仕事で不参加の夫を家に残して、町内会の慰安旅行に行った時のことです。昼間はみんなで観光をして、夜は温泉旅館で大宴会です。
 適度に酔っ払った頃、町内会長のTさん(52歳)が戸口で私を手招きするのです。私は彼に好意を抱いていたのでウキウキしながら外に出てみると「コオロギが鳴いてますよ」って。
 旅館の周りは真っ暗で、その闇の中からコオロギの鳴き声が聞こえてきます。ロマンチックだなぁと思いながら耳を澄ましていると、どこからか喘ぎ声が聞こえてくるのです。
 「あ〜ん、もっと突いてぇ」
 それは旅館の窓から聞こえてきます。2人の間に淫靡な空気が流れました。すると彼が私の手を握り締めたのです。
 「僕は前から、奥さんのことが好きだったんだ」
 「私もよ。そうじゃなきゃ、町内会の慰安旅行になんか参加しないわ」

 私たちはもっと暗い闇を目指して移動しました。すごい田舎で街灯もないから、自分の手も見えないぐらい暗いのです。
 「なんだか怖いわ」
 「僕が付いているよ」
 彼にギュッと抱き締められると、下腹部に硬い物が当たるのです。
 「大きくなっちゃった?」
 「うん。触ってくれる?」
 彼がズボンを下ろして私の手を股間へ導きました。

 「ああん、すごいわ」
 私はそれを握りしめて上下にしごいてあげました。すると彼は私のスカートの中に手を入れて割れ目を指先でなぞるんです。
 「ああっ、ダメよ」
 「もうグショグショになってるじゃないか」
 彼はアソコに指を挿れてクチュクチュと掻き回します。私はもう限界です。
 「ああぁぁん、もう挿れて」
 彼は立ったままペニスを挿入してくれました。暗闇ではぐれてしまうことを恐れてか、きつく抱き締めたまま腰だけを器用に動かして私のアソコを掻き回してくれるんです。
 「ああっ、もうイキそう!」
 「俺ももう出そうだ!」

 2人が絶叫した瞬間、コオロギの声を車のエンジン音が掻き消しました。と思った時には私たちは眩しいヘッドライトの中にいたのです。暗かったので気付かなかったけど、道端でセックスしていたのでした。
 幸運にもその車は町内会とは無関係だったのでよかったのですが、驚いた拍子に中出しされちゃって、今は生理がくるか不安な日々をすごしています。
(書き手・

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