はい。いったん落ち着いたということで
今日は二元論についてお話していきたいと思う。
しばらく、成功するための考え方を発信できなくてごめんよ。

結果論でもそうなんだけど、人は原因と結果をすぐ結び付けたがるし
善悪を判断したり、ありとあらゆることを〇か×かに分類したがる。
人はもともとこういう分類が好きな生き物で、必ずしも二元論や結果論というのは
問題解決に役に立つわけではないんだ。

例えば、古代ペルシャの使者には、悪天候が続くと非難される天気予報士と
勝利を知らせる時には盛大に歓迎され、敗戦を知らせる時には処刑される使者がいた。
天候の良し悪しと、天気予報士の間には、因果関係はないよね。
同様に、戦争の結果を知らせる使者と、戦争の結果にも関係はない。
であるのにもかかわらず、これら両者は結び付けられてしまう。

確かに、時には、ある程度、単純化して物事を考える必要があるよね。
実際に、私たち人間を含む動物は、Aという情報が与えられればBをする
というような、反射的な行動をする習性を持っているんだ。

複雑な問題を処理する場合、ある程度単純化して考えなければ、理解しづらいよね。
しかし、単純化しすぎてしまうと、問題解決には役に立たなくなってしまう。
複雑な問題は、ある程度複雑なまま理解しないといけないんだ。
だから、白黒はっきり決めるような二元論や、結果論は、多くの場合で役に立たないんだ。

ちょうど、たくさんレスを投稿してくれた人がいるんだけど
彼もまた、二元論的な考え方をしている人だった。
本来、成功の法則は、白黒はっきりしているようなものではないよね。

限りなく白に近い考え方を持っている人もいれば、白みの色が強いグレイ
はたまた、殆ど黒に近いグレイのような考えの人や、黒い考え方を持ってる人もいる。
本来はこういった、色のバランスの問題であるべきところが、二元論では
そうした議論がすべて飲み込まれ、相手にレッテルを貼り攻撃することに終始してしまう。

人は、二元論的な考え方に陥りやすいという事実を、しっかりと認識しておいてほしい。
誰だって、自分の考え方が一番好きなんだ。
ただそれが、万人に共通して使える考え方なのかというと、決してそうではない。

俺が今まで話してきた、続ける法則やそのほかの知識。
これを自分なりに、アレンジして使ってもらうのが一番いいと思う。
もちろん、君にフィットするのであれば、そのまま使ってほしい。

大学受験、登山、ミュージシャン、画家、声優、学者
色んな目標があると思うけど、やはり目標によって、調整すべき部分は出てくると思う。
この成功法則を、どうやって自分の目標に使ったらいいのか分からない場合は
気軽に質問してほしい。

今日はそんなところかな。皆さん良い1日を。