白痴の天才

佐藤「『LILIUM』の台詞で『ジャスミン・クレマティス・ミモザ』って言わなきゃいけないところを、加賀ちゃんと佐々木ちゃんの名前がすごい頭に浮かんで来て『加賀…、ジャスミン、、、』ってなって…」
道重「…マジで…?」
佐藤「ファンの人から『あれ台本だったの?』って聞かれたから、『台本じゃなくてあれリアルに間違ってるんですよ…』って答えたんですけど」
道重「本番で間違ったの…?」
佐藤「うん…!」
道重「なんで?!(笑)」
佐藤「あと、『上手(かみて)に掃けるわよ』を『下手(しもて)に掃けるわよ』って言っちゃったり、いろいろしちゃって、末満さんにチョー怒られたんですよ」
道重「うん、そりゃー怒られるだろうね」
佐藤「『ジャスミン・クレマティス・ミモザ』は『田辺・加賀・佐々木』って言っていいよって言われたんですけど、今度は田辺ちゃんの名前が出てこなくなって…(笑)」
道重「じゃあその台詞は最終的には末満さんはどうしてくださったの?」
佐藤「いろいろ変わって、最終的には『狼男・フランケン・ドラキュラ』ってなったんです」
道重「じゃあ元の台詞も途中経過のやつも全然覚えられなかったんだね」
佐藤「そう。まさきは『ピーマン・いちご・さくらんぼ』って言いたいって言ったんですけど」
道重「もうやだー(笑)。それ末満さんに言ったの? 末満さんポッカーン…ってしてたでしょ?」
佐藤「『おい!』って言われて、『あ、でも、まさそっちのほうがスラスラ言えます』って言ったんですけど」
道重「(笑)」
佐藤「プリンセスマーガレットの歌をアレンジしたのは、まさが勝手にやりました。『ご存知かしら♪』のところとか『ひれ伏しなさい!』とか」
道重「えっ。上手いね。観に行ったとき、佐藤の曲は佐藤らしさとマーガレットという役のかわいらしさとがすごいマッチしてて、あの歌のときの佐藤はめっちゃ輝いてたよ」
佐藤「『こうやりたいです!』って言ったら『いいよ』って言われたから、エッちゃん先生には言わないでやったら怒られました。『確認しよ。でもすっごく良かったから、確認したら100点になれるから』って言われて」
道重「マーガレットには自信あったでしょ?」
佐藤「マーガレット大好きでした! 大好きだからいろんなメロディが浮かんできました」