――早大時代には「プロ引退後は政治家を目指す」と発言したことも

 斎藤:今考えると恥ずかしい話だよ。リップサービスのつもりで言ったんだけど、本当に恥ずかしい。
今の時代、簡単に“なろう”なんて言える話題ではない。

 ――当時、本当にやりたい引退後の職業などはあったのですか

 斎藤:なかったね。正直、野球のことしか考えてなかった。よく言われるのが、大学を出てるから引退後は何でもできるね、とか。
そのために大学行ったんでしょう、なんて言われるけど、本当に野球以外のことは考えられなかったから、そんなことを考えたことは全くなかった。

 ――今も

 斎藤:もちろん、たまに引退後のことを考えることはあるよ。だけど、考えていると、ふと
「俺は今ずっと夢見てきたプロ野球選手の仕事ができているのに、なんで辞めた後のことを考えてるんだ」ってなる。
冷静に考えたらおかしいもんね。好きなことをやらせてもらってるのに、終わった後のことを考えてるなんて。
その考える時間があったら、プロ野球選手としてもっといい成績を残すためにどうすればいいかを考えたほうがいいから。
だから引退後の話よりも、そのことを考えるほうが多いね。

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