これお前だろ。これは天風がきいた天の声とはちょっと違うな。
なんだったら詳しく説明したろうか?



天風師のいう「天の声」とは、瞑想中、あらゆる雑念を取り払って
無念無想の境地にいたったとき聞こえてくる「音無き音」

それは物質的な音ではないが
あらゆる音と想念を無にしたとき
あらゆる物質や非物質が放つ、宇宙を構成する最も基本的な振動音が聞こえてくる。
それが「天の声」

瞑想は「天の声」を聴き始めて、はじめて瞑想と言えることになるが、
天風会の人間は、天風師があれほど著書に書き残されているにも関わらず
「天の声」の存在や意味を知らずにいるのは
悲しきことだ。 }