ダイヤ「黒澤9姉妹の日常」千歌「五女なのだ!」 [無断転載禁止]©2ch.net
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千歌(アンバーは今日ダイヤねえに恩返しをします!)
千歌(厳しいけど、とっても優しいダイヤねえ――)
千歌(小さい頃からいつか大きくなったら恩返しするんだ、って思ってたの)
千歌(だから、今日はアンバーが今までしてもらったことを恩返しするね!)
千歌「待っててね、ダイヤねえ!」
ダイヤ「呼びました?」
千歌「うわっ……!?」 千歌「え、えっとダイヤねえはなんでここに?」
ダイヤ「お風呂をいただこうと思いまして」
千歌「っ!」
千歌(これはグッドタイミングだよ! まずはお風呂で恩返ししよう!)
ダイヤ「では、わたくしはお風呂をいただきますわね」
千歌「うん、ごゆっくり!」 ダイヤ「ふんふーん♪」ヌギヌギ
千歌(鼻歌歌いながら脱衣するダイヤねえかわいい)
ダイヤ「」ガチャッ
千歌「お、ダイヤねえ入ったかな?」
千歌「じゃあアンバーも――」ヌギヌギ
ダイヤ「……誰かいますの?」
千歌「アンバーでーす」
ダイヤ「あぁ、アンバーですの」
ダイヤ「……なんでいますの?」 千歌「じゃあ失礼しまーす」
ダイヤ「っ!? な、なぜ入ってきますの!?」
千歌「まあまあ、背中流すからあっち向いてて」
ダイヤ「な、なんですの、急に――」
千歌「今日のアンバーはダイヤねえに恩返しするのだ!」
千歌「まずはダイヤねえの身体を洗ってあげるね」
ダイヤ「自分で洗えますわよ!」 千歌「でもダイヤねえ昔アンバーの身体洗ってくれたでしょ?」
ダイヤ「まあ、アンバーが小さい頃には」
千歌「だからその恩返しなの!」
千歌「ほら、あっち向いてて」
ダイヤ「で、ですから!」
千歌「えいっ」セナカツーッ
ダイヤ「ひゃうっ!?」ビクッ
千歌「恩返しするんだからじっとしてて!」 千歌「うわぁ、ダイヤねえ肌白い」
ダイヤ「あ、あまりじろじろ見ないでくださる?」
千歌「えー、いいじゃん姉妹なんだしー!」
ダイヤ「姉妹でも恥ずかしいものは恥ずかしいですわ!」
千歌「あ、ダイヤねえの白い肌傷つけないように手で洗うね」
ダイヤ「へ?」
千歌「うりゃー」ヌチャァ
ダイヤ「ひゃあっ!?」 千歌「どう? ダイヤねえ」
ダイヤ「くすぐったいですわ……!」プルプル
千歌「ダイヤねえの肌すべすべで気持ちいい」
ダイヤ「んぅっ。本当にくすぐったいですわ……」
千歌「あ、ダイヤねえ色っぽい声出してる」クスクス
ダイヤ「だって、声が勝手にぃ、あぁっ♡」
千歌「前の方も洗ってあげるね」
ダイヤ「ま、前は結構ですから! んんぅっ♡」 ――
ダイヤ「はあ、ひどい目にあいましたわ……」
千歌「えー、アンバー頑張ったのに」
ダイヤ「いえ、気持ちは嬉しかったんだけれど――」ガチャッ
ダイヤ「ふふっ」ペリッ
千歌「あ、ダイヤねえプリン食べるの?」
ダイヤ「えぇ、お風呂上りに食べようと取っておきましたの」パクッ
ダイヤ「んんぅ♡ おいしいですわ♡」 千歌(こ、これはダイヤねえにあーんできるチャンス……!)
千歌(もう少し機を伺おう)ジーッ
ダイヤ「……ん?」
千歌「……」ジーッ
ダイヤ「はぁ、仕方ないですわね」スッ
千歌「え?」
ダイヤ「あーん」
千歌「あ、あーん、ぱくっ」 ダイヤ「おいしい?」
千歌「うんっ!」
ダイヤ「それはよかったですわ」
千歌「……って、ちがうよ!」
ダイヤ「何が違うんですの?」
千歌「逆だよ逆!」
ダイヤ「逆って? スプーンは逆じゃありませんけど?」 千歌「じゃなくて逆なの!」
ダイヤ「ですから何が!?」
千歌「アンバーがダイヤねえにあーんするの!」
ダイヤ「……はあ?」
千歌「スプーン貸して」
ダイヤ「いや、自分で食べられますわよ?」
千歌「いいからっ!」 千歌「ダイヤねえ、あーん」スッ
ダイヤ「いえ、ですから」
千歌「ダイヤねえが食べないんだったらアンバーが全部食べちゃうよ?」
ダイヤ「なっ! プリンを人質に取るなんて……!」
千歌「だから、あーん」
ダイヤ「あ、あーん」パクッ
千歌「ダイヤねえ、おいしい?」
ダイヤ「えぇ、まあ」 千歌「じゃあもう一口、あーん」
ダイヤ「まだやりますの!?」
千歌「全部食べ終わるまでやるけど?」キョトン
ダイヤ「恥ずかしいんですけど」
千歌「えー、アンバーはダイヤねえに食べさせてもらうといつもよりおいしく感じるのに」
ダイヤ「ま、まあ、それはありますけど……」
千歌「ふふ、じゃああーん」
ダイヤ「あ、あーんですわ」パクッ ――
ダイヤルーム
ダイヤ「恩返ししてくださるのは嬉しいけど、なんというか恥ずかしいですわ……」
ダイヤ「今日はと言っていましたしもう終わりですわよね」
ダイヤ「さて、そろそろ眠りましょう」
コンコンコン
ダイヤ「? はーい?」
ダイヤ「この時間に尋ねてくるとするとルビィかサファイアかオブシディアンでしょうか……」
千歌「ダイヤねえ! 一緒に寝よう!」ガチャッ
ダイヤ「あ、アンバー!?」 千歌「えへへ、一緒のベッドで寝るのなんて久しぶりだね、ダイヤねえ?」
ダイヤ「アンバーが小学校入る少し前以来?」
千歌「んーん、最後に寝たのは小学3年生の時」
千歌「アンバーがオブシディアンちゃんと喧嘩したときにダイヤねえがおいでって」
ダイヤ「……そんなこともありましたわね」
千歌「あの時ね、すっごくダイヤねえが温かかったんだ」
千歌「アンバーの話を聞いてくれて、一生懸命考えてくれて」
千歌「おかげで次の日には仲直りできて」エヘヘ 千歌「あの時のダイヤねえね、こうしてアンバーの頭なでてくれたんだ」ナデナデ
ダイヤ「……よく覚えていますわね」
千歌「だって、すっごく嬉しかったから」
千歌「小学校に入ってからいつもアンバーのこと叱ってダイヤねえはアンバーのこと嫌いになったんだ、って思ってたの」
千歌「けど、本当はアンバーのことすごく思ってくれてるっていうのがわかって」
千歌「ダイヤねえのこともっと大好きになったんだよ」ニコッ
ダイヤ「わたくし、アンバーのことを一度も嫌いだなんて思ったことありませんわよ?」ナデナデ
千歌「ん、ありがとう」 千歌「ダイヤねえ」
ダイヤ「なんですの?」
千歌「あのね」
ダイヤ「?」
千歌「だいすきっ!」モギュッ
ダイヤ「っ!」
ダイヤ「わたくしも大好きですわよ、アンバー」ナデナデ 千歌「えへへ、すぅ、すぅ……」
ダイヤ「もう、寝てますの!?」
ダイヤ「寝つきがいいのは昔から変わっていませんわね」クスクス
ダイヤ「少し恥ずかしかったけれど、恩返し嬉しかったですわ」ナデナデ
ダイヤ「あんなに小さかったアンバーがこんなに大きくなりましたのね」ナデナデ
ダイヤ「おやすみなさい、アンバー」 ――
翌日
千歌「待てー! アクアマリンちゃん!」ドタドタ
ダイヤ「……なんの騒ぎですの?」
果南「あ、ダイヤ! アンバーが一緒にお風呂に入ろうとしてきて!」
ダイヤ「一緒にお風呂に――あぁ……」
千歌「今日はアクアマリンちゃんに恩返しするのっ!」
ダイヤ「って言ってますわよ?」
果南「でもこの歳で一緒にお風呂は恥ずかしいって!」
千歌「待てー! アクアマリンちゃん!」ドタドタ
ダイヤ「ふふ、あまり家の中で暴れてはいけませんわよー」クスクス
おわり |c||^.- ^|| |c||^.- ^|| |c||^.- ^|| |c||^.- ^|| |c||^.- ^|| ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています