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『I AM THAT 私は在る』
【32 生は至高のグルだ】(つづき)

 質問者 あなたがどうやってマインドを超えたのか、尋ねてもよいでしょう
 か?
 マハラジ
 グル(師)の恩寵(おんちょう)によってだ。
 質問者 彼の恩寵はどのような形を取ったのでしょうか?
 マハラジ
 彼は、何が真実なのかを私に告げたのだ。
 質問者 あなたはそれについてどうしたのでしょう?
 マハラジ
 私は彼を信頼し、それを覚えたのだ。
 質問者 それですべてですか?
 マハラジ
 そうだ。
 私は彼と彼の言ったことを覚えていたのだ。
 質問者 それで充分だったというのですか?
 マハラジ
 これ以上何をする必要があるだろう?
 グルと彼の言葉を覚えていることは相当なことなのだ。
 あなたへの私のアドバイスはさらにやさしいものだ。
 ただ、あなた自身を覚えていなさい。
 「私は在る」はあなたのマインドを癒し、それを超えていくのに充分だ。
 私はあなたを迷わせたりしない。
 なぜそうする必要があろうか?
 私があなたから何を欲するというのだろう?
 私はあなたの幸福を願っている。
 それが私の本性なのだ。
 どうしてあなたを惑わせたりするだろうか?
 一般的な常識でさえ欲望を満たしたいのならそれを思いつづけなさいと言う。
 もしあなたが自己の本性を知りたいと望むなら、あなたの存在の秘密があば
 かれるまで、つねに自己をマインドに思いつづけるべきだ。
 質問者 なぜ自己想起が真我の実現をもたらすのでしょうか?
 マハラジ
 なぜなら、それらは同じ状態の二つの側面だからだ。
 自己想起はマインドの領域内にある、真我の実現はマインドを超えてある。
 鏡のなかに映っているイメージは、実際は鏡のこちら側にある顔のものなの
 だ。
 質問者 まったくそのとおりです。しかし、目的は何でしょうか?
 マハラジ
 他者を救うためには、人は救いの必要性を超えていなければならない。
 質問者 私が望むのは幸福だけです。
 マハラジ
 幸せになるために、幸せで在りなさい。
(´・(ェ)・`)
(つづく)