このボールは、アプリ開発などを手がけるIT企業と大手電子部品メーカーが共同で開発したものです。

硬式野球のボールの中心部に特殊なセンサーと通信機器が内蔵されていて、大きさや重さは通常のものと全く変わりません。
センサーがボールの動きを検知して無線通信でデータを送り、専用のアプリを入れたスマートフォンに球速や変化球の種類などを即座に表示することができます。

特に、バッターが打ちにくい球の「キレ」や「伸び」を左右すると言われる回転数もわかることが特徴。
アマチュアからプロまでピッチャーの育成やコンディションの管理などに活用できるということです。

このボールで実際に投球を行った元プロ野球選手の宮本和知さんは「握った感じは、ふだん使っている硬式のボールと同じで、違和感なく普通に投げられます」と話していました。

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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170926/k10011155871000.html