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宛先の無いラブレター(一休贋艶詩作家説・くま説)
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題圓悟大師投機頌後 円悟大師投機のじゅののちに

新題小艶一章詩    新たに題す小艶一章の詩
詩句工夫説向誰    詩句のたれにせっこうせん
残生白髪猶淫色    残しょう    色に淫す
鬼眼閻魔決是非    鬼げん  是非を決せん

くま訳
円悟大師投機頌にあやかって、
新しく小艶詩詠んでみた。
さてと、せっかく工夫を凝らして詠んだ詩である。誰宛てに詠んできかせようか
老い先短い白髪になった今も、淫欲が残っている。
閻魔様が、ちゃんと是非を見極めてくれるさ。

*投機:道と一体化、心と一体化という事である、ということ。*頌:じゅ、しょう 仏の徳をほめたたえ
るうた。*圜悟克勤(えんご こくごん):1063 – 1135年。臨済宗楊岐派。贋艶詩を静かに吟じで 天地を
動かし仏祖の機に合致して大悟した。公案集『碧巌録』の著者。(*)贋艶詩とは、フィクションの艶詩
を吟じて大悟する技があったのでありますかね。(この辺については、蔭木英雄先生の『一休宗純の詩観・
詩風』参照)*圓悟大師投機頌、↓を読んでみたのであるが、なんでこれが、投機の偈なのか、さっぱり分
からんのである。まぁ、何か意味があるのでありましょう。

圓悟和尚投機偈曰        に曰く
金鴨香消錦繍帷   金おう香しょうす錦しゅうのとばり 
笙歌叢裡醉扶歸   しょう歌そうり酔うてたすかって帰る
少年一段風流事   少年一段風流の事
只許佳人獨自知   只許す佳人独り自ら知る

くま訳
輝く渡り鳥のような貴方は、錦の刺繍のほどこされた帳の内に去り、残り香は消えた。
草むらに隠れて、貴方の笙歌に酔い、耳に残るその歌声にささえられて、なんとか帰ってきた
帳の中にあなたと供に消えた若者は、一段と風流であった。
私は、あなたを許す。美しい貴方のことを。私は、自分のことを知っているのだ。

*笙歌:笙に合わせて歌うこと。また、その歌。せいか

(な)君は、真面目な人である。
なよなよとした精神を
自分でぺんぺんするのです。
よしよししては、いけません。

(に)君は、真面目な人である。
忍の一字で耐えるのだ。
今はどんなにつらくとも、
明けない夜は、無いのだよ。

(ぬ)君は、真面目な人である。
ぬるま湯は危険だよ
ゆで蛙になちゃうよ。
蛙蛙蛙蛙蛙蛙あ
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    / /
    /   パカ
   / ∩∧_∧    やぁ!
   / .|(´‐(ェ)‐`)_
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