママ「あなた達、玄関で何を騒いで……」
善子「!」
善子パパ(しまっ――)
善子ママ「あなたそのポーズ…………」 善子パパ「…………ああ。今、目覚めたばかりだ……久しぶりだな<氷の魔女>よ」
善子ママ「会いたかったわ。闇の炎の使い手<ダークフレイムマスター>」
善子ママ「あなたの力が必要なの!力を貸して!」
善子パパ「…………何があった」
善子ママ「儀式のために新しい魔具が必要なの……けれど私では魔具を守る結界(値段)が破れなくて……」
善子ママ「あなたの火力(財布)が必要なの!」
善子パパ「…………貴様の蓄えた魔力(貯金)で十分なのでは」
善子ママ「私の魔力(貯金)は予言の日まで使うことは出来ないのよ……どうかお願い……」
善子パパ「…………」 善子パパ「フフフ……フハハハハハハ!!!」
善子パパ「いいだろう!我ら三人が集ったのだ、明日は破壊の限りを尽くしてくれよう!!」
善子ママ「あなた!」
善子「パパ格好いい!」
善子パパ(これでいい……二人が笑顔になるなら……俺の財布など……)
善子パパ(やってて良かった社畜!)
おわり おまけ@ 今もなお
曜ママ「ねぇ曜。パパとのデート楽しかった?」
曜「うん!最初は電気屋さんでしょ。次に服屋、ご飯食べて、制服ショップ行って、ゲームセンター行って」
曜「遊び疲れちゃった」
曜ママ「そう、良かったわ」
曜「それにね、コレ見てよ!パパが私のために選んでくれた服なんだ〜」フリフリ
曜ママ「…………素敵な服ね。大事にしなさい」
曜「もちろん!」
曜ママ「ねぇ曜」
曜「ん?」
曜ママ「妹と弟、どっちがいい?」
曜「ちょ!?やめてよ!年頃の娘にそんなこと聞かないで!!」
曜ママ「ふふ、冗談よ」 おまけA 天使
善子ママ「善子は本当に天使みたいね〜」
幼善子「よしこ、てんしなの?」
善子ママ「ええ、そうよ〜。私が魔術で天界から天使のあなたを呼び出したの(なんちゃって)」
幼善子「ほぇー」キラキラ
幼善子「よしこはねほしい!」
善子ママ「善子が良い子にしてたらきっと生えるわよ」
幼善子「いいこにする!」
善子ママ(ふふ、まぁこれくらいなら……) 善子パパ「なぁ、最近善子が天使だの天界だの羽だの言ってるがお前なにか吹き込んだか?」
善子ママ「…………ふ、フキコンデナイワヨ」
善子パパ「お前なぁ!善子には俺達みたいな重い十字架背負わせないためにも普通の名前を授けたんじゃなかったのかよ!!」
善子ママ「だってしょうがないじゃない!善子が天使すぎるんだもの!!」
善子パパ「確かに善子はお前に似て天使だけどもこれ以上変なこと吹き込むなよ!」
善子ママ「あなただって抜けきってないくせに!」
善子パパ「お前の前だけだよ!」
善子ママ「ぐっ……」
起きてた幼善子(ほんとうにわたしてんしなんだ……!)
善子の勘違いは加速していた おまけB 仕事の出来る女
善子パパ「最近、善子が生放送してるの知ってるか?」
善子ママ「ええ」
善子パパ「生放送が危ないのはお前も知ってるだろ?それとなく同じ女のお前からやめる様言ってくれないか」
善子ママ「そうね……善子ももう中学生。エスカレートして何をしだすかわからないものね……任せて」
―
善子ママ(頭ごなしに否定するのはよくないわ。まずは善子がどんな生放送をしているのか把握しないと)
善子ママ(あった、これね。どれどれ……)
『今のヨハネ様のママ!?』
善子ママ(ああ、そういえばこの前、放送中に部屋に入っちゃったんだっけ)
『わっかw』『やっぱ堕天使のママも天使だなw』『ママ何歳なの?』
『女神だ……』『パパが羨ましいな』
善子ママ「…………」 善子ママ「善子」
善子「なに?」
善子ママ「生放送における炎上対策、また炎上した際の対応マニュアル。過去の炎上事件をリストアップしておいたわ」
善子ママ「必ず目を通す様に」
善子「え……うん、ありがと」
善子ママ「あと、出来ればでいいんだけど私も生放送に」
善子「無理」
善子ママ「えっ?」
善子「絶対に嫌」 おまけC らぐなろく
善子パパ「善子、来年にはお前も高校生なんだ。いい加減堕天使は卒業しなさい」
善子「何よ!パパとママだってやってるじゃん!」
善子パパ「…………俺達は家の中だけだ。善子だってわかってるだろ?そんなんじゃ高校でも友達出来ないぞ」
善子「余計なお世話よ!パパなんて闇の炎の使い手でなければあんな美人なママと結婚出来なかった癖に!!」
善子パパ「」グサッ
善子「闇の炎の使い手じゃなきゃ全然格好良くないパパなんて嫌い!」
善子パパ「ぐはっ!」
善子「もう話しかけないで!」
バタン
善子ママ「あなた大丈夫?私が治癒魔術を……」サスサス
善子パパ「大丈夫だ……昔よく似た顔に言われたからな……それとな、善子のためにも俺達ももう一度封印しよう」
善子ママ「えっ」 一家揃って中二病w
邪王真眼の使い手はまだですか? 美人なママとか自分に瓜二つな母親捕まえてよう言ったわ
なかなかのナルシストだな 父娘ものでしか抜けなくなったから俺得のSSだった
もっと増えないかなこういうの ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています